田川伸一郎のブログ

小学校の音楽科授業研究

昨日は、県内の私立小学校の音楽科授業研究にお伺いして来ました。

この学校の授業研究に関わるようになって、もう5年位経つのでしょうか。

年に3~4回というペースで、きちんと指導案も書いて実施しているので、すでに15回ほどの授業研究をされたと思います。

今は、音楽専科の先生がおふたりで、下学年と上学年を分担して担当されているので、それぞれの先生が、年に2回ほどの授業研究をされています。

学校の中で「音楽科」という教科、しかも専科の先生の授業研究をこれだけ確保するのはとても難しいことですし、まず、専科の先生の意欲がそこまでいかないものです。

校長先生はじめ学校のご理解とご協力の体制、そして、音楽専科の先生方の意欲によって実現出来ている授業研究なのです。

おふたりの「授業力」は確実にアップしています。
毎回、特別の事情がない限り授業を参観してくださる校長先生も、満面の笑顔です。
何より子どもたちの「音楽する力」が確実に伸びていることが、この授業研究の成果です。


今回は、おふたりの先生が、共に「リコーダー」の指導に取り組まれました。
3年生と4年生です。


これまでの授業研究では、「出来るだけ子ども主体に」「教師は支援者として」というスタンスを大切にしてやって来ましたが、リコーダーの指導では、「教え込む」という大切な教師の仕事もあります。

今回は、あえて、教師主導で構わないから、いかに、正しいリコーダーの奏法を身につけさせていくか、それを楽しく効率的にしていくかということを大切に授業を組み立てていただきました。


3年生では、「あのくものように」を教材として、タンギングと運指、そしてレガート奏の指導。
4年生では、「雨の公園」を教材として、サミングの指導。

いずれも、各学年で大切な指導の場面です。


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3年生の授業風景です。

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4年生の授業風景です。


先生方が共に大切にされていたのは・・・
・教師の範奏を何度も聴かせ、真似させる。
・個別評価の時間を取り、ひとりひとりの実態を確実に見取る。
・何が出来ていて、何が出来ていないかを、明確にさせる。
・めあてにそって、曲の一部分にこだわって練習させる。
・姿勢や構え方など、基本については、何度も声かけし、徹底させる。
・トレーニング的な授業であっても、和やかで楽しい雰囲気をつくり、子どもたちの声を拾い上げながら進める。

ということでした。

子どもたちは、タンギングはかなり良く出来ていましたし、サミングにも慣れて来ました。

課題は、息は伸ばしたままタンギングだけで音を区切るという技術(テヌート奏法)です。
タンギングと一緒に息を入れ直して演奏してしまう子どもがとても多く、このことは時間がかかっても、初期に徹底してほしいことです。

易しい単音のリズム奏をおこなったり、運指の易しい数音のフレーズを使ったりして、息の流れを止めずにタンギングする基礎トレーニングをしていくことをお願いしました。

また、こちらの先生方は、これまで長く使っていたリコーダーの教材から、新しい教材開発に取り組み始めていらっしゃいます。

今後の進展がとても楽しみです。

今回も、共に勉強させていただき、ありがとうございました。

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| | 2016-09-23(Fri)20:02 [編集]