田川伸一郎のブログ

小学校の音楽授業研究

今日は、県内の私立小学校の音楽授業研究会に講師としてお伺いして来ました。

音楽の授業研究に本格的に取り組んでから4年目の今年、今年度2回目の授業研究会でした。

この学校では、年に、3~4回の授業研に取り組んでいますが、先生の授業力アップを反映して、子どもたちの歌声、学習スタイル、学習力、「音楽が好き」という心情...全てにおいて大きな変容が見られています。

そして、先生の「自己課題」もだんだんとグレードアップしています。

今の課題は、「いかに子どもたちを自立させるか」ということです。

学習形態にも、学びの内容にも、発問や指示にも、常にそれを意識した配慮が込められるようになりました。


今日の6年生の学習も、グループで表現を工夫するという内容でした。

そのために、何をどれだけ押さえておくか、どこを任せ、どこを教えるか...そういった判断も絶妙でした。

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まず全体で学習です。

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                 「何をグループで学ぶのか」をしっかりつかみます。

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そして、グループごとに分かれて、話し合いや練習です。 実際に歌って確認しながら、話し合います。

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最後に、グループごとに歌って発表し、他の子どもたちが、それぞれのグループの「工夫点」を当てます。
工夫が明確で、それが歌に表れていれば、友達に当ててもらえるわけです。



グループ活動を研究授業で扱う時、すでに活動や練習をしてあり、それを発表する場面を見せる授業研が多いものです。
そこまでどのように子どもたちを活動させてきたかが、いまいちわからず、発表に対する意見も、まあ出そうなものばかり。

初めてグループで活動する場面を扱い、どのように子どもたちを放すかというところから、どのようにまとめるかというところまでを、しっかりと公開する授業はなかなか見られないものです。

もちろん、成果もあれば課題もありました。
だからこそ、大きな勉強になります。

一番大切で、一番難しい、そして、一番見たいところを、そっと隠して大成功(のような感じ)で終わる授業よりも、ずっと研究的な意味合いがある授業研究でした。

そして、歌がちょっと苦手そうな子も、しっかりと意見を言って活動に参加している姿、皆が活動から外れないで団結している姿に、この学級の土壌(担任の先生の学級経営のすばらしさ)も感じました。


授業研究会の後には、この学校の若手の先生方(3年目までの先生方)が全員出席しての協議会が開かれました。

教育実習に来ていた大学院生も一緒に参加しました。

私からの提案で、本時の授業のことだけでなく、ひとりずつ、「今、教師をしていて幸せだと感じること。今、教師として悩んでいること。」の両方をお話ししていただきました。

皆さん、そのお話の仕方が、とても生き生きしていました。
「悩んでいること」のお話ですら、生き生きと話されていました。

先生方ひとりひとりのお話を聞いていると、まるでそこに子どもがいるかのように、先生方の「愛」がほとばしっているのを感じました。

良い職場に恵まれ、自分の悩みをこうして話せる、自分が苦手なことを話し、補い合える。
「パーフェクトな先生」ではないからこそ、他の先生の悩みにも心から耳を傾け、自分を変えていこうと出来る。
そして、つまずいている子どもの気持ちもわかる。


そんな先生方に、私は、「『待つ』という愛を子どもたちに...」という内容の話をさせていただきました。

若い先生方が、今の「ときめき」を大切に、ずっとずっと生き生きと歩んでいってくだされば...


子どもたちは、先生方の笑顔が大好きですから!

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本当にいい学校だなぁ。 こんな素敵な先生方の元で学ぶ子どもたちは幸せです。


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| | 2015-11-19(Thu)20:21 [編集]


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| | 2015-11-20(Fri)11:24 [編集]