田川伸一郎のブログ

富山県から~6月・その1~

先週の金曜日から昨日まで、富山県にお伺いさせていただきました。
富山県には、3月にもお招きいただき、今回は、3月と同じ3校の中学校と2校の高校へのお伺いでした。


北陸新幹線が開通したおかげで、家から富山までは4時間あれば着きます。
とても楽に移動が出来る地区となりました。

以前は、越後湯沢で乗り換え、雪や風が強いと、新潟県の海側あたりで列車が止まってしまったり、乗り換えの時に大急ぎで走ったり...

富山まで来たら、金沢まで足を伸ばして観光でも出来たらと思うのですが、その余裕もないのが残念です。
いつかきっと...と思っています。

中学校も高校も、もちろんコンクールに向けての練習のお手伝いでした。

学校行事や試験もあり、なかなか十分な練習時間を確保できない中での練習の毎日、そして、ともすれば気持ちが中だるみしてしまう「魔の6月」です。

しかし、今回は、どの学校もテンションの高い、集中した練習を展開していました。

まだ曲は、完成という状態ではありませんが、この時期に必要な「基礎事項」をがっちり固める、「音楽の方向性を定める」ということを中心にアドバイスさせていただきました。

また、先生方の葛藤や悩み、そして希望や夢をたくさんたくさん聞いて差し上げ、私なりの考えを伝えることも大切にしました。
演奏練習のお手伝いだけでなく、先生方のお心に寄り添い、サポートするのが私の仕事の大きな部分だと思っていますから...

夕食の時には、レッスン受講校以外の小学校や高校の先生方もご同席くださり、バンドの現状やお悩みもお聞きしました。
ある小学校の先生は、私が新浜小学校に在職していた時、市川市文化会館での定期演奏会にもおいでくださっていたことを知り、驚きました。
私は初対面でしたが、私の作る小学校バンドを目標に歩んで来られたそうです。
こんな見えないつながりに感謝のひとときでした。


富山での5校のレッスンの様子を2つの記事に分けてご紹介させていただきます。

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富山県で一番長くお付き合いさせていただき、そして、富山でのレッスンスケジュールを立ててくださっている先生の中学校です。
学区の小学校のひとつにはバンドがありますが、中学校から始める初心者もたくさんいます。
以前は、コンクールを中心に一年の活動が回っていたバンドでしたが、今は、秋に市民会館で行っている「オータムコンサート」を最も大きな目標とし、地域の方々に喜んでいただける活動をメインにしています。
これだけ立派なバンドでありながら、昨年も一昨年も、6月のレッスンでは、練習以前のことで「ゆるみ」が見られ、私も本気で注意する場面がありましたが、今年は、皆、「魔の6月」にならぬよう、とても誠実に練習に取り組み、先生も少しの「ゆるみ」も見逃さずに指導され、レッスンは音楽のことのみでとてもさわやかに流れました。
自由曲は、なかなか難しい吹奏楽曲を選んで、「根気」の練習の後が見られました。
少しずつではありますが、技術の壁を乗り越えて、「楽しさ」も感じられるようになって来ています。
これからも、「音楽以前」のことで無駄な時間を潰さぬよう、「本気」で練習に立ち向かっていってください!



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こちらの中学校は、顧問の先生が半年間の内地留学中で、部活を直接指導出来るのは土曜、日曜だけという状況の中で活動を進めています。
幸いにも、代替の講師の先生が、平日の部活動をサポートしてくださっているので、生徒さんたちは、土日の練習で出された「宿題」を自分たちで直していく練習が出来ます。
顧問の先生は、毎日生徒の顔や活動の様子を見られないということがこんなにも苦しいことなのかと、改めて感じておられます。
その中でのコンクールへの出場ですから、選曲にも配慮し、音符が難しくないこと、メトロノームでの練習がしやすいこと、具体的な宿題を出しやすいこと等々、十分に考えられて選ばれました。
学校に着いた時、本当にそのとおり、パートで同じ箇所を合わせる練習の音が聞こえて来ました。
先生がいない平日の練習を、自分たちで乗り越え、毎週末の合奏で着実に進歩し続けているチームです。
ちなみに、先生の内留のテーマは、音楽ではなく、「カウンセリング」だそうです。心を大切にする先生にぴったりの勉強をされています。
先生と会える日は少なくても、自力で進む力をつけている「今」を大切に、みんながんばれ!



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ともかく明るく、ハキハキとした生徒たちで、伸び伸びと活動する中学校バンドです。
学区の小学校にはバンドがないので、部員全員が初心者ですが、今回の合奏にも、数名の1年生が加わっていました。
打楽器を多用する自由曲なので、管楽器の1年生も打楽器メンバーとして参加していますが、何でこんなに打てるの?と驚くほど、演奏も上手で、曲の流れをしっかり理解して正しく打ち込んでいました。
コントラバスの1年生も立派に弾いています。
そして、2年生、3年生は、3月にお伺いした時から明らかに分かる上達ぶりでした。
先生のご指導は、生徒の力を120%引き出してしまう「魔法使い」のようです。
課題曲は、「スペインの市場で」を選び、躍動感のある演奏をしていました。
ちょっとしたハーモニーのバランスの調整や旋律の歌い方やテンポの運びを変化させることなど、様々な試みをすることで、ますます魅力的な演奏になりました。
自由曲は、邦人作品の新譜ですが、皆が曲の魅力をよく理解して、心から演奏していることがわかりました。
強弱の自然な変化、時には大胆な変化、音色の変化やバランスの調整で、曲の味が益々出てきました。
これからさらに「魔法」がかかって上達しそうです!



*続いて、その2では高校バンドの練習の様子をご紹介します。

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| | 2016-06-21(Tue)21:17 [編集]