田川伸一郎のブログ

東京都の小学校バンド

今日は、東京都の小学校にお伺いして来ました。
初めてお招きいただいた学校です。


東京都では、小学校管楽器教育研究会の行事として、2月に『東京都小学校管楽器演奏会』が開催されます。
この学校も、その演奏会に出場することを目標に頑張っています。

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都会のど真ん中の「街中」にある学校で、子どもたちはまさに「都会っ子」。
学校以外でも、塾(受験)、習い事、スポーツチームの活動と、とっても忙しい子どもたちなのです。
そして、学級は学年2クラス。それほど大きい学校ではありません。
しかし、バンドには4~6年生の70名近い子どもたちが入部して、全員での朝練習、自由意思で参加する放課後練習、そして、たまに行う土曜日練習で進めています。
夜遅くまで受験塾で勉強していても、早起きしてしっかり朝練習に来ている子どももたくさんいるそうです。
よほどのやる気がないと続くものではないと思います。

そんな子どもたちのやる気とパワーを引き出してすばらしいご指導をされている顧問の先生は、管楽器教育研究会の役員としても大変なご尽力をされています。

まさに、先生も子どもたちも、「大ハッスルバンド」という感じのチームです。

音楽専科として、1年生から6年生までの全ての学級に音楽の授業をされている先生は、つまり全校児童の名前も性格もみんな知っている学校の「スーパー先生」。
6年生は、1年生からずっと付き合ってきた「ツーカーの仲」...うらやましいほどの信頼関係が様々な場面で見えました。

今年の曲は、このバンドとしては相当難しいレベルの曲です。
でも、先生はこの曲が大好きで、ぜひ子どもたちと頑張ってみたい...
大いなる挑戦の様子を見せていただきました。

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「まだ個人のチェックもしているところですし、通して練習できるまでいっておらず、場面ごとに取り出して練習しているところなのです」とのことでしたが、ちゃんと指揮で全曲通して演奏していたことにびっくり!

細かいことを言えばいくらでもありますが、2月に発表する曲が、今の時期に指揮で通せ、しかも、先生は単にテンポを出すだけでなく、場面ごとの表情を出したり、微妙なアゴーギクを加えたりして振っていらっしゃいました。
その指揮の変化を感じて演奏している子どももちゃんといて、感動しました。

まだうまくいっていないところは、先生が全部わかっていて、これからどうすればそれが直っていくかも、全部わかっていらっしゃることだと思いました。
それは、まだ未完の状態の演奏でも伝わってくるものです。

ここまで子どもたちが伸びた一番のきっかけは...秋にあった市民バンドを招いての鑑賞会の折に、この曲をこの楽譜で演奏していただいたのだそうです。
子どもたちは、その演奏に大感激。おまけに、バンドの皆さんのご厚意で、まだ練習し始めたばかりではありましたが、一緒に練習する時間を取ってくださったというのです。
大人の方々と一緒に合奏して、子どもたちが肌で感じた「完成地点の響き」...それが子どもたちのモチベーションを一気に高めたそうです。
そういった仕込みをされた先生、そして、快く協力くださった市民バンドの方々に敬服です。

私のレッスンは、この子どもたちの演奏をさらにレベルアップさせるために、各場面の大事なことをワンポイントずつ練習していく形で進めました。
今すぐには出来ない個人のレベルアップや音程や内声の整理などは宿題にし、ザックリと曲を読み込んでいきました。

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音の形、タンギングの強さや種類、音のスピード、旋律の吹き分け方、フレーズの心地よい流し方、バランスの取り方...限られた時間の中で、どんどん進めました。
とてもうまく出来たこと、もうじきうまく出来そうなこと、猛練習が必要なこと...これからの課題も見えました。
でも、どのことについても、皆が、何とか出来るようにしようと、夢中になっていた態度がすばらしい!

打楽器の奏法や効果的な表現の工夫も勉強しました。
ひとつの楽器のことを打楽器みんなで勉強です。

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休み時間になると、ドバーっと集まって...
田川はもみくちゃ(笑)
こういうフレンドリーなところも、とっても好きです!
みんな吹奏楽の時間をほんとに楽しんでいるんだなぁ。

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まだまだクリアしなければならない「山」はあります。

でも、先生も子どもたちも大好きなこの曲との「楽しい闘い」は、寒さにも負けず続いていくことでしょう。


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今日の練習の「キーワード」...『演奏していない時に音楽をする』
いつも先生にも言われていたことかもしれないけれど、改めてその大切さがわかったね。
君たちの日々の頑張りが、今日の演奏からわかり、「大ハッスルバンド」のすごさを感じました。
次に会えるのは2月です。
その時、君たちの演奏も、演奏していない時の「音楽」も、話を目で聞く姿も、全てがさらに向上し、ますます感動させてもらえることを楽しみにしています。
あいさつの時、部長さんから、「いい顔をしてください」という号令がかかり、びっくりしました。
「いい姿勢をしてください」はよく聞く号令ですが...
とっても素敵なあいさつの仕方だなと思いました。
これから本格的な寒さがやって来ますが、君たちのパワーを全開にして、いつも「いい顔」で熱い練習を続けていってくださいね。
がんばれ!


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| | 2015-12-16(Wed)20:16 [編集]