田川伸一郎のブログ

がんばれ、東日本大会

今日は、昨夜アップさせていただきました、「こども音楽コンクール東日本優秀演奏発表会」に出場する千葉県習志野市立実花小学校吹奏楽部にお伺いしてきました。

顧問の先生は、私の幸町第三小学校時代の教え子の村山和幸先生です。

彼も、「こども音楽コンクール」に出場し、この東日本大会を目指して練習し、最優秀賞を受賞して共に涙した経験があります。
6年生の時の演奏曲は、バレエ音楽『パリの喜び』でした。

今、思えば、あんな難しい曲をよく小学生がこなせたなと感心するばかりです。

彼にとって思い出深い「こども音楽コンクール」に、今は教師として子どもたちを率いて出場し、東日本大会にまで進み、「あの時」の緊張感や感動を、当時の私の気持ちになりかわりながら、味わっています。

IMG_8710_convert_20151204224045.jpg

私は、現職の頃、「自腹」で、ずいぶん楽器を買いました。
もちろん、中古の安いものですが、それでも「変な物」は買わず、しっかりとした楽器を買って、子どもたちに使わせていました。
10数本あったと思います。

退職の時、その全てを彼に託しました。
私の気持ちを、今、実花小学校の子どもたちが大切に抱きしめて使ってくれています。

「田川先生の楽器を使っている人?」と聞くと、ちゃんと「は~い!」と手を挙げてくれることがとてもうれしいです。
きちんと、「これは、田川先生の楽器だからな」と子どもたちに話してくれているのです。
使い慣れてしまうと、こういう伝達がいい加減になってしまうものですが、そこが彼の誠実なところです。

今年は、転勤5年目です。
彼が赴任してから出場し始めた様々なコンクールでも、だんだんに結果が出るようになり、今年は、東関東吹奏楽コンクールでも初めて金賞、日本管楽合奏コンテスト全国大会でも初めて最優秀賞に選ばれました。

「こども音楽コンクール」では、昨年に引き続き、東日本大会に駒を進め、明後日がそのステージとなります。

今年の曲は、櫛田てつ之扶先生の隠れた名曲、『吹奏楽のための竹取物語』です。
ほとんど演奏されることがない曲ですが、私が大柏小学校時代に見つけて演奏していたことを覚えていて、彼も今年取り上げることになりました。

彼の選曲のスタンスは、「できるだけ楽譜が易しい曲を、美しく、丹念に仕上げる」ということです。
昨年度は、足立正さんの『いつか見た海』を演奏しました。
『竹取物語』も、そういうスタンスにぴったり合った良い曲です。


コンクールで結果が出て来ましたが、練習のスタイルは、とてもシンプルです。
集まってきた子どもから、どんどん個人の基礎練習を始めます。
これは、私が長年使っている「田川メソード」による練習です。

チューニングは、各自チューナーで合わせてから、「耳を使ったチューニング」で1周だけ。

IMG_8692_convert_20151204223836.jpg  IMG_8693_convert_20151204223853.jpg
単音ではなく、音を動かして合わせます。

IMG_8694_convert_20151204223910.jpg
待っている時が一番の勉強時間。音のうなりを手で表して、耳を鍛えます。

IMG_8688_convert_20151204223818.jpg
その間、打楽器は、外で楽しく「番号回し」のビートトレーニング。
超単純なリトミックのひとつです。


基礎合奏は、「サウンドトレーニング(バランス練習)」「ハーモニートレーニング」「コラール」を少しずつやっておしまい。

あとは、どんどん曲の練習です。

『竹取物語』も、本番を何回も経験し、とても上手になったところ、もう一息のところ、慣れたのか、ちょっと緩んでいるところ、さらに高いレベルを要求したくなるところ、子どもたちよりも「指揮」に課題があるところ...今日も、いくらでもやることがあるレッスンでした。

いずれにしても、『竹取物語』が自分たちのものになってきたことは確かでした。

IMG_8698_convert_20151204223926.jpg  IMG_8700_convert_20151204223955.jpg

IMG_8704_convert_20151204224012.jpg  IMG_8709_convert_20151204224029.jpg

今日は特別に、保護者の方々にお迎えに来ていただき、6時までの練習でした。
日頃は、コンクール前でも、朝30分と放課後4時半までのわずかな練習だけで練習しています。
塾や習い事も調整して、全員出席で頑張りました。
保護者の方々も、とても協力的です。

また、「東関東吹奏楽コンクール」の後、新しい部員が2名入り、「管楽合奏コンテスト」の後、また3名も入りました。
こうして、「吹奏楽部で頑張ってみたい」という子どもがどんどん増えていることもうれしいことです。


「あたりまえのことをあたりまえにやる」...このことが、どれだけ大きな力になるか。
このバンドの活動を見ていると、いつもそう思います。

そして、先生の情熱と愛情が、子どもたちの無限の可能性を引き出している様に感動します。
それが、私の教え子であるということも誇りです。

IMG_8711_convert_20151204224102.jpg
村山先生が子どもの頃、『夢のステージ』だった「こども音楽コンクール東日本大会」。
そのステージに、村山先生が君たちを連れて行っていることを、「村山先生の先生」として誇りに思います。
そして、もうひとつ、君たちの素直な心やひたむきな努力が、村山先生をこのステージに連れて行ってくれたことも確かです。

日曜日には、君たちは村山先生に感謝を、村山先生も子どもたちに感謝を...
そして、支えてくださった保護者の方々、先生方、たくさんの方々に感謝を...

習志野文化ホールいっぱいに『竹取物語』の音楽絵巻が広がるような演奏を聴かせてください。
応援しています!


スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2015-12-05(Sat)12:50 [編集]