田川伸一郎のブログ

がんばれ!「チャレンジャー」の先生と子どもたち

昨日は、雨降る寒い中、県内の小学校にお伺いして来ました。
先日の成田に引き続き、初めてお招きいただいた学校です。


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顧問の先生は、大学を出てまだ数年という若い男の先生です。
先生は、約1年前に、私のレッスンを見学したいと希望され、他の小学校のレッスンにいらしたことがありました。
その時にも、色々な質問をされたり、お悩みを話されたりと、とても熱心な姿勢で勉強されていました。

「いつか僕の学校にもご指導に来ていただきたいです。そうなれるように、まず自分なりに出来ることをしっかり指導していきたいと思います」と、お話しされていました。

それ以来、先生なりの目標を持ってご指導に励まれたようでした。
時折、現状の報告メールをいただいたこともありましたが、レッスンの依頼はないまま、1年が過ぎました。
そして、先生なりの決断が出来たのでしょう。
1年以上経って、ついに、レッスン依頼のメールが届きました。

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レッスンの見学をされてから、1年間、「この日」を目標に努力されて来られた先生です。

このバンドでは、子どもたちへの楽器のレッスンには、地域の方などが力を貸してくださっているそうですが、全体合奏の講師を迎えるのは私が初めてだそうです。

先生は、レッスン中、「今日は、ほとんど先生の勉強だから」と、子どもたちに話された場面がありました。
「えっ? 僕たちの勉強でしょ?」と不思議そうに返す子どもたち。

「今、田川先生は、君たちに対して指導してくださっているけど、それは、『このように教えなさい』と先生に教えてくださっているんだよ。もちろん指揮の仕方を教えていただく時は100%先生に教えてくださっているけど、それ以外も、7割位は先生の勉強かな。君たちにもっと良い音楽を教えられるようになるための勉強なんだ」と...

子どもたちは、分かったような分かっていないような顔をしていました。
私が、「みんないいかな?ここはこのようにやろうね。」と指導し続けているのですから、子どもたちは、当然、自分たちが指導を受けている、自分たちが勉強しているとしか感じていません。
それを、「先生の勉強なんだよ」と、子どもたちに言える若い先生...すばらしいです。


そんな若い勉強家の先生に率いられている子どもたちは、朗らかで活発。
こんなに寒いのに、半袖のチューバ君...「寒くないの?」と話しかけると、にっこり笑顔でピース!
頭をなでなでしてあげました。

言葉での反応もしっかり出来る子どもたちでした。
そして、こちらが本気の眼になると、一緒に本気の眼になって向かって来ます。
その眼は、とてもたくましい眼でした。
もしかしたら、先生は、こういう「眼」を育てられたら私を呼ぼうと目標にしていたのかもしれません。


練習曲は、もう長く練習して来ている今年のコンクール曲です。
近々、また発表の機会があるということで、さらに勉強を深めようとしているのでした。


「場面変化」に必要な音色、アタック、息のスピード、バランス、強弱のメリハリ、フレーズの演じ方...
子どもたちは曲そのものをよく理解しているので、私が要求することもなぜそれが必要なのかをわかってくれ、納得した上で練習に向かっていました。
先生の指揮にも様々なアドバイスをさせていただきましたが、先生の吸収力は抜群!
指揮が変わると、出て来る音も変わるということに、先生ご自身がびっくりされていました。

長く練習して来た曲も、新鮮なものになり、新しい課題やさらに磨きをかけなければならない課題も見つかり、本番までの練習のめあてが出来たと思います。

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途中で、5分ほど休憩を取ると、みんなストーブに突進!
私はたくさんの子どもたちに囲まれ、ストーブより子どもたちの体温で温まった感じでした。

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こういうところも、子どもらしくて大好きです!
私にぎゅうっと抱きついてくれた子もいました。 ポッカポカだったなぁ。


レッスンは9時からお昼までの3時間でした。
あいさつが終わり、子どもたちは片付けに入るのかと思いきや、「お弁当」を広げていました。

「えっ? 練習、終わりじゃないんですか?」
「はい。田川先生のレッスンは終わりですが、練習は2時までです。田川先生から教わったことを、私と子どもたちでもう一度しっかり復習してから今日の練習を終わりにしたいと思って...」

一回のレッスンをここまで真剣に考える先生、そして、「え~っ、午後もやるの~?」とうんざりではなく、先生が2時まで練習にした目的をはっきり理解して、やる気を燃やしながら楽しくお弁当をほおばる子どもたち。

先生のお考えに沿って、子どもたちの練習参加やお弁当づくりに協力してくださる保護者のみなさまにも感謝です。

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初めて会った君たちでしたが、みんな明るくほがらかで、とてもとても楽しい3時間でしたよ。
熱心に勉強し、ご指導してくださる先生のおかげで、以前耳にしていたこの学校の演奏よりずっと上手になっています。
君たちは、この歴史ある吹奏楽部の新しい一歩を開拓している「チャレンジャー」なのです。
「チャレンジャー」の隊長は、もちろん君たちの先生です。
みんな、先生のことが大好きなんだね。 だから、先生と一緒に「チャレンジの旅」を楽しんでいけるんだ。

また一緒に練習出来る日が来ることを楽しみにしています。
その時には、今日よりさらに上手になった演奏を聴かせてください!
がんばれ! 「チャレンジャー」の先生と子どもたち!



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| | 2016-11-22(Tue)20:07 [編集]