田川伸一郎のブログ

がんばれ! 東日本大会に向かって

ここのところ、10月9、10日に、東京都・府中の森芸術劇場どりーむホールで開催される「第16回東日本学校吹奏楽大会」に出場する学校のレッスンが中心の日々です。

多くの団体から選ばれて手にした大切な「出場切符」...皆、精一杯の努力を重ねています。

支部代表としての責任も感じながら...

県大会、東関東大会でいただいた講評をじっと見て、同じマイナスの指摘を受けないようにと欠点を直していきますが、そのバンドの持ち味や曲の特徴が薄まるのは寂しいものです。

せっかくの東日本大会ですから、「思い切り、のびのびと」が基本です。

マイナスのない演奏ではなく、マイナスをもプラスで埋めるようなポジティブな演奏が出来たらと願います。


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習志野市立実花小学校は、思ってもみなかった東日本大会出場に、先生も子どもたちもびっくりしながらの毎日です。
演奏曲の『スピリティッド・アウェイ~千と千尋の神隠しより』は、子どもたちが大好きな曲です。美しい旋律やハーモニーがより美しく聴こえるよう、細部のピッチ合わせやバランス調整にこだわっています。
学校中の先生方が東日本大会出場を喜んでくださり、東日本大会には高学年の先生方を中心に20名ほどの先生方が引率や手伝い、応援に同行してくださるそうです。そんな「良い職場」であることも、先生と子どもたちの力を引き出す大切な「環境」になっています。
今発売中の『教育音楽・小学校版』(音楽之友社)に、このバンドの練習の様子が掲載されています。ぜひお読みください。



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船橋市立高根東小学校は、3年生から6年生全員で26名という少人数の吹奏楽で、ここまでたどり着きました。
今年度から指揮者の先生も代わり、しかも、先生は初めてコンクールで指揮をするという「コンクール初心者」の先生です。
しかし、副顧問の先生方も、皆、楽器の経験者で、先生方が「チームプレイ」を見事にこなして来たことが今回の東日本大会出場につながったと思います。
ホルンは4年生のふたりだけで、夏前にはなかなか楽譜を音に出来ず、苦労の連続でしたが、ふたりとも弱音を吐かず、先生方も決して諦めずにご指導を続け、今では立派な音で演奏出来るようになり、子どもの可能性に私も改めて感動しています。
当日の出演順は、プログラム1番。 緊張のトップバッターですが、胸を張って演奏してほしいです!



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船橋市立高根中学校は、部員数の減少に伴い、今年はB部門にエントリーしました。
念願かなって、東関東大会に駒を進め、さらに東日本大会へ。 この学校としては初めての出場です。
部員の多くが上述の高根東小学校(学校は隣接しています)の卒業生で、小学校時代の努力と中学校に入ってからの初心者も含めた更なる学びの成果で、今年は小中そろっての東日本大会出場となり、地域をあげて喜んでくださっています。
演奏曲の『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』(樽屋雅徳)では、ゆったり歌う部分と速く躍動的な部分のメリハリをつけ、各パートのバランスや音色の変化にも味をつけ、ドラマチックな演奏に仕上がってきています。
初めての東日本大会ですが、本番でも、のびやかで輝かしいサウンドを響かせてほしいです。



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鎌ヶ谷高校は、昨年に引き続き、2回目の東日本大会出場です。
川口先生は、講評用紙に書かれたことを絶対に直すと、細かく細かくご指導を続けていらっしゃいます。
プラスの面はさらに良くして、ますますプラスにと。 先生も皆も、「執念」です。
この時期、3年生は、大学のAOや推薦が決まって来る時期でもあります。レッスン日にも、希望大学に合格した3年生がいて、号泣。 部活と勉強を両立させて頑張って来ている3年生たちは、「人生最後のコンクールかもしれない」と、東日本大会に向けての意気込みは半端ではありません。
本番では、「やり切る!」を目標に頑張ってほしいです。




そして、お隣の茨城県から出場する中学校です。

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出場するのは前半の部ですが、宿泊はせず、夜中の3時過ぎに出発、八王子の中学校で朝の6時頃から練習して会場入りするそうです。
練習場所を求めて、校長先生・教頭先生が、会場に近い府中市内の小学校・中学校に次々電話をかけてお願いしたのですが、どこもさすがに6時からは...ダメでした。
困っていたら、バスケット部の先生が、バスケットつながりで知っている学校があると、八王子の学校に頼み込んでくださり、OKをいただけたそうです。
すると、校長先生が、わざわざ水戸から八王子の中学校までご挨拶に出向いてくださったのだそうです。
ここまでしてくださる校長先生・教頭先生、他の先生方...そういらっしゃるものではありません。
そして、私のレッスンの日には、7時までの特別延長練習の終わりに、お仕事で残っていた先生方が、最後の通し演奏を聴きに来てくださったのです。

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顧問の先生は、「職場みんなでこんなに応援してくださって...」と、感激・感動・感謝で胸いっぱいのようでした。
先生方のそんな温かい励ましを、生徒たちは深い感謝で受け止めています。
こんな温かい学校に育つ子どもたちは幸せです。

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茨城県水戸市立第二中学校吹奏楽部(指揮 山田文子先生)
演奏曲 『鳳凰~仁愛鳥譜』 (鈴木英史 作曲)

先生と悩みに悩んだ結果、昨年度の鎌ヶ谷高校・東日本大会金賞受賞曲の『鳳凰~仁愛鳥譜』をお勧めし、コンクールに向けて歩んで来ました。
中学生が演奏するには、難しい面も多々ありますが、よくぞここまでというほど成長して来ました。
東関東大会では、作曲者の鈴木英史先生も審査員でドキドキでしたが、この上ないほどのお褒めのご講評をいただいたので、それだけでも幸せですねと、先生と話していました。
東日本大会に進めましたが、まだ課題も残されています。当日、夜中からの移動で、どれだけ実力が出せるかも心配です。
でも、学校中の先生方がこんなに応援してくださっています! 良い演奏でお返し出来るよう、残された時間の練習と当日の精神力を最大限に高めて臨みましょう!



「東日本学校吹奏楽大会」は、明後日から2日間の開催です。
わずか7分の演奏のために、特に遠方からの移動・宿泊や練習場所の確保、そして、経費の捻出...
顧問の先生をはじめ先生方、保護者のみなさま、地域の方々にもたくさんのご協力をいただいたり、ご負担をおかけしたりしながら準備されていることと思います。

あとになれば、「一生心に残るすばらしい体験」となるに違いありませんが、演奏以外のご苦労がどれほどかということは想像に難くありません。

出場する以上、どの学校も「ゴールド金賞」を目指しているかと思いますが、「金賞以上に大切なもの」をしっかり胸に刻めるような大会出場になったらと願わずにはいられません。

私も、2日間、鑑賞と応援のため会場に向かいます。

出場される学校の皆さん、頑張ってください!

そして、道中、くれぐれもお気をつけて。


大会の詳細については、下記のサイトをご覧ください。
http://park10.wakwak.com/~ejsbc2016/index.html

出場全団体の演奏曲は、下記のサイトをご覧ください。
http://www.suisougaku-net.com/east-japan/2016.html

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| | 2016-10-07(Fri)21:36 [編集]