田川伸一郎のブログ

栃木県の小学校バンド

今日は、栃木県の小学校にお伺いして来ました。

年に何度かお招きいただく学校ですが、いつも日帰りでのお伺いです。
「車で少し行くと良い温泉もありますので、どうぞお泊まりでいらしてください」と、保護者の方はおっしゃってくださるのですが、なかなか前後のゆとりがなく...

旅行で降りるのんびりした多くのお客様を横目に、スーツ姿でテンション高く行き来する私です。

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子どもたちは、皆、風邪もひかず、とっても元気。

いつも少し高めの音程の声で、「こんにちは!よろしくお願いします!」とあいさつしてくれます。
その声を聞いただけでテンションが上がります。

今日は、お昼の時間も一緒でした。
食べるメンバーを意図的にをシャッフルしているそうで、今日は、「同じ生まれ月の人々」で食べました。

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私も、現職の頃、お弁当を食べる時には、メンバーが固定しないようにさせていました。
食事の時間にあえて交流をさせました。

「田川先生と同じ8月生まれのグループは?」
・・・は~い!
「記念に写真撮ってあげるね。」
・・・わ~い!
・・・先生、私、今日が誕生日なんです!
「えっ、ほんと?じゃあ、ますます記念に撮らなきゃね!」
・・・やった~!

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私と同じ8月生まれの3人と、今日が誕生日のラッキーガールです。

学年・男女関係なく、みんなとっても楽しそう!
こんな風に楽しくお弁当を食べている子どもたちの様子を見ていると、心なごみます。

保護者の方々が別室に用意してくださったのですが、「すみません。このかわいい子どもたちの顔を見ながら食べたいんですけど...」と、持って来ていただき、たくさんの笑顔の中で美味しいお弁当をごちそうになりました。

皆のお弁当のそばには、同じ「プリッツ」が置いてありました。

「あれ、今日はおやつもありの日なの?」
「これは、先生からいただきました! 詳しく言うと、先生のお母さんから!」

顧問の先生のお母様が、このバンド、この子どもたちの大ファンで、少し早いクリスマスプレゼントをくださったそうです。
...いい話ですね。 先生のお母様にも愛されている子どもたちなのです。


大きな本番が近い今日のレッスンでしたが、あえて、「コラール」の初見練習をしました。

ごく単純で易しい曲を、正しく美しく演奏することがどれだけ大変で、どれだけ大切か、そして、うまくいった時にどれだけ素敵な響きが生まれるかを、このタイミングで味わってもらいたかったのです。

全体で演奏したり、高学年の子どもだけで演奏したり、セクションやパートごとに演奏したり...

「音価を保つ」「音は真っ直ぐに伸ばす」「最後まで吹き切る」「息を逃がさない」「3拍子の3拍目の四分音符は強く吹かない」「息を止めずにタンギングだけで切る」「音と音との間にすき間を作らない」「ゆっくりの曲でも、指は速くハキハキ動かす」「低音楽器は大きめに」...

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気づいたら、たった16小節の曲で、えらくたくさんのことを注意して練習しましたが、皆、それを吸収し、最後は、「すばらしい!ブラボー!」と拍手してあげたほどのコラールが響きました。
私のすごい褒め方に、子どもたちはきょとん...

易しい曲を演奏しただけなのに...という感覚が子どもたちの中にはあるのかもしれません。
難しい曲が出来た、速いパッセージを正確に吹けた、高い音が出せた...こういうテクニカルな挑戦の方が明確な達成感があるのかもしれません。
小学生だからこそ、「易しいコラールが美しく吹けた」という達成感や感動がわかる子どもであってほしいと思います。

それにしても、4年生の成長には著しいものがあります。
どんどん音が出るようになり、上級生と同じ楽譜を普通に演奏している子どももいます。
立派な「戦力」になっている4年生たちです。


曲の合奏練習でも、全体の音色の成長、以前は正しく演奏出来なかった箇所の完成、4年生の成長による音の厚みなど、すばらしい点がたくさん見つかりました。

この時期になると、正しく練習を積み上げてきた小学校では、その年の最高のサウンドが聴けるようになってきます。

「正しく練習を積み上げて来た」...これがポイントです。
そうでないと、むしろ、「悪い虫」がはびこり、ただ音がバーバー出るようになっただけの引き締まりのない、だらしない濁ったサウンドになります。

「正しい練習型バンド」は、一にも二にも、顧問の先生のご指導で決まるものです。
練習システムだけでなく、バンド運営も含めてのことです。

今日の小学校は、「正しい練習型バンド」で良かったです。
つまり、先生のご指導が正しいということです。

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今日は、6年生にとっては、最後のレッスンでした。
この子どもたちが3年生だった秋頃から、お付き合いが続いています。
みんな本当に大きく、立派になりました。

6年生が引退した直後には、毎年のように、「今年は大丈夫かしら...」と先生は悩んでいらっしゃいましたが、今年も6年生が立派に育ち、先生を安心させ、後輩たちを立派に育てて3学期の引退を迎えられそうです。

最後の大きな本番を、心から楽しみ、よい演奏で締めくくってもらいたいです。

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いつも明るく、元気なあいさつで迎えてくれるみんな。
今日は、途中、「他人から必要とされることの幸せ」についてお話ししましたね。
楽器の技術だけではありません。「人がら」が大切です。
ひとりひとりが、「自分の良さ」を大切に、「このバンドに必要な人間」になれるよう努力していきましょう。
今年度最後の大きなステージ、思いを込めて、伸び伸びと演奏できますように...
がんばれ!


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| | 2015-11-29(Sun)02:03 [編集]


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| | 2015-11-29(Sun)19:41 [編集]