田川伸一郎のブログ

サントリーホール・ニューイヤーコンサート

今日は、サントリーホールでおこなわれた『ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団・ニューイヤーコンサート』に行って来ました。

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ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団は、ウィーンを代表するオペラ、オペレッタハウスとして1898年に皇帝フランツ・ヨーゼフ即位50年を記念して創設されたウィーン・フォルクスオーパー(国民劇場)のオーケストラメンバーにより結成されたオケです。
ウィーンフィルと並び、世界最高のウィンナワルツ、ポルカを聴かせてくれます。

この「ニューイヤーコンサート」は、毎年、元旦から3日間、サントリーホールで開催されています。(その後、他の地域でも)

ウィーンフィルのニューイヤー同様、ウィーンの香りたっぷりの楽しく、美しい曲を次々に聴かせてくれますが、途中、オペレッタの中の「歌」が歌手によって歌われたり、音楽に合わせたバレエが演じられたりして、一層楽しみの広がりを持たせてくれるコンサートとなっています。

今回の指揮者は、グイト・マンクージ氏。
ウィーン少年合唱団の出身で、作曲家としても評価が高い指揮者です。


プログラムです。

スッペ : オペレッタ 『ウィーンの朝、昼、晩』
ヨハン・シュトラウスⅠ : カチューシャ・ギャロップ op.97 (バレエ付き)
レハール : オペレッタ 『メリー・ウィドウ』から ダニロ登場の歌 「おお祖国よ」 
         (ダニエル・シュムッツハルトのバリトン)
レハール : 『ジュディッタ』から 「私の唇は熱いキスをする」
         (アンネッテ・ダッシュのソプラノ)
イヴァノヴィチ : ワルツ 『ドナウ川のさざなみ』 (バレエ付き)
カールマン : オペレッタ 『マリッツァ伯爵夫人』 から 「来い!ジプシーよ」
         (ミラスラフ・ドヴォルスキーのテノール)
ヴァルトトイフェル : スケーターズ・ワルツ op.183
ロンビ : コペンハーゲンの蒸気機関車ギャロップ
ヨハン・シュトラウスⅠ : ため息のギャロップ op.9
ヨハン・シュトラウスⅡ : オペレッタ 『くるまば草』序曲
カールマン : オペレッタ 『マリッツァ伯爵夫人』 から 「ハイと言って」
         (アンネッテ・ダッシュとダイエル・シュムッツハルトの二重唱)
マンクージ : さくらワルツ (バレエ付き)
シュランメル : マーチ 『ウィーンはいつもウィーン』
ヨハン・シュトラウスⅡ : オペレッタ 『こうもり』から 「私は不安でいっぱい」
         (アンネッテ・ダッシュとミラスラフ・ドヴォルスキーとダイエル・シュムッツハルトの三重唱)
ヨハン・シュトラウスⅡ : ワルツ『美しく青きドナウ』 op.314 (バレエ付き)

<アンコール>
ヨハン・シュトラウスⅡ : オペレッタ 『こうもり』から 「葡萄酒の燃える流れに~乾杯の歌」
ホリク : 『一月一日のヨハン・シュトラウス風』ワルツ
ヨハン・シュトラウスⅠ : ラデツキー行進曲



やっぱり、本場ウィーンの楽団の演奏は違います。
「血」の力でしょうか。
特に、フォルクスオーパーは、おしゃれで、魅力的、なごやか、そして、基本的に肩が凝らない、誰にでも楽しめる演奏を聴かせてくれます。

また、『さくらワルツ』(「さくら」の旋律が出てくる)、『一月一日のヨハン・シュトラウス風』ワルツ(「年のはじめのためしとて~」の旋律が出てくる)のように、日本の旋律をモチーフにしたウィーン風の曲も、とても素敵でした。

それぞれの曲を、多様な表現で存分に楽しむことが出来ました。

歌手の3人もバレエの4人(ウィーン国立バレエ団)も、聞き惚れ、見惚れる出来でした。

指揮者のグイト・マンクージ氏も、ユーモアたっぷりのふるまいと、軽やかな指揮で、コンサートの雰囲気を、まさに「ニューイヤーコンサート」にしてくれていました。


そして、開演前には、ホール外、そして、小ホールでも、プレイベントが...

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ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団が、2009年1月に岩手県北上市のさくらホールで演奏会をおこなった時、北上市の皆様からの熱い歓待を受けたそうです。
東日本大震災の時に、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団は、いち早く震災に見舞われた岩手県北上市さくらホールに浄財の寄付を申し出られました。
その義援金授与式の際に、出迎えたのが、北上市の伝統芸能である『二子鬼剣舞(ふたこおにけんばい)』だったそうです。


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小ホールでは、吉永真奈さんの筝と、フォルクスオーパー主席クラリネット奏者のヘルムート・ヘーデルさんのデュエットが...
筝とクラリネットのコラボとは、何とも珍しい!

吉永真奈さんご自身の作曲による『なみ』に続き、モンティの『チャルダーシュ』が演奏されました。
『なみ』ではクラリネットが尺八のように奏でられ、日本的な味わいたっぷり。
『チャルダーシュ』では、筝が西洋風に扱われて見事な伴奏をし、クラリネットの巧みな技を堪能できました。


コンサートの最後、『ラデツキー行進曲』では、指揮者のマンクージ氏が客席に向かって、指揮で様々な指示を出し、手拍子もとても楽しく、音楽的でした。
終曲と共に、「パーン」という音と共に、銀テープが会場いっぱいに飛び、「おおおおおっ~!」でした。
何かとてもうれしい気持ちになって帰途につきました。


みんなみんな幸せそうでした。
団員さんもお客様も!
もちろん、私も幸せでした!

きっといい1年になる!
いや、きっといい1年にする! 

そんな前向きな元気をもらえた素敵なコンサートでした。

ありがとうございました。


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| | 2016-01-04(Mon)13:52 [編集]