田川伸一郎のブログ

第15回東日本学校吹奏楽大会

10月10日と11日に札幌で開催された「第15回東日本学校吹奏楽大会」を聴いて来ました。

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第1回が開催されたのは、私が新浜小学校に転勤して2年目、『イースト・コーストの風景』を演奏した年でした。
その記念すべき第1回大会に出場出来たのも、とても感動的な思い出になっています。

前年度までは、吹奏楽コンクールが「全日本小学校バンドフェスティバル」につながっており、「小学生は子どもらしく、動的表現を加えて」と、動きを付けなければ、「動的表現」という審査項目に点数が入らない謎のコンクールだったため、私は出場をやめて、「全国学校合奏コンクール(現在は「日本合奏コンクール」)」「こども音楽コンクール」に出場し、あとは、コンサート活動や地域での演奏を活発にしていました。

その頃、同時に、小編成バンドにも、さらに意欲を高める大会が出来ないだろうかと考えてくださった東日本ブロックの吹奏楽連盟の方々がお骨折りくださり、「小学校の座奏」「中学校・高校の小編成部門」の上位大会を設立してくださったのです。

第1回は、千葉県で開催されました。その時には、北海道支部と北陸支部は入っておらず、東関東・西関東・東京・東北の各支部代表が出場しての開催でした。
そして、翌年から、北海道、北陸も順次加わり、今の規模の大会になりました。

小学校も、全く普通の演奏で、しかも、コンサートホールでの上位大会ということで、私の学校だけでなく、その前数年間の「吹奏楽コンクール」に疑問を感じていた小学校が多数参加するようになり、レベルもどんどん上がっています。

中学校・高校の小編成バンドも、それまでは支部大会で終わりだったのが、上位大会が出来、小編成バンドの魅力や機能を前面に押し出してすばらしい演奏をするバンドがどんどん増えていきました。

そして、開催地が固定しておらず、毎年ローテーションになっているのも、この大会の魅力のひとつです。
ホールの当たりはずれ(?)も、ややありますが、様々な土地に演奏に行けるのも、とても良いご褒美という感じです。
もちろん、「お金」の問題はありますが...

「全日本吹奏楽コンクール」に出場している中学校・高校は、比較的恵まれた環境で活動出来ているバンド(特に高校)が多いように見受けられますが(もちろん例外もあるでしょうが...)、小編成バンドは、まず「人がいない」、「お金がない」、「編成に合う曲が少ない」...など、かなりの苦労を乗り越えて活動していることが多く、東日本大会まで進んでくる学校は、かなりの工夫をして演奏を成り立たせています。
楽器を複数担当するなどは当たり前の光景となっており、管楽器の生徒が打楽器を演奏するのは当たり前のこと、管楽器内でも、異種の楽器を担当して対応しているのも見慣れてきました。

私が、毎年東日本大会を聴きに行っているのも、小学生のハイレベルな座奏演奏を聴きたいのはもちろん、小さな編成ですばらしい演奏を実現している中学校・高校の演奏から学ぶ点でとても多いからです。

選曲も編曲(工夫)も、セッティングも、本当に勉強になります。
「全日本吹奏楽コンクール」は、勉強というより、あっけに取られてと言った方が合っているかもしれません。
それはそれで、ものすごい感動であることは間違いありませんが。

今年は、第15回という区切りにふさわしい「札幌コンサートホールKitara」という最高級のホールでの開催でした。

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直前に台風で北日本の天気が荒れ、中学校の部に出場した団体は、「楽器が届くのか」「自分たちは行けるのか」と冷や冷やの数日間だったようです。
急遽、予定より早く楽器を送り出し、数日間、全く練習が出来なかったという中学校もありました。
でも、何とか天気が回復し、辞退になる学校は1校もなく、良かったです。
もし台風が直撃し、飛行機も船も全く欠航になっていたら...何とも悲しい大会になったのではないかと思います。
神様の計らいに感謝です。


小学校、中学校、高校、共に心に響くすばらしい演奏ばかりでした。
小学校は、今年も信じられないほどのハイレベルな演奏ばかりで、コンクールというより、日本の最高水準の小学生によるコンサートを聴いているようでした。
審査員の先生方、役員の方々のお考えで、昨年に引き続き、「銅賞」はなく、すべての小学校が金賞か銀賞を受賞しました。
「これだけすばらしい演奏をする小学生たちに銅賞はやめてくれ!」と祈っていたので、とてもうれしかったです。

中学校も高校も、まさに「銅賞はいらないのに」...と思う演奏、それぞれのバンドの個性が生きる演奏ばかりでしたが、ここは少し厳しく、銅賞も少しだけ付きました。
でも、その「銅賞」も、限りなく「銀賞」に近い「銅賞」だったと思います。

1校1校の、それぞれの健闘に心から拍手を贈り、心から感動した2日間でした。


千葉県のレッスン校の3校も、それぞれ今できる最高の演奏を披露し、そろって「金賞」を受賞しました。
しかも、3校とも、東日本大会初出場で金賞受賞です。
おめでとうございました!


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柏市立酒井根東小学校吹奏楽部 (指揮:戸塚千穂先生)

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船橋市立高根東小学校音楽部 (指揮:木内紀子先生)

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千葉県立鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部 (指揮:川口智子先生)


演奏曲目と審査結果の詳細は、下記のHPをご覧ください。
http://www.suisougaku-net.com/east-japan/2015.html


北海道の風景は、もうすっかり秋。
札幌コンサートホールKitaraのある中島公園も、心癒される風景でした。


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ホテルの窓から見た中島公園です。

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                 会場に行く道で...


今年度は、「全日本吹奏楽コンクール」の大学の部と職場一般の部も、2週間後にこの会場で開催されます。

主管される北海道吹奏楽連盟の方々は、大きな大会を2つ受けられ、運営に当たってくださっています。
事前準備のご苦労、当日運営のご苦労を考えると、何と申し上げていいのかわからないほどです。

今回の東日本大会が成功裏に終えられたのも、北海道吹奏楽連盟の方々のご尽力のおかげです。
心からお礼申し上げます。

そして、2週間後の全国大会も、今回と同じ見事な運営で成功させられますことをお祈り申し上げます。


来年度の東日本大会は、東京での開催です。

また「感動の時」を味わえることを今から楽しみにしています。


すばらしい演奏を聴かせてくださったすべての出場団体の皆さん、運営にあたられた役員の皆様、本当に本当にありがとうございました。


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| | 2015-10-13(Tue)19:16 [編集]


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| | 2015-11-16(Mon)22:52 [編集]


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| | 2016-04-01(Fri)10:52 [編集]