田川伸一郎のブログ

埼玉県の小学校バンド

11月最後の日となった今日は、埼玉県の小学校にお伺いして来ました。
今年の1月にお会いして以来、久しぶりの再会でした。


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顧問の先生は赴任5年目。
私は、先生の赴任後、3年目からお招きいただいています。
毎年、着実に力を付けて来ているのがすばらしいところです。

そして、その年の子どもたちの力や特性を見極めて、選曲や活動内容を決めていらっしゃることも賢明です。
コンクールには出ていませんが、市や県の発表会、地域の行事など、発表の場は多く、時には歌にも取り組んで発表することもあるそうです。
幅広く、楽しく、子どもたちの力を伸ばしていらっしゃるすばらしい先生です。
他にも、楽器が吹けたり、直接指導出来る副顧問の先生方が3名もおり、指導体制はバッチリです。
校長先生も、金管バンドの活動をとてもよく理解してくださり、今年の子どもたちの良さも的確にとらえてくださっています。

部員は、4~6年生の40数名ですが、5年生から入部した子どもも多いようで、5年生だけど半年の経験という子もあちこちにいました。
それでも、とても良い音を出していることに驚き!
後から入った分、追いつこうとする気持ちが強いのでしょう。


レッスンのスタートに、少し基礎的なトレーニングをしました。

普段やっている練習のパターンをやっていただき、それを修正したり、発展させたりして、基礎練習の密度を上げました。

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バンド全体の音のブレンド感を大切にするための発音や音色、息の流し方のイメージを伝えました。
私が話した「たとえ」から、どのように音を出せばよいかをよく分かってくれる子どもたちなので、短い時間にずいぶんサウンドが柔らかくなりました!


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「リップスラー」は、6年生も4年生もよく練習しています。
個人の力の状態によって、音域を広げ、楽しく挑戦しました。
意外な「才能」を見せた子どももいて、みんなで「おぉぉぉ!」と感心。



合奏曲は、県の管楽器演奏会で発表する予定の和太鼓を使った民謡調の曲です。

冒頭のゆったりとした静かな部分の音の立ち上がりがぼやけず、かと言ってきつくならず、流れるフレーズとして演奏する練習に、かなりこだわりました。
バランスを良くするために、主役の吹き方と脇役の吹き方を大袈裟に変えたり、厚く響かせたいハーモニーの箇所の楽譜をちょこっといじったり(編曲ではなく工夫です!)...

子どもは、ゆっくりのレガートな箇所では、指の動かし方もゆっくりになってしまうので、「指はパカパカ、お馬さんのように動かして」と指示。
何度か言っていると、「指は?」「パカパカ!」とすぐ返ってくるようになります。
楽しいです。

速く鋭い箇所では、短い音を舌で立ち上げ、舌で切ることや、シンコペーションの箇所では音のスピードと抜きを練習。
楽譜に書かれた強弱やアーティキュレーションを明確に表現することを勉強しました。

打楽器も、アクセントを生かして躍動的に打つことにこだわって練習しました。

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顧問の先生曰く、「魔法にかかったみたいでした。どこの学校かしらって思うほど変わりました!今日勉強したことを言い続けて、持続させないといけませんね。ちょっと油断すると、また魔法がとけて元に戻っちゃうかも。よし、私がしっかり続けます!私が耳を厳しくして、ダメな時にすぐ指摘出来ないといけませんね。うんうん。」

子どもたちの変容に喜びを隠せないご様子でした。
と同時に、今日の変容が一瞬で消えないように、しっかり定着させる責任も感じておられました。
本当に賢明な先生です。

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久しぶりのレッスンでしたが、相変わらず明るく真剣、そして、飲み込みが早い君たちでした。
そして、とっても楽しそうに練習している姿が何より良かったです。
みんな、音楽が、金管バンドが、そして、先生が大好きなんですね。
副顧問の先生方も、サイドからアドバイスしたり声掛けしてくださったりしていましたね。
しっかりした良い先生方に見守られ、指導していただけて、君たちは幸せです。
今日勉強したことを、どこまで崩さずに、自分たちのものにしていけるかな?
「一瞬の魔法」に終わらないでね!

ふぁいと!



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