田川伸一郎のブログ

オホーツク小学校管楽器教育研究会

管楽合奏コンテスト全国大会の翌日の金曜日から昨日まで、北海道のオホーツク地区にお伺いして来ました。
「オホーツク小学校管楽器教育研究会・秋の講習会」の講師としてお招きいただきました。


出発した金曜日の東京は気持ちの良い晴天。
羽田を出発して降り立った女満別空港は、雪景色でした。
いきなり別世界!
まだ11月のはじめだというのに。

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午後2時過ぎの気温が-3℃でした。 寒っ!

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さすがにこの時期にこの雪は珍しいそうです。 田川を雪化粧でお迎えしてくれたのでしょうか。


オホーツク地区は、東西に相当な距離があり、端から端までだと車でも、3時間位はかかるそうです。
今回の講習会にも、先生方は、雪道を長距離走ってお集まりくださいました。
泊まりで参加された先生もいらっしゃるほど、地区内が遠距離なのです。

この講習会にお招きいただくのも、今年で5年目となりました。
「もうそろそろ違う先生に来ていただいては...」と提案しているのですが、今年もありがたいお声かけを頂戴いたしました。

若い先生方も増え、地区の小学校のバンド活動の実情も様々な変化が見られるということで、今回は役員の先生と相談して、3コマの研修を組み立てました。


1.私の音楽人生の「ルーツ」、小学校でのバンド指導の足跡、そして、バンド指導に込めた思いの講話
2.モデルバンドを使った指導の実際
3.「お悩み何でも相談室」のコーナー


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1の講話では、印刷物の資料を多数用意しましたが、それは読んでいただくとして、私の30年間の小学校教員としての教育実践、バンド指導実践、そして、今日に至るまでの生き方や先生方への願いを語らせていただきました。
市販されていない子どもたちの活動の映像も見ていただきながら、「ありのまま」をお話しさせていただきました。

5年間の研修会の積み重ねがあるからこそお話し出来る内容もありました。

先生方は、本当に真剣に聞いてくださり、中には涙をこぼしながら聞いてくださっている先生もいらっしゃいました。
私の実践などささやかなものではありますが、それでも何か心の琴線に触れることがあったのならうれしい限りです。



お昼を挟んで、2の「バンド指導の実際」ということで、北見市立北光小学校金管バンドの皆さんをモデルに指導をご覧いただきました。

事前の子どもたちとの顔合わせや演奏を聴かせていただく機会は持たずに、「出会う瞬間」からを全てご覧いただきました。
演奏曲は、『Heroic Dance~勇気の舞曲~』(富士原裕章)で、今年の吹奏楽コンクールで演奏された曲だそうです。

「指導の実際」の具体的な内容は先に決めてあったわけではなく、一度顧問の先生の指揮で演奏を聴かせていただき、その様子によって、「何をどこからどう切り込んでいくか」を考えることにしました。

先生方にも、演奏を聴いた感想(良い所、さらに良くなるためのアドバイス)をいただく場面も設定しました。
例年の「参加型講習」の流れです。

私は、技術面ではなく、「子どもが思いを持って演奏するにはどのようにしたらよいか」をテーマに進めることにしました。

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・作曲者の思いを読み取るには...
・子どもが曲への思い、ひとつひとつのフレーズへの思いを持ち、それを表現につなげるには...

「発問型」の流れで進めました。
はじめはなかなか反応できない時間もありましたが、だんだんと「思い」の表出が増え、それを音に込める練習も効果を出して来ました。
子どもとのかかわり方、発問の仕方、演奏へのつなげ方、最終的に、「作曲者が要求している表現」にまでもっていく過程をじっくりとご覧いただきました。
「待つこと」の大切さも感じていただけたと思います。
そして、演奏の変容にも、先生方と共に感動でした。


最後のコマは、「お悩み何でも相談室」のコーナでした。
皆で丸くなって座り、講座の感想や個人的な悩みを自由に語り合いました。
私からも、全国のバンド活動の様子や少人数バンドの活動の良さなどをお話ししました。

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若い先生にも、ベテランの先生にも、悩みや葛藤は無いはずありません。
バンド指導の悩みは、職場や家族に話しても、解決しないことが多いです。
やはり、同じバンド指導仲間だからこそ、わかり合えることが多いものです。
時間をオーバーして、たくさんたくさん語り合いました。

距離は遠くても、心は近いオホーツク地区のバンド指導者仲間です。

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モデルバンドとして演奏してくれた北見市立北光小学校金管バンドの子どもたち(指導 長谷川真先生)と、講習会に参加された先生方で記念撮影です。

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オホーツク小学校管楽器教育研究会会長の外川範幸先生です。
現在は、斜里町立斜里小学校の教頭先生ですが、以前は、
吹奏楽部を率いて数々の素晴らしい演奏を残されて来られました。
大尊敬する先生です。



先生方と心通わせ、「ありのまま」の気持ちを交わし合い、私も幸せをいただいた講習会でした。

講座の中でお話しした「出会いの奇跡」や「ご縁」を大切に、これからも子どもたちと心豊かなバンド活動を...

オホーツク小学校管楽器教育研究会のますますのご発展を祈りいたします。

お招きいただき、ありがとうございました。





講習会前日の金曜日は、女満別空港から1時間半ほどかかる遠軽へ向かい、遠軽町立南小学校の単独レッスンをさせていただきました。

そして、そのレッスンにも、他校の3人の先生方が見学にいらっしゃいました。
本当に勉強熱心な先生方です。

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コンクールで演奏した『タラモア卿』の更なる深化を目指した勉強と、今後の行事で他校と合同演奏する『ロンドンデリーのうた~喜びの序曲』の作り方を勉強しました。
合同演奏で指揮をする予定の他校の先生も見学に来られ、レッスンの最後に指揮をしながら勉強を深めました。
今年は、こちらのスケジュールの関係で、夏のコンクール前のレッスンに伺えず、9月はバンドフェスティバルに向けての合同演奏のレッスンでしたので、今年の単独演奏を聴けたのが初めてでした。

このバンドの子どもたちの力量と感性、そして、集中力にはいつも感心します。
音のイメージを伝えると、どんどん音色まで変えていける小学校バンドはなかなかありません。
今回も、びっくりでした。日頃からの先生のご指導の深さを物語っています。

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遠軽町立南小学校金管バンド (指揮 村田朋彦先生)
9月の合同バンドのレッスンでは、3校で楽しく練習でき、見事、「全日本小学校バンドフェスティバル」への切符も手に出来て、良かったですね。
今回は、南小の単独演奏を聴かせていただき、君たちのすごさに改めて感心しました。
君たちをここまで育ててくださっている村田先生も素晴らしいけれど、先生の教えにしっかりついて行っている君たちも素晴らしい!
大阪城ホールでは、他の2校の友達と楽しく演奏し、みんなで良い思い出を作って来てくださいね!



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| | 2016-11-07(Mon)22:04 [編集]