田川伸一郎のブログ

ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート

毎年、元旦の夜の楽しみは、「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」を観ることです。

さきほど、堪能しました。

今年の指揮者は、マリス・ヤンソンス。
私が好きな指揮者のひとりです。


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このコンサートを観ていると、音楽の難しいことはさておき、ともかく楽しい、美しい、元気が出る...いいことばかりです。
衛星生放送で、全世界に放映されているのですから、世界中で同じ気持ちを味わえているということです。

そして、テレビを観ている人だけが楽しめる音楽に合わせた風景やバレエの映像も、「名曲アルバム」のような感じで魅力です。
(時々、演奏や指揮を観たいのに、こういう画面が出て、あれれのこともありますが...)

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今年の演奏曲目です。

ロベルト・シュトルツ; 国連行進曲(UNO-Marsch, March Of The United Nation)
ヨハン・シュトラウス2世; 宝のワルツ op.418
ヨハン・シュトラウス2世; ポルカ・フランセーズ「ヴィオレッタ」 op.404
ヨハン・シュトラウス2世; ポルカ・シュネル「観光列車」 op.281
カール・ミヒャエル・ツィーラー; 「ウィーン娘」 op.388
エドゥアルト・シュトラウス; ギャロップ「速達郵便で」 op.259

ヨハン・シュトラウス2世; 喜歌劇「ヴェネツィアの一夜(ウィーン版)」への序曲
エドゥアルト・シュトラウス; ポルカ・シュネル「Ausser Rand und Band(野放図)」 op.168
ヨゼフ・シュトラウス; ワルツ「天体の音楽」op.235
ヨハン・シュトラウス2世; ポルカ・フランセーズ「歌い手の喜び」 op.328
ヨゼフ・シュトラウス; ポルカ・シュネル「休暇旅行で」 op.133
ヨハン・シュトラウス2世; 喜歌劇「ニネッタ侯爵夫人」より、第2幕と第3幕の間奏曲
エミール・ワルトトイフェル; ワルツ「スペイン」 op.236
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー1世; 舞踏会の情景
ヨハン・シュトラウス1世; ギャロップ「ため息」 op.9
ヨゼフ・シュトラウス; ポルカ・マズルカ「とんぼ」 op.204
ヨハン・シュトラウス2世; 皇帝円舞曲 op.437
ヨハン・シュトラウス2世; ボルカ・シュネル「狩り」 op.373

< アンコール >
ヨハン・シュトラウス2世; ワルツ「美しき青きドナウ」op.314
ヨハン・シュトラウス1世; ラデツキー行進曲 op.228



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ウィーン少年合唱団も登場しました。(日本人っぽい子もいましたね。)


「ユーモアがなければニューイヤーじゃない」ということで、『観光列車』ではヤンソンスが自ら汽笛をならしたり、『ため息』では団員が深いため息をついたり、『ウィーン娘』ではハープの伴奏になって団員が「口笛」でのコーラスをしたり・・・
そして、ヤンソンスの指揮やふるまいは、団員から音楽を引き出すだけでなく、聴衆との一体感をつくる柔らかさと親しさに溢れていました。
どことなく、井上謹次先生のステージでのお優しい、ユーモアに溢れた表情やふるまいを思い出しました。(ヤンソンスととても似ているんです。先生も、確かヤンソンスのファンでした。)

そして、恒例の『美しき青きドナウ』は、ヤンソンスも団員も、何か特別な思いが入っているような気がした演奏でした。
例年以上に感動しました。

ラストの『ラデツキー行進曲』は、聴衆の手拍子にも強弱がついて、まさに一体感のある音楽です。
トリオの場面で、ヤンソンスが一度退場して、団員と聴衆だけの音楽に預け、そして、再登場して、ラストを引き締めるあたりも、人の心をよくわかっている指揮者、演奏者を大切にする指揮者だなと思いました。
これも、井上謹次先生がされていました。 本番中、時々、打ち合わせなしに、指揮をやめて、いなくなっちゃうんです...なつかしい。


世界屈指のオケの演奏を、こんなにも楽に聴けるとは、ほんとにお得です。
このコンサートのチケットは、超プレミアで、翌年のニューイヤーの抽選が1月はじめから2月末に終わるという具合です。
生の雰囲気は、生でないと味わえないのは当然ですが、私はテレビでも大満足。
画面もとてもきれいです。

BSプレミアムでは、1月11日(金)午前0時40分~午前3時40分に再放送が予定されています。


そして、番組の最後に、「発表」がありました。

来年のニューイヤーの指揮者は、グスターボ・ドゥダメル氏だそうです。
ベネズエラの指揮者としては、ニューイヤー初登場です。


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「ニューイヤー」の指揮者は、毎年、団員たちが選ぶシステムになっています。
どんな「ニューイヤー」が観られるのか、楽しみです。



ふと...「こんなシュトラウスのポルカやワルツが吹奏楽コンクールの課題曲になったら、きっと日本の吹奏楽の芸術性や練習の仕方も変わるだろうな」と思いました。

せめて、演奏会の1曲に、こういった曲を取り上げて、生徒たちと音源を聴いたり、映像を見たりして勉強するような吹奏楽部にしていただけたらと願います。(これは先生方への願いです。)

「こういう曲には全く興味ない」という吹奏楽部の中学生・高校生が多く、残念です。
まず先生が夢中になって聴かせ、演奏させていれば、必ず好きになります。
先生方の音楽性も、うんと高まるというものです。
・・・余計なおせっかいでした。


いい元旦の夜でした。

         おやすみなさい。
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| | 2016-01-03(Sun)19:54 [編集]