田川伸一郎のブログ

富山県の中学校・高校バンド

先週の金曜日から昨日まで富山県にお伺いして来ました。
中学校3校、高校2校からのお招きをいただきました。


富山とのご縁も長くなり、だんだん学校も増え、中学校のレッスンで出会った生徒さんと高校のレッスンで再会出来ることも楽しみとなりました。

北陸新幹線の開通のおかげで、日帰りでも行けてしまう近さになった富山です。(まだ日帰りは経験ありませんが。)
はじめの頃、飛行機で飛んだり、上越新幹線の越後湯沢駅で特急に乗り換え、風や雪で遅延することも多かったりと、かなり苦労して出かけていた富山でした。

今は、自宅近くの「湖北駅」から乗り、上野で北陸新幹線に乗り換えれば着きます。
ありがたいです。

そして、毎年、この時期にお招きいただき、ちょうど音取りが終わった後のアドバイスであったり、曲が何とか通せるようになった段階での曲づくりの方向性の示唆であったりと、コンクールに向かうためのとても良いタイミングだと感じています。

「魔の6月」で、過去には緩みが露骨に見えた時もありましたが、最近はみんなバリバリのやる気でレッスンを待ち構えてくれている感じです。

富山県の吹奏楽コンクールは7月の終わり頃、北陸大会は8月10日前後と、県大会から支部大会までが2週間ほどしかありません。
また、この間に、「中日吹奏楽コンクール」という東海北陸地区独自の大会もあり、吹奏楽連盟の課題曲とは別のマーチが課題曲となっているので、結局、大編成の学校は課題曲2曲と自由曲の計3曲を並べて練習しています。
小編成のバンドも、中日コンクールには課題曲があるので、2曲の練習となります。
中日コンクールの課題曲は、市販の外版マーチで技術的なグレードも低く、しかも、良い勉強が出来るマーチが選ばれています。
シンプルな楽譜からも勉強出来ることはたくさんあります。
全日本吹奏楽連盟の課題曲もそんな曲になればいいのにとつくづく思います。

先週には、「吹奏楽祭」もあり、コンクール曲を発表し合い、互いに忌憚のない感想を述べ合ったという先生方は学ぶ気持ち一杯です。

いよいよコンクールに向けて全力投球の皆さんでした。


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顧問の先生は、教務主任を務めておられ、山積みの「提出書類」や「文書づくり」との格闘の日々だそうです。
毎日夜遅くまでお仕事され、まさに「時間外勤務」の嵐...その中で、わずかな部活指導の時間は、むしろ先生の心のオアシスになっているようです。
毎年異なるタイプの生徒さんたちを相手に指導される中で、指導法をワンパターンではなく、様々なスタイルの研究に励んで来られた結果、部員たちが自主的に話し合って練習を改善していく姿、そして、表現の工夫に努める姿が見られるようになってきたとのこと。
全員が中学校からスタートするバンドですが、1年生の見学の態度も良く、素敵に演奏する先輩たちへのあこがれの強さも伺えました。
コンクール曲のレッスンでは、楽譜に書かれた記号の解釈やそれによる表現の違い、楽譜に書かれていないフレーズのまとめ方や重心の置き方、そして、各声部の役割を勉強し、曲が立体的になりました。
さらにピッチやハーモニーの純度を高めて、クリアーなサウンドを目指しましょう!



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以前は、コンクールだけを目標に活動していたバンドでしたが、数年前から3年生の引退の節目を兼ねて、「オータムコンサート」を開催し、地域の方々に喜んでいただくことが最大の活動目標になりました。
それをきっかけに、活動の仕方も、音楽の方向性も、部員たちのコミュニケーション力もずいぶん高まったと思います。
まさに、「人間教育」としての吹奏楽活動が根付き、ますます地域の応援団が増えています。
このレッスンまでに、「ともかく楽譜通りに正しく音を並べ、田川先生には『技術』ではなく『音楽』を指導してもらおう」という願いをもって、先生と部員たちが必死の思いで進んで来たようです。
曲に流れる精神、作曲者の思いや意図、音符ひとつに込められた心...身体と心でとらえ、音楽につなげていく勉強は3時間ノンストップで続きました。
最後の最後まで集中力と気合いが途切れることなく、がむしゃらに頑張り続けた皆に心から拍手です。
先生と共に最高の「音楽」を作り上げてください。



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いつも明るくきびきびとした雰囲気が素敵な中学校バンドです。
全員が中学校からの初心者でスタートしますが、今年は3年生も多く、先生との心の絆の深さが行動や演奏に表れていました。
最初に聴かせていただいた自由曲に、何故か涙がこぼれてしまいました。
このメンバーは、1年生の時から成長を見て来ましたが、それぞれに乗り越えたものが大きく、「あの子がこんな顔つきになった」「あの子がこんな音で演奏出来るようになった」「あの子が...」と、1年生、2年生と歩んで来た様子が思い出され、先生のご指導が、演奏技術や表現力だけでなく、人間としての心を豊かに育てて来られたことに改めて心を打たれました。
低音パートにも頼りになる3年生がぞろりと並び、豊かな低音が土台となったバンドのサウンドは、まさに「ピラミッドサウンド」でした。
日頃の合奏では、音を正しくきちんと並べることに尽くして来られたということで、今回はその基盤を元に、大胆な表現や変化を付ける勉強をしました。
皆の「心」から奏でられる豊かな音楽に包まれ、本当に幸せな気持ちで学校を後にしました。



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新しい校舎も完成して、新しい練習場(ただし、吹奏楽専用に出来た部屋ではないので、柱があり、ちょっぴり使いづらそうです)で気持ちも新たに活動する高校の皆さんです。
真面目で黙々と練習に励むタイプが多いこのバンドの生徒さんですが、今年のチームは、それに加えて、良く会話し、コミュニケーションが豊かな印象を受けました。それは、レッスンを受ける様子や演奏にも表れます。
中日の課題曲『ウェルカム・マーチ』では、マーチのセオリーに沿って、小細工ではなく、シンプルかつ変化豊かに演奏を仕上げる練習をしました。
自由曲は、有名で名曲の邦人作品。曲の力があるので、直球でいきます。
音型の統一やエネルギーの方向、拍子感、強弱の幅の大きさを共有することで、ぐんとパワーアップしました。
「いつもジャストミートのレッスンをありがとうございます!先が見えました!」と、顧問の先生の一言がうれしかったです。



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高校から吹奏楽を始めた初心者も多く、男子部員も多く、「ザ・高校生」という言葉がぴったりの元気溢れる吹奏楽部です。
楽譜を覗くと、「ド・レ・ミ」や「2.3、1・3」などと、階名や指番号を書いてあるメンバーもいて、元運動部の男の子たちが、このバンドの魅力に惹き込まれて、「いっちょう、やったるか!」と格闘している様子も伝わって来ます。
それでも、わずか2、3年間のうちに先生の巧みで愛情いっぱいのご指導で、立派なプレイヤーに育ち、コンクールでも上位大会に駒を進める演奏を成し遂げてしまう「奇跡」に感動します。
曲の中に次々出てくるソロたちには、イメージや言葉、歌を伝えると、理屈ではない表現が生まれて来ました。
リズムの交錯、アクセントの種別、アーティキュレーションの統一を徹底的に練習し、曲の持つ力が音楽室に湧き上がって行きました。
コンクールに向けて、さらに音と音楽に磨きをかけ、このチームにしか出来ないスタイルの演奏を完成させてほしいと願っています。



5校の皆さん、コンクールに向けて、心ひとつに、先生と共にまず自分たち自身が感動出来る演奏を作り上げてください。

良い夏を迎えられますように!

応援しています!



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「さようなら~! ありがとうございました!」
「がんばれよ~!」 「はいっ!」


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| | 2017-06-22(Thu)21:00 [編集]