田川伸一郎のブログ

ありのままで...

昨日は、県内の某高校レッスンでした。

夏のコンクール前以来の久しぶりの再会。
もちろん新チームになって活動中です。

レッスン中、ちょっと疲れた皆の唇を休ませながら、「部長さん、新チームのモットーとかあるの?」と聞いてみました。
「はい、『いつも明るく楽しく笑顔で』です!」と、とびきりの笑顔で答えてくれました。

「なるほど、壁に貼ってあるあの言葉がモットーなんだね。」 「はい!」

「これってさぁ。簡単そうで、けっこうきついモットーだよね。みんなだって、へこむ時とか、あぁもうイヤ!みたいな時もあるよね。でも、部活に来たらどんな時でもニコッと(大げさにやってみせる。皆、爆笑)しなきゃいけないんだね。僕には無理無理!(爆笑) 人間って、とても不器用に出来ているから、スイッチオンで笑顔になっても、心の中はちっともニコッと出来ない時もあるよね。(ウンウンとうなずく生徒数名) だから、一番楽なのは、『ありのままでいいよ』っていう言葉かな。ひとりひとりが『ありのまま』を出せて、それを皆が理解し、受け入れ、それで安心して音楽出来たら最高だよね。でも、世の中そうもいかず、どんな時でも笑顔でなきゃいけないこともあるし、面接で暗い顔していたら、その時点でアウト。そう考えれば、このモットーはいい訓練になるのかもね。いつも本音で明るくて笑顔の人はいいけどさ・・・」

すっかりレッスンから横道にそれて話し込んでしまいました。

本当に居心地のいい場所って、自然に笑顔になれる場所かな。
この部活がそんな場所になったらいいね。
無理して笑顔にならなくても、無理して明るく振る舞わなくても、気づいたらそうなれていた...みたいな。


「田川先生って、どうしていつもそんなに元気で、そんなに笑顔でいられるのですか?すごいスケジュールで動いていらっしゃるのに、お疲れの顔ひとつ見せず、パワーをいっぱいくださる。私なんて、もうヘトヘトで毎日過ごしているのに...」と、仕事先で言われることがあります。

私だってヘトヘトで、クタクタで、暗~い気分で、必死で今日一日を乗り越えようとしている時だってたくさんあるんだけどな。
「よしっ!」と自分に気合いを入れて、しっかり笑顔を作って、校門をくぐる時だってある。
自然に笑顔になれる時もあれば、最初から最後まで「作り笑顔」で頑張り通す時もある。

私には、「ありのままで」なんてことは許されない。

でも、子どもたちには、周りの人々には、「無理しないで、ありのままの自分でいていいよ」と言ってあげたい。


気づいたら笑顔になっていた、気づいたら明るくなっていた...そんな部活、そんな学級、そんな職場、そんな家庭。
ありのままでいられ、無理しなくても笑顔になれる、明るくなれる、そんな居心地のいい場所があったら、それだけでも幸せ過ぎるほど幸せだ。


理想と現実の間で苦しい思いをしている人は数知れないと思う。

だから、悲劇が起きた時、「気づかなかった」と周りの人は言う。

もう少しだけ、誰もが「ありのままでいいんだ」と楽に生きられたらと思う。

自分が自分らしく、ありのままでいられたら...

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| | 2016-10-27(Thu)20:07 [編集]


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| | 2016-10-28(Fri)00:39 [編集]