田川伸一郎のブログ

日本吹奏楽指導者クリニック

5月14日から16日までの3日間、浜松市でおこなわれた「第41回日本吹奏楽指導者クリニック」に参加して来ました。

恥ずかしながら、このクリニックに参加したのは平成8年度(合歓の郷)以来のことです。
「スクールバンドサポーター」になったこともあり、ますます勉強を深めなければということで久々に参加することにしました。
会場は、浜松駅前にある「アクトシティ浜松」。平成7年度に大柏小学校の子どもたちと「全日本小学校バンドフェスティバル」に参加し、このブログに何度か書かせていただいている『エル・カミーノ・レアル』を演奏した懐かしのホールです。
このクリニックは、コンサート・たくさんの講座・楽譜やCDなどの展示販売など、まさに吹奏楽の「宝の山」です。今年も全国から参加された多くの先生方やバンド指導者の方々で熱気溢れる3日間となりました。


私が参加したコンサートや講座で特に印象に残ったものを...

ウェルカムコンサート・・・千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部のステージ。中でも、弦楽器までが歩き、踊るミュージカル『ミス・サイゴン』。言葉では言い表せないほどの美しいサウンドと動きの美。歌も実に洗練され、すばらしかった。管弦楽で、このような多彩な表現活動をしている学校は今まで見たことがない。吹奏楽編成の座奏で演奏した『キリストの受難』、管弦楽で演奏した『ローマの祭』...どれも高い完成度、そして生徒たちが自発的に表現する思いが伝わってくる「人間的な演奏」に感動。我が千葉県にこのような学校があることを誇りに思う。
顧問の佐藤博先生、堀口智絵先生に心から拍手!!!
我が教え子も活躍しており、会場での再会に感激。

緑川小
千葉県立幕張総合高校で活躍中の新浜小卒業生と再会


合奏指導法講座・・・中学校のモデルバンドを使った基礎合奏。意外に見落としがちな「ストレッチ」「表情のトレーニング」「英語によるカウントの効果」「絶対テンポ感(絶対音感ではない)の育成」から、再確認した「ブレストレーニングの方法」「バンド全体のサウンド作り」「倍音の聴き取り方」「ひとりひとりの音のイメージをそろえる大切さ」まで、大変細かい説明と実演であった。

ストレッチ
練習の前の「ストレッチ」も大切! 金田康孝氏による基礎合奏講座から

レパートリー紹介・・・金管バンドや吹奏楽による演奏を含めながらの新曲を中心としたレパートリー紹介。講師の後藤洋、加養浩幸、座間吉弘の各氏による解説も大変わかりやすかった。「この曲はあの学校、この曲はあの学校にいいかも」と、お手伝いし始めている学校のことを思いながら受講していた。

小学校指導者講座・・・あの市立柏高等学校の石田修一先生が、巧みな話術で小学生を指導し、「集中力」を途切れさせない様々な手立てを講じ、その中で少しずつ基礎的な力をつけさせていこうとする意図が見られた。最終目的は、「ひとりひとりがどこかの場面で輝くこと」...意見交流演習の中でも、市立柏高校吹奏楽部での実例を元に人間教育としての「吹奏楽」のあり方について熱く語ってくださった。何よりも、高校トップバンドの顧問である石田先生が小学校での管楽器活動をとても大切に思い、「小学校講座」の講師を買って出てくださったのが嬉しい。楽しく「ソルフェージュ」の力を付けていく手法は、バンド指導以前に授業の中でもやっていける、いや、授業の中でやっておくべきことなのかもしれないと思いながら見ていた。ともかく練習時間が少なくなっている小学校バンド。その中でやれることはわずか。授業といかに連動できるかということもポイントだと思った。

石田小
あの!市立柏高校吹奏楽部顧問の石田修一先生が小学校バンドを巧みに指導


イブニングコンサート・・・航空自衛隊中央音楽隊の演奏。スクールバンドとはやはり違う「大人の演奏」を聴かせてくれた。中でも、外囿祥一郎氏のユーフォニアムソロを交えての『Harlequin』の演奏は、「あっけにとられる」ほどの見事さだった。彼がまだプロの演奏家になる前、気軽に話せる仲だった彼を私は「祥ちゃん」と呼び、大柏小にも遊びに来て、子どもたちの前で『ベニスの謝肉祭変奏曲』を演奏してくれたものだ。子どもたちはもちろん口を開けて聴いていた。今は世界的なユーフォニアム奏者。たまたまロビーで会った彼をつい「祥ちゃん!!!」なんて呼んでしまい、あわてて「すみません!!!」と謝る始末。「田川先生、ご無沙汰しております。先生、謝らないでくださいよ。ブログ、読ませていただいていますよ。」と。世界の外囿祥一郎になっても、謙虚で温かいお人柄は何も変わらず。これからもますます羽ばたいてほしい。


そして、このクリニックでのもうひとつの大きな収穫は、たくさんの方々との出会い、そして再会。以前に他県での講習会にお招きいただいた時にお世話になった先生や受講していらした先生。初めてお声をかけてくださった他県の先生...ここでは、誰もがみんな仲間。気軽に声をかけ、日頃の様子を話しながら励まし合える。この時間・空間ならではのものだ。私も、久しぶりに参加して、また人の輪が広がった。
ますます多くの先生方の声に耳を傾けられそうだ。

青山
徳島県の青山裕子先生・国府小学校で素晴らしいマーチングをされていました。
尊敬する先生です。(現在・佐古小学校教諭)


八木澤
作曲家・八木澤教司さんと(浜松駅で) 偶然同じ新幹線でした!!!


ここでは書ききれないほどの喜びと収穫をいただいた3日間だった。ここで学んだことをしっかりまとめ、お伺いする学校の先生の悩みやバンドの実態に合わせて、「今、このバンドでできること。今、このバンドに必要なこと。」を即座に選択してアドバイスできるような「バンドサポーター」になりたい。いや、ならなければ。
来年も絶対に参加しよう。
まだご参加されたことがない先生はぜひ!!!

主催者の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。


《写真コーナー》です

アクト
空に伸びる「アクトシィホテル浜松」

景色
ホテル37階の部屋からの眺めです。最高!!!

村山
同行した幸町第三小学校時代の教え子・村山和幸君(小学校教諭として吹奏楽部を指導中)

餃子や
浜松は「餃子の町」? なんだそうです。ここは人気の店です。

餃子
お店の前には行列。 並んで待って入っただけあって「美味しかった!!」

餃子せんべい
「餃子せんべい」まで! 完璧に「餃子の町」です。

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