田川伸一郎のブログ

旭川から~2017・8月

先週の金曜日から昨日まで、北海道の旭川にお伺いして来ました。
5月から7月まで、毎月たくさんの数の学校にお招きいただいて来ましたが、今回は、8月はじめの旭川地区大会終了後に、地区代表となった学校3校からのお招きでした。


先週は、水曜日~木曜日が熊本、明けて金曜日が旭川へと、気づいたら3日連続で飛行機に乗っていました。
2日間のお盆休みでは、疲れも取れないまま、このすごい日程に突入してしまいましたが、熊本では2校、旭川では3校と、レッスン校の数的にはいつもよりゆったりとしており、水曜日と金曜日は移動と夕食会だけで済んだ分、思ったほどのきつさはありませんでした。
それでも、身体にはこたえているよなぁと思いながら、寝られる時間にはプチ爆睡。
無事に帰って参りました。


旭川は、すでに秋の気配でした。
7月に伺った時には、とても暑かったのに、もう風は涼しく、田畑の様子も変わり、空と雲と夕焼けもどことなく秋の色でした。


旭川地区の中学校・高校は、どの編成の部門も、とてもレベルが高く、地区代表になるのはとても大変だそうです。
私がレッスンに伺っている中学校でも、「どうしてこんなに上手な学校が代表になれないのだろう?」と疑問に思ってしまうほど、上手な学校がたくさんあるのだと思います。

今回は、中学校2校、高校1校からのお招きでしたが、この3校も、そんな狭き門を見事通過されたバンドです。
全道大会は、来週末に札幌で開催されます。
地区大会前に、かなり詰めた練習をされたと思いますが、大会を越えるごとにバンドのレベルは上がり、次なる要求が出来るようになったり、逆に、吹き慣れてしまって粗が出て来てしまったり、喜びと苦しみが同居した状態にあります。
顧問の先生の曲の解釈は固まりつつありますが、「あれれ?そこはそうやるの?」という癖のようなものが付いてしまう場合もあります。

今回のレッスンでは、地区大会を抜けるだけのレベルには達しているわけなので、何か特別な新しいことを伝えるというよりも、今進んでいる練習の中に見える「穴」を潰す練習や、それぞれの曲の原点に返って、曲の求めているものを正しく表現する練習やアドバイスをさせていただきました。

生徒さんたちのモチベーションは十分!
3校ともホール練習と、練習環境も十分!
時間もたっぷり!

とても良い練習が出来ました。
ご協力くださった保護者の皆さまにも心から感謝でした。

HsxNmYs3FMFzQmq1503264463_1503264480.jpg
i8nhYVHL0e5ovle1503265728_1503265748.jpg  leG5JMT7MwZrpeG1503265541_1503265556.jpg
TqkQJDGGDx74EfF1503265598_1503265631.jpg  yX5BgX5xJHL8htx1503265672_1503265691.jpg
ZdWN_3Q1nbBYfoc1503265426_1503265450.jpg  Hf99NTqFS4LPpjE1503265483_1503265507.jpg
SwyGeVbveZSM2yi1503264508_1503264558.jpg
中学校C編成代表・旭川市立旭川中学校 (指揮:松田奈々先生)
演奏曲 「西遊記」~天竺への道/広瀬勇人

こちらの中学校は、部員全員で19名という少ない人数で活動しています。
もちろん、1年生も初心者を含めて全員が戦力です。
毎年、選曲からご相談くださるので、私の中の今年の小編成イチオシ曲「『西遊記』~天竺への道」をお勧めしたところ、先生も生徒さんも気に入ってくださり、少人数ながら、曲の魅力を最大限に生かした、とてもドラマチックな演奏に仕上がっています。
冒頭はクラリネットの長いソロで始まりますが、クラリネットパートには3年生がおらず、2年生が重責を背負って演奏しています。ほんとに上手になり、感動です。
小編成ならではの「ファミリー感」を大切に本番に向かってください。


TnHmSqz10g8jpHP1503264589_1503264610.jpg
IMG_0029_convert_20170821070036.jpg  IMG_0028_convert_20170821070021.jpg
IMG_0024_convert_20170821070001.jpg  IMG_0019_convert_20170821065921.jpg
IMG_0018_convert_20170821065901.jpg  IMG_0023_convert_20170821065943.jpg
HXqXGnN0vxAaASj1503264661_1503264713.jpg
中学校A編成代表・東神楽町立東神楽中学校 (指揮:菅野哲也先生)
課題曲 「スケルツァンド」
自由曲 交響曲第二番「キリストの受難」より/フェラン

学区の小学校1校には金管バンドがありますが、他の小学校にはバンドがなく、木管はもちろん全員初心者、金管打楽器も中学校からの初心者がとても多いバンドです。
たゆまぬ基礎練習の積み重ねで、木管楽器もしっかりソロをこなせる程の力を付け、一枠しかない全道大会への代表権を手にされました。
学区がとても広いため、バス通学をしている生徒さんもいるとのこと。限られた練習時間で、最大の努力をしています。
2曲とも、楽譜を入念に読み込み、忠実に演奏することを見直しました。


bHxR4VViUm2RAZb1503264752_1503264775.jpg
IMG_0030_convert_20170821071245.jpg  IMG_0031_convert_20170821071306.jpg
IMG_0033_convert_20170821071330.jpg  IMG_0035_convert_20170821071353.jpg
IMG_0036_convert_20170821071416.jpg  IMG_0038_convert_20170821071437.jpg
rU_xKaP9_Wk6Agl1503264802_1503264867.jpg
高等学校A編成代表・北海道旭川永嶺高等学校吹奏楽局 (指揮:吉川和孝先生)
課題曲 「スケルツァンド」
自由曲 「いにしえのときから」/ヴァン・デル・ロースト

旭川凌雲高校と旭川東栄高校の統合で「旭川永嶺高校」になって2年、凌雲高校時代の制服は今の3年生だけになってしまいました。
凌雲高校時代からお招きいただいている私にはちょっぴり寂しい気持ちです。
地区大会は、全員黒シャツで出場されたそうですが、全道大会には2種類の制服そのままで出場されるとのこと。良いことです。
1日お付き合いさせていただいたホール練習の多くの時間を、「スケルツァンド」に費やし、この曲の特徴である「和声感」を じっくり掴み直しました。
自由曲の「いにしえのときから」は、とても難曲です。技術的なハードルを最後まで諦めずに乗り越えてください。


旭川永嶺高校の練習場に着くと、何やら生徒さんたちからの改まったご挨拶が...
毎回のレッスンへの感謝とちょっと遅いお誕生日のお祝いをしてくださいました。
凌雲高校時代から歌い継がれているというオリジナル曲「心から心へ」の合唱を一部私への感謝の歌詞に替えて歌ってくださり、そして、「風になりたい」を生き生き演奏してくださいました。
全て生徒さんたちの意思で考えてくださったそうです。
このバンドの生徒さんたちは、いつもとても優しい眼で私を迎えてくださいます。
感謝したいのは、私の方です。
「もっと力のある先生を招いたら、もっと君たちの役に立つと思うのに、僕なんかでごめんね...」と言うと、あちこちで首を横に振り、笑顔で見つめてくださいました。

hs_nMeUD5sJYlPw1503264900_1503264968.jpg
                 BsZ4kD9Ef7cS5zu1503265004_1503265080.jpg
SkZug7LZSElenmx1503265308_1503265376.jpg
いただいた色紙には、「田川先生の優しい笑顔と楽しく勉強になるレッスンが大好きです」「先生のレッスンから毎回パワーをもらっています」「田川先生の世界観が大好きです」「小学校からずっとお世話になっているので感謝ばかりです」「先生のハートフルなレッスンが大好きです」...と優しい言葉がたくさん書かれていました。
これからも君たちの支えになれるように、ますます勉強し、ますます優しくなりたいと思います。
本当にありがとうございました。



全道大会までの練習、応援してくださるたくさんの方々に感謝し、とことん頑張ってください。
札幌で悔いのない演奏が出来ますよう、心からお祈りと応援をしています。
みんながんばれ!


スポンサーサイト

PageTop

熊本県の小学校バンド

昨日までの2日間、熊本県へお伺いして来ました。
熊本県の天草には毎年お伺いしていますが、熊本市内へのお伺いは初めてでした。


熊本と言えば、まだ昨年4月の大地震のことが鮮明に残っています。

先生方からも、実感あるお話を伺いました。
学校が避難所になり、1000人以上の方が避難されていたこと。
その避難所で、先生方は「職員」として働き、30時間労働(つまり寝る時間もなく働き続けた)の日もあったこと。
避難所での様々な人々の希望や不満にも対応していたこと。
そうしている中で、「このまま働き続けたら、避難者ではなく自分が死ぬかも...」と思ったこと。
自分の家や家族、親戚、友人には被害がなく、「奇跡だ」と感じたこと。
学校も部活動もストップして、5月の連休後からやっと学校が始まったこと。
「あたりまえの生活」がどんなに幸せなものであるかを痛感したこと。

テレビの情報では知ることが出来ない様々な震災時の様子も聞かせていただきました。

名所、熊本城も甚大な被害を受け、その様子は近くの道からでも分かりました。

IMG_0001_convert_20170818001516.jpg
                 IMG_0002_convert_20170818001539.jpg
とりあえず、これ以上崩れないようにモニタルでカバーしてありました。
10年では全く足りず、もしかしたら20年かかるかもと言われているほどの改修工事期間が必要だそうです。


IMG_0003_convert_20170818001556.jpg
1階部分がつぶれて傾いたマンションが、解体されないまま、まだそのまま残っています。
下敷きになってつぶれた車も見えました。
この横を、小学生が普通に歩いていました。
また大きな地震でもあったら...こわいです。


他にも、まだ崖崩れになった一般道路脇の崖の修復工事などの様子も見られました。
一見、生活自体は普通に戻っていましたが、まだまだ完全復興はしていないということが分かりました。


今回のお伺いは、2つの小学校でした。

ご依頼のご連絡をいただいた時には、7月や夏休みの予定はびっしりで、私が「4日間のお盆休み」と決めていたうちの最後の2日間を使ってお伺いさせていただくことにしました。
こんなお盆明けに...しかも、熊本県大会を抜けると、福岡での九州大会の前日のレッスンとなる日でした。
そんな大きなコンクールの前日に、初めてのレッスンなんて...と私が尻込みしてしまいましたが、「熊本県代表になれるかどうかは分かりませんし、ぜひともご指導いただきたいので」と熱心にお話しくださいました。

一校は、熊本県大会で見事に県代表になりました。
まさに、今日開催される九州大会前日の昨日のレッスンとなりました。

熊本に着いた一昨日の夜、会食の場で、代表になった学校の先生に「九州大会の前日に、私なんかの初レッスンなんていいんですか?出来るだけいじらないようにしますので...」とお話しすると、「先生、大丈夫です。子どもは常に成長し続けています。九州大会はゴールでも何でもありません。単なる通過地点です。ゴールは3月の定期演奏会です。そこまで、子どもたちを伸ばし続けたいのです。前日でも何でも、田川先生の音楽を私と子どもたちにたっぷりと注いでください。うちは午前中のレッスンなので、午後にしっかり復習し、まとめますから大丈夫です。正直なところ、私と子どもでやっている音楽は行き詰っている面もあるのです。何をしたいのか、わからなくなっています。なので、田川先生に新しい風を吹き込んでいただくことは、ありがたいことなのです。」と。

そんな先生の大きな考え方に敬服しました。
普通なら、「とりあえず、今の演奏で九州大会に臨もう。前日にあれこれ言われるのは御免です」というところです。
先生は違いました。
前日も子どもたちが大きく成長出来るチャンス!
すばらしいです。
先生に本当の自信があるからこそのお考えです。

もう一校は、県大会で終わりましたが、やはり、「秋にもRKK器楽合奏コンクールがあります。私も子どもたちも、今の演奏には満足していません。まだまだ自分たちは伸びると信じています。だから、吹奏楽コンクールが終わったこのタイミングでご指導いただけるのはありがたいのです」と。
県大会で落ちた位で、やる気消沈ではなく、ますます上手になろうという意欲につなげられる先生と子どもたちに、こちらも敬服でした。

昨日のレッスンのために、2校とも、ろくにお盆休みも取らずに練習されたとのこと。
保護者の方々のご理解ご協力も半端ではないと思いました。

そんな先生方と子どもたちのために、誠心誠意アドバイスさせていただきました。

q5GHMUmGz6QWFt01502981632_1502981651.jpg
IMG_0006_convert_20170818001614.jpg  IMG_0012_convert_20170818001716.jpg
IMG_0016_convert_20170818002129.jpg  IMG_0020_convert_20170818001924.jpg
IMG_0015_convert_20170818001758.jpg  IMG_0014_convert_20170818001738.jpg
IMG_0008_convert_20170818001637.jpg  IMG_0017_convert_20170818001821.jpg
goBuIn_y58DW85z1502981669_1502981718.jpg
こちらの学校は、九州大会前日のレッスンに臨まれました。
練習場に着くと、美しいコラールが聴こえて来ました。
コンクール前日であっても、コンクールの曲だけでなく、コラールを丁寧に練習していることに感動しました。
コラールは、私がとても大切にしている練習です。単なる音程合わせやハーモニーづくりではありません。
音楽の運び、和声進行の感受、シンプルな教材で楽曲構成を勉強します。
まず子どもたちとおしゃべりをしてから、先生は「コラールを指導してほしい」とおっしゃいました。コンクール前日にです。
このレベルの高いバンドのために、私は小学生には難しいとも思われる内容で指導しました。
ものすごい集中力と向上心、そして、確かな基礎力のある子どもたちは、私の言わんとすることを何とか理解して表現しようと努力してくれました。
コンクール曲でも、「前日ということは考えずに」という先生のご指示どおり、私が考えるフレーズの運び方、メリハリの付け方、各場面の特徴の生かし方、子どもたちの主体性の持たせ方...遠慮なくやりました。
先生は、子どもたちに何度も、「みんな!楽しいなぁ。音楽がどんどん変わっていくなぁ。ありがたいなぁ」と声かけしてくださいました。
コンクール前日に、これまで作り上げて来た表現を塗り変えられ、とまどっているかもしれない子どもたちの心を安心させるためだということが私には分かりました。
私も、「基本的に君たちの演奏は、全く間違っていないから、今は違う味付けをちょっと楽しみ、先生が帰ったら全部元に戻して大丈夫だからね!安心しなさい。」と何度も話しました。
子どもたちは、こんな大人たちの話ですっかり安心してコンクール前日の練習を楽しみました。
実力あるすばらしい先生のことです。私が施したことで、翌日生かせるところは使い、そうでない所は元に戻し、午後の練習では先生と子どもたちの一致したところで演奏を完成させられたに違いありません。
先生は、レッスン内容だけでなく、出会いの瞬間に、私が正座して子どもたちと同じ目の高さで話したことに感動してくださいました。
そういうことに感動出来るすばらしい先生なのです。一流の教育者であり指導者です。
そして、一流の子どもたちです。 「演奏は人格」の部活Tシャツも形だけではありません。
「結果は何でもいい、結果は関係ない。君たちのやりたい音楽を思い切り出来ればそれだけですばらしいのだから」と励ましてお別れしました。
今日、福岡での九州大会で、先生と子どもたちが悔いなく伸び伸びと演奏出来ることをお祈りしています!


DXzKBw1qsE1bWP61502981743_1502981765.jpg
IMG_0034_convert_20170818003434.jpg  IMG_0028_convert_20170818003406.jpg
IMG_0025_convert_20170818003324.jpg  IMG_0024_convert_20170818003300.jpg
IMG_0023_convert_20170818003232.jpg  IMG_0021_convert_20170818003211.jpg
IMG_0027_convert_20170818003346.jpg  IMG_0029_convert_20170818003534.jpg
OcuZnmVnR2HK4yx1502981785_1502981912.jpg
こちらの学校は、吹奏楽コンクールは終わっていますが、まだまだ向上心に溢れるバンドです。
事前に県大会の録音CDを送ってくださり、その演奏を聴かせていただくと、会ったこともない先生と子どもたちなのに、先生の指揮姿や演奏する子どもたちの姿が目に浮かんでくるような生き生きとした演奏であったことがうれしかったです。
少々演奏に傷があったとしても、そんな演奏をする小学校バンドが私は大好きなのです。
始めのおしゃべりタイムでは、子どもたちにまずそのことを話しました。そして、たくさん褒めてあげました。
そして、驚いたことに、こちらの学校でも、練習のスタートはコラールでした。
熊本の小学校は、常にコラールを練習メニューに取り入れている学校が多いそうです。すばらしいことです。
教材は学校によって違い、こちらの学校では、「夕やけこやけコラール」という教材を使っていました。
一度演奏を聴かせてくださった後、先生は音程やハーモニーの確認をされ、その後、ちょっぴり困ったお顔に...
「田川先生、すみません。この先、コラールというのはどのように指導すればよいのでしょうか?」
率直なお悩みのご様子に、私はむしろ感激。コラールはシンプルだからこそ指導が難しく、また奥が深いのです。
では!と、私が指導をタッチしました。コンクールを控えているわけではないので、ここにもたっぷりと時間をかけられました。
手を使いながらみんなで旋律を歌ってフレーズの味わいを感じ直したり、旋律パートの音のブレンドを作ったり、低音パートの役割を確認したり、内声の演奏の仕方を勉強したり...
ほんの4小節だけ演奏するグロッケンにもこだわりました。
打楽器メンバー全員に弾いてもらい、他の皆は目をつぶって「夕やけこやけ・グロッケンコンテスト」でした。
優勝者は、一番やんちゃな男の子でした。 本人もみんなもびっくり! 楽しいコンテストでした。
コンクール曲でも、「夕やけこやけコラール」を活用する方法を実演し、曲の表現がぐっと変わりました。
また技術的なハードルを乗り越えるための練習方法のアイデアもアドバイスさせていただきました。
ふと気づくと、休憩無しに2時間以上が経っていました。
「えっ!ほんとだ!僕たち、2時間もこんなに集中して練習出来たの、最高記録です!」とチューバ君。
皆の集中力とやる気を、私からもたくさん褒めてあげました。
「もっともっと君たちと練習したいなぁ。でも飛行機の時間に間に合わなくなっちゃう...残念...」
本当にもっともっと一緒に練習していたい、かわいい子どもたちでした。
笑顔が優しい勉強熱心な先生のご指導が、こんなかわいい子どもたちに育てているんだな。子どもたち、幸せだな!


tKgfCl0u3swTYH31502981569_1502981611.jpg
レッスン前日の夕食会で、先生方のお話を伺い、大ファンになってしまいました。
教育としての吹奏楽指導を本気で考えていらっしゃる先生方、心を育てる指導を求めていらっしゃる先生方です。
バッチリ波長が合い、来年度のレッスンのお願いの話まで...
そして、天草の先生方同様、とても優しく温かい先生方でした。
レッスンには、市内の先生方も数名見学にいらしてくださいました。
みんなで勉強、みんなで向上...すばらしい仲間たちです。
これからもぜひお付き合いください。
お招きいただき、本当にありがとうございました。



今から、また羽田に向かいます。
今日は移動だけですが、旭川にお伺いし、明日と明後日、3校のレッスンにお伺いさせていただきます。
旭川地区代表になり、全道大会に向けて頑張っている中学校、高校の練習をお手伝いさせていただきます。
がんばってきます!


PageTop

茨城県吹奏楽コンクール小学校の部

今日は、水戸市にある茨城県民文化センターで開催された「茨城県吹奏楽コンクール・小学校の部」を聴きに行って来ました。

私も、東関東大会で何度も子どもたちと演奏したことがある懐かしのホールです。


FSeJI73IAMGjfN71502538923_1502538946.jpg

今日は、8月12日...単純に考えて、この日まで小学生を部活に引き留めておくということが、どれだけ大変であるかを考えていました。

千葉県の小学校のコンクールは2週間前に終了し、全国の遅い地区も先週には終了しているという中、おそらく「日本一遅い小学校の県大会」ではないかと思います。

ご指導されている先生方も大変でしょうし、子どもたち、保護者の皆様も、ここまでは練習ということで、何とか都合をつけていらっしゃるのでしょう。

ただただ頭が下がる思いです。

その分、夏休み練習で培った力が感じられる演奏が多く、とてもレベルが高かったです。
数年前までは、地区大会をおこなってから、この時期に県大会という仕組みになっていましたが、今は小学校の部はいきなり本日の県大会です。

出場したのは22校でした。
千葉県の60校(県代表選出部門)に比べて少なく、また各校の部員数も20~30名位がほとんどで、一番多い学校でも40数名程度でした。

この時期のコンクールということもあって、参加数が少なかったり、部員数が少なかったりということもあるのかなと思いました。

でも、そういう苦労を乗り越えて演奏する子どもたちの姿と音は、キラキラ輝いていました。


全く個人的ではありますが、特に印象に残った学校です。

♪水戸市立三の丸小学校(指揮 : 渡邉晶子先生)
喜歌劇「天国と地獄」序曲/オッフェンバック作曲
 木管の各ソロの上手さにびっくりしました。オーボエ、フルート、クラリネット、サックスと、次々に名プレイヤーが舌を巻くほどのソロをつなぎ、バンド全体のサウンドや音楽の運びも、とても上品で素敵でした。
子どもたちひとりひとりの自発性が感じられる演奏に共感しました。
朝日新聞社賞(第一位)を受賞されました。

♪常総市立水海道小学校 (指揮 : 倉持香先生)
ブラスのための小組曲/アーノルド作曲
 一昨年度は、大雨による水害のために東関東大会を辞退せざるを得なかったという無念の経験をお持ちの学校です。
年度末の演奏会に行かせていただいた記事をブログでも紹介させていただきました。
美しくしっかりとした音色、清楚で正確な合奏づくり、倉持先生のご指導の緻密さと子どもたちのひたむきな練習の姿が目に浮かぶような感動的な演奏でした。

♪水戸市立笠原小学校 (指揮 : 齋藤敬子先生 )
コール・オブ・ザ・クランス/ホーベン作曲
 伝統ある笠原小学校らしいしっかりとした音づくり、ブレンド感ある柔らかいサウンドで、いい意味で大人っぽい演奏を聴かせてくださいました。
曲全体の構成や各場面の雰囲気をよく感じ取って、曲の魅力を十分に表現していました。
低学年の子どもたちの活躍にも拍手です!

♪美浦村立大谷小学校 (指揮 : 三井健嗣先生)
ラプソディ・イン・ブルー/ガーシュイン作曲
 出だしのクラリネットソロ君のグリッサンドに驚き、曲の展開と共に、様々な楽器のソロプレイのカッコ良さとパワフルな合奏に、子どもらしいエネルギーを感じました。
指揮の先生がちょっぴりオーバーアクションでしたが、子どもたちと共に音楽する喜びを共有している姿が見て取れ、きっと先生と子どもたちが仲良しなんだろうなと思える楽しいステージでした。



上記の学校は、いずれも東関東大会に駒を進めました。

宇都宮では、きっとますます進化した演奏を聴かせてくださることと思います。
楽しみです!

みなさん、これでやっと本当の夏休みですね! 
先生方、子どもたち、保護者のみなさま、今日の日のために...本当にお疲れ様でした。

水戸まで聴きに行って、本当に良かったです。

審査結果の詳細は、下記の茨城県吹奏楽連盟HPをご覧ください。
http://www.iba-sui.jp/concours/H29/ken/con-ken4.html

PageTop

千葉県吹奏楽コンクール本選大会~中学校・高等学校B部門

今日は、千葉県文化会館で開催された「千葉県吹奏楽コンクール本選大会・中学校、高等学校B部門」を聴きに行って来ました。

いつも千葉県文化会館まで車で行くと、家からは2時間見ておいた方がというほど道が混むのですが、今日8月11日は「山の日」ということで、世の中は休日なのでした。
仕事関係の車が少ないだけで、いつもの半分位の時間で着いてしまい、驚きました。

QVzCqGlBIUDDf581502461413_1502461435.jpg

この本選大会に出場するためには、中学校は4日間(156団体)、高校は2日間(78団体)にわたる予選を通過しなければなりません。

今日出場したのは、予選を勝ち抜いた中学校20校、高校14校でした。

千葉県では、このB部門に出場出来る部員数が、「前年度の1、2年生(つまり今の2、3年生)で、中学校40人以内、高校45人以内」と決まっており、それ以上の部員数がいる学校はA部門にしか出場出来ません。

B部門の人数制限は、東日本学校吹奏楽大会の規定と同じ「30名以内」となっていますが、中には、10名台の学校、そして、最少は7名というアンサンブルコンテスト並の人数で予選を抜けて来たバンドもありました。

自由曲1曲だけの演奏なので進行も早く、また、予選を抜けて来たレベルの高い演奏ばかりでしたので、鑑賞も楽しく、あっと言う間に1日が過ぎました。

毎回、コンクールの「あるある」なのですが、同じ学校の演奏に、「満点」を付ける審査員と「最低点並の点」を付ける審査員がいるのは何故?と思います。
音楽ですから、客観性だけで評価出来ないことは重々承知ですが、主観的な評価の差は「表現」の項で出るべきものであり、「技術」においてはある程度客観的に分かるのでは?と思います。

「技術」まであまりに主観的に付けられ、しかも、満点と最低点近いジャッジペーパーが渡された先生と生徒さんの気持ちは、どうも納得いかないものにはならないでしょうか。

結果が良ければ、「?」で終わると思いますが、その低い点数のせいで、あと1点、2点の差で県代表を逃した学校は、本当に気の毒ですし、いつまでも審査表を見て、「この審査員の点数が...」と苦しい思いをすると思います。

本選になれば、「上下カット」がありますが、予選や小学校の部では上下カットがありませんから、本当にひとりの「おかしな点数」だけで結果が覆されてしまいます。

でも、「それがコンクールなんだから、嫌なら出なきゃいいんです」と言われて終わりですし、審査員に問い合わせをすると、翌年のコンクールには出られないなどのペナルティがあるので、結局、そのままです。


今日は、中学校20校、高校14校の演奏をほとんど全部聴きましたが、本当に上手ですし、それぞれの団体の良さや苦心の様子も手に取るように分かりました。

小編成バンドならではの工夫が見られた演奏もたくさんありましたが、違和感あるカットをしている演奏は「あれれ?」という気持ちが印象づけられ、上手であっても感動的に聴こえないものだと痛感しました。

また、相変わらず、音程や音色を破壊して鳴らす「爆音」を「迫力」だと勘違いしている演奏、全く音楽的とは言い難い不自然で不必要な身体の動きをバンド全体で盛大にしている演奏など、「顧問の先生が育てたように育ってしまった残念な演奏」もありました。


レッスン校の中学校、高校の皆さんも、それぞれに良い演奏を披露され、学校での顧問の先生と部員たちの日々を思い浮かべながら聴かせていただきました。
練習どおり、またはそれ以上に演奏出来たのに結果が出なかった学校、こんなはずではなかったのにと後悔の演奏になってしまったのに結果が出た学校...コンクールというものはそういうものですが、良い演奏だったにもかかわらず、僅差で代表を逃した学校は無念以外の何ものでもありません。


決して「結果」だけにこだわらないで欲しいと思うのです。

時々、レッスンの時にお話しします。
「審査員の先生がくださる賞も大切だけれど、それ以上に大切にしてほしいのは、顧問の先生がくださる賞です。日々、皆さんの練習を見て来られた顧問の先生が、本番の演奏や当日の行動に対してどんな賞を付けてくださるか...。皆さん、ぜひ顧問の先生から『ゴールド金賞』をいただけるような行動と演奏が出来るように頑張ってください。」と...

皆さんは、顧問の先生からどんな賞をいただけたのでしょうか?


東関東大会は、中学校B部門が9月16日(土)に茨城県ひたちなか市文化会館、高等学校B部門が9月9日(土)に栃木県宇都宮市文化会館で開催されます。

めでたく県代表に選ばれた学校の皆さんは、東日本大会出場を夢見て、さらに頑張ってください。


j2dNAVz9yw8Udjy1502457896_1502457951.jpg
鎌ヶ谷高校吹奏楽部(指揮:川口智子先生)の皆さんも、県代表・ヤマハ賞(二位)を受賞されました。
おめでとうございました!
演奏曲 キリストの復活~ゲツセマネの祈り~(樽屋雅徳)



審査結果の詳細は、下記、千葉県吹奏楽連盟のHPをご覧ください。
http://www.chibasuiren.gr.jp/news/

PageTop

夏休みレッスン行脚の巻~その四

4月後半から始まったオフ無しの日々が、今日で終わりました。

そして、各地の予選はほぼ終わりました。

私が関わらせていただいた学校の先生方、部員たちは、みんな誠実で一生懸命でした。
最善を尽くし、この最善以上のことは出来ないと言えるほどまで頑張っていました。

結果にかかわらず、コンクールに向けて頑張った心地良さ、自分との闘い、葛藤、仲間との絆、ステージでやり切った感動と清々しさ...大切な経験を心に残して欲しいと思います。

そこに、「賞」以上の「本当の宝物」があるのですから...


私も、各学校の実情に合ったアドバイスをと、誠心誠意尽くして来ました。
先生方おひとりおひとりの願いやお悩みに寄り添って来ました。

微力ながら、私も最善を尽くしたことは確かです。
しかし、ここで一度、謙虚に自分を振り返り、ゆっくり考えてみたいと思います。

支部大会に駒を進めることが出来た学校には、これからもさらに誠意を持ってお手伝いしていきたいと思います。

暑い夏、熱い夏は続きます。


F_71iP1AmjzVHJ01502107320_1502107345.jpg
             tkzNWQQqGsrDhHa1502107361_1502107375.jpg
群馬県の中学校です。
同じメンバーで、合唱と吹奏楽のコンクールに同時進行で出場し、どちらも素晴らしい成績を収めています。
先生の神業的な指導力と生徒さんたちの鋭い順応力には脱帽です。
見学に来られた他校の先生も、どんどん変わっていく演奏に、眼を白黒させて聴き入っていらっしゃいました。
上位大会での好成績を期待します!


Jk7inwFRthwo2eX1502195581_1502195603.jpg
千葉英和高校は、A部門で25年ぶりの千葉県本選大会進出です。
今の顧問の先生になってからは初めてのことです。本当におめでとうございます!
ミッション系の学校なので、自由曲の『キリストの受難』は、ぴったりです。
本選大会でも、悔いのない「ハートの演奏」が出来ますように!


x4piizGLFVWy2841502195623_1502195639.jpg
鎌ヶ谷高校は、ホール練習で本選大会前の最後の調整をしました。
総文祭で、講師の先生や他校の先生からたくさんのお褒めのお言葉をいただき、自信を付けると共に、指摘していただいた課題をクリアすべく、練習には余念がありません。
今年も、激戦の千葉県大会を抜けて、東関東大会への切符をつかめますように...


N_wyMIxNyMSBh0o1502286626_1502286645.jpg
初心者の1年生も加わって、難しい邦人作品に取り組む県内の中学校です。
休憩時間にも、ひたすら個人練習や合わせ練習を自主的にしている姿に感動します。
新しい顧問の先生と共に、今年も本選大会突破を目指しています。
ホール練習で、さらなる課題が見つかり、翌日の練習への意欲をさらに膨らませていました。


Wi3M5W3JRCJjT5d1502286664_1502286688.jpg
今年度からお手伝いさせていただいている県内の高校バンドです。
本選大会出場を決め、より豊かな音楽性を求めて練習に励んでいます。
技術的なスキルがずいぶん上がりました。今回の曲では、和声の進行と機能を逃して演奏するわけにはいきません。
今回は、徹底的にその勉強をして旋律中心から和声中心の演奏に変容して来ました。


mcgw7T_2GUTiIqK1502370187_1502370204.jpg
東京の高校バンドです。3年生は受験勉強のため、全員が引退して、1・2年生30名でのコンクール出場です。
コンクール会場の響きに近いというすばらしいホールを1日お借りしてのホール練習でした。
これまでにたくさんのハードルを乗り越え、曲の雰囲気もずいぶん出せるようになりました。
最後の最後まで、「音程!音程!」...あきらめずに、合わせ続けてくださいね!



暑さの中、休みなく動き回って来て、身体も心もクタクタですが、こんな瞬間に癒されます。

kUQmt7tcVACL22R1502062142_1502062205_convert_20170809065241.jpg
                 012iQ0vd92ZuQ9P1502286539_1502286607.jpg
vQ2P1utjxb62rY01502370107_1502370169.jpg


明日は、千葉県の中学校・高等学校B部門の本選大会です。

出場する皆さんのご健闘をお祈りしています。


PageTop