田川伸一郎のブログ

青梅市小学校教育研究会音楽部会

昨日は、東京都青梅市小学校教育研究会音楽部会・授業研究会に講師としてお招きいただきました。

青梅市の先生方とは、昨年度、都小音研「青梅ゾーン大会」の助言者をさせていただいたご縁があり、今回もお声かけくださいました。

今年度の青梅市小教研音楽部会の研究課題は、「一人一人が生き生きと音楽活動を楽しむ指導の工夫~基礎基本の定着を目指して~」です。

難しいテーマではなく、ごくオーソドックスに「基礎基本」を大切にされている研究には共感できます。
最近の研究会のテーマは、どこか難しく難しく、新しい言葉を使ったものになりつつある気がしており、「その前にやることがあるのでは?」と考えているからです。

本時の展開は、4年生。
しかも、3年生の時は3学級あったのがわずかな児童数減少のため、2学級になり、40名の学級でした。
授業者の先生は、3年生の時から授業を受け持っているとのことで、このパワフルな子どもたちと、とても楽しく授業を展開されました。

題材名 曲の気分を感じ取ろう 
教 材  音楽劇「ごんぎつね」 (新美南吉 原作/中山真理 採詞・作曲)
題材のねらい
   ・歌詞の内容や旋律の特徴から情景を思い浮かべて歌う。
   ・旋律の特徴を生かした歌い方を工夫したり、互いの歌声を聴いて声を合わせて歌ったりする。



今年度、この学校としては初めて開催される「校内音楽会」での発表に向けての取り組みでした。

この教材は、国語教材の「ごんぎつね」とリンクして、子どもたちが感情移入しやすく、曲の場面転換も明確で、皆、喜んで歌っていました。

そんな良い教材の中で、本時では、高音(上のソ)が出てくる場面を取り上げ、高音の響かせ方や豊かなフレーズの運びを目指して展開されました。

先生は、「発声」の研究を「研究所」で勉強されたほどの勉強家で、身体の使い方、息の流し方、響きのつかませ方を、楽しく無理なく、指導されていました。
4年生としては、とても良い響きで高音のフレーズを歌えるようになりました。

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「あの手この手」を持っていることが、子どもたちの力を伸ばし、歌う喜びを知り、音楽学習への更なる意欲喚起につながることがわかりました。

ちょっとした手だてで、子どもは変わります。

その「ちょっとした手だて」が、特に音楽の先生には必要なのです。

パワフルな4年生は、歌声も伸び盛り。

先生のご指導で今日はぐんぐん伸びてうれしそうでした。


授業後の協議会でも、「発声」」、「音程が取れない子どもへの対応」、「体幹の鍛え方」など、本当に「基礎基本」の部分の話題が多く語り合われました。
私も共に「田川式の発声指導法」を提案させていただきました。

また、「ビフォアー・アフター」を明確にし、「何がどう良くなったのか」を具体的に褒めてあげることの重要性についてお話ししました。
せっかく褒めても、子どもたちの心を素通りしてしまうのでは、意味がありません。

そして、「焦らず待ってあげること」と「何が何でも、さっさと身につけさせるべきこと」を分別して子どもと向き合うことについてもお話ししました。

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先生方の明日からの教育実践に生きる、とても良い授業と協議会にご一緒させていただき、私もまたエネルギーをいただきました。

青梅市小教研音楽部会のますますのご発展をお祈りいたします。

お招きいただき、ありがとうございました。


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音楽室からの眺めです。 何とも癒される環境です。

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