田川伸一郎のブログ

東京都の高校バンド

昨日は、東京都の高校バンドのホール練習で、1日お手伝いさせていただきました。

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5月に伺った後、一学期中は、一度もお会いすることなく、夏休みに入ってからの先日のレッスンでは、「ダメ出しオンパレード」

この学校は、勉強にかなり力を入れているため、3年生はもちろんいませんし、学期中の練習時間は、他校とは比べられないほど短く、「詰めた練習」がなかなかできません。

おまけに、夏休みは語学研修があって留学する生徒さんも多く、残ったメンバーでコンクールに出るという形を取っています。

今年は、幸運にも部員数が多いので、B部門の最大人数30名で出場でき、しかも、オーディションでメンバーを選ぶというこれまでにはなかった形で活動できています。

様々な学校事情は、コンクールでは全く言い訳に出来ず、そこにある「音と音楽」だけで、評価されます。

その厳しさをよくわかっている先生と生徒さんたちは、夏休みに入って、練習時間が確保できるようになると、猛烈な勢いで練習します。
先日も、4泊5日の合宿に行き、楽器講師の先生もお迎えして、徹底的に練習して来たそうです。

それでも、数日前のレッスンでは、「ダメ出しオンパレード」でした。
先生と生徒さんたちが求めるレベルが、ここ数年確実に上がって来ているのがわかっているからです。
そして、様々な状況に言い訳をしないで、コンクールに体当たりするという「勢い」を感じるからです。

「3年生がいないからね」「練習時間が短いからね」「勉強が大変だからね」「語学研修メンバーがいるからね」と、私もちょっとだけこのバンドの「実態」を理解して、大目に見てあげていたはじめの頃と、考え方が変わりました。

先生や生徒さんたちが、それを乗り越えようと夢中になるなら、そのテンションに合わせるべきだからです。


数日前のレッスンの後、あまりの「ダメ出しオンパレード」に、レッスン後、悔しくて泣いていた生徒さんもいたとか...
でも、それを乗り越えられる意思と力を持ったチームであることは、わかっています。
だから、「ショックで意欲減退なんてあり得ない」と信じてホールに向かいました。

信じていたとおり、昨日のホール練習では、この数日、必死になって課題に向き合ってきた彼女たちの自信が感じられる音と音楽を聴くことが出来ました。
特に、私があちこち指摘した「音程の悪さ」「ハーモニーの濁り」を徹底的に潰してありました。

そのおかげで、ホール練習では、ホール練習でこそ出来る全体のバランスやサウンド、セッティングの工夫、色彩感、音圧、バランスが悪い声部の楽譜変更、先生の指揮の工夫、曲全体の感動性...「音程やハーモニー」の修正以外のことをたくさん確認できました。(まだまだ音程のダメ出しはありましたが、それはほとんど学校での課題に回しました。)

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先生が、「お昼休みは1時間ね。」と話されましたが、生徒さんたちは「30分でいいです!」と。
大急ぎでお昼を済ませて、各自、午前中の「ダメ出し」をさらっていました。

本当に頭のいい、前向きな生徒さんたちです。

そして、午後の練習のスタートに、特別イベントが...
オーデションでコンクールメンバー外になったメンバー数名は、そのメンバーだけでアンサンブルのレパートリーや寸劇を練習し、「お年寄りの介護施設」を訪問して回る活動をしています。

その「訪問レパートリー」を聴かせてくださったのです。
欠けているメンバーもいましたが、サックスのコーチの先生も協力して、発表してくださいました。

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お年寄りが楽しめそうな「なつメロ」や、何だかよくわからないけど無茶苦茶面白い寸劇を見せてくれました。
お年寄りからも、拍手喝采で、アンコールも出るそうです。


こうして、部員全員で、「夏」を燃えています。

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いつも前向きで、僕のレッスンを真正面から受け止めてくれる君たち。
前回は、1分の休憩もなく、「ダメ出しオンパレード」のレッスンでしたが、さすがの君たち・・・よく乗り越えて、心も課題も、しっかり整えて、明るい気持ちでホール練習に臨むことが出来ましたね。
良い練習を指導された先生にも敬服です。
コンクールまでの数日間、「まだまだ出来る!」を合言葉に、最後の最後まで変容し続けてステージに上がってください。
そして、ステージでは、「感動」が一番です。
曲に歌詞をつけて歌った想いを大切に、お客様に感動を伝えてください。
そのためにも、練習では、思い切り苦しみなさい。

みんな、ふぁいと!



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| | 2015-08-07(Fri)18:55 [編集]