田川伸一郎のブログ

東関東吹奏楽コンクール高校B部門・小学校の部

この土日は、栃木県宇都宮市で開催された「第22回東関東吹奏楽コンクール」高等学校の部B部門・小学校の部を聴きに行って来ました。

私は、金曜日から鎌ヶ谷高校と共にバスで出発し、茨城県結城市のホテルでの最後の練習をお手伝い。
鎌ヶ谷高校は、金曜・土曜の2日間、文化祭がおこなわれており、金曜日の開会式で「壮行演奏」をさせていただいてからの出発でした。
クラスの仲間たちに「すごかったよ」「がんばって来てね」と直接声をかけられての出発で、皆、うれしそうでした。

夕食後、結城駅から電車移動して宇都宮へ入りました。


会場は、栃木県総合文化センターでした。

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この会場は、新浜小時代に、東関東アンサンブルコンテストに出場した時に使われたことがあり、とても懐かしい気持ちでした。
その年は、新浜小からの3チームが県代表に選ばれ、アンサンブルと言えども、けっこうな人数での遠征でした。
コンテストの帰りに、出場した子どもたちと「宇都宮餃子」を、ワイワイ食べたのも、楽しい思い出です。

吹奏楽の東関東大会がこの会場で開催されるのは確か初めてのことで、どのような響きなのか興味がありました。
私は、2階の審査員席の近くで鑑賞しましたが、音がとてもクリアに響き、デッドではありませんが、余計な残響もなく、バンドの力がとてもわかりやすいホールだと思いました。


土曜日の高校B部門には、35校が出場しました。

東関東の各県では、数年前から、「B部門に出場できるのは、前年度の1.2年生部員が45名以内であること」という規定が出来、本来の小編成バンドのための大会という意図を明確にして来ました。
ということは、各チームとも、大勢いる部員から選抜して、あえてB部門に出場するということは出来ず、多少の違いはあっても、規定の30名より少し多い程度のメンバーから選んだり、部員全員でも30名に満たない人数で出場したりという実情です。

大勢部員がいる中から選ぶなら、本当に上手いプレイヤーを選抜することも可能ですが、この規定では、それもなかなか難しく、部員全員のレベルをトレーニングによって上げていくしかありません。
もちろん、たまたま上手なプレイヤーが何人も入学して来る場合もあるかもしれませんが、逆に、初心者も多い場合もあるかもしれません。
「高校でもバリバリ吹奏楽を!」というスーパー中学生は、どうしてもA部門で活躍している高校を選択する傾向があるのも事実です。

今回出場した35校も、それぞれの事情を抱えながらの出場だったと思いますが、それでも、以前のB部門よりはるかに高いレベルに驚きました。
個人技がとても高いチーム、個性的な味で攻め込んでくるチーム、大編成かと思わせるほどの雄大なスケールの音楽を奏でるチーム、人数の少なさを生かしてアンサンブル的な音響を魅力にしたチーム...それぞれのチームの音楽の方向性、コンクールに向けての「チームの良さの出し方」も多彩で、聴いていて、とても楽しかったです。
これは、A部門とは違う楽しさだと思います。

それ故、審査員の先生方も、どのようなジャッジをされるのか...最終的には、かなり「好み」が影響するのではという気もしました。
ある意味、A部門以上に難しい審査のような気もしました。
私も、全く分かりませんでした。

そして、審査の結果、下記の団体が「東日本学校吹奏楽大会」に推薦されました。

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・千葉県代表 千葉市立稲毛高等学校
・千葉県代表 県立鎌ヶ谷高等学校
・千葉県代表 銚子市立銚子高等学校


3校共、千葉県の高校が独占しました。

中でも、市立銚子高校は、わずか22名で『キリストの復活~ゲツセマネの祈り』(樽屋雅徳)を樽屋先生ご自身の指揮で演奏され、この編成でもここまで出来るのだと言わんばかりの音響と音楽の世界を繰り広げ、圧倒的な演奏でした。
当然の一位通過でした。

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千葉県立鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部 (指揮 川口智子先生)
「舞踏組曲」からⅠ.Ⅱ.Ⅴ.終曲 (バルトーク 作曲/田川伸一郎 編曲)

2年連続の東日本大会出場、おめでとうございます!
本番の演奏は、オーケストラのような響きで圧倒されました。
県大会の本選からの大きな成長に拍手です。



そして、昨日の小学校の部は、30校出場。
もう圧巻の1日でした。
昨年より、またレベルが上がり、新しい顔ぶれもあり、選曲も多彩。
何より、子どもたちの力や活動の実情に合った選曲で、どの学校の演奏もとても聴きやすかったです。

先生の好みだけで、子どもたちに無理を強いて、曲になっていないという演奏も散見された数年前とはずいぶん変わりました。

若い指揮者の先生も増え、これからの小学校の活動が益々楽しみになって来ました。

学校も忙しくなり、子どもたちも塾や習い事で忙しくなり、保護者の考え方も様々になっている現代。
このステージに上がった先生と子どもたち、保護者の方々にも、どれだけのご苦労、葛藤、悩みがあったことか...
しかし、ステージから発せられる小学生たちの演奏には、全ての困難を打ち砕いてしまうほどのパワーがありました。
そして、悩みも多かったであろう先生方の背中には、「今」の幸せをかみしめながら指揮をされる喜びが溢れていました。

どのチームも、それぞれの力を存分に発揮した演奏だったと思います。
素直に感動できた1日でした。

そして、東日本大会への代表は、下記の2校が選ばれました。

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・千葉県代表 習志野市立実花小学校
・千葉県代表 船橋市立高根東小学校



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船橋市立高根東小学校音楽部 (指揮 吉川泰斗先生)
「遠つ人~雁金の宰」 (樽屋雅徳 作曲)

2年連続の東日本大会出場、おめでとうこざいます。
3~6年生でわずか26名という少人数の吹奏楽、指揮者の先生も代わられた中で、
よくぞここまでというほど頑張りましたね。
ひとりひとりが諦めずに努力し続けた君たちへの神様からのごほうびです。 



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習志野市立実花小学校吹奏楽部 (指揮 村山和幸先生)
スピリティッド・アウェイ≪千と千尋の神隠し≫より (久石譲/木村弓 作曲・森田一浩 編曲)

指揮者の村山先生は、私の教え子です。
先日のレッスンの時、「今年も、ゴールド金賞に食い込めたらいいね」と話していたレベルだったのですが、本番の演奏は今までにない出来で、思わず感動。
奇跡の結果に、先生も子どもたちもびっくりでした。
日々、丁寧な練習を重ねた結果です。さらに向上していきましょう。



2日間、1団体ももらさず、全ての演奏を鑑賞させていただきました。
どの団体にも、心からの賞賛の拍手を贈りました。

みんなみんなすばらしかった!

大きな大きな感動をありがとうございました。

そして、とてもスムーズで、気持ちの良い運営をしてくださった主管の栃木県吹奏楽連盟の皆様、本当にありがとうございました。



審査結果の詳細は、下記、「東関東吹奏楽連盟」のHPをご覧ください。
http://www.hksuiren.gr.jp/

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| | 2016-09-12(Mon)20:11 [編集]