田川伸一郎のブログ

熊本県の小学校バンド

昨日までの2日間、熊本県へお伺いして来ました。
熊本県の天草には毎年お伺いしていますが、熊本市内へのお伺いは初めてでした。


熊本と言えば、まだ昨年4月の大地震のことが鮮明に残っています。

先生方からも、実感あるお話を伺いました。
学校が避難所になり、1000人以上の方が避難されていたこと。
その避難所で、先生方は「職員」として働き、30時間労働(つまり寝る時間もなく働き続けた)の日もあったこと。
避難所での様々な人々の希望や不満にも対応していたこと。
そうしている中で、「このまま働き続けたら、避難者ではなく自分が死ぬかも...」と思ったこと。
自分の家や家族、親戚、友人には被害がなく、「奇跡だ」と感じたこと。
学校も部活動もストップして、5月の連休後からやっと学校が始まったこと。
「あたりまえの生活」がどんなに幸せなものであるかを痛感したこと。

テレビの情報では知ることが出来ない様々な震災時の様子も聞かせていただきました。

名所、熊本城も甚大な被害を受け、その様子は近くの道からでも分かりました。

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とりあえず、これ以上崩れないようにモニタルでカバーしてありました。
10年では全く足りず、もしかしたら20年かかるかもと言われているほどの改修工事期間が必要だそうです。


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1階部分がつぶれて傾いたマンションが、解体されないまま、まだそのまま残っています。
下敷きになってつぶれた車も見えました。
この横を、小学生が普通に歩いていました。
また大きな地震でもあったら...こわいです。


他にも、まだ崖崩れになった一般道路脇の崖の修復工事などの様子も見られました。
一見、生活自体は普通に戻っていましたが、まだまだ完全復興はしていないということが分かりました。


今回のお伺いは、2つの小学校でした。

ご依頼のご連絡をいただいた時には、7月や夏休みの予定はびっしりで、私が「4日間のお盆休み」と決めていたうちの最後の2日間を使ってお伺いさせていただくことにしました。
こんなお盆明けに...しかも、熊本県大会を抜けると、福岡での九州大会の前日のレッスンとなる日でした。
そんな大きなコンクールの前日に、初めてのレッスンなんて...と私が尻込みしてしまいましたが、「熊本県代表になれるかどうかは分かりませんし、ぜひともご指導いただきたいので」と熱心にお話しくださいました。

一校は、熊本県大会で見事に県代表になりました。
まさに、今日開催される九州大会前日の昨日のレッスンとなりました。

熊本に着いた一昨日の夜、会食の場で、代表になった学校の先生に「九州大会の前日に、私なんかの初レッスンなんていいんですか?出来るだけいじらないようにしますので...」とお話しすると、「先生、大丈夫です。子どもは常に成長し続けています。九州大会はゴールでも何でもありません。単なる通過地点です。ゴールは3月の定期演奏会です。そこまで、子どもたちを伸ばし続けたいのです。前日でも何でも、田川先生の音楽を私と子どもたちにたっぷりと注いでください。うちは午前中のレッスンなので、午後にしっかり復習し、まとめますから大丈夫です。正直なところ、私と子どもでやっている音楽は行き詰っている面もあるのです。何をしたいのか、わからなくなっています。なので、田川先生に新しい風を吹き込んでいただくことは、ありがたいことなのです。」と。

そんな先生の大きな考え方に敬服しました。
普通なら、「とりあえず、今の演奏で九州大会に臨もう。前日にあれこれ言われるのは御免です」というところです。
先生は違いました。
前日も子どもたちが大きく成長出来るチャンス!
すばらしいです。
先生に本当の自信があるからこそのお考えです。

もう一校は、県大会で終わりましたが、やはり、「秋にもRKK器楽合奏コンクールがあります。私も子どもたちも、今の演奏には満足していません。まだまだ自分たちは伸びると信じています。だから、吹奏楽コンクールが終わったこのタイミングでご指導いただけるのはありがたいのです」と。
県大会で落ちた位で、やる気消沈ではなく、ますます上手になろうという意欲につなげられる先生と子どもたちに、こちらも敬服でした。

昨日のレッスンのために、2校とも、ろくにお盆休みも取らずに練習されたとのこと。
保護者の方々のご理解ご協力も半端ではないと思いました。

そんな先生方と子どもたちのために、誠心誠意アドバイスさせていただきました。

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こちらの学校は、九州大会前日のレッスンに臨まれました。
練習場に着くと、美しいコラールが聴こえて来ました。
コンクール前日であっても、コンクールの曲だけでなく、コラールを丁寧に練習していることに感動しました。
コラールは、私がとても大切にしている練習です。単なる音程合わせやハーモニーづくりではありません。
音楽の運び、和声進行の感受、シンプルな教材で楽曲構成を勉強します。
まず子どもたちとおしゃべりをしてから、先生は「コラールを指導してほしい」とおっしゃいました。コンクール前日にです。
このレベルの高いバンドのために、私は小学生には難しいとも思われる内容で指導しました。
ものすごい集中力と向上心、そして、確かな基礎力のある子どもたちは、私の言わんとすることを何とか理解して表現しようと努力してくれました。
コンクール曲でも、「前日ということは考えずに」という先生のご指示どおり、私が考えるフレーズの運び方、メリハリの付け方、各場面の特徴の生かし方、子どもたちの主体性の持たせ方...遠慮なくやりました。
先生は、子どもたちに何度も、「みんな!楽しいなぁ。音楽がどんどん変わっていくなぁ。ありがたいなぁ」と声かけしてくださいました。
コンクール前日に、これまで作り上げて来た表現を塗り変えられ、とまどっているかもしれない子どもたちの心を安心させるためだということが私には分かりました。
私も、「基本的に君たちの演奏は、全く間違っていないから、今は違う味付けをちょっと楽しみ、先生が帰ったら全部元に戻して大丈夫だからね!安心しなさい。」と何度も話しました。
子どもたちは、こんな大人たちの話ですっかり安心してコンクール前日の練習を楽しみました。
実力あるすばらしい先生のことです。私が施したことで、翌日生かせるところは使い、そうでない所は元に戻し、午後の練習では先生と子どもたちの一致したところで演奏を完成させられたに違いありません。
先生は、レッスン内容だけでなく、出会いの瞬間に、私が正座して子どもたちと同じ目の高さで話したことに感動してくださいました。
そういうことに感動出来るすばらしい先生なのです。一流の教育者であり指導者です。
そして、一流の子どもたちです。 「演奏は人格」の部活Tシャツも形だけではありません。
「結果は何でもいい、結果は関係ない。君たちのやりたい音楽を思い切り出来ればそれだけですばらしいのだから」と励ましてお別れしました。
今日、福岡での九州大会で、先生と子どもたちが悔いなく伸び伸びと演奏出来ることをお祈りしています!


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こちらの学校は、吹奏楽コンクールは終わっていますが、まだまだ向上心に溢れるバンドです。
事前に県大会の録音CDを送ってくださり、その演奏を聴かせていただくと、会ったこともない先生と子どもたちなのに、先生の指揮姿や演奏する子どもたちの姿が目に浮かんでくるような生き生きとした演奏であったことがうれしかったです。
少々演奏に傷があったとしても、そんな演奏をする小学校バンドが私は大好きなのです。
始めのおしゃべりタイムでは、子どもたちにまずそのことを話しました。そして、たくさん褒めてあげました。
そして、驚いたことに、こちらの学校でも、練習のスタートはコラールでした。
熊本の小学校は、常にコラールを練習メニューに取り入れている学校が多いそうです。すばらしいことです。
教材は学校によって違い、こちらの学校では、「夕やけこやけコラール」という教材を使っていました。
一度演奏を聴かせてくださった後、先生は音程やハーモニーの確認をされ、その後、ちょっぴり困ったお顔に...
「田川先生、すみません。この先、コラールというのはどのように指導すればよいのでしょうか?」
率直なお悩みのご様子に、私はむしろ感激。コラールはシンプルだからこそ指導が難しく、また奥が深いのです。
では!と、私が指導をタッチしました。コンクールを控えているわけではないので、ここにもたっぷりと時間をかけられました。
手を使いながらみんなで旋律を歌ってフレーズの味わいを感じ直したり、旋律パートの音のブレンドを作ったり、低音パートの役割を確認したり、内声の演奏の仕方を勉強したり...
ほんの4小節だけ演奏するグロッケンにもこだわりました。
打楽器メンバー全員に弾いてもらい、他の皆は目をつぶって「夕やけこやけ・グロッケンコンテスト」でした。
優勝者は、一番やんちゃな男の子でした。 本人もみんなもびっくり! 楽しいコンテストでした。
コンクール曲でも、「夕やけこやけコラール」を活用する方法を実演し、曲の表現がぐっと変わりました。
また技術的なハードルを乗り越えるための練習方法のアイデアもアドバイスさせていただきました。
ふと気づくと、休憩無しに2時間以上が経っていました。
「えっ!ほんとだ!僕たち、2時間もこんなに集中して練習出来たの、最高記録です!」とチューバ君。
皆の集中力とやる気を、私からもたくさん褒めてあげました。
「もっともっと君たちと練習したいなぁ。でも飛行機の時間に間に合わなくなっちゃう...残念...」
本当にもっともっと一緒に練習していたい、かわいい子どもたちでした。
笑顔が優しい勉強熱心な先生のご指導が、こんなかわいい子どもたちに育てているんだな。子どもたち、幸せだな!


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レッスン前日の夕食会で、先生方のお話を伺い、大ファンになってしまいました。
教育としての吹奏楽指導を本気で考えていらっしゃる先生方、心を育てる指導を求めていらっしゃる先生方です。
バッチリ波長が合い、来年度のレッスンのお願いの話まで...
そして、天草の先生方同様、とても優しく温かい先生方でした。
レッスンには、市内の先生方も数名見学にいらしてくださいました。
みんなで勉強、みんなで向上...すばらしい仲間たちです。
これからもぜひお付き合いください。
お招きいただき、本当にありがとうございました。



今から、また羽田に向かいます。
今日は移動だけですが、旭川にお伺いし、明日と明後日、3校のレッスンにお伺いさせていただきます。
旭川地区代表になり、全道大会に向けて頑張っている中学校、高校の練習をお手伝いさせていただきます。
がんばってきます!


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ブラスト!ミュージック・オブ・ディズニー

昨夜は、東急シアターオーブで公演された「ブラスト!ミュージック・オブ・ディズニー」を観に行って来ました。

渋谷ヒカリエの最上階にこんなすごいシアターホールがあるとは...
渋谷には何度も行く機会があっても「ヒカリエ」の最上階など行ったこともなく、渋谷の夜景や「109」がコンパクトに見えることに驚き。

前に「ブラスト」に行ったのは、新浜小に勤めている頃でした。
あの頃観た「ブラスト」の興奮を思い出しながら、「リフレッシュに」と出かけたのですが...

これは、身体も心も元気で、ウキウキしている時に観るものなんだなと思いました。

客席はもちろん満席、特に若い方々で一杯でした。
メンバーの実力もパフォーマンスも相変わらずの超絶レベル。

昔と変わったのは、背景がコンピューター映像で目まぐるしく演出されていること。
私には、これは無くて良かった。 デジタルでなくアナログで良かった。


この約15年間ほどの間に、小学生から高校生のたくさんのすごいマーチングに触れる機会があった。
市立船橋高校吹奏楽部の「吹劇」に毎年浸り、涙して来た。
「ダンプレ」と呼ばれる、踊りながら演奏する吹奏楽のステージを観て、目が点になった。

15年前には、「ブラスト」を観て、心底興奮していたが、今回は、もちろんプロのハイクウォリティの演奏であることは納得出来ても、「感動と興奮」は無くなっていた。

これは「ブラスト」に原因がある訳ではない。
私の気持ちの変化だ。

たくさんのスクールバンドが、単なる座奏ではなく、「動く演奏」「メッセージを伝えるパフォーマンス」に取り組み、そのクウォリティは想定外の上昇を続けた、否、続けている。

そういうものに数多く触れ、感動し、驚愕して来た私は、「ブラスト」を観ても、昔のような驚愕を得られなくなったのかもしれない。

そして、私は確実に歳を取っている。
あの頃の私ではなくなった。

涙が出るような美しい音楽を聴きたい、心に染み入るような音を聴きたい...客席で周りのお客様の熱狂ぶりから浮いて、場違いな所に来てしまった自分を感じた。


「コンクールに向けての吹奏楽漬け」になっている今の私は、心に隙間が無い。
だから、自分にも見えないほどの微細な隙間に染み込んでくる音楽しか受け止められないのかもしれない。

このお盆休みに、合唱で大変な好成績を収めている小学校の先生から、「アドバイスを」と、CDと楽譜が送られて来た。
もちろん、先にご依頼があったことは言うまでもない。
小学生の歌声が、心に染みた。 ほっとした。

先日、ある高校のレッスンで、静かに語りかけるようなあまりに美しい音楽に、不覚にも涙がこぼれてしまった。
曲そのものの美しさにはもちろん、「コンクール」を忘れさせてくれるほど、優しく音楽を奏でる生徒さんたちの「心」に涙したのだ。
コンクールでは敗退した。
こういう音楽は、コンクールでは点を稼げないのだと改めて感じた。
涙のひとつも出ない、ハートも感じない、マシーンのように高度に訓練された演奏が、大量の点数を稼いで勝ち進んでいく。
あぁ、そうなんだなと思う。

コンクールに向けての練習をお手伝いさせていただきながら、私の中には「勝たせよう」という気持ちが無さ過ぎることを振り返る。

ただただ良い音楽を、楽譜が語りかけてくるものを、純粋な音楽の心を、子どもたちの心の成長を...
そんな甘っちょろいことをやっていたら、コンクールでは勝てないのだ。
でも、私にはそれしか出来ない。 そして、私を頼ってくださる先生方は、それでいいとおっしゃってくださる。
「絶対に勝ちたい。勝てればそれでいい」と思っている先生は、私のような人間には頼って来ない。
「勝たせる技」を知っているバンド指導者はいくらでもいらっしゃるのだから。


話がそれてしまった。

周りの方々が興奮して盛り上がっていた「ブラスト」を静かに、孤独に観ながら、何も感じなくなってしまった私自身の心を振り返ってみた。

やはり、ここまでのあまりにハードなスケジュールと、あまりにたくさんの先生方と生徒さんたちの心に真剣に寄り添っていることで、自分自身がパンパンになっているのだ。


貴重な2日間のお盆休みの最後は、思わぬ展開になってしまったが、これも自分を振り返る良い材料となった。

今日からまた始まる。 
今から九州へ向かう。 続けて北海道へ。

私は、私に出来ることしか出来ないが、最善を尽くす。

どんなに自分自身がパンパンになっていても、出会った先生方と生徒さんたちを、笑顔でどこまでも大切にする。

それが私。 それでいい。

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お盆休み

昨日の高校A部門本選大会をもって、千葉県吹奏楽コンクールが閉幕しました。

昨日は、1日鑑賞しましたが、「吹奏楽王国千葉」の高校A部門本選大会にふさわしい圧巻の演奏続きでした。
本選に駒を進める高校も入れ替わりが見られ、若い指揮者の先生も大活躍、ベテランの先生は若い先生に追い付かれまいと(?)、さらに気合いが入っており、果てしなくレベルは上がっていく感じです。

減点されないように守りの態勢を貫いた演奏をしている学校、本選に出られただけでも幸せなんだからと思い切りステージを楽しんで伸び伸び演奏している学校、自校の個性を大切にアピールして演奏している学校、隅々までにこれでもかというほどの配慮をし尽くしている演奏、とても上手なのに「きっと東関東には行けるだろうから、そこで仕上げればいいか」という隙が見えてしまう演奏、これほど上手いのだから点数稼ぎとも思えるパフォーマンス的な身体の動きはしなくていいのにと思ってしまう学校...聴衆としては、一校一校の演奏スタイルを楽しめるコンクールでした。

どの学校にも共通して言えることは、吹奏楽に青春をかけ、ひたすらな努力を貫いている高校生たちの姿は、演奏スタイルや演奏レベルに関係なくとっても素敵だということです。

マーチングコンテストに出る学校は、さらにこれから22日の大会まで猛練習や合宿があるようです。
東関東大会に進めた学校は、さらにさらに練習練習...誰が何と言おうと、「休みも無いブラック部活だ」と言われようと、そこに「これが私の青春!超幸せな青春!」と、自ら思い切り輝いている姿があることは確かです。

7月21日に開幕し、昨日まで開催し続けられた千葉県吹奏楽コンクール。
出場団体は、小学校から一般まで合わせて660団体、22684名ものチームと部員たちがステージに上がりました。
その出場者のために、コンクールを運営しているのは、吹奏楽連盟の役員の方々ですが、教員の方々がほとんどです。
夏休みと言えども校務や出張があり、ご自分の部活指導があり、さらにコンクールの運営をされています。
それこそ、プライベートの時間など皆無だと思います。
ほぼ交通費だけのわずかな日当でのボランティア...ただただ頭が下がります。

緒形まゆみ先生のブログをご覧になっている方は、先日の記事をお読みになって重々承知だと思いますが、コンクールを開催するに当たってどれだけの方々の力が働いていることか...(まだの方はぜひご覧ください。)
1校にとっては、わずか7分や12分のステージですが、そのために働くたくさんの方々の力を理解し、感謝し、だからこそ、賞に関係なく、そのステージを人生の大切な思い出の瞬間にしてほしいと願うのです。
私の知り合いの先生は、緒形先生のその記事を自校用にアレンジしてプリントにし、部員と保護者に読んでもらっていました。

千葉県吹奏楽連盟の役員の皆様、コンクールを支えてくださった多くの皆様、本当にありがとうございました。


私は、今日と明日だけお盆休みです。
ゆっくり休み、なかなか顔を出せなかった母のホームにも行き、のんびりと過ごしたいと思います。
明日の夜は、渋谷での「ブラスト! ミュージック・オブ・ディズニー」の公演を観に行きます。
ブラストに行くのは、15年ぶり位かなぁ...
楽しんで来たいと思います。

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茨城県吹奏楽コンクール小学校の部

今日は、水戸市にある茨城県民文化センターで開催された「茨城県吹奏楽コンクール・小学校の部」を聴きに行って来ました。

私も、東関東大会で何度も子どもたちと演奏したことがある懐かしのホールです。


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今日は、8月12日...単純に考えて、この日まで小学生を部活に引き留めておくということが、どれだけ大変であるかを考えていました。

千葉県の小学校のコンクールは2週間前に終了し、全国の遅い地区も先週には終了しているという中、おそらく「日本一遅い小学校の県大会」ではないかと思います。

ご指導されている先生方も大変でしょうし、子どもたち、保護者の皆様も、ここまでは練習ということで、何とか都合をつけていらっしゃるのでしょう。

ただただ頭が下がる思いです。

その分、夏休み練習で培った力が感じられる演奏が多く、とてもレベルが高かったです。
数年前までは、地区大会をおこなってから、この時期に県大会という仕組みになっていましたが、今は小学校の部はいきなり本日の県大会です。

出場したのは22校でした。
千葉県の60校(県代表選出部門)に比べて少なく、また各校の部員数も20~30名位がほとんどで、一番多い学校でも40数名程度でした。

この時期のコンクールということもあって、参加数が少なかったり、部員数が少なかったりということもあるのかなと思いました。

でも、そういう苦労を乗り越えて演奏する子どもたちの姿と音は、キラキラ輝いていました。


全く個人的ではありますが、特に印象に残った学校です。

♪水戸市立三の丸小学校(指揮 : 渡邉晶子先生)
喜歌劇「天国と地獄」序曲/オッフェンバック作曲
 木管の各ソロの上手さにびっくりしました。オーボエ、フルート、クラリネット、サックスと、次々に名プレイヤーが舌を巻くほどのソロをつなぎ、バンド全体のサウンドや音楽の運びも、とても上品で素敵でした。
子どもたちひとりひとりの自発性が感じられる演奏に共感しました。
朝日新聞社賞(第一位)を受賞されました。

♪常総市立水海道小学校 (指揮 : 倉持香先生)
ブラスのための小組曲/アーノルド作曲
 一昨年度は、大雨による水害のために東関東大会を辞退せざるを得なかったという無念の経験をお持ちの学校です。
年度末の演奏会に行かせていただいた記事をブログでも紹介させていただきました。
美しくしっかりとした音色、清楚で正確な合奏づくり、倉持先生のご指導の緻密さと子どもたちのひたむきな練習の姿が目に浮かぶような感動的な演奏でした。

♪水戸市立笠原小学校 (指揮 : 齋藤敬子先生 )
コール・オブ・ザ・クランス/ホーベン作曲
 伝統ある笠原小学校らしいしっかりとした音づくり、ブレンド感ある柔らかいサウンドで、いい意味で大人っぽい演奏を聴かせてくださいました。
曲全体の構成や各場面の雰囲気をよく感じ取って、曲の魅力を十分に表現していました。
低学年の子どもたちの活躍にも拍手です!

♪美浦村立大谷小学校 (指揮 : 三井健嗣先生)
ラプソディ・イン・ブルー/ガーシュイン作曲
 出だしのクラリネットソロ君のグリッサンドに驚き、曲の展開と共に、様々な楽器のソロプレイのカッコ良さとパワフルな合奏に、子どもらしいエネルギーを感じました。
指揮の先生がちょっぴりオーバーアクションでしたが、子どもたちと共に音楽する喜びを共有している姿が見て取れ、きっと先生と子どもたちが仲良しなんだろうなと思える楽しいステージでした。



上記の学校は、いずれも東関東大会に駒を進めました。

宇都宮では、きっとますます進化した演奏を聴かせてくださることと思います。
楽しみです!

みなさん、これでやっと本当の夏休みですね! 
先生方、子どもたち、保護者のみなさま、今日の日のために...本当にお疲れ様でした。

水戸まで聴きに行って、本当に良かったです。

審査結果の詳細は、下記の茨城県吹奏楽連盟HPをご覧ください。
http://www.iba-sui.jp/concours/H29/ken/con-ken4.html

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千葉県吹奏楽コンクール本選大会~中学校・高等学校B部門

今日は、千葉県文化会館で開催された「千葉県吹奏楽コンクール本選大会・中学校、高等学校B部門」を聴きに行って来ました。

いつも千葉県文化会館まで車で行くと、家からは2時間見ておいた方がというほど道が混むのですが、今日8月11日は「山の日」ということで、世の中は休日なのでした。
仕事関係の車が少ないだけで、いつもの半分位の時間で着いてしまい、驚きました。

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この本選大会に出場するためには、中学校は4日間(156団体)、高校は2日間(78団体)にわたる予選を通過しなければなりません。

今日出場したのは、予選を勝ち抜いた中学校20校、高校14校でした。

千葉県では、このB部門に出場出来る部員数が、「前年度の1、2年生(つまり今の2、3年生)で、中学校40人以内、高校45人以内」と決まっており、それ以上の部員数がいる学校はA部門にしか出場出来ません。

B部門の人数制限は、東日本学校吹奏楽大会の規定と同じ「30名以内」となっていますが、中には、10名台の学校、そして、最少は7名というアンサンブルコンテスト並の人数で予選を抜けて来たバンドもありました。

自由曲1曲だけの演奏なので進行も早く、また、予選を抜けて来たレベルの高い演奏ばかりでしたので、鑑賞も楽しく、あっと言う間に1日が過ぎました。

毎回、コンクールの「あるある」なのですが、同じ学校の演奏に、「満点」を付ける審査員と「最低点並の点」を付ける審査員がいるのは何故?と思います。
音楽ですから、客観性だけで評価出来ないことは重々承知ですが、主観的な評価の差は「表現」の項で出るべきものであり、「技術」においてはある程度客観的に分かるのでは?と思います。

「技術」まであまりに主観的に付けられ、しかも、満点と最低点近いジャッジペーパーが渡された先生と生徒さんの気持ちは、どうも納得いかないものにはならないでしょうか。

結果が良ければ、「?」で終わると思いますが、その低い点数のせいで、あと1点、2点の差で県代表を逃した学校は、本当に気の毒ですし、いつまでも審査表を見て、「この審査員の点数が...」と苦しい思いをすると思います。

本選になれば、「上下カット」がありますが、予選や小学校の部では上下カットがありませんから、本当にひとりの「おかしな点数」だけで結果が覆されてしまいます。

でも、「それがコンクールなんだから、嫌なら出なきゃいいんです」と言われて終わりですし、審査員に問い合わせをすると、翌年のコンクールには出られないなどのペナルティがあるので、結局、そのままです。


今日は、中学校20校、高校14校の演奏をほとんど全部聴きましたが、本当に上手ですし、それぞれの団体の良さや苦心の様子も手に取るように分かりました。

小編成バンドならではの工夫が見られた演奏もたくさんありましたが、違和感あるカットをしている演奏は「あれれ?」という気持ちが印象づけられ、上手であっても感動的に聴こえないものだと痛感しました。

また、相変わらず、音程や音色を破壊して鳴らす「爆音」を「迫力」だと勘違いしている演奏、全く音楽的とは言い難い不自然で不必要な身体の動きをバンド全体で盛大にしている演奏など、「顧問の先生が育てたように育ってしまった残念な演奏」もありました。


レッスン校の中学校、高校の皆さんも、それぞれに良い演奏を披露され、学校での顧問の先生と部員たちの日々を思い浮かべながら聴かせていただきました。
練習どおり、またはそれ以上に演奏出来たのに結果が出なかった学校、こんなはずではなかったのにと後悔の演奏になってしまったのに結果が出た学校...コンクールというものはそういうものですが、良い演奏だったにもかかわらず、僅差で代表を逃した学校は無念以外の何ものでもありません。


決して「結果」だけにこだわらないで欲しいと思うのです。

時々、レッスンの時にお話しします。
「審査員の先生がくださる賞も大切だけれど、それ以上に大切にしてほしいのは、顧問の先生がくださる賞です。日々、皆さんの練習を見て来られた顧問の先生が、本番の演奏や当日の行動に対してどんな賞を付けてくださるか...。皆さん、ぜひ顧問の先生から『ゴールド金賞』をいただけるような行動と演奏が出来るように頑張ってください。」と...

皆さんは、顧問の先生からどんな賞をいただけたのでしょうか?


東関東大会は、中学校B部門が9月16日(土)に茨城県ひたちなか市文化会館、高等学校B部門が9月9日(土)に栃木県宇都宮市文化会館で開催されます。

めでたく県代表に選ばれた学校の皆さんは、東日本大会出場を夢見て、さらに頑張ってください。


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鎌ヶ谷高校吹奏楽部(指揮:川口智子先生)の皆さんも、県代表・ヤマハ賞(二位)を受賞されました。
おめでとうございました!
演奏曲 キリストの復活~ゲツセマネの祈り~(樽屋雅徳)



審査結果の詳細は、下記、千葉県吹奏楽連盟のHPをご覧ください。
http://www.chibasuiren.gr.jp/news/

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