田川伸一郎のブログ

フィンランド放送交響楽団

一昨日、青梅市での仕事の後、久しぶり、オケのコンサートに行って来ました。
ハンヌ・リントゥ指揮のフィンランド放送交響楽団です。
会場は、サントリーホールでした。


私が好きな「シベリウス」プログラムに惹かれてチケットを購入しました。
フィンランド生まれのシベリウスの作品を、フィンランドのオケが演奏する...んんん、これは聴きたいと。

あっ、ちなみに、私が使っている楽譜ソフトも「シベリウス」です。(関係ない...)

プログラムは...
♪交響詩「フィンランディア」
♪ヴァイオリン協奏曲 二短調 Op.47 (ソロ:諏訪内晶子)
♪交響曲第2番 ニ長調 Op.43 


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主席指揮者のハンヌ・リントゥ             ヴァイオリンソロの諏訪内晶子

私のお目当ては、交響曲第2番でした。
若い頃から大好きな曲なのです。

一曲目の「フィンランディア」は、まさにフィンランドの「讃歌」と言われるほどの名曲。
一般に聴く土地臭さとは真逆のデリケートで柔和なサウンドの「フィンランディア」でした。
何か悟りを開いた境地で世界を見渡すようなサウンドと音楽の運び。
コラールの歌は、頂点に向かって歌い上げるというより、しみじみ語るといった表現。
どこもかしこも、こう来るか...と、やられた気分の感動でした。

ヴァイオリン協奏曲は、諏訪内氏の美しい音色と歌によって、この独特の作品の魅力を余すところなく、感受出来ました。
冒頭、シベリウスが「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」とコメントした部分は、ソプラノ歌手が歌うような声楽的な歌に惹き付けられました。
「白熊のポロネーズ」とも呼ばれる第3楽章では、溢れ出る躍動感に、客席の空気もどんどん変わり...
すごい演奏でした。

お待ちかねの「交響曲第2番」...第1楽章冒頭の弦の「揺れ」の旋律と木管の牧歌的旋律を聴いただけで、もう幸せに...ハンヌ・リントゥ氏の指揮と音楽は、良い意味で期待を裏切って、常に新しい感動をもたらしながらの展開でした。
ハーモニーを前面に出して強調したり、地味な旋律を妙に積極的に躍らせたり、盛り上がりのファンファーレをちょっと内向的な歌にしてみたり、終楽章の弦のユニゾンは涙ものの説得力...
「フィンランディア」と同様、一般に聴く「シベ2」とは違った感動をいただきました。


開演直前のアナウンス・・・「演奏後の拍手は、指揮者のタクトが完全に降りるまでご遠慮いただき、演奏の余韻もお楽しみいただきますようお願い申し上げます。」
本当は、こんなアナウンス無しでも、そうあるべきなので、ちょっと興ざめでしたが、フライング拍手にがっかりするよりいいか。

でも、そのおかげで、アンコールの「ベルシャザール王の饗宴」よりノクターン(妖艶なテーマのフルートソロは、日本人の奏者でした。)の後、ゆっくりゆっくりタクトを下ろし、そのまま動かなかったリントゥ氏の「心」に会場は数秒間、「無音の美」に...
ひとりのフライングもなく、そして、静かに始まった拍手。
満席の聴衆が、演奏の「美」を共に作り上げた感じでした。
あのアナウンスのおかげかな。 
こういうコンサートにも、たまにいるんですよ。 フライング拍手や、要らぬ「ブラボー!」で、全てをぶちこわす教養無い人が。


忙しくて、「心を亡くして」しまいそうな毎日・・・
ひととき、全てを忘れてくつろぐことが出来ました。

ありがとうございました。


来月には、またまた楽しみにしているゲルギエフ指揮のミュンヘンフィルの演奏会が待っています。
しかも、辻井伸行さんの共演という豪華なプログラム。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73 『皇帝』 、チャイコフスキーの交響曲 第6番 ロ短調 Op.74 『悲愴』

・・・この日を楽しみに、11月を乗り切ります。

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| | 2015-11-07(Sat)18:11 [編集]


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| | 2015-11-10(Tue)13:06 [編集]


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| | 2015-11-11(Wed)08:39 [編集]