田川伸一郎のブログ

第41回東京都小学校管楽器演奏会~第1日目

今日は、練馬文化センターで開催された『第41回東京都小学校管楽器演奏会・第1日目』に講師としてお伺いさせていただきました。

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例年ですと、土日連続の演奏会が2週にわたって行われるのですが、今年は、会場の関係で、3週にわたって4回の開催となります。

他県でも、このような「管楽器演奏会」「スクールバンドフェスティバル」のような発表会はおこなわれていますが、東京都の場合は、小学校管楽器教育研究会の「研修の一環」として開催されるものです。

具体的には、年に8回ある管楽器研修会のうち5回に先生が出席しなければ、この「管楽器演奏会」に出演する資格が得られないというシビアなルールがあるのです。
私の知る限りでは、このようなルールで開催されているのは、全国でも東京都だけです。
他県では、「出たければどこの学校でも出られる」という自由な発表会です。

先生方に「やる気」はあっても、どうにもならない様々なご事情が壁になる場合もあります。
他の分掌の仕事も忙しく、管楽器研修会と他の出張がかぶってしまう場合。
ご自身のご体調やご家族の事情で研修会を欠席せざるを得ない場合。
管楽器研修会の出席回数を満たしていても、出演出来るバンドの体制がない場合(校長先生の許可が得られない、保護者の理解が得られないなど)
・・・など様々です。
ですから、この演奏会に出られる学校の先生と子どもたちは、本当に恵まれている条件にあると言えます。

私がすばらしいと思うのは、様々な事情で「管楽器演奏会」には出演出来ない学校の先生方も、この演奏会当日の運営には参加していらっしゃるということです。
ご自分の学校が出られないのに、土日の演奏会のお手伝いに出向くというのは、管楽器教育を大きく見渡せる心がなければ出来ないことです。
もちろん、出演される学校の先生も、他日の演奏会には、運営役員としてお手伝いに参加されます。

年度末に入り、学校はとても忙しい時期、お身体も疲れてくるこの時期に、土日の行事にびっしり参加して汗を流される先生方...全て子どもたちの幸せのため、そして、小管研の仲間たちのためです。
特に、今年は、日曜日が3週連続です。...特に、中心になっている役員の先生方は、3週連続の日曜日と土曜日1日をこの演奏会のために、「ボランティア」で働いていらっしゃいます。
・・・頭が下がります。

そんな「管楽器演奏会」が41年間も続いているということがすごいです。

私は、フリーになった年から毎年全日程を講師としてお招きいただき、先生方と子どもたちの熱演を拝聴させていただいています。
また、3月の「月例研修会」では、4日間の演奏会を総括しての講師を担当させていただいています。
現職の頃から、都小管研の先生方とは深くお付き合いさせていただいておりましたが、今も、こうして共に勉強させていただけることに心から感謝しています。

本日の講師の先生方です。

石井 孝明 先生 (クラリネット奏者・バンド指導者)
南 浩之 先生 (ホルン奏者・藝大フィルハーモニア・尚美学園大学)
柳沼 てるこ 先生 (打楽器奏者・リズムムービングパーカッション主宰・元武蔵野音楽大学)
大山 博 先生(打楽器奏者・ステージでの共用楽器チューニング)
田川伸一郎


全日とも、私以外は超一流の音楽家の先生方で、このような先生方に演奏を聴いていただき、講評を書いていただける先生方・子どもたちは幸せだと思います。
演奏全体のことはもちろん、各ご専門の楽器については、特に細かくご指導いただけます。

毎回、終演後には、講師室で先生方おひとりずつに「総評」をお話しいただき、私がまとめてプリント資料にし、3月の研修会で先生方にお伝えしています。
プロの音楽家の先生方のお話は、どこまでも奥が深く、私のような素人には大変勉強になることばかりです。
そして、そんなプロの音楽家の先生方も、「上から目線」ではなく、「小学生の演奏からも学ぶことがある」「小学校の先生方のご指導には頭が下がる」とおっしゃってくださいます。
小学校での管楽器活動の価値や苦労を理解した上で、専門家としてのご指導をいただくことが出来、本当にありがたいです。


本日、出演された学校の皆さんです。

・青梅市立今井小学校 (金管バンド)
・北区立赤羽台西小学校 (吹奏楽)
・武蔵村山市立第二小学校 (吹奏楽)
・足立区立弘道小学校 (吹奏楽)
・武蔵野市立第三小学校 (吹奏楽)
・目黒区立駒場小学校 (金管バンド)
・品川区立豊葉の杜学園 (金管バンド)
・中央区立豊海小学校 (吹奏楽)
・台東区立東泉小学校 (管弦楽)
・台東区立台東育英小学校 (ステージドリル)
・葛飾区立西亀有小学校 (金管バンド)
・目黒区立八雲小学校 (金管バンド)
・練馬区立小竹小学校 (吹奏楽)
・新宿区立落合第三小学校 (吹奏楽)
・文京区立林町小学校 (吹奏楽)
・大田区立入新井第四小学校 (吹奏楽)
・三鷹の森学園三鷹市立高山小学校 (吹奏楽)
・新宿区立市谷小学校 (金管バンド)


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今年度の演奏会初日ということで、当然、本番までの練習期間が短く、インフルエンザなどでの練習中止、中学受験のための一時休部からの復帰など、様々なリスクを抱えての本番だったと思いますが、それを感じさせない心ひとつになった演奏の数々に感動しました。

あと3回の演奏会も楽しみです。

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練馬文化センター前の梅も満開になって、子どもたちを迎えてくれました。

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小学校の音楽授業サポート

昨日は、県内私立小学校の授業サポートにお伺いして来ました。

この学校では、先日お伺いした小学校とは少し形が違い、授業研究という形ではなく、「授業サポート」という形でお手伝いさせていただいています。

もちろん、指導案を書いての授業研究もありますが、それは年に1回で、他は略案のみで、「普段通りの授業」(そもそも研究授業用の授業というのはありませんが...)を拝見させていただいたり、先生からのご希望のある時は、私も授業に加わり、その教材の扱い方や実際の指導方法を実演させていただいたりしています。

昨日の授業は、元気でかわいい3年生でした。

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ちょうど昨年の今頃、2年生の授業サポートをさせていただいたその子どもたちです。

あれから1年...

子どもたちは、私のことをちゃんと覚えていてくれて、授業前に玄関付近で会った3年生の子どもたち数名が、「あっ、今日、音楽を教えてくれる先生ですよね!今日は、よろしくお願いします!」と、声をかけてくれたり、中には、「田川先生ですよね!去年、『ウンパッパ』の時に教えてもらいました!」と話してくれたりと、とてもうれしかったです。

歌声も、始めて1年目のリコーダーも、とても上手でした。

歌声は、2年生の時のまだ幼かった声から、響きのある豊かな歌声、そして、より表情豊かな歌い方に成長していました。

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公立の小学校と違って、一クラスの人数が40数名ということで、とっても多い!
担任の先生は、元公立小学校の先生(しかも、市川市でご退職された超知り合いの先生です)ですが、「この人数には、びっくりしますよねぇ」と話しました。

しかも、とびきり元気な3年生です。

でも、学級経営も良く、音楽専科の先生のご指導も良く、けじめがしっかりあり、黙るべき時には「シーン」と黙って物音ひとつない空間を作れる賢い子どもたちに育っています。

リコーダーでは、3年生での大切なリコーダーの基礎をしっかりご指導されて来たことが分かる音色、そして、タンギングでした。

教科書とは別のリコーダー教材を使い、美しく易しい曲で、丁寧にご指導をされていました。

私も、指導に入り、特に、「音の止め方」について勉強しました。

リコーダーの音の処理は、息ではなく舌で止めます。

私が、舌で止めた音と息で止めた音の2種類の音を聴かせ、その違いを聴き取らせたり、真似させたりしました。
もちろん、息で止める範奏の時には、最後に息のスピードを落として吹き...

息で止めた時には、「音の最後がおじぎしてる」「だらしない感じ」・・・と子どもたちなりの言葉で反応が出ました。
そこで、「しっかりと舌で止めた方が良い」ということを確認して、単音のロングトーンの最後を私の手の合図で止める練習をしました。

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これは、なかなか良く出来ました。
まだ曲の中で使えるまでにはまだ至っていませんが、これからの先生のご指導できっと身についていくと思います。

リコーダーは、他の旋律楽器と違って、強弱をつけることが出来ない楽器です。
でも、「気持ちの中の強弱・音楽の山と谷」「音楽のエネルギーの変化」を感じていると、音量ではなくても、感情が伝わる楽器でもあります。

今回は、旋律線の流れから、「気持ちの中の強弱」を感じて演奏する勉強にもチャレンジしました。

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プロジェクターを巧みに使って、子どもたちから出た意見を線で表していき、それを思いながら演奏しました。

高い「レ」の音が開くかなと思って心配しましたが、セーフ!
美しい音色のまま、気持ちだけ盛り上げて演奏していることが伝わって来ました。

演奏後、子どもたちから、「いいねぇ~」という声も上がりびっくり。

リコーダー学習の奥深さに触れることが出来た1時間でした。


授業後、私の周りに群がって、「先生、どこから来たんですか?」「先生、私ね、ヴァイオリン習ってて、今、〇〇〇って曲を練習しててね...」「先生、今日の勉強、楽しかったです!」と、ずっとしゃべりたいようでしたが、「次の授業に遅れるよ」と帰しました。

本当は、私も、もっともっとおしゃべりしていたかった。
そんなかわいいかわいい3年生たちでした。

帰りがけ、秋に何度も一緒に合奏練習をした6年生の教室をガラス越しに覗いてみたら、授業中なのに、みんな私を見つけて、「あっ!」と声を出し、手を振ってくれました...しまった! 授業妨害になっちゃいました。

いつお伺いしても、かわいい子どもたちでいっぱいの小学校です。


今年度のこの学校の授業サポートは、昨日で終わりました。
授業後、校長先生も一緒に、もう来年度の計画を見据えた話し合いの場が設けられました。

また来年度も共に勉強させていただけることになり、とてもうれしいです。

期待にお応えできるよう、精一杯努力したいと思います。

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県内私立小学校の音楽科授業研究

昨日は、県内私立小学校に音楽科授業研究の講師としてお伺いさせていただきました。

毎年、音楽科の授業研究を3~4回されるすごいやる気の先生方です。
その他に、吹奏楽のレッスンも受けられ、授業とバンド指導の両方で、私はこの学校の音楽教育に関わらせていただいています。

初めてお招きいただいてから、5年が過ぎようとしています。

ざっくり数えても、音楽科の授業研究は、16回ほどされたと思います。
全ての先生方が参加しての授業参観と大きな協議会・講演も、数回させていただきました。

その授業研の成果が実り、授業力アップはもちろん、「音楽の授業が大好き」という子どもが増え、授業への意欲向上、全校児童の歌声の向上、そして、吹奏楽に入部する児童の増加という具体的な「子どもの活動の姿や音楽の質の向上」が見られることがうれしいです。

「研究のための研究」や「教師の自己満足」に終わるのではなく、子どもを確実に変えていることがすばらしいと思います。
しかも、この授業研究は、学校から強制されたものではなく、おふたりの音楽専科の先生方が、自ら望んでされているのです。
指導案を書くのも、負担どころか、回を重ねるごとに楽しくなっているとおっしゃいます。

担任の先生方も、「音楽科」という教科の大切さや奥深さを改めて学ぶ機会となり、他教科での研究促進のエネルギーにもなっているようです。
毎回全職員が参観という訳にはいきませんが、毎回、必ず数名の担任の先生方が少しの時間だけでも参観され、一緒に勉強されています。

教育向上のための努力を惜しまない先生方が集まったすばらしい学校なのです。

昨日は、今年度3回目の授業研究会でした。

第一学年
題材 「おとをあわせて たのしもう」
本時の教材 「やまびこごっこ」


1年生の授業研究はなかなか拝見する機会がなく、ともかく、「かわいい~」と、私はずっとニコニコワクワクでした。
担任の先生の学級経営もすばらしく、皆、姿勢がいい、話の聞き方、けじめのつけ方、話の仕方が、きちんと躾けられていました。
私の直感で、「この担任の先生は、国語の授業にかなり力を入れていらっしゃる先生では?」と思い、伺ってみましたら、大当たりでした。
国語科主任の先生で、かなりのお力をお持ちの先生と、同学年の先生が教えてくださいました。
「田川先生、どうしてわかるんですか?」 「長年の直感ですよ!」 「すご~い!」と、担任の先生方ともコソコソ話をしていました。

そして、音楽専科の先生の表情豊かな話しかけや歌い方のおかげで、皆が上手に真似して、「やまびこごっこ」の歌が子どもたちの心にしっかり入っていくことがわかりました。
ひとりで歌ったり、グループで仲良く真面目に活動したり...1年生でもここまで出来るんだと感心しました。
また、子どもたちの集中力が途切れないように、身体表現を加えたり、上手にショートプログラムを組み立てたりして、常に新しい課題と喜びを子どもたちに与え続けていたことも良かったです。

始終、楽しそうな笑顔と表情豊かな歌に溢れた素敵な1時間でした。
先生も、子どもたちのひとりになって楽しんでいるようにさえ感じられました。

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第五学年
題材 「心をこめて表現しよう」
本時の教材 「翼をください」


元気でかわいい1年生の授業と後、静かに入って来た5年生たちは、妙に大人っぽく、かわいいを卒業して凛々しく見えました。
先生との授業の仕方、ルールもしっかりと身についているので、全てがスムーズに流れます。
楽器の用意、譜面台の用意ひとつを取っても、うるさい音は立てず、黙って静かに出来ます。

この学校は、1年生から6年生まで、ふたりの音楽専科の先生が、同じ歩調やルールで授業を連携して進めておられるので、「音楽室はどういう場所か」という躾けの面や、授業の導入での発声練習や基礎作りのトレーニングの仕方も系統的に行われていることが、「音楽室でのあたりまえ」を子どもたちの中に育てていると感じます。

学級によって、もちろん雰囲気は違いますが、「音楽室モード」はしっかり出来上がっていることが、授業の効率と効果を上げ、先生も子どもたちも余計なストレスを感じずに「あたりまえのこと」が出来ることの価値を感じました。

授業は、器楽合奏を全体演奏からアンサンブルに移していく内容でした。
教材の「翼をください」は、子どもたちもよく知っている曲ですが、先生がこれをリコーダー2パート、鍵盤ハーモニカ2パートの四重奏で演奏出来るように楽譜を工夫し、伴奏やリズム伴奏がなくても、曲の良さを醸し出せるようにしてありました。

その楽譜の工夫の仕方がすばらしい!
音符はどのパートも易しく、しかし、4人が合わせて演奏するには、互いの音をよほどしっかり聴かないと合わないような「しかけ」がしてあるのです。
こういうハードルのつくり方は、アンサンブル学習には、とても効果的です。
技能差が出やすい器楽学習の中で、どの子どもにも演奏しやすいように、そして、合わせることは難しいように...そんな楽譜はなかなか無いものです。

先生のアイデアと工夫力(あえて編曲力とは申しません。編曲ではなく、工夫だと思うからです)の高さ、児童の実態を見極めた難易度の設定...ここが、ひとつの「授業力」の前提となるものです。

無駄な時間なく、子どもたちは、目標に向かって練習を進めていました。
先生からの支援は、最低限に...少々困っていても、自力解決をさせ...
本時では、まだ完成には至りませんでしたが、それでよいのです。
「ビフォアー・アフター」が確実に見えましたから...

大きな研究会に行くと、初めから出来上がっている「鍛えられた演奏(歌でも器楽でも)」を、あたかもまだ何もやっていないかのように「今日は表現を工夫して」ときれいに流す「デモンストレーション的授業」が多い音楽科の授業研究ですが、この学校の授業研究にはそれが全くありません。
そんな意味のない授業研究は私が許すはずありませんし、先生方も望んでおられません。

「ビフォアー・アフター」がどれだけ見られたか・・・それが、授業に対する評価の一番大切なところです。

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1年に3回も、しっかりと指導案を書いて、自ら授業研究に向かわれた先生方。
少々辛口の批評をしても、言い訳せず、めげず、「次の授業に生かします!」と、明るく受け止めてくださる「学びの姿勢」。
そして、先生方の熱意と愛情で、大きく育っている子どもたちの姿と音楽力。

今年度も、本当によく頑張りました!

私も一緒に勉強させていただけて光栄に思います。

来年度も、いっぱい学んで、「輝く教師道」を歩んで参りましょう。

心から拍手!


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都小音研・中央Aゾーン大会

今日は、新宿文化センターで開催された「第59回東京都小学校音楽教育会研究大会・中央Aゾーン大会」にお伺いして来ました。

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都小音研は、13の「研究ゾーン」に分かれており、「中央Aゾーン」は、新宿区・中野区・杉並区・武蔵野市の3区1市です。
毎年、輪番制で主管し、この研究大会を開催することになっています。
それが、59回続いているのですから、かなり歴史のある研究大会だと思います。

この研究大会に2年連続で関わらせていただき、先生方のすごい意気込みに圧倒されました。

今回のゾーン大会の研究主題は「子供が音楽で輝くとき」...それを受けての取り組みの成果を見せていただいた1日でした。

研究の構想は下記のとおりです。

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オープニング演奏です。

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新宿区立江戸川小学校・全校児童による合奏・合唱
「アロハ・エ・コモ・マイ」「生きてる生きてく」「だったん人の踊り BRASS ROCK」
指導者 鈴木りえ子先生



研究授業です。

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新宿区立天神小学校 第2学年
音楽づくり 「黒けんておしゃべりしよう」(問いと答えを生かした音楽づくり)
授業者 石橋愛美先生


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中野区立啓明小学校 第2学年
鑑賞 「音楽の会話を楽しんできこう」(教材「サンドペーパー・バレエ」)
授業者 平石淑子先生


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武蔵野市立井之頭小学校 第4学年
歌唱 「曲想を感じ取って表現しよう」(教材「そうだと いいな」)
授業者 島田寛子先生


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杉並区立桃井第三小学校 第6学年
歌唱 「表現を工夫して、聴き手に思いを伝えよう」(教材「あすという日が」)
授業者 稲村みすず先生



授業後の協議会です。

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私は、第4学年の歌唱分科会に参加させていただきました。
講師が前田美子先生(むさしの児童合唱団「風」主宰)でしたので、ぜひお話を伺いたいと思ったのです。
教材の「そうだと いいな」は、この授業のために高木あきこさんが作詞、氏家晋也先生が作曲された新曲でした。
心に温かくしみてくる素朴で素敵な曲でした。もうじき、出版になるそうです。
ひとりひとりの子どもが、それぞれの思いを持って、意欲的に表現を工夫していけたのも、こんな良い教材あってのことだと思います。



お昼をはさんで、午後は、「研究発表」そして、「研究演奏」と続きました。

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研究発表では、研究の根底にある先生方の願いが心に残りました。
大会テーマの「子供が音楽で輝くとき」には、音楽の中だけで輝けばよいのではなく、音楽学習を通して、自己肯定感を高め、自分に自信をもち、それを生涯にわたる糧として輝いて生きていってほしいという大きな大きな愛情が込められているのです。



そして、「研究演奏」です。

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新宿区立西新宿小学校 第6学年
和太鼓による演奏 「西新宿 屋台囃子~秩父屋台囃子をもとにして~」
指導者 草深陽子先生


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中野区立桃園小学校 第6学年
管楽器を取り入れた器楽合奏 「茶色のこびん」「スコットランド民謡ファンタジー」
指導者 佐伯麻子先生


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杉並区立桃井第四小学校 第5学年
合唱 「冬げしき」「鯉のぼり「村祭」「なまはげ来るぞ」
指導者 日尾裕子先生


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武蔵野市立第一小学校 第3、4、5、6学年
管楽器を取り入れた器楽合奏 「第一小学校校歌」「シング・シング・シング」
指導者 庄司こずえ先生


桃園小学校の6年生たち、とても緊張していた様子ですが、練習の成果を出し切って演奏しました。
「スコットランド民謡ファンタジー」の「アニー・ローリー」が始まったところで、やはり、私は涙...でした。
達成感いっぱいの表情で退場してく子どもたちに、ずっと拍手を贈り続けていました。


研究演奏の後は、「能楽ワークショップ」でした。

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「能楽」についての講演と実技指導
講師 観世流能楽師 小島英明先生


「たかさごや~・・・」と、会場の皆さんで、唱える練習もしました。


講評・講演です。

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演題 「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて」
講師 文部科学省 津田正之先生


津田先生も、オープニング演奏、4校の研究授業、4校の研究演奏で、子どもたちの「輝き」に感動され、「胸の高鳴りがフォルテシモです」とお話しを始められました。
私も、朝からの子どもたちの音楽に、胸がいっぱい...

とても大切な講演であることは分かっていても、難しい言葉ばかりが並ぶお話を伺っていたら、「んんん...」と頭が働かなくなってしまいました。

授業協議会で、前田美子先生の「子どもは、頭では分かっていても、身体で分かっていないことが多い。だから、言葉で立派に答えられるからと言って安心してはいけない」というご指導を思い出し、「ああ、身体では分かっているけれど、頭では分かっていないこの自分は何なんだ...」と情けなくなりました。
難しい言葉での「これからの音楽教育」もしっかり理解出来る勉強をしなければと、つくづく思いました。


フィナーレは、中央Aゾーンの先生方全員がステージに上がり、客席の先生方みんなで全体合唱でした。

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全員合唱 「おんがく」 作詞・作曲 筒井雅子先生 (大会委嘱作品)


反省会(打ち上げ)でのひとこまです。

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一緒に歩んだ中野区の先生方、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。


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会場の先生方へごあいさつです。 桃園小の佐伯先生は達成感いっぱいのご様子でした。
私も、佐伯先生と中野区の先生方の頑張りを先生方にご紹介し、讃えました。
文科省の津田先生はじめたくさんの先生方から、「とてもいい演奏でした!リコーダーや鍵盤ハーモニカの音も生きるアレンジですばらしかったです!子どもたちの真剣さと歌う心が伝わって来ました。温かい演奏に涙が出ました!」と、おほめの言葉をいただきました。
私も、佐伯先生がそんなおほめの言葉をいただいているのを聞き、とてもうれしかったです。



「子供が音楽で輝くとき」...まさに、そのテーマどおりのキラキラした子どもたちの姿と音楽に満ち溢れたすばらしい研究大会でした。

来年度は、平成30年1月26日(金)に、タワーホール船堀で「総武ゾーン(墨田区・江東区・江戸川区)大会」が開催されます。
第60回の記念すべき大会です。
私も、今から予定に入れて、勉強に伺いたいと思います。

ご盛会、本当におめでとうございました。

東京都小学校音楽教育研究会のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。


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いよいよ明日

今日は、明日の「都小音研・中央Aゾーン大会」で研究演奏をする中野区立桃園小学校6年生の最後の指導日でした。

この研究演奏の「助言者」としてお声かけいただいたのが、ちょうど昨年の「青梅ゾーン大会」の直後でした。
そして、1学期からの具体的な助言が始まりました。

指導者の佐伯麻子先生はもちろん、中野区の先生方みんなで知恵と力を出して、「子供が音楽で輝くとき」を目指して、本当によくがんばって来られました。

そして、桃園小学校6年生の子どもたち、音楽が得意な子もちょっぴり苦手な子も、熱心に学習に取り組み、ひとりひとりも、学年全体も、大きく成長しました。

私はお伺いさせていただくたびに、どんどんこの子どもたちが好きになりました。

今日は、こうして一緒に勉強するのが最後かと思うと...校門をくぐる時からすでに寂しさが込み上げていました。

最後の練習...それぞれの曲の注意点を確認して少し練習してから、一度だけ入場退場を含めた通し演奏をして、終わりました。

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楽しく弾む音楽も、優しく語りかけるような音楽も、私の心に直接響いてくる演奏でした。

授業で作り上げている演奏ですから、完全無欠な演奏のはずはありません。
でも、先生と子どもたちの真心が込められたこの音の響きは、人の心に響く何かをもっています。

今日の練習は、3時間目の1時間だけでした。
「4時間目もやりたい!もっとやりたい!だって、演奏していると感動するんだ!」・・・こんな子どもたちの声が聞けたことが、すでにこの研究演奏が「子供が音楽で輝くとき」そのものであることを物語っています。

6年生のこの時期、中学受験をする児童も多いと思いますが、桃園小学校の6年生は、ちゃんと学校に通って受験しているようです。
いつもほぼ全員そろって授業を受けています。
インフルエンザも流行らず、今日は、ひとり残らず全員出席、きっと明日も6年生全員がステージに立てるでしょう。

今日は、最後に、子どもたちへの「お礼」として、私からも音楽のプレゼントをさせていただきました。

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リコーダーで、ヘンリー・パーセルの「ロンド」を演奏させていただきました。
皆、真剣な眼で聴いてくれました。

そして、子どもたちへの最後のお話を心を込めてしました。
「忘れるなこのひとこと...いつかきっと役に立つ日がくる」のプリントに、この子どもたちへのメッセージを書き加えて手渡しました。

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「君たちの姿、表情、音楽が大好きでした。
もう会えなくなる、聴けなくなると思うだけでさびしいです。
明日は、ステージで思い切り輝こう!
君たちと出会えて、本当に幸せです。 
心から"ありがとう"」

泣くのは明日だけにしようと思っていたのですが、このメッセージを読み上げていたら...ダメでした。
さきほどの演奏、子どもたちひとりひとりの顔、この一年間の歩み...全てに心が動き、涙が溢れて来ました。

佐伯先生も涙をこぼされながら、お話しされました。

見ると、何人もの子どもたちが一緒に涙を流していました。

そして、代表のふたりが、私に感謝のお手紙を読んで手渡してくれました。
心のこもった深い内容のお手紙でした。
一生の宝物です。 

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帰りには、皆が、もう一度、それぞれ自分から「先生、本当にありがとうございました。明日は頑張ります」と話しに来てくれたり、堅い握手をしに来てくれたり...うれしかったです。

明日で、全て終わりです。
客席で、じっくりと「子供が音楽で輝くとき」を味わいたいと思います。

桃園小学校6年生のみんな、がんばれ!

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豊かな音楽と心を育てていらっしゃる佐伯麻子先生です。
先生が私を助言者として選んでくださったことに感謝いたします。

私が伺える日に合わせて、音楽の授業を入れさせてくださった担任の先生方
体育館を譲ってくださった他学年の先生方
子どもたちの身体と心の健康を気づかい、守ってくださった養護教諭の先生
寒い体育館にいつもストーブを運んでくださっていた主事さん方
校長先生はじめ学校中の先生方、職員の方々の温かいご協力のおかげで明日を迎えられます。
本当にありがとうございました。



先日のブログをご覧になり、「年休を取って伺うことにしました」という他県の先生、「もう少し近ければ行きたかった」という遠方県の先生...様々なコメントをいただきました。

私も、午前の授業から最後の講演までしっかり見て聞いて、勉強したいと思います。
そして、桃園小学校の演奏の時だけは、勉強でなく「親心」で聴きたいと思います。

明日、お越しになる先生方、会場でお会いしましょう!


最後に...音楽とは全く関係ないのですが、桃園小学校の午前中の授業にお伺いした際、給食をごちそうになることもありました。

この学校の給食は、天下一品!

栄養士の先生のお力とこだわりと愛情を感じずにはいられない「すごい給食」でした。
食材も、地産地消にこだわり、都内で作られた良い食材を厳選されているそうです。
ちなみに、「だし」は八丈島のむろあじのけずり節といった具合です。
「身土不二(しんどふじ)」・・・自分の育った土地でとれたものを食べるのが一番体に良いと言われていますとのこと。

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学校で焼いた「桃園のねぎベーパン」
和風ポトフ
桃園金柑とかぶのサラダ
果物(スイートスプリング)


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東京アキニシキのごはん
大根バーグ
東京粕汁
東京サラダ
栗きんとん
東京牛乳
果物(いちご)


美味しい給食の味も、一生忘れません。
ありがとうございました。


さあ、明日は早起きして、新宿文化センターへ向かいます。

豊かな学びと大きな感動を楽しみにして...

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