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田川伸一郎のブログ

打楽器がつなぐうれしいご縁

先日、プロとして活躍されているお二人の打楽器奏者の方と夕食を共にする機会をいただきました。

おひとりは、このブログでもご紹介させていただいたことがある前田啓太さん。
もうおひとりは、この日がお会いして二回目となる藤原耕さんです。

藤原耕さんは、私が合奏のお手伝いをさせていただいている高校で、打楽器のトレーナーとしてレッスンされていらっしゃいます。
ホール練習の際にご一緒させていただきました。
物腰の柔らかい、とても謙虚な方で、合奏でのアドバイスも大変素晴らしいものでした。
そして、私が考えていることを、わかりやすい具体的な指示として、打楽器の生徒さん方に指導してくださいました。

前田啓太さんと出会った時も同じでした。

私のような打楽器にはド素人の人間にとって、お二人のようにきちんと音大で勉強をし、コンクールでも実績を上げ、プロのプレイヤーとして演奏で生活を成り立たせていらっしゃる方々は、まさに雲の上の存在です。

でも、お二人とも、合奏レッスンの時には、私を立て、必要なことはしっかり指導し、生徒たちが混乱しないように気遣いをしながらアドバイスに加わってくださいます。
当然のことながら、私も、打楽器の専門的な指導の場面ではお二人に任せ、余計な口は挟みません。

ど素人の私にまで気を遣ってくださるところが、プロなのだなぁとつくづく思います。
少なくとも、「吹奏楽部」の外部講師として、どのように振る舞うことが良いのかを生徒目線で考えられるところが、プロフェッショナルです。

そして、お二人は、レッスンでご一緒させていただいた時には、その日のうちに、「今日は勉強させていただき、ありがとうございました」と、感想やお礼のメールをくださいます。
勉強させていただいたのはこちらなのに...

こういう面にも謙虚さが表れ、ますます人の縁や仕事の縁が広がっていくのだと思います。

偶然にも、このお二人はかなり多くのステージを共に作って来た大親友なのだそうです。

私が藤原さんと出会ったことを前田さんがとても喜んでくださり、「三人で一緒にお食事しましょう!」とお誘いをいただいて、私の都合に合わせた日時で機会を作ってくださいました。

プロフェッショナルな打楽器プレイヤーのお話は、うっとりするほど素敵で、音楽界の様々なことや他の打楽器プレイヤーのお話などを私にも分かるように楽しく聞かせてくださいました。

お二人は、私のバンド指導や教育のことにも、眼をキラキラさせて耳を傾けてくださいました。

学校の先生方とのご縁もとても幸せですが、こうしてレッスン校で出会ったプロの方々とのご縁は、ワクワクするようなうれしさを感じます。

これからも、このご縁を大切にお付き合いさせていただきたいと思います。

そして、益々のご活躍を...

楽しいひとときを本当にありがとうございました。

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向かって左が藤原耕さん、右が前田啓太さんです。
ビアバーで、私は謎の緑色ビールを飲みました。


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休日、栃木県の先生方と

このお盆休みに、栃木県の先生方が、わざわざ片道2時間ほどかけて、都内に出かけて来てくださいました。

「お会いしてお話ししたいので、お時間を作っていただけませんか?」と...

ありがたいお誘いでした。

夕方からお会いして、早めのお食事をし、お茶をし、たくさんお話しし、たくさん笑いました。

それぞれの学校のことやバンド指導のこと、悩みや喜び...


私の都合に合わせ、それぞれにご予定があったであろうお盆休みを使って来てくださいました。

一緒に過ごした楽しい時間が、先生方のこれからのお仕事のパワーになったらうれしいです。

私も、とても楽しかったです。

ありがとうございました。

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見慣れない服装の田川です。 沖縄の先生からいただいたシャツを着て出かけました。
のんびりお休みモードです。



関東では、あと約2週間の夏休みです。
今日からまた走り始めます。

各支部大会に向けてのレッスンが中心となります。

先生方、部員の皆さんと共に、気持ちを引き締めて音楽に向き合いたいと思います。

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まゆみ先生 たんぽぽコンサート

日曜日、福島から戻り、緒形まゆみ先生の還暦記念コンサート『まゆみ先生たんぽぽコンサート~60th Anniversary~』にお伺いしました。

会場は、ルネ小平。 
以前、緒形先生率いる「小平青少年吹奏楽団」の演奏会を、何度も聴かせていただいたホールです。
今回は、大ホールではなく中ホールでしたが、小平駅からホールに向かうだけでも、懐かしくてぐっと込み上げるものがありました。

そして、雨...緒形先生もブログに書かれていましたが、緒形先生の演奏会は雨が多かったです。
阿佐ヶ谷中学校の演奏会が行われた「国立オリンピック記念青少年総合センター」までの道のりを、新浜小の子どもたちとびしょびしょになって歩いたのを思い出します。
今回も、見事に雨でした。 緒形先生らしくて、良かったです。(笑)

入口付近では、阿佐ヶ谷中学校の保護者の方々、卒業生の方々が声をかけてくださいました。
緒形先生が阿佐ヶ谷中学校で顧問をされていた頃、先生は部員たちを新浜小の練習見学に連れて来てくださったり、私が阿佐ヶ谷中の練習見学をさせていただいたり、新浜小の子どもたちと演奏会を聴かせていただいたりと、大変お世話になっていました。
阿佐ヶ谷中の暑い体育館で、三善晃の『交響三章』という超難曲と格闘する緒形先生と部員たちを、私は黙って応援し続けていました。
その頃の保護者の方々や部員の方々が、まだ私のことを覚えていてくださったのです。

ロビーでは山梨大学の学生さんたち、今回のコンサートの事務局長の加村さん(瑞穂中学校卒業生)も、声をかけてくださいました。

演奏前から、とても温かい気持ちになりました。

今回のコンサートは、緒形先生の学校での教え子さん方だけでなく、緒形先生とご縁のあった「ゆかりの方々」によるコンサートです。

コンサートのパンフレットです。

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「私たちの願い
この演奏会が"たんぽぽ"となり、
集われたすべての方々に
"ご縁"という"綿毛"が広がりますように・・・」


と書かれていました。

このパンフレットからも、コンサートの温もりが伝わってきました。

先生が顧問・指揮者としてご指導された小平第二中学校、小平第六中学校、瑞穂中学校、阿佐ヶ谷中学校、羽村第一中学校、小平青少年吹奏楽団、山梨大学...これらの団体から一団体も欠けることなく、約70名の方々が集まり、たった2回の練習(と、自主練習)で開催されたコンサートです。

どこか1校の卒業生だけだったら、実施もある程度楽だったかもしれません。
これだけのバンドの方々が心ひとつに演奏会を開催されるということは、想像するだけでも気が遠くなりそうです。

緒形先生が主に教えられたのは、当時の「中学生」です。
その「中学生」が、時を越え、学校の垣根を越えて、こうしてつながり、演奏会をやってのけたのですから、その思いがどれだけ深く、強いものであったことか。

練習会場を提供してくださった小平第六中学校の現顧問・今津和則先生にも敬服です。


コンサートのプログラムです。

第一部
♪ アルメニアンダンス・パートⅠ
♪ プロモーション・マーチ
♪ 吹奏楽のための第一組曲 (ホルスト) *小平二中卒業生のプロ指揮者・野崎知之さんの指揮で
♪ プロ奏者による特別ステージ
・和田貴嗣さん(小平六中卒業生・クラリネット)
・OTTS with K (阿佐ヶ谷中卒業生・大浦友裕さんとお仲間たちのボーカルアンサンブル)
・Jazz Trombone Quartet VOLTZ (小平青少年吹奏楽団出身・三塚知貴さんとお仲間)

第二部
♪ オーメンズ・オブ・ラブ
♪ 憧れのハワイ航路
♪ 涙そうそう
♪ 卒業写真
♪ オリエント急行


わずか2回の練習。しかも、何十年ぶりに楽器を演奏した方もいらしたとのこと。
心と心が結び合い、緒形先生の音楽の作り方、運び方を知っているからこそ出来る演奏でした。

緒形先生の指揮姿には、しみじみとした幸せが溢れていました。
先生の指揮の元、メンバーの心が紡ぎ合わされて溢れ出す豊かな音楽。
じ~んときました。

「還暦祝いのコンサート」と言っても、大げさなお祝いのセレモニーは無く、音楽を主に、いつもながらの緒形先生の楽しいトークでなごやかに進められました。

ステージに集った方々の演奏、そして、会場に集った多くのお客様の温かい拍手と笑顔が、何よりの「還暦祝い」だったと思います。


コンサートからの帰りに、改めて考えました。

教育の「結果」や「答え」は、こうやって時間を経て出ることがたくさんあるのだと...

緒形先生の教え子さんたちは、こうして、「緒形先生の指揮で演奏しよう。それが緒形先生への最高の感謝とお祝いなのだから」と、集まって演奏されました。
これが、緒形先生の教育の「答え」なのです。
長い時を経て出た「答え」です。

現職時代の緒形先生のご指導は、温かく楽しく、そして、とても厳しいものでした。
そのご指導を真正面から受けとめ、先生について行った中学生たちの心に育ったものは、こんな「人としての力」だったのです。
緒形先生が育てた大きく豊かでたくましい「人間力」です。


今の教育は、「答え」を急ぎ過ぎです。
今の教育は、「数値で分かる結果」を求め過ぎです。
その上、「心を育てる」という、教育で最も大切な使命の具現に最適な「部活動」を潰しにかかっています。

今、学校では、先生方に「目標申告」という書類を書かせ、その内容も、「何を、どれだけ、いつまでに、何%の子どもに身につけさせるか」などと、「数値での結果」を要求しています。
そして、それが出来たかどうかを自己評価させ、ひとりひとり「校長面接」という形で指導を受けます。

「道徳」でも成績評価をすることになり、多分、「先生が求めている発言が出来る子」が良い成績を得ることになっていくと思います。たとえ、心の中で真逆のことを考えたり、陰で真逆の言動を取ったりしていても。

若い先生たちは、昔の教育現場では考えられなかったほどの書類の山、上からの「お達し」、訳の分からない保護者からのクレームなどと格闘し、子どもたちと触れ合う時間を奪われ、「部活動」にかける大きな喜びなど感じられない日々を送らざるを得ない環境で、「教職」という職業に向かい合っています。

厳しい部活には部員が集まりにくくなっているとも聞きます。
練習量も少なく、苦労もしない部活には、溢れるほどの部員が集まるとも聞きます。
世間の「ブラック部活騒ぎ」がそのような子どもを育ててしまっているのです。

せっかく教壇に立ったにもかかわらず、描いていた夢を奪われ、若くして職を辞する先生。
心と身体を掻き乱され、休職や退職を余儀なくされるベテランの先生。

理想論ばかりで、現場の本当の願いや苦しみをカバーしようとしないお偉方や、マイナス面ばかりをクローズアップして騒ぎ立てるマスコミ。
しっかりとした「人間力」を育ててもらえず、いきなり、厳しい社会に放り出される子どもたち。
その結果、社会で適応出来ないと、「ダメ人間」などと過酷なレッテルを貼られ...

そう育ててしまった責任は誰が取るのでしょうか。
全てが、時を経て出た教育の「答え」なのに...


話をコンサートに戻して...

この『たんぽぽコンサート』は、「ブラック部活」などというおかしな言葉など存在しなかった良き時代に、全身全霊をかけて子どもたちを育てて来られた緒形先生の「教育の証」です。
先生への最高の贈り物になったことと思います。

また、緒形先生の還暦をお祝いするだけでなく、このコンサートのコンセプトどおり、そこに集った全ての方々が、それぞれの出会いを振り返り、感謝し、「豊かに生きる」ということがどういうことなのかを考えるきっかけになったと思います。

「教育」というものの大きさ、凄み...個人的には、温かい音楽会からも、とてつもない「教育の威厳」を感じました。

緒形先生と出会った教え子さん方、「ゆかりの方々」の大きな幸せと共にいられたことへの感謝と共に...


コンサートを企画された野崎知之さんはじめ実行委員会の皆様、関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

この機会を通して得られた「ご縁」をこれからも大切にしていってください。

緒形まゆみ先生、最高の「還暦祝い」、本当におめでとうございました。

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先生、ますますお元気でご活躍ください!
そして、これからもよろしくお願いいたします。


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音楽が紡ぐ人の輪

先日、とてもありがたい出会いの機会をいただきました。

文教大学吹奏楽部が演奏した数々のアーノルドの管弦楽作品(『第六の幸福をもたらす宿』『交響曲第五番』など)の吹奏楽編曲などで有名な瀬尾宗利先生です。


富山にレッスンに行った際に、ある先生が、「瀬尾宗利先生が、田川先生とお話ししたいっておっしゃっていますよ」とお伝えくださいました。

「えっ、あの瀬尾宗利先生が、こんな私のことをご存じなんですか?私はもちろんよく知っていますが、私なんかのことを...」

「はい、田川先生の小学校の演奏や教育実践の書物、もちろんブログもよくご存じですよ。」

「えぇぇぇ! うれしいです!」


瀬尾先生は、文教大学の卒業生で、佐川聖二先生のお弟子さんでもあります。
ご卒業後も、文教大学吹奏楽部のご指導に関わっておられたので、当時、文教大学に進んだ私の教え子もお世話になり、コンサートでは、先生が指揮される演奏も聴かせていただいていました。
教え子からは、瀬尾先生のすばらしさをいつも聞いていました。


瀬尾先生は、富山県の「ムジカグラート氷見」という一般バンド(一般と言っても中学生や高校生も多いのがすごいです)をご指導され、昨年度は、全国大会にも出場されました。

富山県の中学校・高校でのご指導にもご縁が深く、瀬尾先生と親しい先生から、先ほどのようなお話を聞かせていただいたのです。

そして、その先生が間に入って、私は瀬尾先生とメールをつないでいただきました。

先生は、「田川先生とお会いしてお話ししたいです!」とおっしゃってくださり、私も「私こそお時間作っていただけたら!」とお願いし、今回の出会いとなりました。

お互いに仕事の合間をぬっての短いランチタイムでしたが、とても濃く、楽しいひとときでした。


大柏小学校で出演させていただいたサントリーホールでの『吹楽Ⅱ』、「紅炎の鳥」の演奏を先生は客席で聴いてくださっていたそうです。
次の回の『吹楽Ⅲ』には、当時、先生がお勤めだった東横学園小学校が出演され、「作って表現」の活動を吹奏楽の中で試みるという取り組みを発表されました。その演奏を、私は客席で感心しながら聴かせていただいていました。

「お互いに聴き合っていたんですね!」...何だかとてもうれしくなりました。

そして、話せば色々な方とのつながり、共通の知り合いがいることも分かり、音楽が紡いでくれる人の輪に改めて感動しました。

先生は、私の活動について、様々な学校、教育現場、先生方の悩み、それにどのように寄り添っているかという話にも、真剣に耳を傾けてくださいました。


謙虚で、とても丁寧な応対をしてくださる温かいお人柄でした。

今は、一般バンドのご指導・指揮、スクールバンドのご指導、そして、音楽大学の演奏会指揮など、休みなく駆け回っておられます。

お忙しい中、ランチを共にしていただき、感謝です。

またぜひゆっくりと先生のお話を聞かせていただき、学びたいと思います。

ご縁をつないでくださった富山の先生にも感謝です。

瀬尾宗利先生、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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お忙しい中、時間を作っていただき、ありがとうございました。
ますますのご活躍を!


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幸せのおすそ分け

赤ちゃんが生まれ、育休中の中学校の先生からお手紙をいただきました。

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田川先生

先生と出会えて、本当に幸せでした。

田川先生の愛情の深さが、私にいろいろなことを教えてくださいました。
子どもを包む愛。 
生徒みんな田川先生が大好きで、だからこそ、先生の教えが子どもたちの心に強く訴える力を持っていました。
自分自身、生徒たちへの愛情は深い方だと思っていましたが、次元が全然違うというか(笑)。
田川先生は、そのオーラ自体が、もう太陽のようにあったかくて、海のように広くって、小さい自分たちを大きく包み込んでくださっているみたいで...。
言葉だとうまく言えませんが...。
子どもを産んで、言葉も理屈も通じない赤ちゃんと接していると、なおさらそういう愛情の大切さを感じるようになりました。

もうひとつ田川先生が教えてくださったのは、音楽への愛です。
私はコンクールとなると、どうしても整理整頓ばかりに意識がいってしまって、音楽が死んでしまって...。
いつも先生のレッスンで、その曲の良さ、その曲がその曲らしく輝くことの大切さを思い出させてくださいました。
音楽を楽しまないと、演奏していても何の意味もない...そういう大切なことを先生はいつも教えてくださいました。

本当に本当に先生と出会えてうれしかったです。
しばらく家庭にこもりますが、復帰した時には、また必ず先生のレッスンを受けたいです。

先生がこれからもお元気でご活躍されますことをお祈りしております。



生徒さんたちを大きな愛と情熱で包み込んでご指導されていた先生。
今は、生徒さんたちからはちょっと離れて、ご自分のお子様のために全ての愛を注いでいらっしゃることと思います。

先生からのお手紙とかわいい赤ちゃんの写真は、ここのところ、ちょっぴりきつかった私の心に、癒しと幸せのおすそ分けをくださいました。

かわいいだけでは済ませられない大変なこともたくさんおありかと思いますが、今という時の流れを心に染み込ませながら、幸せな日々をお過ごしください。

私も、先生が復帰された後、生徒さんたちへの愛がますます大きくなった先生と、生徒さんたちのキラキラした笑顔に会えることを楽しみにしています。

お忙しい中、ご丁寧なお手紙をありがとうございました。

(ご本人の承諾をいただき、全文と写真を掲載させていただきました。)


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ある中学校の廊下に貼ってあった詩人・河野進さんの詩です。
先生へのプレゼントになったら...


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