田川伸一郎のブログ

新しい出会いに

今日は、県内の中学校にお伺いして来ました。
全く初めて伺うバンドです。


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顧問の先生は、以前からお付き合いさせていただいていますが、先生はこの4月にこの学校に転任されたばかりです。

「まだ色々と指導が行き届いていない面もあるのですが、ぜひ子どもたちに会ってください。子どもたちも田川先生に会わせたいので...」とお声をかけてくださいました。

「まだお見せする段階ではないので...」とおっしゃる先生はよくいらっしゃいますが、こういうあったかいお話を聞くと、「子どもたち、先生に愛されているんだなぁ」とうれしくなります。

そして、午前の他校のレッスン後、車の中でおにぎりを食べながら移動し(よくあるんです。こういうこと。)、先生と生徒さんたちが待つ中学校へ向かいました。

玄関では、私のことを知らないはずの生徒さん4人が、ニコニコしながら「田川先生、こんにちは!吹奏楽部です!今日はよろしくお願いします!」と元気にあいさつしてくれました。

その後も、「こちらへどうぞ!」「お荷物をお持ちします!」と、何とも親切な応対が続きました。
そして、彼ら彼女らの言葉が、とっても優しく柔らかいことに驚きました。
あたたかくお迎えする心が溢れる声だったのです。

音楽室では、今か今かと緊張していたような引き締まった空気の中、また元気なあいさつをしてくれました。

新しい出会いの瞬間が、私は大好きです。
顧問の先生が一生懸命育てていらっしゃる子どもたち...先生の愛情に包まれた幸せ感や、勉強したいという熱意が、それぞれのチームの雰囲気の中で伝わってくるのです。


そして、もちろん、「お話しタイム」です。

「新しい顧問の先生はどうですか?」...顧問の先生が聞きたいけど聞きにくい生徒たちの気持ちを、こういう機会を使って、私が聞きます。

「先生は、とても優しく、私たちのことをきちんと教えてくださいます。」
「色々な注意をしていただき、私の部がもっとよくなってきていると思います。」
「技術的なことをとても細かく厳しく教えてくださるので、私たちのサウンドが変わってきていると思います。」
・・・・

先生の「よいところ」に気持ちを向けた発言が続きました。
赴任されて一カ月と少し。 まだまだ思うようにいかない点もあるでしょうし、生徒さんたちも慣れない面もあるはずですが、それはそれとして、こんな温かい発言ができる生徒さんたちはすばらしいなと思いました。

新しい顧問の先生を受け入れる素直さと心の広さがある生徒さんたちなのだと思います。

顧問の先生が代わると、二言目には「前の先生の時には...」と、新しい先生に対する文句をぶつぶつ言う生徒(親も!)は山ほどいるものですが...

生徒さんたちの話を聞き、私は、思わず、「先生、いい学校に転勤出来てよかったですね。こんなにいい子どもたちと出会えて...」と生徒さんたちの前で話してしまいました。
「そうなんです。ほんとにいい子たちで」...生徒さんたちも皆、うれしそう!


こんな温かい雰囲気のバンドなら、演奏が何でも(?)いいやと思ってしまいたくなりますが、いえいえそこはしっかりと指導しなければレッスンになりません。

ということで、かなり基礎的な部分の練習を今回はしました。

・チューニングに対する考え方
・「うなる」ってどういうこと?
・正しい「リレーチューニング」の仕方


ここからスタートしました。

楽器にしっかり装着されたチューナーを全員はずしていただき...

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「うなり」という現象を細かく分析し、「うなり」の種類の違いにまで耳を傾けます。
後ろで見学している1年生も一緒に勉強です。


チューニングとは何なのか...ピッチを合わせるというのは、どのようにするのか...
普段使っている「言葉」の意味、作業の方法を明確にしていきました。

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発問に答える場面があると、全員がそちらを向いて、「目で」話を聞きます。
すばらしい習慣が身についています。
もちろん、私の話も目で聞いていました。



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打楽器にも、管楽器の「チューニング」の時間におこなうべき「基礎トレーニング」」があります。
アンサンブル感覚の基礎の基礎となるトレーニングです。
「楽しい! でも、できない~! これからもやろうね」と生徒さんたち。
 


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不揃いだったピッチが合ってきました。 継続することで、さらに良くなることでしょう。


次に基礎合奏として取り組んでいる易しい曲の練習をしました。
曲の練習ですから、当然、「技術的なこと」と「音楽的なこと」の両面から切り込んでいきました。

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皆、音楽を感じて演奏しています。 今持っている「力」の中で最大限に美しい音楽を奏でたいものです。


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打楽器にも、曲に合った「音楽的技術」とそのトレーニング方法があります。
ただの「鳴り物」ではありません。 打楽器パート全員で研究です。



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1年生も、ノートに記録しながら勉強しています。
ほとんどが小学校での経験者だそうです。 これからが楽しみ!




レッスンを終えて...

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・皆とても素直で、表情がいい!
・耳がよく働く!
・集中力が持続する!
・飲み込みがとても速い!
・演奏の中に「心」を入れようとしているのがわかる。
・「上手くなりたい」という気持ちが溢れた真剣で前向きな練習態度。
・冗談を言うと、みんなで「きゃはははは」と笑い、「じゃあ、やるよ」と戻ると、「はいっ!」とすぐけじめがつく。
・無駄なおしゃべりが全くない。 必要な発言はしっかりしている。
・・・・・・


良い面がたくさん見つかりました。

あとは、「各自の技術を磨き、各自の音色を磨き...」と個人のレベルアップに精出すことです!


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今日、初めて出会った君たち。
新しい顧問の先生を広い心で受け入れ、素直に先生のご指導を受けてきたことが、君たちを大きく成長させています。
レッスンの感想を話してくれた人たちの言葉にも、私を受け入れてくれた気持ちが溢れていました。
私にとっても、とても幸せな出会いの日となりました。
これからも、しっかり先生のご指導に従って努力し、ひとりひとりがさらに上達して、君たちの豊かな音楽する心を表現仕切れる「技術」を身につけていってください。
また君たちと勉強できる日を楽しみにしています!


 
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               最後まで見送ってくれてありがとう!


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| | 2015-05-10(Sun)06:57 [編集]


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| | 2015-05-10(Sun)08:47 [編集]