田川伸一郎のブログ

本番前日に...

今日は、埼玉県の2つの小学校バンドにお伺いしてきました。

この2校は、明日の『埼玉県小学校管楽器演奏発表会』に出演します。
したがって、「本番前日レッスン」にお伺いしたというわけです。

前日のレッスンというのは、ある意味とても「さじ加減」が難しく、責任が重いものです。

・先生と子どもたちが、ますます自信と喜びを持って演奏できるようにしてあげたい。
・今までやってきたことを大切にしながら、最後の「挑戦」で、表現をもうワンランクアップさせてあげたい。
・とても「困っている点」をできる範囲で早業修正し、安心させてあげたい。
・本番と同じような「緊張感」を味わう場を設定し、本番で少しでも余裕をもって演奏できるようにさせてあげたい。


自分が踏んできたたくさんの「本番」の経験から、「今日、このバンドにしてあげたいこと。今日、このバンドができること。」を誠意を持ってアドバイスしています。



1校目の学校では、

・バンド全体のサウンドやバランスが一番良く聴こえるセッティングを工夫する。
・打楽器をコンチェルト風に使った曲なので、「打楽器を生かし、管楽器も生かすバランス」、「互いの強弱」、「打楽器が目立つ所と隠れる所」を明確にする。楽譜の強弱記号にしばられず、立体感のあるバランス調整をする。
・打楽器だけでなく、管楽器の主役楽器も引き立つ「スタンドプレー」を工夫する。
・打楽器のソロを、より引き立たせるための「グレードアップ表現」に挑戦する。
・ステージの「良い緊張感」を高める「かくし味」を全員で習得する。
・・・・


と、あれこれ挑戦しました。

「先生、すみません。前日なので、やめておいてもいいのですが,,,」
「いえ、大丈夫です。こちらの方がぜんぜん良いので!」
という調子で、先生も子どもたちも、どんどん「表現」を塗り替え、グレードアップしていきました。

子どもたちは、かえって勢いづいて、どんどん積極的な表現をするようになっていきました。
すばらしかったです。


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セッティングも変え、打楽器のフォームも変えて、今できる演奏の「効果」を高めました。



2校目の学校では、

・曲全体の構成を考えて、それぞれの場面を生かすテンポや強弱表現の確認をする。
・どうしても「音程」を合わせてもらいたい箇所を指導する。
・フレーズ感を生かした旋律の運びや自然な身体の動きをとらえる。
・「主旋律と伴奏のバランス」「違う楽器同士のバランス(音色のブレンド)」「管楽器と打楽器のバランス」など、様々なバランスを確定する。
・各場面の特徴を生かした「指揮」をする。
・スムーズに美しいセッティングができるようにする。
・・・・


など、曲の構成を生かした表現の工夫を中心にアドバイスさせていただきました。

本番を前日に控え、子どもたちの集中力や気力が高かったので、演奏がみるみる変容しました。


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集中力のある練習態度で前日練習ができました。 部長さんのていねいな言葉に続いて、皆のあいさつも立派でした。




そして、2校に共通してアドバイスし、練習に取り入れたのは、先生と子どもたちの「ステージマナー」です。

・正しい座り方、足の置き方
・美しい立ち方、歩き方
・目線の向け方
・先生の演奏前、演奏後の「美しい仕草」
・・・・


など、1回のステージをより「素敵に」するために必要な「ふるまいのエッセンス」をアドバイスし、練習しました。
自然で、なおかつきちんとした「ふるまい」で1回のステージに臨んでもらいたいと思います。


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「明日はガンバルぞ!」 「オー!!!」 気合い十分な2校の皆さんです。

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本番前日という「大変な時」を共有させていただき、本番前の「緊張感」と「興奮」を味わうことができました。

お招きいただき、ありがとうございました。




『埼玉県小学校管楽器演奏発表会』に参加するすべての学校の皆さんが、練習の成果を出し切って演奏し、素敵な思い出の1日となりますように...












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