田川伸一郎のブログ

SIOフィルハーモニックウィンドオーケストラ ドリームコンサート2015

今日は、かなりエキサイティングな演奏会に行って来ました。

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会場は、池袋にある東京芸術劇場でした。

「SIO」とは...指揮者の汐澤安彦さんの「汐」です。

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汐澤安彦さんは、これまで、東京佼成ウィンドオーケストラ、二期会合唱団、東京吹奏楽団など各常任指揮者を歴任、また、東京音楽大学シンフォニックウィンドアンサンブルの指揮者としても永年ご活躍されました。
1999年、日本吹奏楽学会/第9回日本吹奏楽アカデミー賞(演奏部門)を受賞されました。
現在は、東京吹奏楽団名誉指揮者、東京音楽大学名誉教授としてのお務めの他、多くの演奏団体の指揮者としてご活躍されていらっしゃいます。


私が、中学生の頃、今の「東京佼成ウィンドオーケストラ」の前身である「東京佼成吹奏楽団」は、すでに汐澤安彦さんの指揮で多くの吹奏楽曲を日本に紹介されていました。

私は、汐澤安彦さん指揮による東京佼成吹奏楽団のレコードで、『バンドのための民話』『中世のフレスコ画』『ポンセ・デ・レオン』などの名曲を毎日擦り切れるほど聴いていたのを覚えています。

「SIOフィルハーモニックウィンドオーケストラ」は、そんな汐澤安彦さんの教えを受けた東京音楽大学出身の演奏家の方々を中心に、この日のために結成されたバンドです。

御年77歳になられる汐澤安彦さんを慕って集まった今回のメンバーは、総勢110名ほど。
フルートの前田綾子さん、トランペットの三澤慶さん、ユーフォニアムの外囿祥一郎さんなど、「有名人」もメンバーに加わっておられました。

私は、メンバーのお一人からこの演奏会のお誘いをいただきましたが、行ってみたら、知り合いが多数出ており、その中には大柏小学校時代の教え子もクラリネット奏者として出演していました。

メンバーは、集まりたいだけ集まったようで、楽器編成もアンバランス。
トランペット、ホルン、トロンボーンがそれぞれ12、3名もおり、配置もそれぞれが横一列にずらりと並び...
ちなみに、B♭クラリネットは14名でした。

汐澤先生を慕って集まったメンバーたちだけに、ステージのテンションは「あげあげMAX」...すごかったです。

<プログラム>
・ アルヴァマー序曲 (バーンズ)
・ エルザの大聖堂への行列 (ワーグナー)
・ ゴジラファンタジー (伊福部昭)
・ アルメニアンダンス パートⅠ (リード)
・ エルカミーノレアル (リード)
・ 吹奏楽のための第2組曲 (ホルスト)
・ 序曲「1812年」 (チャイコフスキー)



同窓会的な「イベント」の雰囲気で、皆、「やったもの勝ち」みたいな演奏。

バランスとかブレンドとか色彩感とかアンサンブルとか...そういう繊細な感覚はあまりなく、金管は遠慮なしにバンバン吹いて木管をかき消し、縦も横もハーモニーも、あらら大丈夫?という場面も散見され、ちょっぴり残念な気分でした。

会場は、ほぼ満席。
中学生や高校生の姿もたくさんありました。
2000円とか3000円の入場料を払って来ている「お客様」です。

時期はちょうどコンクールシーズンの後...
「ピッチに気をつけましょう」「ハーモニーが濁ります」「バランスに気をつけて」「金管が荒いです」などなど、顧問の先生や審査員の先生方から嫌と言うほど言われ続けたことを、これほどまで大胆にやってしまっている演奏を聴いて、どう思ったのでしょうか。

「プロは、ピッチが合わなくてもいいんだ」「プロは、バランスが悪くてもいいんだ」「プロは、ずれてもいいんだ」「プロは...」  こんな風に思わなければいいのですが。

会場からの割れるような拍手や「ブラボー!!」はすごいもので...これも、日本の吹奏楽の不思議。

ただ、汐澤先生の指揮はとても素敵で、私は指揮ばかりに見入っていました。
それだけでも、行った価値がありました。

・・・でも、やっぱり、「心に響くいい音楽」や「プロにしか出せないサウンド」を聴きたかったなぁ...


演奏者のみなさま、お疲れ様でした。

最高に幸せそうなみなさまのお顔を見て、良き師とのご縁の深さを感じました。

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| | 2015-10-17(Sat)09:30 [編集]