田川伸一郎のブログ

群馬県の中学校バンド

土曜日の山梨県に引き続き、昨日の日曜日は、群馬県の中学校にお伺いさせていただきました。
西関東支部の学校に2日連続のお伺いとなりました。


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こちらの学校へ行くのにも片道約3時間、往復6時間の移動です。
記事にはアップしていませんが、山梨の前日の金曜日には、茨城県水戸市の小学校へ伺っており...
3日間、「長距離ランナー」の田川でした。
さすがに身体には堪えます。 

でも、先生や生徒さんたちにお会いすると突然元気になり、エネルギー全開!
その反動は、帰りや翌朝ぐわーっと出ます。 トホホです。

この中学校の先生は、とても丁寧な方で、毎回、改札口までいらしてお迎えくださいます。
何度か伺っているので、「駅の下でお待ちください」とお話ししているのですが。
車をわざわざ駐車場へ入れて、階段を上がって...
改札口に向かう私の姿が見えると、何度も深々と頭を下げながら、私が出て行くのをお待ちくださいます。
そして、「遠くから本当にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」と、丁寧にご挨拶くださいます。
私は「やっと着いた~。疲れた~」なんて甘ちゃんな気持ちをポイと捨てて、背筋を伸ばし、「こちらこそよろしくお願いいたします」と、この瞬間から先生との大切な時間がスタートします。

この中学校に転勤されて2年目。
前任校と同様に、吹奏楽部の練習に、「本格的な合唱」を取り入れたご指導をされています。
毎回、レッスンの始めには、合唱を聴かせてくださいます。
どんな時期に伺っても、それは変わりません。
「最近は忙しくて合唱はやっていません」という時期は無いのです。

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昨日は、Nコンの課題曲『願いごとの持ち腐れ』を歌ってくださいました。

この曲...初めて聴いた時から、えーっ?この曲を中学生が半年間かけて、コンクールという大切なステージに向かって練習するの~?と思ってしまいました。 『持ち腐れ』という言葉も健康的でないし、漢字が見た目良くありません。 NHKも謎です...

でも、この学校の合唱を聴いたら、「まんざらでもない曲かも・・・」と、少しだけ思えました。

前回お伺いした時から、また呼吸が深くなり、発声もハーモニーの厚みもぐんと増していました。
身体のセットも安定して来ています。
今は、こうして吹奏楽部で合唱をすることが当たり前になっています。
「楽器を練習する時間を減らしてでも、本格的な合唱に取り組んだ方がいい!」は私のモットーですが、この吹奏楽部の合唱のレベルは半端なものではありません。

楽器の音にも、その効果がいよいよ出て来ました。
先生も、「合唱と合奏が連動するようになって来たんです」とおっしゃっていました。

特に、楽器でユニゾンやハーモニーを合わせる時に、「はい!心の中で歌って!聴いて!」と言うだけで、どんどん合わせられるようになっていることは、まさに「合唱効果」です。

楽器演奏そのものに必要な発音、テクニック、タンギング、フィンガリングなどは、もちろん合唱には無いわけで、それはしっかりとトレーニングしていかなければなりません。

でも、「歌う」という音楽表現の大基本が身に付いているかどうかで、楽器のトレーニング成果にも違いがあると私は信じています。

とても良い鳴りをしているホルンパート3人には3年生がいないということを、帰りの車の中で先生から伺ってびっくりしました。
小学校で運動会の時期だけ金管楽器を経験してはいるものの、フレンチホルンという楽器を吹いてまだ1年しかたっていないメンバーです。

「自分の身体と声を鳴らす」という合唱のトレーニングの深まりが、どこかで楽器と結び付いているに違いありません。
もちろん、部員たちの猛烈な「やる気」に支えられてのことですが。

課題曲を、予定していた『マーチ・シャイニング・ロード』から『スケルツァンド』に変更されたということで、私が指揮台に上がり、演奏のポイントや練習の仕方をどんどん指示していきました。

どんなに緊張感ある練習を進めていても、部員の皆から笑顔が消えることはありません。
皆、本当に音楽が大好きなんです。
そして、本当に上手くなりたいと思って練習に参加しているのです。
ひとりずつ聴かせてもらうような場面で、たとえ指示のとおりに出来ない箇所があっても、「すいません!」の言葉や表情にすら明るさを感じるのです。
上手くいかなくてもへこまない。 今の自分の力を受け入れて、先を見据える...そんなたくましい雰囲気を皆が作り出しているのがわかります。

先生は、すぐ隣の机で、私が指導していることをスコアにどんどん書き込みながら、「なるほど~。そうか~」とうなずいたり、生徒さんたちの演奏にじっと聴き入ったり...
「音楽を勉強する真剣さと楽しさ」を、先生ご自身からこの音楽室に発信していらっしゃいます。
皆の「学びの姿勢」は、まさに先生の「生き様」が育てているように思えます。

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レッスンを開始して2時間ほど経った時、私が、「あれ?あの時計、狂っていませんよねぇ?えっ?もう2時間もやってました?」と言うと、皆も時計の方に振り返って、「えっ?!、ほんとだ。うそ~!もう、2時間も過ぎてる~!」とびっくり。

「僕は君たちと音楽するのがとっても楽しいから、あっと言う間に時間が過ぎるんだと思ってるよ。いつもそう。この学校に来ると、時計が狂ってるのかなと思うほど、時間が経つのが早いんだ。もっと君たちと音楽していたいなぁ」と話すと、皆、うれしそう。


『スケルツァンド』は、曲に隠された様々な「仕掛け」を解き明かすことで、これからの練習の楽しさと乗り越えなければならないハードルがはっきりしました。
先生も、「まだ演奏出来てはいませんが、理屈がとても良くわかりました!」と喜んでくださいました。

自由曲は決定してからまだ1ヶ月経っていない、しかも中間試験が途中に入りという状況でしたが、何とか通っていました。

特にこの曲では、「強弱とタンギングは連動してはいけないこと」を確認しました。
大きな音になるとタンギングが硬くなり、小さな音になると柔らかくなる...それは違うと。

音量は音量、タンギングはタンギング。
音量に関係なく、タンギングの種類を変えることが出来るように。
逆に言うと、タンギングが音量に左右されないように。

合唱には無い、重要で大切な課題を示しました。
皆、大きくうなずいていました。 

そして、旋律が美しい曲ですが、この曲の基本は低音とハーモニーの進行にあること。
だから、その役割をーにやり甲斐と責任を持って、完成度高く演じ切ること。

近いようで遠い「目標」です。
でも、絶対出来るようにするに違いありません。
この生徒さんたちなら!

次にお会いするのは7月です。

これからの飛躍に期待しています。

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これを見て、期待して入部してくれた1年生もしっかり導いてあげてくださいね。
自分たちのことと、1年生のことと...気持ちは熱く、頭は冷静に...


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あっという間の3時間でした。 君たちと音楽していると、本当に時間が早く過ぎて行きます。
いつもそんな雰囲気を作ってくれる君たちに感謝です。
他校と変わらない部活時間の中で「吹奏楽と合唱」の両方に取り組んでいる皆さん。
そう導いてくださる先生のご指導はとてもすばらしいのだということが、はっきり分かって来たと思います。
吹奏楽と合唱の2つのコンクールに挑戦することにも、大きな意義を感じます。
「時間が2倍あったら、どちらももっと上手くなるのに~」なんて言わず、与えられた時間をフルに使い、誇りを持って「二刀流」の活動に取り組んでください。
1年生の合唱や合奏を聴かせてもらう日も楽しみにしていますからね。 1年生もファイト!



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毎回のようにお昼に出してくださる「焼き鳥屋の焼き豚弁当」です。
群馬県名物かどうかよく知りませんが、とっても美味しいことだけは確かです!
今回もごちそうさまでした。
  

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山梨県の中学校バンド

ここのところ、天気がかんばしくなく、今日の予定だった運動会が明日の日曜日に延期になった学校もあったようでした。
今日は、一気に回復して暑い位でした。
明日は、最高のグランドコンディションの中、運動会が出来ることでしょう。

そんな今日は、山梨県の中学校にお伺いさせていただきました。

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家から約3時間半...日帰りの中では遠い学校のひとつです。

でも、甲府から乗り換える身延線の中からこんな景色が見られるのも楽しみです。

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まるで絵画のような趣きある景色です。

顧問の先生は、思慮深く、ご自分のご指導を常に謙虚な反省の姿勢で見つめ、生徒さんたちの心を温かく見つめ、大切に大切に育てていらっしゃる方です。

生徒さんのことも、音楽のことも、いつも本気で...

それだけに、時としてご自身への自信を失いかけてしまわれることもありますが、そんな時には、本心をお話ししてご相談くださいます。
余計なプライドで自分を良く見せようなどとせず、本心でご自分のお悩みをお話ししてくださいます。

常に、ご自分に人差し指を向けて、振り返り、その上で、日々生徒さんに向き合っていらっしゃる素晴らしい先生です。

私は、そんな先生の教師としての生き方に共感し、お付き合いさせていただいています。

この学校に転勤されてから3年目...全員が初心者から始める中学校ですが、先生の望む音や活動の仕方がずいぶん浸透して来たことを感じた1日でした。

さらにうれしかったことは、パート練習で普通教室をお借りすることが当初は少々難しい面もあったようですが、今では、「吹奏楽部の生徒はきちんと使って後始末もするし、ゴミも拾ってくれることもある。あいさつも良い。だから、喜んでお貸しします!」と担任の先生方が言ってくださるようになったというお話でした。
先生の「人間教育」の熱意も部員たちに伝わり、それが部員たちの姿や行動を通して全校の先生方にも伝わっているのです。

昨日まで中間試験で1週間練習がなく、空けて2日目という状況でしたが、皆の気合いもコンディションも良く、今日のレッスンに向かう気持ちの強さがうれしかったです。

前回お伺いしたのは1月でした。
その時からの大きな成長も見事でした。

低音パートの音のまとまりが良くなり、倍音も豊かになったことをまず第一に褒めてあげました。
2年生が中心のパートで、去年の今頃、初めて楽器に触った生徒さんたちです。
1年でこんなにまで...中学生の可能性にはまたまた敬服です。

他のメンバーの音色もとても向上していて驚きました。
あの冬のレッスンの頃からここまでの練習が正しかったのです。

今日は、コンクール曲の「初期の合奏練習」のポイントを中心に練習を進めました。

選曲も、あれこれ一緒に悩んでいましたが、結局、「和物」で進むことに...

・長音でのピッチの合わせ方
・ソロの練習の仕方
・「歌う」ということはどういうことか
・西洋風の演奏と日本風の演奏の違い
・打楽器も歌う
・リズムフレーズの特徴を身体に入れる
・・・・・

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リズムフレーズの特徴を身体に入れるために、音程を外してリズムだけを歌います。
身体も手も足も使って...こういう練習は初めてのようで、なかなか難航していましたが、
皆、「楽しい」と言っていました。


3時間ノンストップのレッスンでした。
途中途中、口休めを兼ねて、先生が大切にしていらっしゃる「人間教育」にかかわるお話もさせていただきました。

音楽だけでなく、そういった話にも、真剣な表情で耳を傾けてくれる生徒さんたち。
ここにも、先生の育てていらっしゃる「心」が見えて、うれしかったです。

技術的な課題、感覚的な課題、先生の課題...様々な課題が見え、これからにつながる道筋も見えました。

あとは、自分で自分を越えていくだけです。

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皆さんの大切な中学校生活3年間に、本気で向き合ってくださる先生。
そんな先生と日々の部活動が出来て幸せですね。
演奏のレベルだけでなく、先生方からの「評価」が高まっていることがすばらしいと思います。
「みんな」という言葉、「楽しい」という言葉...それが、決して「甘え」ではなく、自分が自分を乗り越えるための支えになりますように。
往復7時間の移動+3時間ノンストップのレッスンはとても疲れましたが、皆さんの笑顔と演奏と次々発表してくれた「今日の感想」のおかげで、「心地良い疲れ」になりました。
入部してくれた15名の1年生たちのことも、優しくしっかり育ててあげてくださいね!



帰りの電車の中、顧問の先生からメールが届きました。

田川先生、本日も心に響くレッスンをありがとうございました。
田川先生のレッスンはいつも、私が育てていきたい生徒の「心の部分」のご指導をしていただけることが多く、本当に感謝しています。
私の言葉ではうまく伝えることができない内容が、すっと子どもたちの心に染み込む場面が何回もあり、本当にありがたいなあと思いながらご指導を受けていました。
今年は三年目、一年の時から大事に育てた子どもたちが最上級生となります。気持ちを合わせ、心を紡いで音楽を創りあげようと思います!!
田川先生、本日はお忙しい中、また、遠方よりお越しくださり、私たちのために貴重なレッスンをしていただけたこと、本当にありがとうございました!!
また、このメンバーで、最高の力を付けて、田川先生にもっともっと音楽を教えていただけるよう練習を積み重ねていきたいと思います!!!
お疲れの電車の中、長いメールですみませんでした。
まだあと二時間半ほどお時間がかかると思いますが、どうぞ、お気をつけてお帰りください。


このメールで、疲れの「心地良さ」がさらに増しました。
温かいメールをありがとうございました。

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先生の名言! 本当にそうだと思います!
ぜひ皆さんの学校でも掲げてみませんか?


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要介護 認定調査

「要介護認定調査」・・・ご家族に、ご高齢の方や、40歳以上で介護や支援を必要とされる方がいらっしゃらない場合は、ご縁がないかもしれません。

・65歳以上の方(第1号被保険者)は原因を問わず、日常生活に介護や支援が必要となった場合に認定を受ければサービスが利用できます。
・40歳から64歳の方(第2号被保険者)は特定疾病(16種類)が原因で、介護や支援が必要となった場合に認定を受ければサービスが利用できます。

介護サービスの利用を希望する方は、まず、市区町村の担当者による「要介護認定」を受ける必要があります。
・「訪問調査(市職員等が心身の状態等を聞き取り調査)」
・「主治医による意見書の作成(市の依頼による主治医が意見書を作成)」
この2つの資料に基づいて、介護認定審査会を開催し、要介護度の審査判定を行います。
その判定によって要介護度(要支援1~2・要介護1~5)の認定を受け、要介護度に応じて介護支援専門員(ケアマネジャー)等が本人や家族の意見を踏まえた介護サービス計画等を作成します。

「自宅で介護を受ける方」は在宅サービスとして、訪問介護、訪問入浴介護、施設での日帰り介護、施設への短期入所などの在宅サービスが受けられます。
「施設で介護を受ける方」は施設サービスとして、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設の介護体制の整った施設でサービスが受けられます。



今日の午前中、母は、2年ぶりの「要介護認定調査」を受けました。
入所している老人ホームへ、我孫子市の介護認定調査担当の職員の方がおいでくださり、母と直接、話をしたり身体機能を調べたり、私の話を聞いてくださったりしました。
その後、職員の方々からの日頃の生活の様子、ケアの状況などを詳しく聞いていらっしゃいました。

母は、これまで「要介護2」という判定で、その範囲で可能な限りの介護サービスを受けて生活して来ました。
ホームに入った今も同じです。 規定の範囲を越えた「点数」の分は自費負担となっています。

前回の認定調査は、約2年前のことでした。
その時には、まだ杖を使って歩くことが出来、自宅マンションで生活出来ていました。

今は、デイサービスのリハビリの時以外は、自力歩行は全く出来なくなっています。
1日中、車椅子に座ったままです。

「田川さん、今は何月ですか?」と、問いかける調査職員さんに、迷わず、「1月です」と答えた母。
「1月ですか。お寒くないですか?」「大丈夫です。」

つい先日、ホームの「遠足」で、車椅子のまま移動車に乗って、「船橋アンデルセン公園」に連れて行っていただき、「お花がいっぱい咲いてて、とてもきれいだったんですよ」とうれしそうに話しているのに、「今は1月です」と。
実体験と「今の月」が全く結び付いていないようです。

「デイサービスに行くのは何曜日ですか?」
「ええと・・・何曜日でしたかねぇ」
家にいた時には、デイサービスの日の朝は、早々と自分で支度をしていたのに、今はデイサービスに行っていても、何曜日に行っているのか、分かっていないのです。
1週間の生活の予定を大きく表に書いて、壁に貼ってあげているのですが。


「要介護認定」の結果は、7月に来るそうです。
何とか歩け、ひとりで生活出来ていた時の「要介護2」が、今回も変わらなかったら...市役所に乗り込み、いや、再度お願いに伺おうと思います。

「介護制度」の様々な仕組みを、母を通して学んでいます。
だんだん詳しくなってきました。

それはそれでありがたいことです。

「介護」の必要を抱える親御さんをお持ちの先生方に、経験と知識で寄り添えるようになってきましたから...


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認定調査の後、ふと思い立って、「柏市あけぼの山公園」へ。 ポピーが満開でした。
ひとつ大切な仕事を終えた気分で、しばし静かに眺めていました。


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旭川から~2017・5月~

先週の金曜日から昨日まで、北海道の旭川にお伺いして来ました。

浜松でのバンドクリニックに出演する北斗市立上磯小学校吹奏楽部の子どもたちの健闘を心から祈りながら、顧問の古川先生にメールで激励しながら...今年度2回目の北海道レッスンに向かいました。


旭川地区にお伺いするご縁をつないでくださったのは、旭川地区吹奏楽連盟主催の「指導者講習会」でした。
当時の連盟理事長・佐藤淳先生(旭川商業高等学校吹奏楽部顧問)からの熱い思いをいただいての出会いでした。
2年続けて、その「指導者講習会」の講師をさせていただき、その後、小学校の先生方が中心となって、チームを組んでレッスンにお招きくださるようになりました。

そして、その輪は、中学校、高校の先生方にも広がり、現在は中学校の先生が中心となって、小・中・高校の希望校を取りまとめてくださり、毎年5、6、7、1月にレッスンにお招きくださっています。

今回は、中学校5校にお伺いさせていただきました。
今週末が体育祭という学校も多く、落ち着かない時期ではありますが、コンクールに向けての指針をということで、どの学校も、真剣な練習の様子、編成や技術の現状をそのままお見せくださり、今年のチームの良さや課題を確認していきました。

コンクール曲が決まっている学校もあれば、まだ模索中の学校もありました。
旭川地区は、コンクール開催日程が比較的遅めなので、まだまだ悩んでいても間に合う時期です。
新1年生のメンバーも、経験者・初心者にかかわらず、中学校での吹奏楽活動の第一歩を大切に過ごしている様子が心に残りました。

そして、3日間、とっても良いお天気でした。
昼間は暑い位でした。
少し時間のゆとりもありましたので、「プチ観光」も組み込んでくださり、北海道らしい、雄大で美しい風景を楽しむことが出来ました。

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大雪山国立公園の旭岳です。写真では表現出来ないほどの美しい景色でした。
そして、風のささやき、空気の匂い、静けさの中で聞こえる鳥のさえずり...5月に雪が見られるとは!


地方にお伺いした祭に、「観光」にありつける時などほとんどありません。
昼食も、移動中の車の中で、コンビニおにぎりだったりして...
今回は、特別のご配慮でした。

ありがとうございました。


感動・感謝と共に、レッスンも充実した最高の時間でした。

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レッスン前、先生との打ち合わせで、サウンドが思うように育たないこと、早い時期から選曲して練習して来た曲が合わないのではと悩み始め、他の曲の楽譜も2曲配って練習し始めていることなどを率直にお話しくださいました。
生徒たちの「夏」を最高のものにしてあげたいという温かく深いお悩みでした。
基礎合奏を聴かせていただき、先生のお悩みの解決の糸口を、選曲ではなくサウンドの変容から見つけていただけたらと感じ、私なりに考えたサウンドトレーニングをさせていただきました。
かなりの時間をかけてトレーニングをした後、そのまま、元々練習していた曲の一部に当てはめて、さらに曲の中でトレーニング。悩む必要ないと思われる豪華なサウンドが部屋いっぱいに響き渡りました。
「こんな音聴いたの、初めてです!この子たち、まだまだ出来ますね!」と、顧問の先生方。悩むことなく「元の曲」に戻すことが出来ました。
そのとおり! 可能性いっぱいの生徒さんたちです。 「安心と勇気」を与えることが出来て良かった!



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小学校にもバンドがあり、小学校レッスンにもお招きいただいているので、ほとんどの部員が小学校の時からのお付き合いです。
気心知れたメンバーとの練習はとても楽しく、生徒さんたちも、私が伝えようとしていることをキャッチすることも得意で、ジョークと本気の切り替えにもしっかりついて来てくれます。
特に、今年の3年生の多くは小学校からの経験者で、中学校で大きく成長した姿と音に感慨深い感動を覚えるほどです。
経験者が多い、あるいは、初心者もその音をいつも聴いている環境の良さで、小編成ながらとても豊かな良いサウンドを響かせています。
先生も前任の先生が作ってくださったこの学校の良い「トレーニングの伝統」を確実に継続しており、それが安定した力の基盤となっています。
コンクール曲は、このバンドのカラーに合うと思われる曲を私からアドバイスして差し上げた曲です。
皆の食いつきの良さで、曲の魅力が十分に醸し出されていきそうな予感いっぱいの5月の演奏でした。



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小学校にはバンドがなく、部員全員が中学校からの初心者でスタートする中学校です。
先生の熱心で巧みなご指導のおかげで、1~2年でこれほどまでにと思うほど、2、3年生の音とテクニック、そして音楽性が育っていることに驚きます。
指導次第でこんなにも育つ中学生の可能性に、またまた驚きました。先生のご指導に素直について行っている生徒さんたちの心と努力にも感心しました。
そして、皆の表情がいい。私の指導に向かって来る表情、音楽に真剣に向かい合う表情、楽器と一体になって身体ごと演奏にのめり込む表情、そして、合間のノリの良い和やかな笑い。
先生のバンド運営とご指導の良さと生徒さんたちの素直さがひとつになって、幸せな空間を作っていました。
コンクール曲も決まっており、音も並び、曲の細部の詰め方を実際の指導を通してご覧いただきました。
まだやっと音が出るようになったばかりの1年生も、秋頃には立派なプレイヤーに育っていることでしょう。良い顧問の先生に巡り会えた「奇跡」に感謝しましょう!



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こちらの中学校の顧問の先生は赴任2年目です。
昨年の今頃は、新しい先生の新しいやり方にひたすらついていくという練習の仕方でしたが、2年目の今年はすっかり先生のやり方が浸透し、意気投合した「絆」の中で活動が出来ていました。
1年生の部員がたくさん入ってくれて、今は部員の半数近くが1年生という状態です。
基礎合奏では、先生のオリジナルなトレーニング方法で、まずひとりひとりの奏法や音に心を向けて的確なアドバイスをされ、それがバンド全体の温もりのあるサウンドにつながっていました。
すでに練習を始めているコンクール曲の練習は、技術的なご指導は先生にお任せして、音ひとつ、フレーズひとつの意味やエネルギー、何をイメージしてどう演奏したらよいのかいう面からアドバイスをさせていただきました。
先生の基礎トレーニングが生きて、皆が「心と技」を結び付けて演奏出来た瞬間に感動しました。
「風景」が見える素敵な演奏に仕上がっていくことを楽しみに応援しています!



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旭川に伺う度、毎回、レッスンを入れてくださっている中学校です。
1年生の中には、小学校の金管バンドで私のレッスンを受けた部員もたくさんおり、再会がうれしかったです。
金管から木管に持ち替えてリスタートしている1年生もいますが、金管楽器を経験している子は木管楽器の上達も早いものです。
基礎合奏を聴かせていただき、サウンドは良い方向に進んでいましたが、音の立ち上がりが遅い、タンギングと息の流れの関係がうまくいっていないなどの「課題」も見えました。
課題曲は、贅沢にも3曲を練習して、すべて聴かせてくださいました。
どの曲で進んでいくかをこれから決めていくための、それぞれの「ハードル」を提示させていただいたり、ざっとレッスンさせていただいたりしました。
また、すでに決まっている自由曲との組み合わせも一緒に考えました。
譜読み段階で、先生が特に「アーティキュレーション」にこだわって正確に演奏出来るようご指導されていたので、練習がとてもスムーズに流れました。
いつもながら、明るく反応の良い活気あるチームの雰囲気が光っていました。
さあ、課題曲は何に決まるのかな? 期待しています!



今年も、旭川地区のみなさんとの出会いを大切にし、私に出来る限りの「真心のサポート」をしていきたいと思います。
来月は、かなりたくさんの学校からのお招きをいただいています。
今から楽しみにしています!



旭川からの帰りの頃、バンドクリニックに参加された数名の先生方から、「上磯小学校の演奏、すばらしかったです!感動しました!」とのメールが届き、古川先生からも「無事に終わりました。スタッフの方々も客席の方々も本当に温かく、心のこもった拍手をくださり、私も子どもたちも喜びと感動でいっぱいでした」とのご報告をいただきました。

上磯小学校吹奏楽部のみんな、よくがんばりましたね。
みなさまからの温かい拍手を励みとして、これからの活動もさらに頑張ってくださいね!

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上磯小学校の子どもたちは、今日は、ヤマハ浜松の楽器工場を見学させてもらってから帰校することになっています。
楽しい1日を!

バンドクリニックに参加された先生方、お疲れ様でした。
クリニックでの収穫を、ぜひこれからのご指導にお役立てください。

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140年の歴史の中で

昨日は、埼玉県の小学校へお伺いして来ました。
この学校のレッスンは、毎年、「埼玉県小学校管楽器演奏会」に向けての冬場だけだったのですが、今年度は5月からお招きいただきました。


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先生の「決断」で、今年度は、この学校始まって以来初めての「コンクール」に出場することになったのです。
学校が創立されて140年間。 その歴史の中の「初・コンクール初出場」です。

今の顧問の先生が赴任されて4年目。
私は、その2年目からお招きいただき、このバンドの成長を見て来ました。
先生のきめ細やかなご指導と子どもたちの素直な努力のおかげで、毎年確実に成長し、だんだんと先生ご自身のされたい音楽が出来るようになってきました。

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このバンドにとって、毎年の初の「大舞台」が1月の「管楽器演奏会」でした。
新入部員もある程度演奏出来るようになり、経験者、特に6年生はかなり上手になったタイミングでの発表で、先生も子どもたちも自信を持って演奏することが出来ました。

今年初挑戦の「吹奏楽コンクール」は、8月のはじめです。
先生は、例年よりずっと早くに曲を仕上げ、大舞台に連れていかなければならないということで、選曲、練習の筋道、ペースの上げ方、保護者の方々の理解を得ることなど...今までになかった特別な配慮をされながら、今年度の活動をスタートされました。

でも、子どもたちは、「コンクールに出るんだぁ~。ふ~ん」という感じで、特に変わった意識はありませんし、まして、「目指せ!金賞!」などというスローガンもありません。
先生がそのような目的でコンクールに出るわけではないからです。

子どもたちの力が少しずつ上がって来て、もっと「大舞台」の経験をさせてあげたい。1月まで「大舞台」を待つのではなく、もう少し早い時期にその「大舞台」を設定してあげたいという目的からでした。

選曲も、このバンドの「夏」を想定して決めました。
難し過ぎず、易し過ぎず...選曲は顧問の先生の「大仕事」のひとつです。
私もアイデアを出させていただきました。

今は、運動会の前で、その曲も練習しなければならないですし、今年度の新入部員はまだやっと音が出るようになった段階ですから、「コンクール曲に集中して」というわけにはいきません。

全員での基礎練習に続き、運動会で演奏する曲の練習を少しした後、「コンクール曲」の練習した一部分を使ってレッスンを進めました。

音符そのものはさほど難しいという訳ではなく、5.6年生はある程度音が取れていました。

問題は、「アーティキュレーション」でした。
これまで練習した曲の中では、アーティキュレーションにはあまりこだわらず、あるいは、複雑なアーティキュレーションの無い曲だったということで、子どもたちの中にアーティキュレーションの観念があまりないようでした。
しかし、この曲では、そうはいきません。

そこで、アーティキュレーションの「基礎練習」を黒板に書いた簡易音符を使って、様々に書き込んだスラーやスタッカートを「タンギング唱」する練習を取り入れてみました。

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みんなで歌ったり、ひとりで挑戦してみたり、速さを変えてみたり...楽しく練習が進みました。
そして、曲のごく一部を使って、実際の演奏に生かします。
パートごとに、あるいは、ひとりずつ、正しいアーティキュレーションで吹けているかどうかを確認しました。

譜読みの初期の段階で、このように丁寧にやっておかないと、小学生の場合は特に、「間違ったことを覚えてしまうと、正しいことに直すのはゼロからよりも大変」ということが起きます。

「この時期のレッスン、まだ曲も通っていないし、早過ぎたかなと思っていたのですが、かえって早く教えていただき、子どもたちに意識づけが出来て良かったです!」と、先生も喜んでくださいました。

そして、今後の練習の進め方、新入部員が全員コンクールのステージに乗る場合の「負担」の下げ方(子ども自身の負担と、練習や仕上がりの両面から)など、「かゆい所に手が届く」ようなアドバイスもさせていただきました。

何よりも、子どもたちが明るく、楽しく、生き生きと、初のコンクールに向かっていることがとても良いことです!

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140年の学校の歴史に、「吹奏楽コンクール・初出場」という足跡を残そうとしている皆さん。
この記念すべき年に、このバンドのメンバーで良かったですね!
遊びに来ていた卒業生たちが、「今年の子たち、いいなぁ。私たちも出たかったです~」と言っていましたよ。
「コンクールってなあに?」という気持ちだと思いますが、それでいいんですよ。
「音楽大好き、金管バンド大好き、練習大好き」の君たちにピッタリのステキなステージだと思ってください。

今回学んだこと、特に「アーティキュレーション」を、これからの練習でしっかりと生かしていきましょう!
がんばれ!



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