田川伸一郎のブログ

沖縄県の小学校バンド

先週の金曜日から昨日まで、沖縄県にお伺いして来ました。
沖縄への訪問は、3回目となります。


今回は、小学校5校からのお招きでした。
新しい学校3校からもお声をかけていただき、とてもうれしい出会いをさせていただきました。

沖縄は、やはり暖かかったです。
初めて沖縄に行った一昨年の冬場はとても寒くてびっくりしたのですが、今日はポカポカでコートは不要でした。
沖縄の先生は、「寒い~」とおっしゃっていましたが...


那覇空港から市内の主だった場所へは、モノレールが便利です。

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空港から直結するモノレールの駅です。「SUICA」などのICカードは使えず、残念。
「OKICA(オキカ)」というカードがあるそうです。


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「ゆいレール」という名前のモノレールです。


沖縄県の小学校では、この時期は、バンドとしてとても上手になってくる時期で、「アンサンブルコンテスト」「全国小学校管楽器合奏フェスティバル・九州大会(小管研主催)」「管楽器教育研究大会(授業で管楽器を生かす研究)」など、行事も控えています。

今回、お招きくださった学校も、それぞれ、自分たちのむ「大きな目標」のステージを目指して熱心な練習を展開していました。

沖縄県は、小学校のバンド活動がとても活発で、小管研もとても立派に機能しています。
気温が高いだけでなく、気持ちも熱い先生方と子どもたちです。

先生方、子どもたちとの「再会」「出会い」に私も気持ちを熱くしてレッスンさせていただきました。


1校目の小学校です。

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2回目のお伺いとなる小学校です。
「前は、いつ会ったんだっけなぁ?」「去年の5月28日です!」
「よく覚えているね!」「ノートに書いてありま~す!」・・・なるほど。

この学校は、1月に沖縄で開催される「九州小学校管楽器教育研究大会」で、研究演奏を担当することになってます。
レッスンでは、当日演奏する予定の「マーチ」を中心におこないました。
金管バンドのマーチの演奏らしい、タンギングや音の張り、フレーズのまとめ方、バランスの取り方などをがっちり練習し、とてもマーチらしい演奏になりました。
「管楽器教育研究大会」は、指導者講習会とは違い、「授業や学校全体にどのように管楽器活動を反映させるか」を求める大会です。
そういった趣旨に沿った演奏発表の仕方を先生とじっくり話し合いました。

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音楽室から見た街並みが、『魔女の宅急便』の映画のように素敵でした。

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今年も、明るくかわいいみんなと会えて、とてもうれしかったです!
昨年聴かせていただいた「月桃の花」が、今でも心に響いています。
先生から受けている音楽や生活についてのご指導が、君たちの毎日をこんなに生き生きと輝いたものにしてくれているのだと思います。
そして、君たちの「良さ」につながっているのです。
マーチの演奏の変わり方には、僕も先生も見学の先生もびっくりしましたよ。
何と理解力のある子どもたちなのでしょう!すばらしい!
研究大会では、君たちの演奏を聴いてくださった先生方が、たくさんの夢と勇気をもらえるような子どもらしく、はつらつとした発表が出来るようにがんばってください!




2校目の小学校です。

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先生とも子どもたちとも初対面、そして、びっくりするほど素敵な改築間もない校舎。
この校舎のブログ記事を作りたい位、「夢のある校舎」でした。
そして、子どもたちも、イキイキはつらつ、音楽室に顔だけ見せると、「あっ、田川先生!おはようございま~す!」と超元気な歓待。うれしかった~!
この学校は、沖縄県代表として、2月に福岡県でおこなわれる「小学校管楽器合奏フェスティバル・九州大会」に出場することになっています。
今回取り上げている曲は、沖縄の有名な民謡を素材とした金管バンドのオリジナル作品です。
市販の曲ですが、ちょっと手を入れないと演奏しにくく、良い音がしない楽譜になっています。
子どもたちの力を見ながら、楽譜を書き換える作業もバーッとやりました。(んー、作曲家さん、こういう音の配置はどうして?)
急に直された楽譜もさっさと覚えて、いい響きを出してくれた子どもたちでした。
これから何をどうすればいいか、先生がしっかりつかんでくださったので安心です。

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椅子が積んであるのではなく、「カホン」です。授業の時には、椅子にしているそうです。
一学級の人数分あるそうです。スゴッ!


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新しい校舎で毎日元気に生活している皆さん。
きれいな音楽室だけでなく、活動する君たちも、とても爽やかで活気のある姿を見せてくれましたね。
合奏中、上級生が下級生に気を配り、楽譜を指さして、「今、ここだよ」と教えたり、下級生がつかまると、覗き込んで、一緒に歌って助けてあげたり、アドバイスしてあげたり...
こういう先輩の責任感や思いやりが、このバンドの温かみにつながっているのでしょう。
君たちがよく知っている郷土の歌がメドレーになった曲、まだまだ完成に向けての道のりには困難があるかもしれませんが、福岡での感動のために、先生とみんなで力を合わせて練習していってくださいね!




3校目の小学校です。

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こちらも、全く初めての出会いとなる学校です。
やはり、福岡での「小学校管楽器合奏フェスティバル・九州大会」に出場することが決まっています。
私が音楽室に入ってからのしばらくは、おしゃべりと笑いで、レッスンを忘れてしまう位、楽しい時間が過ぎました。
ノリがいいというか、反応がいいというか、テンションMaxで一緒に盛り上がってくれました。
そして、練習になるとキリッと集中して、真剣に練習に向かい合えるメリハリもあり、感心しました。
沖縄民謡をモチーフとした楽しいサンバの曲を演奏していますが、先生のお悩みは、どうやったら「楽しいステージ」になるか、そして、楽しくだけでなく正確な演奏になるかということでしたので、その両方を実現する方向を示させていただきました。
ビート感を身体に入れる練習やアーティキュレーションやタンギングの精度を上げる練習をがっつりやりました。
打楽器だけの接続部で、管楽器の子どもたちがパフォーマンスを披露するアイデアも伝授し、一気に形になっていきました。
福岡での笑顔が目に浮かびます!

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「あぁ楽しかった~!」
僕もみんなも先生も、興奮状態で終えたレッスンでしたね。
みんなが練習して来たこの1曲で、こんなにたくさんの「可能性」を試せるとは思っていなかったでしょう。
「かかと」が、音楽にとってこれほどまでに大切な部分だということもわかりましたね。
タンギングの鋭さやアーティキュレーションをそろえることで、曲がシャキっとして、ますますカッコよくなりました。
今日教えたパフォーマンスは、普通は小学生ではやりません。なかなか難しいものですが、猛練習してみてくださいね。
君たちの明るさとけじめある態度は、とても心地よいものでした。
九州大会にむけて、これからも明るく真剣に練習していきましょう!




4校目の小学校です。

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こちらも初めての出会いでした。
やはり、九州大会に出場が決まっているバンドです。
沖縄で初めて聴かせていただいた「吹奏楽」でした。
沖縄の小学校は、多くが金管バンドのようで、吹奏楽の響きがとても新鮮に感じられました。
チューニングから見せていただきましたが、ひとりひとりハーモニーディレクターに合わせてチューニングし、小学生にしては厳密に合わせようとされる先生でした。
このバンドの魅力は、先生が目指す高いレベルや音楽の方向に、皆がパワフルについていっていることです。
学年を聞くと、「3年生です」と...えぇぇぇ! どうしてこんなにしっかりした顔と音で演奏出来るの?と驚きでした。
このバンドの「向かう姿勢」が3年生の心と音も、どんどん育てているのでしょう。
「少し休憩時間取る?」「大丈夫で~す!」...強い子どもたちでした!

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沖縄県の小学校で、吹奏楽の音を聴かせていただいたのは、この3年間で君たちが初めてです。
どんな感じなのかなぁ?と思っていたのですが、到着した駐車場まで聴こえてくる音は、とても鮮やか良い音でした。
音楽室に入ると、『パラダイス銀河』でスタンドプレー付きのノリノリの演奏で歓迎してくれましたね。とてもうれしかったですよ。
送られて来たスコアを見て、(難しくて)ゾッとしていたのですが、焦らず、とても丁寧に正確に練習していることがわかり、安心しました。
タンギングと息の関係がわかって、音の立ち上がりが早くなると、縦の線が揃い、とても気持ちよかったですね。
アクセントの不規則な付き方をしっかり生かすと、同じリズムなのに、「命」を得たように生き生きすることもわかりました。
本番のテンポにもっていくのは、とても大変そうですが、君たちの「向かう姿勢」があれは大丈夫!
有名な沖縄民謡が生かされたすてきなこの曲で、胸を張って九州大会に向かってください!




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2年前、初めて沖縄にお招きいただいた時にお伺いした学校で、今回は2回目となります。
このバンドは、近接する2つの小学校の合同バンドとして活動しています。
日頃は、平日は主にそれぞれの学校で練習し、土曜日や本番前の平日に合同練習をするとのこと。
でも、もうすっかり仲良くて、ひとつのバンドのようにみんなの息が合っています。
このバンドは、1月に神戸で開催される「全国小学校管楽器合奏フェスティバル・西日本大会」に特別出演することが決まっています。
6年生はわずか4名、しかも、2年生からのバンドですが、音色がとても良く、音楽性も豊かな演奏でびっくりしてしまいました。
ポップスを演奏していますので、特に、音の立ち上がりや処理にこだわって演奏することを勉強しました。
子どもたちの表情や反応が、とてもかわいくて、私はずっと笑顔でいられました。
いいバンドだなぁ。

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6年生が4名しかいないせいか、5年生は、もう6年生と変わらないほど活躍。4年生は、下に2学年も後輩がいるせいか、とっても大きく見え、演奏も先輩らしかったですね。
2年生、3年生も、「おまけ」ではなく、ちゃんと演奏を加わっているなんてすごい!
一度覚えてしまった吹き方を変えるのは大変なはずなのに、音の切り方やリズムの取り方などがどんどん直っていきましたね。
これは、君たちが「学ぼう」「変わっていこう」というパワーが強いからです。
そして、日頃の練習の中で、先生方から「音の大切さ」を丁寧に教えていただいているからです。
休憩もしないで一気に練習したのに、疲れも見せず、最後の最後まで上手になり続けた君たちは、さすが西日本大会に出演するだけの「精神」を持っていますね。
1月には、神戸への旅を楽しみながら、すてきな演奏を披露してきてくださいね!




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毎回の沖縄へのお伺いをお世話してくださる先生です。
早期退職して、別のお仕事をされながら、先生方の音楽教育のために、幅広くご活躍されていらっしゃいます。
この写真、言わなければ12月とは思えませんね。
25℃位あったかなぁ。 暑いほどでした。



沖縄に伺うたびに、「知られざる沖縄の話」も聞かせていただきます。
本やテレビでは知らされない沖縄の過去、戦争時の出来事、そして、今...
ここではあえて記すことはしませんが、沖縄の方々が乗り越えて来たことの大きさに胸が痛み、そして敬服します。
今、多くの観光客を迎え、賑わう沖縄の地が、私には、とても神聖で神々しい場所に感じられます。
子どもたちのりりしい姿、先生方の熱い思い...語り継がれている「本当の沖縄」が、この強い生き様につながっているのだと思います。
これからも、先生方との交流で、「本当の沖縄」を知り、学び続けていきたいと思います。


今年最後の地方レッスンとなったこの3日間。
先生方と子どもたちに心から感謝いたします。
どうぞ良いお年をお迎えください!

ありがとうございました。



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                小学校で見かけた「月行事予定」の掲示。沖縄風でした。

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| | 2015-12-21(Mon)19:58 [編集]