田川伸一郎のブログ

旭川から~2017・5月~

先週の金曜日から昨日まで、北海道の旭川にお伺いして来ました。

浜松でのバンドクリニックに出演する北斗市立上磯小学校吹奏楽部の子どもたちの健闘を心から祈りながら、顧問の古川先生にメールで激励しながら...今年度2回目の北海道レッスンに向かいました。


旭川地区にお伺いするご縁をつないでくださったのは、旭川地区吹奏楽連盟主催の「指導者講習会」でした。
当時の連盟理事長・佐藤淳先生(旭川商業高等学校吹奏楽部顧問)からの熱い思いをいただいての出会いでした。
2年続けて、その「指導者講習会」の講師をさせていただき、その後、小学校の先生方が中心となって、チームを組んでレッスンにお招きくださるようになりました。

そして、その輪は、中学校、高校の先生方にも広がり、現在は中学校の先生が中心となって、小・中・高校の希望校を取りまとめてくださり、毎年5、6、7、1月にレッスンにお招きくださっています。

今回は、中学校5校にお伺いさせていただきました。
今週末が体育祭という学校も多く、落ち着かない時期ではありますが、コンクールに向けての指針をということで、どの学校も、真剣な練習の様子、編成や技術の現状をそのままお見せくださり、今年のチームの良さや課題を確認していきました。

コンクール曲が決まっている学校もあれば、まだ模索中の学校もありました。
旭川地区は、コンクール開催日程が比較的遅めなので、まだまだ悩んでいても間に合う時期です。
新1年生のメンバーも、経験者・初心者にかかわらず、中学校での吹奏楽活動の第一歩を大切に過ごしている様子が心に残りました。

そして、3日間、とっても良いお天気でした。
昼間は暑い位でした。
少し時間のゆとりもありましたので、「プチ観光」も組み込んでくださり、北海道らしい、雄大で美しい風景を楽しむことが出来ました。

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大雪山国立公園の旭岳です。写真では表現出来ないほどの美しい景色でした。
そして、風のささやき、空気の匂い、静けさの中で聞こえる鳥のさえずり...5月に雪が見られるとは!


地方にお伺いした祭に、「観光」にありつける時などほとんどありません。
昼食も、移動中の車の中で、コンビニおにぎりだったりして...
今回は、特別のご配慮でした。

ありがとうございました。


感動・感謝と共に、レッスンも充実した最高の時間でした。

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レッスン前、先生との打ち合わせで、サウンドが思うように育たないこと、早い時期から選曲して練習して来た曲が合わないのではと悩み始め、他の曲の楽譜も2曲配って練習し始めていることなどを率直にお話しくださいました。
生徒たちの「夏」を最高のものにしてあげたいという温かく深いお悩みでした。
基礎合奏を聴かせていただき、先生のお悩みの解決の糸口を、選曲ではなくサウンドの変容から見つけていただけたらと感じ、私なりに考えたサウンドトレーニングをさせていただきました。
かなりの時間をかけてトレーニングをした後、そのまま、元々練習していた曲の一部に当てはめて、さらに曲の中でトレーニング。悩む必要ないと思われる豪華なサウンドが部屋いっぱいに響き渡りました。
「こんな音聴いたの、初めてです!この子たち、まだまだ出来ますね!」と、顧問の先生方。悩むことなく「元の曲」に戻すことが出来ました。
そのとおり! 可能性いっぱいの生徒さんたちです。 「安心と勇気」を与えることが出来て良かった!



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小学校にもバンドがあり、小学校レッスンにもお招きいただいているので、ほとんどの部員が小学校の時からのお付き合いです。
気心知れたメンバーとの練習はとても楽しく、生徒さんたちも、私が伝えようとしていることをキャッチすることも得意で、ジョークと本気の切り替えにもしっかりついて来てくれます。
特に、今年の3年生の多くは小学校からの経験者で、中学校で大きく成長した姿と音に感慨深い感動を覚えるほどです。
経験者が多い、あるいは、初心者もその音をいつも聴いている環境の良さで、小編成ながらとても豊かな良いサウンドを響かせています。
先生も前任の先生が作ってくださったこの学校の良い「トレーニングの伝統」を確実に継続しており、それが安定した力の基盤となっています。
コンクール曲は、このバンドのカラーに合うと思われる曲を私からアドバイスして差し上げた曲です。
皆の食いつきの良さで、曲の魅力が十分に醸し出されていきそうな予感いっぱいの5月の演奏でした。



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小学校にはバンドがなく、部員全員が中学校からの初心者でスタートする中学校です。
先生の熱心で巧みなご指導のおかげで、1~2年でこれほどまでにと思うほど、2、3年生の音とテクニック、そして音楽性が育っていることに驚きます。
指導次第でこんなにも育つ中学生の可能性に、またまた驚きました。先生のご指導に素直について行っている生徒さんたちの心と努力にも感心しました。
そして、皆の表情がいい。私の指導に向かって来る表情、音楽に真剣に向かい合う表情、楽器と一体になって身体ごと演奏にのめり込む表情、そして、合間のノリの良い和やかな笑い。
先生のバンド運営とご指導の良さと生徒さんたちの素直さがひとつになって、幸せな空間を作っていました。
コンクール曲も決まっており、音も並び、曲の細部の詰め方を実際の指導を通してご覧いただきました。
まだやっと音が出るようになったばかりの1年生も、秋頃には立派なプレイヤーに育っていることでしょう。良い顧問の先生に巡り会えた「奇跡」に感謝しましょう!



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こちらの中学校の顧問の先生は赴任2年目です。
昨年の今頃は、新しい先生の新しいやり方にひたすらついていくという練習の仕方でしたが、2年目の今年はすっかり先生のやり方が浸透し、意気投合した「絆」の中で活動が出来ていました。
1年生の部員がたくさん入ってくれて、今は部員の半数近くが1年生という状態です。
基礎合奏では、先生のオリジナルなトレーニング方法で、まずひとりひとりの奏法や音に心を向けて的確なアドバイスをされ、それがバンド全体の温もりのあるサウンドにつながっていました。
すでに練習を始めているコンクール曲の練習は、技術的なご指導は先生にお任せして、音ひとつ、フレーズひとつの意味やエネルギー、何をイメージしてどう演奏したらよいのかいう面からアドバイスをさせていただきました。
先生の基礎トレーニングが生きて、皆が「心と技」を結び付けて演奏出来た瞬間に感動しました。
「風景」が見える素敵な演奏に仕上がっていくことを楽しみに応援しています!



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旭川に伺う度、毎回、レッスンを入れてくださっている中学校です。
1年生の中には、小学校の金管バンドで私のレッスンを受けた部員もたくさんおり、再会がうれしかったです。
金管から木管に持ち替えてリスタートしている1年生もいますが、金管楽器を経験している子は木管楽器の上達も早いものです。
基礎合奏を聴かせていただき、サウンドは良い方向に進んでいましたが、音の立ち上がりが遅い、タンギングと息の流れの関係がうまくいっていないなどの「課題」も見えました。
課題曲は、贅沢にも3曲を練習して、すべて聴かせてくださいました。
どの曲で進んでいくかをこれから決めていくための、それぞれの「ハードル」を提示させていただいたり、ざっとレッスンさせていただいたりしました。
また、すでに決まっている自由曲との組み合わせも一緒に考えました。
譜読み段階で、先生が特に「アーティキュレーション」にこだわって正確に演奏出来るようご指導されていたので、練習がとてもスムーズに流れました。
いつもながら、明るく反応の良い活気あるチームの雰囲気が光っていました。
さあ、課題曲は何に決まるのかな? 期待しています!



今年も、旭川地区のみなさんとの出会いを大切にし、私に出来る限りの「真心のサポート」をしていきたいと思います。
来月は、かなりたくさんの学校からのお招きをいただいています。
今から楽しみにしています!



旭川からの帰りの頃、バンドクリニックに参加された数名の先生方から、「上磯小学校の演奏、すばらしかったです!感動しました!」とのメールが届き、古川先生からも「無事に終わりました。スタッフの方々も客席の方々も本当に温かく、心のこもった拍手をくださり、私も子どもたちも喜びと感動でいっぱいでした」とのご報告をいただきました。

上磯小学校吹奏楽部のみんな、よくがんばりましたね。
みなさまからの温かい拍手を励みとして、これからの活動もさらに頑張ってくださいね!

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上磯小学校の子どもたちは、今日は、ヤマハ浜松の楽器工場を見学させてもらってから帰校することになっています。
楽しい1日を!

バンドクリニックに参加された先生方、お疲れ様でした。
クリニックでの収穫を、ぜひこれからのご指導にお役立てください。

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| | 2017-05-22(Mon)21:39 [編集]