田川伸一郎のブログ

函館から~2017・7月・その1~

先週の金曜日から昨日まで、3泊4日で北海道の函館にお伺いして来ました。

函館地区の先生方は、この「海の日」にかかる金曜から月曜(海の日)の4日間を、「生涯予約?」としてずっと先までご予約をしてくださっています。
毎年、コンクール前のこの4日間にレッスンを希望される学校が増え続け、今年はとうとう18校というすごい数になりました。
普通に考えたら、組み込めない数ですが、この地区の先生方の協力、保護者の皆様の協力は素晴らしく、早くからホールを押さえていたり、複数の学校がひとつの学校に集まったりして、私が移動しなくてもいいようにスケジューリングしてくださいました。

移動時間が無くなる分、ロスタイムが無くなり、移動の疲労もなくなります。
(でも、休憩時間もほとんど無くなり、お昼も食事時間を含めて30分だったりしました・・・とほほ)

そして、移動する場合も、レッスン前後の学校の先生ではない先生が送迎してくださるということで、レッスン終了後、すぐに次の学校に向かって出発できます。

それでも、毎日の最後が20時頃終了で、それから夕食というハードな日程でした。

予定されていた高校のひとつがやむを得ない学校事情で急に部活中止となり、キャンセルになってしまいましたが、前日レッスンした中学校に再度サプライズレッスンに伺うことにし、駒数が減ることはありませんでした。

4日間のスケジュールを組んでくださる先生には大変なご苦労をおかけしますが、小学校から高校までの先生方の見事な連携には頭が下がります。
そして、私が出来るだけ疲れないようにと、温かいご配慮や優しいお声かけにも感謝です。

連休ということで、函館の街は観光客でいっぱい。
飛行機もホテルも、観光客でいっぱい。
そんな楽しげな人々を横目で見ながら、連休返上で頑張る各学校の皆さんと、熱い感動の時間を過ごさせていただきました。


今回のレッスンのうち、中学校2校と高校1校の3校が今年度初めての学校でした。
いずれも、毎年お招きいただいている学校です。


J6772_fKnLXV6tB1500213764_1500213796.jpg
IMG_0004_convert_20170716230717.jpg  IMG_0003_convert_20170716230655.jpg
IMG_0002_convert_20170716230629.jpg  IMG_0001_convert_20170716230600.jpg
jraBCSffnYEVXMW1500213825_1500213866.jpg
このバンドは、全員が中学校からの初心者スタートですが、先生の巧みなご指導力で、たちまち上級プレイヤーに育ってしまうスーパーバンドです。
そして、部員たちがともかく明るい!素直!活発!エネルギッシュ!パワフル!ノリがいい!
そんな彼ら彼女らと過ごす時間は、私の心もキラキラします。
今年のコンクール曲が、このバンドの特性を考えて、超オススメした難曲です。
先生も部員たちも気に入ってくださり、「やはりピッタリ!」の演奏を聴かせてくださいました。
大雑把にはとても良い演奏が出来ていたので、場面転換と色彩感をつけるための配慮の仕方をレッスンしていきました。
曲の面白みがますます膨らみ、私も演奏を聴いていて楽しくて仕方ないほどでした。
コンクールのステージでも、思い切り楽しんで、独特の曲の世界を表現してほしいです。


po5SKoLqRkyineJ1500284642_1500284724.jpg
IMG_0001_convert_20170717185650.jpg  IMG_0003_convert_20170717185718.jpg
IMG_0006_convert_20170717185825.jpg  IMG_0004_convert_20170717185746.jpg 
2NTkolc0jwV4pDn1500388306_1500388347.jpg
学区の小学校にもレッスンにお伺いしているので、知った顔も多い中学校バンドです。
今年の曲は、先生の思い入れが強い選曲のようで、先生も生き生きと指揮していらっしゃいました。
曲の中で、トランペットがホルンに持ち替えて内声の厚みを増やす工夫もして、サウンドの色彩に変化をつけていました。
縦の音楽と横の音楽、フレーズのまとまりや頂点を生かして表現することで、語り口の分かりやすい表現になったり、場面転換が明確になることを確認しました。
また、くっきりとした強奏と同じ位、弱奏に説得力をつけるための演奏の仕方をアドバイスし、ドラマ性があるこの曲の良さがますます豊かに表現出来るようになりました。
さらに楽譜を読み込んで、作曲者の意図や思いを汲んだ演奏に仕上げていってください。
 

ikFzBbLc_7HouLq1500215280_1500215300.jpg
IMG_0015_convert_20170716233641.jpg  IMG_0013_convert_20170716233625.jpg
IMG_0007_convert_20170716233545.jpg  IMG_0008_convert_20170716233604.jpg
mhsqsQgiUr8vQKK1500215349_1500215396.jpg
この高校バンドの顧問の先生は、上磯小学校吹奏楽部の卒業生です。
小学校時代には、私のレッスンを受け、打楽器を演奏していたかわいい姿がまだ心に焼き付いています。
こうして、高校の先生になったり彼との再会は、感激以外の何物でもありません。
今年の選曲は、何十年も前に大流行した名曲のオリジナル曲で、私も大好きな曲です。
やはり、良い曲というものは何年経っても良い曲だと、改めて感じました。
とても丁寧に練習し、音型やリズム感などにあまりこだわらず、遅いテンポで、良い音色、丁寧な発音に注意して練習して来た成果が出て、強音も耳に痛くない豊かなサウンドが響いていました。
今回のレッスンで、一気にこの曲に必要なアタックやアクセント、リズム感、独特の音高感、作曲技法の特徴などを勉強し、これからコンクールまでの進み方をアドバイスさせていただきました。
先生は、理解力抜群です。まだこなせなかった課題も必ずクリアーしてコンクールを迎えてくれることでしょう。



続いて、今年度2回目レッスン校を、お伺いした順にワンショットでご紹介します。

F9y1Npqo9xcsuh31500037199_1500037223.jpg
新しい先生との初コンクールに向けて頑張る小学校です。
ぐっと上手になって自信のある音を聴かせてくださいました。
楽譜にない強弱やバランスの調整をして、変化豊かな立体的な演奏になりました。


Wh0LAC4jPae_xtU1500037257_1500037288.jpg
こちらの小学校も新しい指揮者の先生との初コンクールです。
先生の綿密な指導計画のおかげで、技術も表現力も「先生色」になってきました。
ゆっくりの部分の進み方を特に勉強し、流れの良い美しいフレーズが見えてきました。


_CNa448LO_LS4GL1500037323_1500037376.jpg
今年度からお付き合いいただいている中学校は、単独でホールを借りて意欲的な練習をされました。
ソロの演じ方、曲想を生かしたサウンドづくりやアタックの付け方、強弱の幅の拡大、テンポ感の統一などを綿密に練習し、曲の良さがぐんと際立ってきました。
特に決めてほしいハーモニーの箇所を数か所、学校に戻っての宿題にしました。コンクールまでにクリアしてくださいね。


NNelUt3QoRsSEaA1500126018_1500126036.jpg
こちらの高校には5月にもお伺いしましたが、その時練習していた自由曲に、「???」...
その後、先生と相談し、このバンドの良さが出る曲という観点で選曲し直しました。
曲とのマッチングは抜群です。近年、派手で難解なコンクール自由曲が多い中、シンプルで渋く、高貴な音楽で評価が得られることを祈っています。


xPdMnJc6G4GlHxJ1500126067_1500126082.jpg
6月のレッスンで指摘させていただいたことを十分に練習して今回のレッスンに臨んでくださいました。
ケルト風の曲は、速い部分も聴きごたえありますが、ゆっくりな部分の表現にはさらにこだわりたいところです。
大きなフレーズで、音色やテンポの運びも単調にならないように演奏する練習をたっぷりし、ぐっと感動性が高まりました。


O10IwBuWa5D1bIg1500126106_1500126121.jpg
全校児童25人のうち17名が部員という奇跡のバンド、椴法華小学校は、前回のレッスンでアドバイスした表現力や打楽器のパフォーマンスがしっかりとした力となって身に付き、スケールの大きい演奏になっていました。
今回は、新たな強弱の工夫、ハーモニーのチェックをし、ますますレベルの高い目標が出来ました。
みんな兄弟姉妹のように仲良しで、一緒にいるだけで幸せになります。



*その2に続きます。

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2017-07-18(Tue)23:34 [編集]