田川伸一郎のブログ

東京ブラスコンコード演奏会のご案内

「東京ブラスコンコード第29回演奏会」のご案内をさせていただきます。

4月16日(日) 14時開演
上野学園石橋メモリアルホールにて

指揮 川端 寛
ゲスト 中村 文栄(パイプオルガン)


私も、完全復帰して、休まず練習に通っております。
今日は、さいたま市青少年宇宙科学館での練習でした。
オルガンの中村文栄さんもいらしてくださり、合わせ練習をしました。

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パイプオルガンと金管バンドのコラボで、讃美歌『たたえよ、王なるわれらの神を』と『カンタベリー・コラール』を演奏します。
オルガン入りの『カンタベリー・コラール』は、また一味違った雰囲気になります。

今回は、例年よりも2週ほど早い開催で、しかも、ちょっと難しい曲もあり、なかなか苦戦しておりますが、団員一同精一杯の努力をしております。

入場料は、大人1200円 小中学生1000円です。
当日券は、空席があった場合のみ販売します。

お越しいただける場合は、事前予約をしていただければ確実にご入場出来ます。

下記の「東京ブラスコンコードHP」の「お問い合わせフォーム」にてお申し込みください。
尚、その際、拙ブログをご覧になった旨、お書き添えいただければと思います。

東京ブラスコンコードHPはこちらです。
http://web-tbc.com/

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みなさまのお越しを、心よりお待ち申し上げます。

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内示

年度末、あと10日となりました。

ご退職の先生はもちろん、転勤の先生々も、ほぼ結論が出そろっている時期です。
(ごくまれにひっくり返ることはありますが...)

転勤の先生は、校長室に呼ばれ、「内示」を申し渡されます。

願いどおりの学校に決まった場合はルンルンで、「ありがとうございました!」と校長室を出ますし、「何で?!」という学校を言い渡された場合には、無駄と承知でも、「何とか替えられませんか?!」と泣きついてみます。

校長先生は、「自分には人事権はないから。嫌なら退職しか道はないですよ。公務員なんですから、嫌とか言えないでしょ!」と放たれる場合もあれば、温かく励まし、その学校の良い所を話したり、「あなたは、こういう面で期待されているんだから」と少しでも元気をくださる場合もあります。
それは、校長先生のお人柄次第です。

異動希望を出している訳でもないのに、ある日突然、「明日までにこれを書いて来てください。明日の朝、必ず提出してください」と、「退職願」の用紙を渡されることもあります。
「行政(教育委員会など)」への転勤は、本当にいきなりの場合が多いのです。
「教職」を一時離れるので、「退職願」を書くことになります。
これも、「嫌です」は全く通用しません。 嫌なら、本当の「退職」の道しかありません。

正直なところ、「人脈の力」も相当働く世界なので、「強い人」の力が動いて、希望の学校や部署にスパっと行ける先生もいらっしゃいます。
あり得ない異動もあり得てしまうのです。

現実に、わずか1~2年で、居心地の良い元の学校を希望して戻れてしまう先生もいらっしゃいます。
あるいは、決まった年数を何年も越えて在職出来ている先生もいらっしゃいます。


最近、異動先が決まった先生方から、あるいは退職される先生方から、次々に「まだご内密に...」と添えて、ご報告をいただいています。

決まった在職年数が経たないのに転勤される先生、早期退職される先生の場合は、子どもたちは、来年度も当然、先生がいてくれるものと思っています。

先生は、気づかれないように、何事もないように、子どもたちに向き合い、私も当然同じように子どもたちに接します。
でも、胸の内は、とても苦しいです。

転勤は「別れ」ではなく、「新しい出会いとリスタートの時」と思いたいですが、先生を慕う子どもたちの顔を見ていると、とても複雑な気持ちになります。

新聞発表を見た時、どんな思いになるんだろう...と。

担任だけでなく、部活動を指導されている先生と子どもたちの関係は特別です。

部活動の顧問の先生(特に音楽の部活動)が代わるというのは「大事件」なのです。

「転勤しなくてよい永久顧問の先生」も、私立はもちろん、全国の公立学校にも数名いらっしゃいます。
でも、それは「特別扱いされた特別な先生」だけです。

「普通の先生」には、数年に一度、必ず「お別れの日」が来ます。

そして、それは、「新しいスタートの日」「良い出会いの日」と思いたいものです。
先生にとっても、子どもたちにとっても。

            ・・・心からそう願います。

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春の足音

我が家から車を少し走らせた手賀沼沿いの菜の花畑が満開になりました。

まだまだ寒い風は吹くけれど、春の足音は聞こえています。


しんどい毎日を送っていらっしゃる方にも、きっと春がやって来ます。

だから、辛抱して...

あせらずに、ゆっくりと。


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大切な日の記憶

今日、2月22日は、亡くなった姉の命日です。

前年の5月、かなり進行した「スキルス胃がん」が見つかってから、胃の全摘出出術を受け、抗がん剤治療も受けましたが、闘病むなしく約9ヶ月後の2月22日の早朝、59歳という若さで亡くなりました。

真間小学校3年目、「あと1年で早期退職する」と決意し、最後の1年をスタートしたばかりの5月に姉の口から伝えられた信じたくない事実でした。

私は、当時、市川市に住んでおり、退勤後は極力、柏のガンセンターに入院している姉の見舞いに行き、その後、我孫子でそれまで姉に見守られながら暮らしていた母の世話に行き、夜遅くに市川の自宅に帰る生活をしていました。
特に3学期、姉の病状が悪くなってからは、ほぼ毎日、その生活を続けていました。

真間小に転勤してから、私はそれまでの勤務校では経験しなかったあまりに不条理な出来事の連続に加えて、急に不調になってきた母の世話が重なり、1年目の冬には、お医者様に休職を勧められるほどまで体調を崩し、退職間際までの約2年間、東京の良い病院に通院して、休職はせず、薬を飲みながら勤務を続けました。

3年目は、そんな自分自身を支え、ガンと闘う姉を支え、何とかひとりで生活しようとする母を支え、必死に毎日を乗り越える日々でした。
それでも、毎朝7時前には出勤し、何事も無いように、吹奏楽部の子どもたちを笑顔で迎えていました。
お医者様から「くれぐれも無理をしないように」と言われていましたが、週24コマ埋め込まれていた音楽の授業をこなし、例年通り、吹奏楽コンクールやTBSこども音楽コンクール、日本管楽合奏コンテスト全国大会にも出場しました。
新型インフルエンザが大流行し、6年生の子どもたちと『今日の日をありがとう』を歌おうと練習していた最後の市内音楽会が中止になってしまったことが残念でならなかった年でもありました。
教師人生最後の卒業式には、一段と心を込めました。

校長先生以外の職場の方々や市内の音楽の先生方には、私がその年で退職することなど話しませんでした。
また、私がそんな辛く苦しい状況で生活をしていることも話しませんでした。
学校では平然を装って振る舞っていました。

30年間、常に全力投球して教師人生を歩んできた自分へのプライドをかけたラストスパートでした。


いよいよ姉の容体が悪くなってきて、「毎日の帰りに30分ずつの年休を2日で1日分ということで取らせて欲しい」と申し出た私に、当時の校長先生は、「田川先生は、お姉さまやお母様のためにそれだけ苦労をしていても、朝早くから勤務時間外の吹奏楽指導までしてくださっています。年休でなくていいから、黙ってそっと早めに出なさい...」と、特別なご配慮をくださいました。
今だから言えることですが(いや、言ってはいけないことかもしれませんが)、校長先生の温かさには感謝しかありませんでした。

職場の方々には話さなかったのですが、ごく一部の親しい音楽仲間の先生方には全てをお話しし、時々、苦しい胸の内も聞いてもらいました。
そんな先生方には、私が早期退職することも、秘密でお話ししてありました。
今にもつぶれそうな私の心を、優しく温かい言葉で支えてくださいました。

姉は、死を覚悟してから、「葬式も何もしなくていい。戒名も一切の法事も無くていい。時々私のことを思い出してくれればそれでいい」と言っており、「遺書」にもそう書き残してありました。
姉に長く連れ添ってくださった義兄も、「本人の望むように...」とおっしゃり、姉の意思どおり、内輪だけで静かに見送りました。

姉は、自分が末期ガンで余命が短いことを、親しい友人にも知らせず、その代わりに「私が死んだら送って」と、たくさんの手紙を書き残していました。
弱って、やつれていく自分を見られたくない...元気者で友達も多く、何でも仕切るのが得意だった姉は、そんな自分の姿だけを記憶に残してもらいたいと話していました。
自分が入る納骨堂(浅草東本願寺の無宗教の納骨堂)も、自分で予約し、何から何まで準備して死を迎えました。

どこまでもしっかり者の姉のすることを、私はただ見守ることしか出来ませんでした。

「あなたが退職して湖北に引っ越して来たら、『30年間お疲れ様の会』をするからね」と言ってくれていた姉でしたが、病院のベッドで「あなたとの大切な約束を守れなくてごめんね」と小さな声で言ってくれたこともありました。
「姉さん、大丈夫だよ!4月まで絶対に生きていられるから...湖北のきれいな桜を一緒に見ようね!」と励ましていた私でした。

しかし、その願いも叶いませんでした。

姉が亡くなった日、全てをお話ししていた特に親しい数名の先生方には連絡をさせていただきました。
葬式はしないことも添えて...


先日、そんな親しい先生のおひとりとお会いした時に、「2月22日はお姉さまの命日でしたね」と...
「えっ...よくそんなことまで覚えていてくださいましたね」と驚く私に、1枚の切符を見せてくださいました。

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姉が亡くなった当日、その日を忘れないようにと、塾から帰る娘さんをお迎えに駅に行った時、わざわざ切符を買ってくださったそうなのです。

平成22年2月22日。
しかも、買った時刻が22時22分です。

日付はその当日に買って...と意識してくださったそうですが、買った時刻は本当に偶然のことで、後で見て気づき、驚かれたそうです。
そこまでしてくださる先生のために、姉がそんな偶然を起こしたのかもしれません。

先生は、何か特別に記憶に残すべき大切な日には、こうして切符を買って日付を残しておくことがあるそうなのです。
その「大切な日」の1日に姉の命日を置いてくださいました。

先生も、私の姉が亡くなる少し前に、最愛のお父様を亡くされ、私はお通夜にお伺いさせていただきました。
姉の葬式はしなかったので、せめてもと、会ったこともない姉のことを思い、「大切な日の記憶」のためにこのように切符を買って祈ってくださったのだそうです。

何年も経った今、初めてそのことを教えていただきました。
その日からずっと、何年間も...先生は、この切符を持ち続けてくださっていたそうです。
そして、毎年、命日には姉の冥福をお祈りしてくださっていたそうです。

姉も天国で感謝していると思います。
そして、先生の大切な日々を見守ってくれていると思います。
心から...ありがとうございます。


「お母さんを頼むわね...。ごめんね」
亡くなる間際の姉の言葉をいつも心に置いて、私は精一杯母に寄り添って生きています。

そして、姉の分まで、元気に輝いて生きていきたいと思います。


シー
平成20年秋・ディズニーシーでの真間小吹奏楽部の演奏を聴きに来てくれた元気だった姉・母と共に。

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東京二期会オペラ劇場『トスカ』

今日は、久しぶりのオフ日...と言っても、ほとんパソコンに向かっていました。
もう来年度のコンクール曲のアレンジを数校分ご依頼いただき、始めています。

そして、夕方からはゆっくりと上野の東京文化会館へ。

東京二期会オペラ劇場として公演されたプッチーニのオペラ『トスカ』を鑑賞して来ました。

恥ずかしながら、『トスカ』はDVDでしか観たことがなく、本物は初めてでした。

この『トスカ』の公演は、2017都民芸術フェスティバル参加公演となっており、文化庁の文化芸術振興費の補助金も受けているため、ちょっとお安めで助かりました。
一番安い席は、何と2000円です。 高校生や若い方もたくさん来ていました。
どんな席でも、本物のオペラを全幕観られるのですから、これは掘り出し物です。

指揮者は、イタリア主要歌劇場で数多く振って来ているダニエール・ルステイオーニ氏。
33歳という若い指揮者です。


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オーケストラは、東京都交響楽団。
合唱は、東京二期会合唱団。
児童合唱は、NHK東京児童合唱団。



主役のトスカは木下美穂子さん、カヴァラドッシは樋口達哉さん。
共に世界でご活躍中です。


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今回は、ローマ歌劇場との提携公演ということで、このオペラが初演された1900年の際のデザイン画を元に作られた舞台美術で、私が観ていたDVDとは全く違うものでした。
大道具、衣装、小道具の製作は、ローマ歌劇場です。
初演の時は、こんな舞台だったのだと...それだけでも感慨深いものがありました。


第一幕終盤の「テ・デウム」の壮大な盛り上がりには胸高鳴り、第二幕のトスカのアリア「歌に生き、愛に生き」、第三幕のカヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」には、うっとりと聴き惚れました。

「星は光りぬ」は歌だけでなく、オケのクラリネットが抜群に美しかったこと! 泣きそうでした...
都響の演奏、若く情熱的な指揮者に反応して、とても感情的で、時に感傷的で、とても良かったです。

第三幕冒頭のオフステージの牧童のソロは、NHK東京児童合唱団の金子淳平君。まさに天使の歌声でした。
学校の音楽の授業では、どんな存在なのかなぁなんて、想像してしまいました。
「今日は、『トスカ』に出るので学校お休みします~」なんて、カッコいい!

オペラを観るのはいつ以来かなぁと思うほど久しぶりでしたが、やはりDVDではダメですね。
もちろん、他の音楽もそうですが...

豪華なひとときを過ごさせていただきました。

ありがとうございました。

ちなみに、この『トスカ』の公演は、16日、18日、19日と続きます。(ソリストたちは替わりますが)

東京二期会のHPはこちらです。
http://www.nikikai.net/index1.html

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