田川伸一郎のブログ

東京都の小学校バンド

今日は、朝から夕方まで、東京都の小学校を3校お伺いさせていただきました。

学校間の「奇跡の連携プレー」もすばらしく、昼食や移動の計画もバッチリでした。
全くロスタイムなく回れました。 (休憩もほとんど無かったですが...)

土曜日でありながら、子どもたちもそれぞれの時間に合わせて集合してくれ、何より、学校がそういうことを許可してくださったことに感謝でした。


この記事では、今年度、初めて伺った小学校バンドをご紹介させていただきます。

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このバンドには、2年前に伺ったのが最後で、久しぶりのお伺いでした。
6年生は、その頃4年生でしたので、当時部員だった子どもたちは、「わぁ、懐かしい!」と喜んでくれていました。

顧問の先生は、当時とは代わっています。
そして、先生のご指導に触れるのも初めてのことでした。

まだ小さいお子さんを育てながら、こうして土曜日にも練習をし、熱心にご指導され...

「君たち、あたりまえだと思っちゃいけないよ。でも、君たちが、良い子で一生懸命努力するから、こうして土曜日でも、自分の子どもを置いて、君たちのために指導してくださるんだね。君たちが、どうしようもないダメな子たちだったら、土曜まで付き合うはずないからね! つまり、先生は、君たちのことが大好きってことだね。うれしいね!」

子どもにはわからないかもしれませんし、恩着せがましく話すことではないかもしれません。
でも、わかってほしいことです。
先生ご自身からは言いにくいことかも...
だからこそ、外野のオジサンが、伝えていこうと思っています。

先生だって人間です。

子育てだけではなく、ご自身の病気、ご家族の病気や不自由、介護、その他様々な悩み...たくさんのことを抱え、それでも子どもたちのために、「勤務時間外のバンド指導」をされています。

「給料分」ではないバンド指導...こんなことまで、私は子どもたちに話すこともあります。
顧問の先生がズバッと言えないことを、私が言います。

だから、お互いの「誠意」しかないのだということを...


そんな話を真剣に聞く賢い子どもたちでした。
そして、楽しい話になると、とっても人懐っこくて...
練習中も、たくさんの言葉が飛び交い、皆で、笑い、皆で驚き、皆で感動し。

こういう雰囲気のバンドが、私は大好きです。


先生は、何かあるたびに、ご自分のお気持ちを書いて、黒板に貼っておかれるそうです。

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今日は、たまたま(?)良いことが書いてありましたが、時には、「怒り」の言葉が書いてあることもあるそうです。

子どもたちは、ほめられることも、叱られることも、口で言われるよりも、「ジーン」と感じることでしょう。

こういう「手間」のかけ方も、先生のご指導のすばらしい点で、子どもたちの「心」を耕しながら、バンド経営と音楽指導をされているのです。


2年ぶりに聴いた音でしたが、以前にも増して、積極的で、音楽的な要求に応えられるだけの力を持っていました。

「みんな、曲の場面の感じを、強弱や速さだけでなく、音色を変えることで表現できないかなぁ。君たちなら、きっと出来ると思うよ!」と、私からの挑戦状!

こんな働きかけの際にも、先生は、「すご~い!みんな、音色を変えるんですって。出来るかな?」と、ご自分がワクワクして挑戦するように言葉かけをされ、子どもの意欲を高めます。

曲が変わり始めると、「うんうん!いい感じ!」と、満面の笑みで讃え、私が指揮を始めると、私の前方に行って、じっと指揮をご覧になり、「先生も勉強よ!」と姿で教育されます。

ノートや楽譜への書き込みも、子どもたち以上に活発に。
当然、子どもたちも、「学び」に対してこんなに意欲的になるはずです。

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途中、技術的な課題が気になると、「こういう時は、どのような練習をすれば克服できるのですか?」と、子どもたちの前でも質問され、私の実際の指導をご覧になり、「なるほど~」と...

子どもたちの前で、何でも知っているふりなどせず、「ここがわかりません」ときちんと質問される姿は、子どもたちの眼にしっかり映っています。

話の流れの中で、「では、基礎練習のやり方に戻って」と、いきなり曲から離れて基礎練習に戻ったり、先生と「指揮」について勉強したり...

先生のご質問のおかげもあり、変化満載の練習となりました。


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あっと言う間の2時間半が過ぎて行きました。

2曲練習しましたが、何度も私は拍手!

「すばらしい!」「ブラボー!」

そして、これからの課題もしっかり出しました。

最後の最後までかわいくて仕方がない子どもたちでした。

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「やる気沸騰、明るさ山盛り、個性よりどりみどり」...そんな表現がぴったりの君たち。
屈託なく、人懐っこく、それでいて、きちんとけじめのあるところが大好きです。
会話の多い君たちのように、音楽もまるで言葉を交わすように、溶け合ったり、こだまし合ったり、時には競い合ったり。
とても人間的な音楽をしているなぁと思いました。
仲の良い家族のようなチーム! 
その家族の「お母さん」は、優しく厳しく、大切なことをきちんと教えてくださる君たちの先生です。
皆がこんないい顔で輝いていられることの「ありがたみ」がわかるのは、いつになるかなぁ。
おっと、「わかってま~す!だから、みんな良い子なんで~す!」と君たちに言われてしまいそう。
今日は、1日限りのみんなの「お父さん」になれて、とってもうれしかったです。
えっ? 誰? 「お父さんじゃなくて、おじいちゃん」って言ってる人!
こんなジョークも、君たちなら許せそう。 そんな君たちでした。
これからも、子どもらしく、生き生きと、そして、真剣に練習を重ねていってくださいね!


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| | 2015-12-06(Sun)13:26 [編集]