田川伸一郎のブログ

「突進」の後のゆったり優雅なひととき

ゴールデンウィークも終わり、午前中など少しゆっくり出来るかなと思っていたのですが、毎日、あれをこれをと片づけなければならない仕事や用事があり、さらに昼からは休みなくレッスンに...
やはり、バタバタの日が続いています。

昨日は茨城県の中学校レッスンでした。

そんなバタバタの田川を案じてくださったのか、顧問の先生が事前に、「お帰りが遅くならないようにしますので、レッスン後にお食事を。少しでもゆっくりお過ごしいただければ」とお誘いくださり、ありがたくご一緒させていただくことになりました。

レッスン前、私は予定よりかなり早く学校に着いてしまったので、帰りの会をされていた顧問の先生に代わり、教頭先生が音楽室までご案内してくださいました。
ひとりでスコアを見ながら待機。
コンクール曲も決まり、出場メンバーも決まり、後は練習あるのみ!・・・そんなタイミングのレッスンだったので、私も気合いバリバリでした。

一番に音楽室に来たのは部長のR君。
「えっ! 田川先生、もういらしてたんですか!」と言うと、すごい勢いで廊下に駆け出し、廊下を歩いて来る部員たちに「お~い!田川先生、もういらしてるぞ!急げ!早く!」と絶叫。 さらに、廊下を走り回り、絶叫。
それを聞いて、皆もすごい勢いで突進!
その後、R君は、「玄関で田川先生を待っているから準備していなさい」と伝えていた顧問の先生を呼びに階段を駆け下りて行き、その姿はまるでカモシカのよう。
静かだった音楽室が、突進して来た部員たちで一気に活気づきます。
楽器を用意するスピードも半端ない! そして、どんどん音出しと基礎練、個人チューニング。

この部長R君の「突進力」はすごい! そして、カッコいい! 
それに反応して突進する部員たちもすごい! 一分一秒でも長くレッスンを受けたいという気持ちに溢れています。

いつもは全員揃って音出しも終わった「約束の時間どおり」に到着していたので、早く着いて、この「突進劇」が見られたのは、とても良かったです。

そして、その「突進」の意欲を保ったまま、レッスン開始。
「さあ、行くぞ!」と、はじめから私が前に立って、どんどん練習。
皆もテンションMAX!

いつもは土日や休日のレッスンが多い学校なので、ジョークも飛ばしながら和やかにレッスンするのですが、平日のレッスンは、学校の決まりである「完全下校厳守」という厳しいタイムリミットがあるために、ジョークを言っている時間ももったいないです。
そして、「帰りは10分あれば完全下校に間に合うよね!少しでも長く、ぎりぎりまでレッスンしていただこうね!」という顧問の先生の言葉に、みんなで「ハイッ!!!」

細かい部分にも目と耳を向け、少し指導して出来ないことは、「はい、次回までの宿題!絶対出来るようにしなさいよ!」と、どんどんスルーし、レッスンもいつも以上の「突進」でした。
編成のバランスや出て来る音に合わせて、楽譜もどんどん追加削減します。アレンジではなく「工夫」です。
いかに音の色彩のパレットを増やすかも考えながら、指示。
全員スコアを持っており、こういうことにも対応能力のある生徒たちなので、理解も作業も速い!

「あと10分...あと5分...」とラストは時計と勝負しながら、どこを押さえるかということとの闘い。
「終わり!」「ありがとうございました!」
何の余韻も、いつもの楽しいおしゃべりもなく、みんな、大急ぎで片づけて、昇降口に突進して行きました。 しかも、とても良い顔で!
レッスン終了後、10分で全員完全下校に間に合ったことでしょう。

そしてまた、2時間前のシーンとした音楽室に戻りました。

私も、思い切り、ぐわーっと「突進レッスン」をしたので、たとえ2時間という短い時間でもけっこう疲れました。ふぅ...
いつもは、ここから先生と「作戦会議」が始まるですが、昨日は、「さあ、先生、すぐに参りましょう」と車でお店にご案内くださいました。
他校の知り合いの先生もご一緒に。

豪邸の民家を改築したような立派な建て構えの落ち着いたお店の個室。
個室と言っても、もったいない位の広さです。

料理長さんが北海道のご出身ということで、北海道の旬の食材を多く使用し、彩り豊かで、お味も優しく、一口ごとに「んんん...美味しい...」と、ゆっくり味わいながらいただきました。
いつも粗食ばかりの田川は幸せに包まれていました。

朝からさっきまでのバタバタと「突進劇」が嘘のように、静かで落ち着いた優雅な時間をゆったり過ごさせていただきました。

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量より質という感じで、一品一品に端正と真心がこもったお料理でした。
こんなに高級で優雅なお食事を出来たのは久しぶりのことです。

お話も、「作戦会議」や部活やコンクールの話ではなく、今まで伺ったこともなかった先生方のこれまでの人生やプライベートな話題でもちきり。

「え~!先生は小豆島のお生まれ?! 妹さんはあの有名な画家?!」・・・などなど。

たくさんお話を聞かせていただき、ますます先生方のファンになりました。


帰宅は遅くなりましたが、やる気溢れるあの大好きな子どもたちと過ごした2時間、そして、その後の優雅な時間の余韻で、「いい1日だったなぁ...」と感謝しながら電車に揺られていました。

ありがとうございました。

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| | 2017-05-11(Thu)22:05 [編集]