田川伸一郎のブログ

山梨の青空の下で ~その1~

この週末は、山梨県へお伺いして来ました。
澄み切った青空と山々の景色、そして見事な紅葉が美しい、とても暖かい3日間でした。


今回は、10月6日にもお伺いした小学校、そして初めてお伺いする小学校と中学校のレッスンです。


金曜日に山梨入りし、夜、今回お伺いする学校の先生方が親睦会を開いてくださいました。
土日のレッスンに向けて、バンドの様子、先生方のお悩みやレッスン内容のご希望などを熱く語ってくださいました。

話は、バンド指導全般に広がり、先生方が大柏小や新浜小の演奏を聴きに定期演奏会やコンクールにおいでくださっていたということも教えてくださいました。
そして、私のつたないバンド活動を目標に、歩んで来られたということも...

「大柏小で演奏された~が...」
「新浜小の定期演奏会で...」
私以上に「私」のことをよくご存じなのではと思うほど、私のバンド指導に「心」を向けてくださっていたのです。

そして、さらには...
「僕は、田川先生が幸町第三小学校で関東大会に出ておられた時に小学生で同じ大会に出ていたんです。『メトセラⅡ』を演奏された神奈川県民ホールです。もう、すごかったです。同じ小学生かと...そして、その時の僕の先生がこちらの先生で...」と。
先生と、先生になった教え子が、「あの日」を思い出しながら、師弟そろって私をお招きくださったというのです。

感激しました...

音楽が、こんなすてきな出会いをつないでくれたのです。



3人の先生方は、皆、実直で愛情深くて頑張り屋で...
「出会った子どもたちを最大限に伸ばしてやりたい。」「そのために、自分がもっともっと成長していきたい。」「今のこの時期、自分がやっている指導はこれでいいのだろうか。もっと意味のある練習方法があるのでは。」...

それぞれに、お力と実績をお持ちの先生方でありながら、謙虚にご自分のご指導を振り返り、足元から見つめ直していきたいとおっしゃっておられました。
その「誠意ある姿勢」の裏に溢れる子どもたちへの愛情に感動しました。


1つの小学校と中学校の先生からは、「基礎をもう一度洗い直し、より良い基礎練習や基礎合奏の仕方を確立させたい」という具体的な「課題」が出されました。

レッスンでは、日頃おこなっている「基礎練習」「基礎合奏」をやっていただき、その内容や目的、必要性や分量、順序などを、先生、子どもたちと共に考察し、「根拠」を理解した上で「確立し直す」という進め方をしました。

「基礎練習パターンの事業仕分け」です。


いつかどこかで「やるといいよ」とアドバイスされたものを全部取り入れてやっていると...

・いつの間にか、「なぜその練習が必要なのか。」という目的が薄れる。
・「いつどれだけやるのが望ましいのか。」というタイミングと分量がわからなくなる。
・練習時間がどんどん短くなってしまう学校状況の中、曲の練習に時間を割くため、「時間がないから」とだんだんやらなくなってしまう。
・様々な「練習パターン」を組み合わせていることで、「目的」が同じ二種類の練習方法が重複してしまう。
・一般的に「良い」とされる「練習パターン」が、そのバンドの「今」に合うかどうかが吟味されていないままおこなわれている。
・「個人レベル」でやるべき練習と「合奏」でやるべき練習が同居してしまっている。


というような問題が出てきます。


この2校でも、やはりそのような傾向が見られました。

そこで...

・「個人練習」で付けたい基礎力と「合奏」で付けたい基礎力をはっきり分ける。
・「個人練習」「合奏」のそれぞれで「このバンドに」「今、必要な」「最少限の」基礎練習パターンを、「目的」「分量」「やり方」を明確にして提示する。


という「事業仕分け」に臨み、先生・生徒さん方と納得いく「結論」を導き出していきました。


また、「これ位わかっているだろう。」と思っていることでも、念入りに確認しておかなければならないということもわかりました。

「先生、音が『うなる』ってどういうことですか?」
ある生徒さんのそんな素朴な質問のおかげで、もう一度、「うなり」を皆で体験し、「ピッチが合った状態」も、皆で確認することができました。

「バランス」という言葉も、その時によって、「何と何のバランス」なのかを明確にしなければならないということも確認しました。


しっかり「事業仕分け」された「個人」と「合奏」の「練習パターン」によって、「無理なく」「無駄なく」「ムラなく」「効果的に」基礎練習が進められるでしょう。

2つのバンドの「基礎力アップ」の報告が楽しみです。



<小学校で...>

あいさつは、しっかりと相手を見て...
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こんな掲示物や板書が、子どもたちの心と意欲を育てます。
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2回目のレッスン、みんな真剣にがんばったね! また会いましょう!
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<中学校で>

前夜、先生が「本当にいい子たちなんです。今、すごくやる気になっていて。」とおっしゃっていたのがよくわかる、純朴で、とても素直で、前向きな生徒さんたちでした。
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とても真剣に話を聞くすばらしい生徒さんたちです。
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「当たり前」と思っている言葉も、もう一度皆で確認しました。
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「ピッチ」「低音・中音・高音へのバランス」「溶け込ませる音色」に気をつけて、サウンドトレーニング(バランス練習)をしよう!


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「うなる」ってどういうこと? 「ピッチが合う」ってどういうこと?


君たちひとりひとりを大切に思ってくださる愛情溢れる先生といっしょに、「今」という大切な「時」を着実に乗り越えていってください。  来年の夏を楽しみにしています!
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