田川伸一郎のブログ

白井市の小学校バンド

今日は、千葉県の白井市にある小学校にお伺いして来ました。
白井(しろい)市は、柏市や我孫子市の南側に位置する市です。


我が家からはとても移動しやすく、市は違っていても、今日の学校は20分で着いてしまう近さです。

金管バンド部として活動しているこの小学校のバンドは、5年生と6年生だけで60名も部員がいます。
コンクールには出ていませんが、学校行事や市内の音楽会で練習の成果を発表しています。

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顧問の先生は、今年度この学校に転任していらした女性の先生です。

「私は、金管バンドの指導については、よくわからない点もありますので、どうかビシビシご指導ください」と、とてもやる気のある姿勢でお招きくださいました。

白井市では、11月に市内の音楽会があります。
これが、「音楽会」という名のコンクールになっていて、優秀な学校は、さらに広範囲の「郡」の音楽会に進み、再度、演奏する機会を得られるということです。

今回は、その音楽会を前にしたレッスンをさせていただきました。

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6年生から入部した部員もけっこういて、ソロまで吹いているすごい子もいました。
子どもは、やる気になると、想像以上の力を発揮するものです。

昨年度の今の時期にも、この学校にお伺いしましたが、その時よりも上手になり、曲のグレードもサイズもアップしていました。

先生のご指導には、「子どもをその気にさせる力」があるようです。
子どもたちへの話し方、関わり方にも、「この子たちを豊かに育てたい」という愛情や誠意がたっぷり感じられました。

そんな先生のご指導で生き生きと活動する子どもたちの演奏は、ちょっとした一言や手だてで、ぐっと良くなるものでした。

「とても上手なんだけど、音楽室の天井付近の空気が動かないんだよね。今日は、この部屋の空気を君たちの音楽で動かしてみようよ」と、とても感覚的な言葉でスタートしたレッスンでした。

曲への乗り方、息のスピード、ゆっくりの部分の歌い方、伴奏の役割、打楽器の効果...短い時間の中で、子どもたちはすごい吸収力で、演奏を塗り替えていきました。

良い演奏を引き出す指揮の仕方も、先生と一緒に勉強しました。

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この曲のゆっくりの部分には、ソロが次々に演奏されます。
指揮に合わせなくても、自発的にフレーズをつなげていく練習もしてみました。

他の皆も、ソロに合わせて伴奏をつけていきます。
指揮で管理せずに、各自の表現力を生かして演奏させます。

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レガートなフレーズがずいぶん美しく演奏できるようになり、先生も思わず拍手されていました。

このバンドの子どもたちは、理屈よりも感覚的につかむのが得意で、たとえば、コルネットのソロの男の子は、「伸ばしの音は、沈んでいく夕陽を見送るように」とアドバイスしたら、とてもしみじみしたいい音になりました。

きっと生活の中での経験が豊かで、日頃の学級や学校生活での先生方の育て方の良さが、きっとこういった「心の機動力」を育てているのだと思いました。

今日は、高学年の担任の先生方もレッスンに協力してくださり、授業終了後、金管の子どもたちは、特別に「帰りの会」を抜けてレッスンの準備を出来るようにしてくださったとのこと。
少しでも長い時間、子どもたちがレッスンを受けられるようにと、担任の先生方までが配慮してくださっているのです。

こういう担任の先生の「心づかい」は、子どもたちに伝わります。
ますます一生懸命練習したり、レッスンを受けたりして、上手になろうとします。

「バンド」という子どもにとっての「大きな成長の場」の価値を、担任の先生方がわかってくださっている学校では、子どもたちの伸びが違います。
そして、そういう担任の先生方は、ご自分の学級でも、子どもたちの様々な場での頑張りを認め、生かし、子どもの力をさらに伸ばしていける賢い経営をされます。

子どもは、担任の力ひとつではなく、先生方みんなで育てるもの...いい学校だなぁと思います。


レッスンが終わりに近づくにつれ、子どもたちの心が躍動し、音楽室の空気が動いて来たのを感じました。

校長室に戻ってから、先生は興奮して、「校長先生、ほんとにすごかったんです。子どもたちの音も表情もどんどん変わったんですよ。子どもたちもほんとによく頑張りました。私は、田川先生と子どもたちに感動して...。こんなに出来る子どもたちなんだ。私がもっと勉強して、子どもたちの力をもっともっと引き出してあげなきゃ!」

うれしそうな先生のお顔、それを喜ぶ温かい校長先生のお顔...お手伝いさせていただいた私まで、笑顔いっぱいになって学校を後にすることが出来ました。

すばらしい先生方、すばらしい学校、そこに育つすばらしい子どもたち...みんな幸せ!

今日も、大きな感動と学びをいただきました。

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去年の秋以来、1年ぶりの再会でしたね。
初めて会ったお友達も、すぐに慣れて、とてもよく頑張りましたね。
昨年の音楽会の曲より、ずっと難しくて、ちょっと長い曲...どれだけ出来るのか、ちょっと心配しながら行きましたが、みんなよく演奏していて、正直、びっくりしました。
そして、みんなが明るいから、練習もとても楽しかったです。
君たちの先生は、君たちが上手に出来ると、とても喜んで拍手までしてくださっていましたね。
君たちを心から愛し、一生懸命育ててあげようとしているのですね。
だから、少しの進歩でも、うれしくて仕方ないのです。
すてきな先生に出会え、幸せですね。
君たちの練習に協力してくださる担任の先生方の気持ちもしっかり受け止めて、金管でも学級でも、全力で頑張れる子どもになりましょう。
市内音楽会、ガッツで成功させようね! がんばれ!


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| | 2015-10-21(Wed)19:53 [編集]


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| | 2015-10-28(Wed)22:25 [編集]