田川伸一郎のブログ

東海村三楽士の活躍に拍手

昨日は、東京都での仕事の後、渋谷にある「タカギクラヴィア松濤サロン」で開催された「上野Coffee No.6」というコンサートに行って来ました。

「上野Coffee」は、今や日本のクラシックサックス界の次代を担うアーティストとして活躍しているサックスの上野耕平さんが出演すサロンコンサートで、30名程度の客席のフラットな会場で、楽しい語りを加えたり、ドリンクのサービスをいただいたりしながら、アットホームなコンサートを楽しめる企画です。

今回は、6回目。今までこのコンサートの情報は知っていましたが、なかなかスケジュールが合わずに行けなかったのですが、今回は、ちょうど東京都での仕事の後ということと、上野耕平さんと共に、オーボエの荒木奏美さん他の方も出演されるということで、出かけました。

上野耕平さんは、東京藝術大学在学中の2011年の日本管打楽器コンクールサクソフォン部門において史上最年少で優勝し、全部門を通しての最優秀者に与えられる特別大賞も受賞されました。また、世界最高峰と言われるアドルフ・サックス国際コンクールでも第2位を受賞されました。

荒木奏美さんは、現在、東京藝術大学4年生に在学中。先日、若手オーボエ奏者の登竜門「国際オーボエコンクール・軽井沢」(ソニー音楽財団主催)の第1位「大賀賞」に選ばれました。日本人の1位受賞は同コンクール史上初で、アジア勢としても初めてのことです。東京交響楽団の首席研究員としても研鑽中で、今後のますますの活躍が期待されます。


この2人は、共に、茨城県東海村立舟石川小学校吹奏楽部の出身です。
私が、新浜小に在職していた頃の部員で、「ライバル校」でありながら、仲良く交流し、コンクール会場でもお話ししたり、私が舟石川小学校にお伺いしたり、上野君をはじめとするサックスアンサンブルが新浜小学校の定期演奏会に出演してくれたりしていました。荒木さんは、コンクールの後などに、私に手紙を送って、感動を伝えてくれたこともありました。舟石川小学校の方がずっと上手な演奏をしていたのに、上野君や荒木さんは、「新浜小の演奏は感動的です。田川先生のファンなんで、握手してください!」と、寄って来てくれるほど、謙虚でかわいい子どもたちでした。

ふたりのその後の成長を、私はずっと見守り、応援してきました。

上野君が管打コンクールで大賞を受賞した後のコンサートには、もちろん駆けつけ、お祝いしてあげました。
その時のブログです。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-338.html


今回は、舟石川小学校出身のふたりの他に、別の小学校ではありますが、やはり東海村出身で、現在、東京藝術大学2年に在学、日本フィルハーモニー管弦楽団研究員でもある照沼夢輝さんのクラリネットも交えた3人の管楽器と東京藝術大学大学院生の秋山友貴さんのピアノによるコンサートでした。

まさに、「東海村三楽士」による共演でした。

オーボエとクラリネットとサックスのアンサンブル?
どんな曲を演奏するのか、とても楽しみでした。

♪ サンジュレー作曲のトリオ・・・本来、ソプラノサックス・アルトサックス・ピアノの三重奏ですが、ソプラノサックスのパートをクラリネットで演奏してのトリオでした。

♪ プーランク作曲のトリオ・・・本来、オーボエ・ファゴット・ピアノの三重奏ですが、ファゴットのパートをテナーサックスで演奏してのトリオでした。

♪ ダマーズ作曲のカルテット・・・本来、フルート・オーボエ・クラリネット・ピアノの四重奏ですが、フルートのパートをソプラノサックスで演奏してのカルテットでした。


上野さんは、ソプラノ、アルト、テナーの3本を持ち替えての演奏でした。
本来の楽器と違う編成ですが、何の違和感もなく、いや、別の魅力を感じる演奏を聴かせてくださいました。
そして、この息の合い方、メンバー同士のコミュニケーション、聴衆とのコミュニケーション...音符が言葉となってやり取りされ、それが客席にまでしっかり伝わる演奏でした。
小さなサロンでのコンサートでしたので、ますます「心が近い」音楽を楽しむことが出来ました。
もちろん、表情や汗まで間近に見えて、一心同体になった気分。

特に、上野さんと荒木さんは、同じ小学校で同じ先生に指導していただいて音楽を始めた仲間だけあって、リズム感や歌い方が絶妙に合っており、びっくりでした。まるで、一人二役かと思わせるほど・・・。 ため息でした。

合間のメンバーさん方のおしゃべりも、とても上品で、しかも、ウィットに富んでいて、そこに謙虚さも若さもあり、客席はほのぼのとした空間に...
こういう「人間力」も、音楽家としての大切な素養だと思いました。

休憩時間、上野君は、私のところに来て、「田川先生、今日はおいでくださり、ありがとうございます。びっくりしました。」ときちんと頭を下げてあいさつしてくれました。
荒木さんには開演前にお会いでき、「田川先生! おいでくださったんですか? ありがとうございます! こちらの先生はね・・・」と、照沼さんやピアノの方に紹介してくださいました。

コンサートの途中、それぞれの方が、自分のご出身などのお話をされました。

小学校の吹奏楽部に入った時、上野君は本当はトランペット希望だった、荒木さんは本当はサックス希望だった。でも、顧問の先生が選んでくださったのが、今の楽器だった...それぞれの子どもにぴったり合う楽器を見通して与えてくださった顧問の先生のおかげなんですと...

顧問の先生は、板橋幸子先生でした。
私も、大変お世話になったすばらしい先生です。
板橋先生との出会いで、今のふたりの人生があることは間違いありません。


昨日は、上野さんのファンという私の教え子を連れて行ってあげました。
真間小で卒業させた、私にとって「教師人生最後の卒業生」です。
私と共に3年間を過ごし、その後もずっと吹奏楽を続け、高校3年生となった今、音楽大学を目指してサックスのレッスンに励んでいます。
あこがれの上野さんの演奏を近くで聴いて感動。 おまけに、一緒に写真を撮ったりお話ししたり。
彼は、日本クラシック音楽音楽コンクール全国大会出場が先日決まりました。
上野さんもチャレンジしたコンクールです。
「クラコンか、懐かしいなぁ。全国大会に出るんだ。すごいね。頑張ってね。」と、上野さんに握手までしていただき、帰りもずっと興奮していました。
こうして、同じ道を歩む後輩にも、優しく話しかけて、元気をくれる上野耕平さんです。

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「東海村三楽士」の皆さんのますますのご活躍をお祈りいたします。

すてきなひとときを本当にありがとうございました。


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| | 2015-10-22(Thu)21:35 [編集]


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| | 2015-11-01(Sun)21:33 [編集]