田川伸一郎のブログ

都小音研~中央Aゾーン大会に向けて

今日は、「東京都小学校音楽教育研究会研究大会・中央Aゾーン大会」に向けての事前研究会に講師としてお伺いさせていただきました。

1月20日に新宿文化センターで開催される本大会で、「研究演奏」として「管楽器を使った器楽合奏」を発表するための中野区の小学校の取り組みへの助言です。


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今回は、発表曲の『茶色のこびん』を教材としての学習でした。
元の楽譜は、水口透先生がアレンジされた吹奏楽譜ですが、それを元に教育楽器も加えた「工夫」(編曲ではありません)をして演奏しています。

「研究演奏」の助言者としての働きは「さじ加減」が難しく、あれもこれも手助けし、指導もし、「当日の演奏さえ良ければ」ということになってはいけません。

参会者も、「良い音」を聴けば満足かもしれませんが、それではただの「発表会」でしかありません。

当日までの過程で、子どもたちが、そして、演奏校の先生や研究同人の先生方が、何を学び、どう変容したかが最も大切なことです。
残念ながら、「研究演奏」は当日の一発勝負なので、その過程や変容を、参会者に伝えることは出来ません。
でも、関わった先生方と子どもたちには、当日の演奏同様の大きな財産を残すことが出来ます。

その「良い過程」を支援するのが私の仕事だと思います。
関わり始めた初期から、先生方にはそのことをお伝えし続けて来ました。

前回の事前研は10月でしたが、その時と明らかに変わったことは、授業者の先生だけに任せず、授業中も同人の先生方が、先生や子どもたちにアドバイスをしたり、自校から持参したマレットを使わせて音色の変化を確かめたり、子どもたちも他校の先生方にも安心して質問したり、教えてもらったりしている姿でした。

これこそが、共同研究であり、協働の活動です。
私が求めていた姿です。

私も、その一人として、先生や子どもたちに声をかけたり、アドバイスしたり...
「その一人として」というところが大切なのです。

授業者の先生も、途中で、「ここのバランスがよく分からないのですが、どうでしょうか?」と先生方に聞く場面があり、先生方もそれそれに感じたことを答え...

子どもたちも、はじめは、「見られている」という余計な緊張もありましたが、だんだんと「何だか、色々な先生方がみんなで教えてくれるなぁ」ということが分かって来たのか、次第に緊張もほぐれ、演奏にも自由さが出て来ました。

そして、確実に合奏することの喜びを感じ、意欲が高まり、ひとりひとりの子どもが音楽の中で輝き始めていることに感動しました。


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授業後の協議会での先生方の発言も、10月よりさらに活発になり、内容も深まりました。
今後、どうやって演奏を高めていったらよいかを具体的に話し合えるようになりました。

「研究演奏」だからと演奏校の先生に任せるのではなく、皆で考え、学ぶ、とても良い雰囲気が出来て来ました。
すばらしいことです。

もう私の助言などいらないのではというレベルにまで、中野区の先生方のお力が結集されています。

私からは、「楽器配置の再考」、「管楽器の児童の聴く耳と心をより高めることで教育楽器とのブレンドが生まれること」「鍵盤ハーモニカの奏法の向上」「打楽器のフォームやストローク、アクションの必要性」「より整理されたバランス」「アフタービートを感じて演奏させる手だて」など、これから本番に向けての課題を提案させていただきました。

後日、「事前研」とは別に、主にテクニカルな部分についての「指導」にお伺いすることを約束して、お別れしました。


寒さも増して来ましたが、先生方も子どもたちも、良い演奏づくりに、心熱く励んでいただけらと思います。

中野区の先生方の熱心な研究姿勢に、改めて敬服した半日となりました。

さらに頑張って参りましょう!

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全国の先生方、どなたでもご参加いただける研究大会です。

大会の詳細は、下記、「東京都小学校音楽教育研究会」のHPをご覧ください。
http://tosyouonken.com/

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| | 2016-12-09(Fri)19:59 [編集]