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田川伸一郎のブログ

旭川から~2018・8月~

3日間のお盆休みが終わり、17日から昨日まで、北海道の旭川にお伺いして来ました。

降り立った旭川は、もう秋。
涼しいを通り越して、寒いほどでした。

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金曜日の夕方の旭川は、15.5℃でした。
半袖で歩いている私は、浮いていました...


8月はじめの旭川地区大会を抜けて、北海道大会に出場する学校のレッスンでした。

中学校3校と高校1校。

4月から練習して来た大切な曲を、札幌のKitaraで演奏出来る機会に恵まれた皆さんです。
当然のことながら、全国大会、東日本大会につながるかもしれない可能性を認められた上での出場です。

旭川地区代表としての責任を負って、謙虚さと誠実さを持って向かってほしいという願いで伺いました。
結果が良かった時こそ、謙虚に、自分たちの足りないところを反省し、もう一度足元を見つめ直し、お世話になった方々に感謝し、新しくスタートし直してほしいと思うのです。

「代表」という立場には、その裏にいる「代表になれなかった多くの仲間たち」の思いを背負っているという大きな責任もあります。
その意味を理解して、演奏はもちろん、態度や心の持ち方にも、いっそうの深さが欲しいです。
「うれしい」だけで済ませて良いものではありません。

せっかく得られたチャンスに向かって、自分たちの可能性にラインを引かず、どこまで伸びるか、伸ばせるか...先生にも生徒さんたちにも、大会ぎりぎりまで頑張っていただくスタンスで、厳しめのアドバイスをさせていただきました。

コンクールに対しても、楽曲に対しても、最大限の敬意と誠意を持って演奏すべきだという思いひとつに...

そして、3年生にとっては、最後のレッスンでした。
どの学校の3年生も、1年生からのお付き合いです。(小学校からお付き合いの学校も。)
みんな大きく成長しました。

せっかく出場出来ることになった全道大会で、悔いなく、今年最高の演奏をしてもらいたい一心で、最後まで「ダメ出しの嵐」でした。

皆、全身全霊で受け止めてくれたと信じています。


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4校共、まだまだ伸びる可能性いっぱいです。

2学期も始まり、夏休みのようにたっぷりの練習時間は取れないと思います。

全道大会直前に、宿泊学習がある学校もあります。

でも、言い訳は無し!です。

どれだけのことが出来るか...

先生も、部員の皆さんも、真剣に慎重に、そして、謙虚に...


全道大会でのご健闘を心からお祈りしています。

頑張ってください!



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学びの証

夏休みにレッスンに行った某小学校の子どもたちの楽譜です。

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7月の段階で、皆の楽譜がこのように書き込みで一杯になり、すでに新しいパート譜をもう一度貰って、リセットした状態から書き込みが始まっています。

この小学校の子どもたちは、注意をすると、「はいっ!」の返事と共に、すぐに手が鉛筆に行き、楽譜に書き込みます。

注意されたことを書くだけでなく、自分の思いや願い、イメージ...様々な自主的な学びをどんどん書いています。

「学びの証」です。

書くことと演奏することは、必ずしも一致しない場合もあるけれど、曲を自分のものにしようと意欲的に向かっている気持ちは、最後には必ず「演奏できること」につながると思います。

そして、生涯にわたり、一生懸命練習した夏の思い出の楽譜となるのです。

注意書きだけでなく、仲間たちからの励ましの言葉も書いたりして...
私も、「名前だけでいいので、ここにサインしてください。本番の時、お守りになります」とリクエストされ、書いてあげることもあります。

全てが、ひと夏の学び、人の温もり...


時々、楽譜を楽譜ファイルに入れたまま合奏練習に参加している生徒(そういう学校は何故かみんなそうなのです)を注意することがあります。

書く必要が生じると、いちいち楽譜ファイルから楽譜を出して書き、また、元に戻す。

「楽譜ファイルは、楽譜を保存するための物であって、練習の時にははじめから出しておきなさい。風でペラペラしていやなら、厚紙に貼るか、クリップや洗濯バサミで押さえなさい。」
当然のことながら、楽譜には、たいした書き込みもないまま、あっけなく夏を終えます。


以前、全国大会に出場する中学校の先生が、「県大会までに1枚。県大会が終わると新しい1枚。全国大会までにまた新しい1枚。生徒たちは、書き込みでぃっぱいになった楽譜を3枚持っています。一番新しい情報や注意を書くわけです。こちらの指示も時間と共に変わる場合もありますから、書き込んだ注意を消して、新しい注意を書き、またさらに変わり...訂正された注意書きでいっぱいになるので、期間を待つことなく、新しいパート譜を貰いに来る生徒もいます」と教えてくださいました。

今日の3校をもって、お盆前のレッスンは全て終了です。
壮絶なるスケジュールで走りました。

先生方も児童・生徒の皆さんも、よく頑張りました。

結果はそれぞれ。

でも、確かに育ちました。

技も心も...

明日から3日間は、千葉県の中学校・高校の本選大会を聴きに行きます。

本選に進むような学校の楽譜は、みんな上記の小学生のような書き込みだらけの楽譜を持ってステージに上がるんだろうな。

そうです。 きっと...

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言い訳

今までにない酷暑の中、吹奏楽の練習が続いている。

エアコンもない音楽室、気温は36~38℃にも上がり、部員たちの熱気でさらに暑く感じる。
意識も朦朧としてくるほどの中で音程合わせをするが、楽器のピッチも上がりまくり、どうにもならない時もある。
高めで合わせると、鍵盤楽器とのズレが気持ち悪くて仕方がない。

もちろん、部員たちの体力消耗も、演奏に影響する。

コンクール会場に行くと、キンキンに冷えたリハーサル室でチューニングをする。
当然のことながら、442セントでチューニング。 いつもと勘が違う。 そのままステージへ。 

あの劣悪環境で必死に練習していた姿を思い浮かべると、ちょっぴり言い訳をさせてあげたくなる。


音楽室も、練習に使える普通教室や講堂(ホール)も、全て冷暖房完備の学校。
外の酷暑は、何も関係ない最高の環境。

涼し気な顔で演奏し、いつになっても合わない、いや、合わせていない音程。
劣悪な環境で必死に練習し、音程を合わせ続け、当日だけコンクール会場の低温室でのチューニングをしなければならない学校の苦労を語る。
そして、一言、喝を入れる。 「こんなに恵まれた環境で練習している君たちには、何の言い訳も出来ない」と...


西日本豪雨災害で大きな被害を受けた岡山県倉敷市の真備(まきび)中学校の夏。
吹奏楽部のコンクール参加の様子がテレビで流れていた。

2階まで浸水した真備中学校。音楽室は3階で、音楽室にあった楽器は何とか被害を免れたが、家に持ち帰っていた楽器は泥をかぶり、使えなくなった。
楽器屋さんが、特別に無料で洗浄したり、修理したりしてくださっていた。
部員たちの多くは、被害を受けた家の片付けで部活どころではなかった。

顧問の先生の「こんな時だからこそあきらめない気持ち」で、部員たちはコンクール直前3日間だけ、被害の少なかった他市の学校を借りて練習し、5名が出られない中、吹奏楽コンクールに出場した。

真備中学校吹奏楽部が奏でる『マーチ・ワンダフル・ヴォヤージュ』は、一瞬、被災のことを忘れ、先生と仲間たちと今を楽しんでいる気持ちに溢れ、まさに、「ワンダフル・ヴォヤージュ」の中にいるようだった。

特別な思いのこもった『マーチ・ワンダフル・ヴォヤージュ』に、涙がボロボロこぼれた。
彼ら彼女らの演奏に、涙を拭いながら、心からの拍手を贈った。

諦めず、諦めさせず、部員たちをコンクールに出場させてあげた顧問の先生や許可された校長先生、協力してくれた楽器屋さん、保護者の方々への拍手でもあった。


数年前、親しい先生が、コンクール当日の朝に、最愛のお母様を亡くされた。
ショックと悲しみを必死でこらえ、子どもたちと笑顔でステージに立たれた。
演奏後、すぐに郷里に飛んで行かれた。


コンクールの舞台裏には、様々なドラマがある。
様々な環境や条件の違いがある。

しかし、何の言い訳も出来ない。
何の言い訳も通用しない。


だから...最善を尽くすしかない。

どんなドラマ、環境、条件の中でも...


真備中学校吹奏楽部の皆さん、あなた方の『マーチ・ワンダフル・ヴォヤージュ』から大きな勇気をいただきました。

本当は、私たちがあなた方に勇気を与えなければならないのに。

1日も早く、真備中学校の音楽室で、先生と仲間たちで楽しく練習が出来る日が来ることをお祈りしています。

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千葉県の大学バンド

千葉県吹奏楽コンクールは真っ盛りです。

私も、相変わらず、毎日早朝から夜まで飛び回っています。

昨日の夜は、県内の大学バンドのレッスンでした。

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山梨大学同様、本当に限られた時間での練習の積み重ねで、ここ数年、ぐんと伸びて来ています。

昨日は、コンクール前のレッスンということで、皆、本番の服装を用意しての練習でした。

4年生も、就活や教員採用試験の忙しさをぬって、わずかな時間でも、練習に参加してくれています。

大学からの初心者も経験者も、みんな仲良く、楽しく向上しています。

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レッスンを受ける態度や心意気は、気持ち良いほど真剣です。

私も、短時間練習の中、課題曲を中心に練習のお手伝いをしました。

とても感性の豊かな学生さんが多く、たとえば、「ハーモニーの色を感じて、それに合った少し『含み』のある音色で演奏できますか」という意味不明のアドバイスをすると、それだけで表現が変わります。

指揮者の指令によって、「言われた通りの演奏」をするのではなく、自ら感じて演奏を工夫したり、和声の機能から歌い方を考えたりすることはとても大切な勉強で、将来、教員を希望している学生さんが多いこの大学では、あえてそのようなレッスンのスタイルを取り入れています。

昨日は、朝の7時半から、中学校の暑い体育館レッスンで始まりましたが、夜はこの学生さんたちと共に、ゆったりと「音楽」が出来ました。

短くとも、とても充実した練習になりました。

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みなさんとご一緒できて、心癒されました。

少ない練習でも、こつこつと積み重ねることによって、バンドはこんなに大きく成長していくのだなと、改めて感じました。

コンクールでも、みなさんの優しさや音楽が大好きな気持ちを音に乗せて演奏してください。

また定期演奏会前にお会いしましょう!


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旭川から~2018・7月~

先週の金曜日から昨日まで旭川にお伺いして来ました。
3週連続の北海道でした。


木曜日のレッスン終了後、羽田空港近くのホテルに宿泊し、7時台の飛行機で旭川空港に向かいました。
このパターンは、初めてでしたが、6時台の羽田空港にこんなにもたくさんの人がいるのだということに驚きました。
皆さん、どこからこの時間に来られたのだろうとか、余計なことを考えていました。

このような移動をしたので、金曜日の10時前にはレッスンをスタートし、3日間で12校のレッスンがたっぷりと出来ました。
小学校3校、中学校6校、高校3校です。

今回が今年度初めての学校は3校ありました。
他の9校は、5月か6月に続いての再会でした。

旭川地区の吹奏楽コンクールまであと1週間。
最後の最後まで、演奏に磨きをかけてほしいという願い一心で、各校に向き合いました。

旭川の気温は、見事に30℃越え。 
体育館での練習の暑さは、千葉よりはマシでしたが、かなりこたえました。
でも、演奏している児童・生徒の皆さんは、もっと暑いはずなので、扇風機は全て生徒さん用に使っていただきました。
「千葉で暑いのに慣れてるからさ!」と強がって...でも笑顔で暑さに耐えているオジサンなのでした。


今年度初めての3校です。

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こちらの小学校は、今年度は、学校創立90周年という記念の年で、地域の方々の強い願いあって、11月に記念演奏会をされるそうです。
人数も少ない上、13曲もの曲を演奏するということで、どの曲も並行して練習を進めるため、今年はコンクール出場を取りやめ、記念演奏会を大目標として活動しています。こういう年があっても良いと思います。
コンクールに出ないと言っても、練習量やテンションが変わるわけではなく、レッスンもぜひ!とお声かけくださいました。
演奏会のメインの曲をレッスンしましたが、目の前にコンクールがあるわけではないので、発問形式で子どもたちが自ら考え、感じ取って演奏するための勉強の仕方を伝授しました。
他の曲にもおおいに生かせることです。
地域の方々に喜んでいただける記念演奏会になりますように。


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人数も多く、やる気もいっぱいの金管バンドです。
顧問の先生は、とても真面目で熱心な方で、レッスンが終わったその日のうちに、学びのまとめを丁寧なメールで送ってくださり、すぐに次の練習へのめあてを、児童だけでなく、ご自身のご指導に向けても設定される誠実な姿勢をお持ちです。
そんな先生に育てていただいているだけあって、子どもたちの学ぶ姿勢も真剣でたくましいです。
小学生には難しい曲にチャレンジしていますが、ステップを踏んだ練習の成果と、子どもたちの個性を生かした力配分のおかげでとてもレベルの高い演奏に仕上がって来ていました。
楽譜を根拠に、さらに楽譜の奥の読みを深め、子どもたちと話し合いながら表現の質を高める楽しい勉強が出来ました。
あと1週間のめあてを得た先生と子どもたちはもキラキラ輝いていました。


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昨年度、初めてお招きくださった中学校で、今年度もぜひとお声かけくださいました。
顧問の先生は、生徒ひとりひとりの個性や力を見極め、苦手なことからも逃げずに、むしろそれを乗り越えるためにとも考えて、オリジナリティ高い選曲をされました。
「コンクールに向く曲のかな?」と心配していましたが、曲の良さを感じ、木管楽器の3年生が2人しかいないという苦境も乗り越えた温かい演奏を作り上げていました。先生の意図に納得です。
曲の持つ「和声の力」を感覚的にとらえさせ、それを生かした表現を工夫することをメインに練習しました。
理解力のある先生なので、私が伝えることをどんどんキャッチして、演奏に反映させるご指導をしてくださいます。
曲の持つ豊かな感性が、部員たちの心に響き、より音楽的なメッセージが伝わる演奏になりそうです。
何よりも、先生と生徒たちの一体感や思いやり、温もりが素晴らしいバンドです。



そして、今年度、2~3回目の学校です。
前回からの大きな成長の確認と、あと1週間の課題把握の良い勉強が出来ました。


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こんな美しい風景もお土産となりました。

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夏の良い思い出のコンクールとなりますよう、心からお祈りしています。

「良い演奏が出来ました!」のご連絡を待っています!

頑張ってください!


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