田川伸一郎のブログ

東京都の高校バンド

昨日は、東京都の私立女子高校にお伺いして来ました。

連休明けのはずですが、この学校は昨日が「創立記念日」で連休の延長です。
まさに、ゴールデンウィーク!

せっかくのお休みなのに、練習なんてかわいそうに...と思いますが、ゴールデンウィークもお休みは1日だけ。
あとは全部練習されていたそうです。
そして、1日多いお休みの最後は、毎年、私のレッスンでまとめてくださっています。

この高校は、かなりの進学校で、生徒さんたちは勉強にも相当力を入れており、平日の練習は高校としては少ない上、3年生になると同時に、全員が引退して受験勉強に専念します。

部員は、2学年分しかいないので、1年生が入学して来てから1ヵ月は、パート決定から基礎づくり、チームワークづくり、今年度の方向性決め...一気に進めざるを得ません。

したがって、ゴールデンウィークが、新年度の基礎固めのメイン週間となるのです。
皆、2年間だけの部活動だということ、平日の練習は他校よりずっと少ないということをしっかり理解しているので、連休中の出席も、ほぼ100%だそうです。
「お休みは遊びた~い」「1日中寝ていた~い」「連休に練習なんてナンセンス」というタイプの生徒は、きっとこの部には入って来ないのだと思います。
みんな、「音楽が大好き!」「仲間や先生と一緒に過ごす休みが一番好き!」という生徒さんばかりなのです。

そして!
「私は、小学校の時、先生のレッスンを受けました!」とうれしそうな生徒さんや、「私は小学校ではバンドに入っていなかったのですが、友達からいつも田川先生のことを聞いていたので、レッスンを受けられてとてもうれしいです」という生徒さんがいました。 
共に、埼玉県の小学校です。 早速、写メを撮って、小学校の時の先生にもお送りしました。
こんなつながりもうれしいスタートでした。


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いつも素敵な合唱でお迎えしてくださいます。 練習メニューに、常に合唱を入れています。
1年生も、もうすっかり歌好きになっていました。


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               恒例の「お話しタイム」です。 
               顧問の先生は、技術的なレッスンだけでなく、こういう時間も                   
               とても大切に考えて、時間をくださいます。 心ある「教育者」です。
               今年は、2年生が15人、1年生が30人というすごいバランスです。
               皆、私の話を真剣に聞き、積極的に発言してくれました。
  

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レッスンは、まず「基礎合奏」から。 日頃の練習の仕方を評価・修正です。

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               個人チューニングは、待っている間が一番の勉強時間です。
               「合っている・合っていない」だけでなく、「うなりの振幅」まで聴き取り、
               手で表しながら、過ごします。
   

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眼をキラキラさせて話を聞く生徒さんたちです。 そして、笑顔も絶えません。 

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初見での「コラール」の勉強です。 何度か演奏して慣れた後、あえて、顧問の先生に、「このコラールの練習をどのように進めますか?」と...
「えぇぇぇぇ! そんな展開になるとは...。緊張しちゃうなぁ。どうしよう。・・・さあ、皆さん、どうしたらよいと思いますか?」と顧問の先生。 生徒さんたち一同、爆笑。 
でも、ご自分のお考えに従い、しっかりご指導され、美しいコラールに仕上げていかれました。
途中、「歌ってみましょう」と...まだ数回しか演奏していないのに、美しい合唱になりました。
さすが、合唱練習が日常化しているだけあります。
          
             
顧問の先生は、担当教科は音楽ではありません。
でも、この数年、ものすごい勉強でお力をつけ、コンクールでも「ゴールド金賞」に導かれ、定期演奏会でもすばらしい演奏をされ、このような「コラール」の指導も、抜き打ちにもかかわらず、ポイントをついた見事な進め方。
先生の手帳は、いつも私への質問でいっぱいです。
どんな小さなことでも、先生はほったらかしにしません。
きちんと理解し、解決し、「正しいこと」を生徒さんたちに伝えようとされます。
そんな先生だからこそ、これだけの生徒さんからの「信頼感」が生まれるのだと思います。
「学び続ける教師だけが、子どもの前に立つ資格がある」...まさにその通りの先生です。

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先生と同様、学ぶ気持ち旺盛な生徒さんたち。 どんどん書き込みます。 
このバンドでは、当たり前の習慣になっているようです。 1年生も、すでにその習慣を身につけています。


「コラール」の後は、「マーチ」を勉強しました。
先生は、毎年、この時期にスーザやアルフォードなどの作曲した有名なマーチを取り上げて勉強されます。
そして、このバンドの大切なレパートリーにされています。
すばらしい勉強方法です。

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マーチの演奏にとても大切な「間(ま)の取り方」や「休拍の感じ方」を共有する勉強をしました。


たくさんの生徒さんの「声」を聞くことが出来ました。

・高校に入って、中学校と違う楽器になり、しかも、先輩がおらずひとりのパートになってしまいました。色々な思いはありますが、私は責任を持って果たしていきたいと思います。
・中学校とは違う練習の仕方やトレーニングなどもあり、慣れるのが大変でしたが、いつの間にか楽しくなっている自分がいます。
・高校生になって、家でも、自分で音楽の勉強や楽譜の記号調べなどをするようになり、教科の勉強以上にそういう自分で勉強する音楽が楽しくなりました。
・2年になって、視野が広がり、今まで見えなかったことや考えなかったことをたくさん考えて活動に参加するようになりました。
・1年の時は、自分のことを中心に考えていたなと思います。先輩方に迷惑をかけていたのかもと思います。先輩方の気持ちを今さらのように理解でき、感謝して、これから自分が先輩としてしっかりやっていこうと思います。
・・・・

すばらしい顧問の先生のご指導の元、本当に賢く前向きな生徒さんたちが育っています。

技術を高める、いい演奏をする、コンクールで良い賞を取る...それもいいでしょう。
でも、「人として向上する」ということが、スクールバンドの活動で、どんなに大切なことであるかを、このバンドにお伺いするといつも感じます。

すべて、顧問の先生の考え方、お人柄にかかっています。


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今までにない大所帯になった今年のチームです。
人数が増えた分、良い面がたくさんありますが、人数分の「性格」「考え方」「価値観」も存在することも理解しなければなりません。
当然、ぶつかり合いも避けられないと思います。
でも、賢いあなたたちは、感情ではなく、きちんとした言葉のやりとり、理解のし合いで、様々な「ぶつかり合い」を乗り越えていけると信じています。
全てが勉強です。
あなたたちの成長のために、努力を惜しまないすばらしい顧問の先生と共に、豊かな1年にしていきましょう。


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| | 2015-05-08(Fri)19:23 [編集]


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| | 2015-05-08(Fri)19:26 [編集]


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| | 2015-05-09(Sat)07:49 [編集]


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| | 2015-05-09(Sat)15:34 [編集]