田川伸一郎のブログ

ひたむきに、ただひたむきに...

昨日は、東京都の小学校にお伺いして来ました。
昨年秋にもご紹介させていただいた台東区立富士小学校吹奏楽部です。


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大阪城での『全日本小学校バンドフェスティバル』では、見事、金賞を受賞されました。

今年度のマーチングのテーマタイトルは、「栄光の昭和史」。
富士小学校ならではの選曲と構成、そして、演奏演技です。

3月5日の「東京都小学校管楽器演奏会」では、同じ曲をステージドリルバージョンで発表してくださいました。
映画『Always~三丁目の夕日』の音楽をたっぷり使った情緒豊かな演奏は、それだけでも心に染みて来ます。

ここ1~2年の間にこのバンドの音色、特に木管の音がとても良くなり、「横に流れるフレーズ」の表現がとても豊かになりました。
楽器で歌えるようになったということです。
先生が、特に目指していらっしゃったことです。

富士小学校吹奏楽部は、3月31日(金)に、浅草公会堂で定期演奏会を開催されます。

昨日は、その定期演奏会に向けての練習でした。

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顧問の松田京子先生の情熱と愛、子どもの可能性をどこまでも信じる心。
そして、先生を信じ、ひたむきに、ただひたむきに、奏で、動き、表現する子どもたち。
バックアップする多くの先生方と保護者のみなさま。

皆の心と力がひとつになって、「世界」を作り上げます。

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何人もの先生方が「チーム富士」として、指導に当たられています。

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そして、「恋ダンス」では、先生方も踊ります。

富士小学校吹奏楽部の子どもたちは、とてもパワフルで、ちょっぴりやんちゃ。
「子ども」であるこの大切な時期を、ダイナミックに生きています。

無理に背伸びして大人ぶることもせず、大人が敷いた「将来のため」という謎のレールに黙って乗ることもせず、「子どもであることの誇り」を最大限に輝かせて、エネルギー全開で生きています。

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そんな富士小学校の子どもたちが、私は大好き。
そんな子どもたちを育てていらっしゃる松田先生や先生方が大好き。

私は、マーチングは指導出来ませんでしたが、私がやって来た教育と、どこかものすごく共通した「軸」を感じます。

「子どもだから・・・」と妥協しない。 いや、「子どもだからこそ」妥協しない。
やり抜いた者だけがわかる、言葉に出来ない達成感や感動を味わわせたい。
・・・

今年のチームは、31日で解散です。

この1年間、汗と涙と喜びを分かち合いながら歩んで来た富士小学校吹奏楽部の演奏・演技をぜひ多くの方々にご覧いただきたいです。

感動で胸が一杯になること間違いなしです。

「最近ちょっぴり元気がなくなっている」という大人の方...富士小学校の子どもたちは、たくさんたくさん元気をくれますよ!

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演奏会、がんばるぞ~! おーっ! 皆さま、ぜひお越しください。

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3月31日 浅草公会堂にて  17時30分開演です。
入場無料です。 受付で記名していただければ、どなたでも入場出来ます。



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富士小学校は、浅草・浅草寺の裏手にあります。
浅草寺の桜も開き始めていました。


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東京ブラスコンコード演奏会のご案内

「東京ブラスコンコード第29回演奏会」のご案内をさせていただきます。

4月16日(日) 14時開演
上野学園石橋メモリアルホールにて

指揮 川端 寛
ゲスト 中村 文栄(パイプオルガン)


私も、完全復帰して、休まず練習に通っております。
今日は、さいたま市青少年宇宙科学館での練習でした。
オルガンの中村文栄さんもいらしてくださり、合わせ練習をしました。

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パイプオルガンと金管バンドのコラボで、讃美歌『たたえよ、王なるわれらの神を』と『カンタベリー・コラール』を演奏します。
オルガン入りの『カンタベリー・コラール』は、また一味違った雰囲気になります。

今回は、例年よりも2週ほど早い開催で、しかも、ちょっと難しい曲もあり、なかなか苦戦しておりますが、団員一同精一杯の努力をしております。

入場料は、大人1200円 小中学生1000円です。
当日券は、空席があった場合のみ販売します。

お越しいただける場合は、事前予約をしていただければ確実にご入場出来ます。

下記の「東京ブラスコンコードHP」の「お問い合わせフォーム」にてお申し込みください。
尚、その際、拙ブログをご覧になった旨、お書き添えいただければと思います。

東京ブラスコンコードHPはこちらです。
http://web-tbc.com/

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みなさまのお越しを、心よりお待ち申し上げます。

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20年の時を越えて

こんなブログコメントを頂戴しました。

はじめまして。
私は平成9年小学5年生の時に寿北小のクラリネットパートに所属していた〇〇と申します。
何年も前の記事ですのでコメント読んで頂けているか分かりませんが偶然この記事を見つけ涙が出る思いで、どうしてもお礼をお伝えしたくコメントしました。

田川先生がいらっしゃった当時のこと、鮮明に覚えております。
ワルツのパート練習を見ていただいたことも覚えております。
当時はいつも怒られていたので私は自分はクラリネットが下手なんだとずっと思っておりました。
それでもクラリネットが、吹奏楽が大好きで大好きで、音楽をやめてしまった今でも平成8年、9年2年連続で全国大会に行けたことが奇跡のような時間であったことを思います。

私がコメントをさせて頂こうと思ったのは、坂下先生が悲痛な悩みを抱えてらっしゃる時期もあったと書かれていた部分を読んだからです。

実は今教育に携わっているのですが(音楽ではありません)、自分が正しいと思うこと、信念を貫くことがどれほど苦しく辛いことかを実感しています。
また子供に結果が出ることでしか保護者や、周りを納得させられないことは承知の上ですが、結果が出ても言われも無いことを陰で言われたりすることも多々あります。

私は当時坂下先生に教えて貰っていたことでずっと心に残っていることがあります。
それは、 【「今」という「時」を大切に】 【「今」という「時」は2度と戻らない】ということです。
当時コンクールに向けて練習する中で「今はわからないかもしれないけど、このメンバーで演奏出来ることは2度とないんだよ。大人になってこのメンバーで集まりたいと思っても叶わないんだ。だから今このメンバーで演奏できることを大事にして、一つ一つ大事に吹きなさい」と、言われていました。

大人になり今子供達に同じことを伝えております。
音楽にはもう携わっておりませんが、田川先生のこのブログを読み、当時坂下先生が伝えようとしてくれていたこと、想い、葛藤などが今になりわかることもあり、感動と感謝の思いが溢れてきました。

一緒に吹いていた先輩でプロになった方、まだ楽器を続けている友達もいますしその方達からすると私は音楽を語れるほどの知識も技術もありません。
ですが、全国大会に行ったこと、厳しい練習を乗り越えたことは私のかけがえのない宝物となっています。

久しぶりに当時の音源を聴き、また私も頑張ろうと思えました。
田川先生はたくさんの全国の素晴らしい生徒さん方にお会いしていると思うので私がコメントを差し上げるのも恥ずかしいのですが、当時のことを書いていただき、評価をして頂いたことがとても嬉しかったです。

長文でまとまらない文章でしたが、読んで頂けていましたら幸いです。
お忙しい毎日だと思いますが、ご自愛ください。
田川先生のご健康と益々のご活躍をお祈り申し上げます。



このコメントをくださったのは、鹿児島県鹿屋市立寿北小学校吹奏楽部で20年前にクラリネットを吹いていた部員の方です。

目を留めてくださったのは、下記のブログ記事でした。

ブログ記事「坂下伸一郎先生」
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-707.html


坂下伸一郎先生は、私が心から尊敬している先生です。
鹿児島県で小学校の先生をされています。

鹿屋市立寿北小学校、名瀬市立小宿小学校、霧島市立国分小学校、鹿児島市立吉野東小学校...転勤される先々で素晴らしいバンド指導、そして、人間教育をされて来ていらっしゃる先生です。

上述のブログ記事のとおり、平成9年度の「全日本小学校バンドフェスティバル」での寿北小学校の演奏に衝撃を受けた私は、はるか寿北小学校まで練習見学に行かせていただいたのです。
私が大柏小学校に在職中の時でした。

その時、クラリネットを吹いていたひとりが、コメントをくださった〇〇さんです。

今、教育に関わるお仕事をされ、当時の坂下先生のお気持ちが心から理解できるということ、そして、坂下先生からいただいた「大切なこと」を、今、子どもたちに伝えているということ...
とてもとてもうれしいです。

そして、たった1日、千葉から見学に伺わせていただいた私のことを覚えていてくださったこと...20年の時を越えて、こんな心のつながりが得られたことに感謝いたします。


現代の教育環境の中で、本当に正しいことを伝え続けるのは、相当なエネルギーと忍耐、時には屈辱を伴う仕事かもしれません。

でも、ご自身が信じて来られた「軸」を大切に、ぜひこれからも、勇気を持って、伝え続けてほしいと思います。

〇〇さんだけでなく、全国の先生方も...

                       どうか負けないで...

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ありがたい激励

昨日は、一昨日から一変して冷たい雨...そんな中、とてもうれしい出来事がありました。

3月29日の定期演奏会を目指して追い込みに入っている鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部に、素敵なお客様がいらしてくださったのです。

作曲家の八木澤教司先生です。


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今回のオープニング曲は、八木澤先生が作曲されたマーチ『春薫る華』です。
今夏、デ・ハスケ社から出版予定の曲です。
マーチの中に「八木澤コラール」が散りばめられた、暖かく、どこか懐かしい感じがする素敵な曲です。

演奏会当日は、先生は海外におられてお聴きいただけないので、お忙しい中、私のレッスン日に都合を合わせて、ご来校くださったのです。

皆、作曲者に聴いていただけるといううれしさと一緒に、「どうしよう~」という緊張もあり、はじめは少し固い雰囲気でしたが、八木澤先生の優しいお人柄にだんだん気持ちがほぐれ、最後には笑顔いっぱいでした。

一生懸命練習した『春薫る華』の演奏をたくさん褒めてくださり、その上でさらに良くなるようにと、たくさんのアドバイスもくださいました。

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曲の場面ごとのイメージ、強弱記号の解釈、フレーズの作り方、色彩感の出し方...
先生からのアドバイスで演奏に変化や深みが増しました。

私もとても勉強になりました。

合間には、川口先生と八木澤先生と私のつながりの中の懐かしい思い出話もして、聞いていた生徒さんたちはとてもなごんだ感じでした。

「明後日からスペインに行くんですよ~。その後は、ベルギーにも」のお話には、皆で「へぇ~」と驚き。

私が、「ねっ、みんな、八木澤先生が、今日、ここにいらっしゃるということはすごいことなんですよ~」と言うと、みんな「ウンウン」と納得。

他の曲も数曲聴いてくださり、力強く激励してくださいました。

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そして、皆で記念撮影です。
もちろん、「やぎりんポーズ」です。

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お忙しいスケジュールの中、鎌ヶ谷高校吹奏楽部のためにご来校くださり、たくさんのご指導や激励を本当にありがとうございました。


鎌ヶ谷高校吹奏楽部の定期演奏会のご案内は、2月にアップさせていただきましたが、「入場整理券」は早い時期に予定数ご予約満了となりました。

入場整理券を差し上げられなかった方々のために、当日、午前中の通しリハーサルを公開してくださることになりました。
こちらは、整理券がなくてもご入場いただけます。

時間は10時~12時30分ですが、途中の入場退出も可だそうです。


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内示

年度末、あと10日となりました。

ご退職の先生はもちろん、転勤の先生々も、ほぼ結論が出そろっている時期です。
(ごくまれにひっくり返ることはありますが...)

転勤の先生は、校長室に呼ばれ、「内示」を申し渡されます。

願いどおりの学校に決まった場合はルンルンで、「ありがとうございました!」と校長室を出ますし、「何で?!」という学校を言い渡された場合には、無駄と承知でも、「何とか替えられませんか?!」と泣きついてみます。

校長先生は、「自分には人事権はないから。嫌なら退職しか道はないですよ。公務員なんですから、嫌とか言えないでしょ!」と放たれる場合もあれば、温かく励まし、その学校の良い所を話したり、「あなたは、こういう面で期待されているんだから」と少しでも元気をくださる場合もあります。
それは、校長先生のお人柄次第です。

異動希望を出している訳でもないのに、ある日突然、「明日までにこれを書いて来てください。明日の朝、必ず提出してください」と、「退職願」の用紙を渡されることもあります。
「行政(教育委員会など)」への転勤は、本当にいきなりの場合が多いのです。
「教職」を一時離れるので、「退職願」を書くことになります。
これも、「嫌です」は全く通用しません。 嫌なら、本当の「退職」の道しかありません。

正直なところ、「人脈の力」も相当働く世界なので、「強い人」の力が動いて、希望の学校や部署にスパっと行ける先生もいらっしゃいます。
あり得ない異動もあり得てしまうのです。

現実に、わずか1~2年で、居心地の良い元の学校を希望して戻れてしまう先生もいらっしゃいます。
あるいは、決まった年数を何年も越えて在職出来ている先生もいらっしゃいます。


最近、異動先が決まった先生方から、あるいは退職される先生方から、次々に「まだご内密に...」と添えて、ご報告をいただいています。

決まった在職年数が経たないのに転勤される先生、早期退職される先生の場合は、子どもたちは、来年度も当然、先生がいてくれるものと思っています。

先生は、気づかれないように、何事もないように、子どもたちに向き合い、私も当然同じように子どもたちに接します。
でも、胸の内は、とても苦しいです。

転勤は「別れ」ではなく、「新しい出会いとリスタートの時」と思いたいですが、先生を慕う子どもたちの顔を見ていると、とても複雑な気持ちになります。

新聞発表を見た時、どんな思いになるんだろう...と。

担任だけでなく、部活動を指導されている先生と子どもたちの関係は特別です。

部活動の顧問の先生(特に音楽の部活動)が代わるというのは「大事件」なのです。

「転勤しなくてよい永久顧問の先生」も、私立はもちろん、全国の公立学校にも数名いらっしゃいます。
でも、それは「特別扱いされた特別な先生」だけです。

「普通の先生」には、数年に一度、必ず「お別れの日」が来ます。

そして、それは、「新しいスタートの日」「良い出会いの日」と思いたいものです。
先生にとっても、子どもたちにとっても。

            ・・・心からそう願います。

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