田川伸一郎のブログ

オホーツクから

先週の金曜日から昨日まで、北海道のオホーツクにお伺いして来ました。
函館、旭川に続き、3週連続の北海道出張でした。


夏休みに入り、羽田には家族連れや友達グループの若者の姿も多く見られるようになりました。
旅行雑誌を見ながら、「あそこに行こう!、あれを食べよう!」と楽しげに話していました。

そうかぁ、そうだよなぁと思いつつ、「私の夏休みは、もうひと頑張りするまでおあずけ」という気持ちで女満別行きの飛行機に乗り込みました。


オホーツク地区とのご縁は、数年前に開催された『オホーツクバンドクリニック』に講師としてお招きいただいたことがスタートでした。
その後、この時期のコンクールに向けての学校レッスンや秋の小管研の研修会の講師もさせていただいています。

以前から、オホーツク地区(吹奏楽連盟では「北見地区」です)の、特に小学校の金管バンドのすばらしさには注目していましたが、先生方との勉強を通して、その裏にコルネット奏者の「岡本篤彦先生」のご指導の力が大きいということが分かってきました。

以前にもブログ記事でご紹介させていただきましたが、この地区の小管研では、毎年6月頃に岡本先生をお招きし、「岡本メソード」という金管奏法の独特の技を伝授していただいています。
広いオホーツク地区の3会場で、毎年全く同じ内容で基礎練習の仕方を児童たちに直接指導していただいています。

今年は、一番多い地区で、120人ほどの児童が集まり、岡本先生から直接ご指導受けたそうです。
これが、もう20年位続いているというから驚きです。

オホーツク地区の小学校の輝かしい金管サウンドは、「岡本篤彦先生メソード」によるものです。

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2012年9月 東京ブラスコンコードでもレッスンしていただきました。

オホーツクの先生方の「学ぶ心」の高さは特筆に値します。
志も高く、目指すレベルも高いです。

数年前には、「東日本学校吹奏楽大会」へ進む小学校の北海道代表を、全て北見地区が持っていったこともありました。

そんな熱心な先生方に育てられた子どもたちとのレッスンの時間は、「音楽」に集中出来る質の高いものでした。


今回お伺いした小学校5校、中学校2校をご紹介します。

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3年生を含めて20数名、しかも、6年生は3名だけという小学校バンドです。
演奏する姿に心が感じられ、レッスン前に一度聴かせていただいた時からべた褒めしました。
曲の中で、いかに音色を変化させ、曲の表情を豊かに表現するかということに集中してレッスンを進めました。
日頃の顧問の先生の信念あるご指導のおかげで、技術も心も鍛えられている集中力と向上心に溢れた子どもたちにただただ感心の2時間半でした。


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こちらの小学校も、人数が少ない中、健闘しています。打楽器には5、6年生がいませんが、とても上手!
音色がとてもきれいなバンドで、特にコルネットの音色には惹き込まれました。
ブラスバンドの名曲に取り組んでおり、楽譜に書かれた記号やフレーズの流れを正確に理解することで、曲の奥深さがより豊かになることがわかりました。
休憩時間になると、みんな兄弟姉妹のように仲良く遊び、子どもらしい明るさとパワー炸裂! いいなぁ。


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今回お伺いした小学校では、唯一の吹奏楽編成のバンドです。
以前は人数がとても少なかったのですが、今年はここ数年で最高人数で、本格的な吹奏楽曲に取り組んでいます。
技術も表現も、とても難しいグレードの曲ですが、想像以上に立派にこなしていて驚きました。
場面ごとの演奏のポイント(特に、縦の音楽と横の音楽)や約束をしっかり押さえていくことで、曲の持つ力やドラマ性が伝わることを勉強しました。


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隣合わせの学区の小学校2校が合同で活動し、コンクールにも合同で参加するというバンドです。
互いの良い所を真似し合ったり、弱いパートを助け合ったり、先生方も共に指導し合ったりし、みんな仲良く共に成長している様子です。
この夏のコンクールは、一方のベテランの顧問の先生ではなく、若い先生が指揮をされるということで、指揮の先生も猛勉強中でした。
大人数を生かしたサウンドづくり、強弱の幅の拡大、曲想表現の共有をすることで、ますます一体感ある豊かな演奏になりました。


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こちらの小学校は、去年は6年生が少なく、とても大変でしたが、今年は去年苦労して身につけた力を発揮して、とても柔らかく、輝かしいサウンドを響かせていました。
コンクール曲は、小学校でよく演奏されるブラスバンドの名曲で、皆がとても気にいって演奏している様子が見られました。
単調になりがちな曲でもありますが、フレーズの持つ力、伴奏の役割を演じ切ることで、曲が立体敵になり、またゆっくりの部分も停滞せず、すっきり流れる演奏になることが分かりました。
連続する八分音符の粒を揃えるためのタンギングの効果的な練習も伝授しましたので、さらに切れ味の良い演奏にまとまっていくことを願います。


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多くの部員が小学校からの経験者で、しかも、小学校のレッスンでもお付き合いした子どもたちなので、とてもうれしいつながりを感じる中学校です。
課題曲のマーチでは、もう一度基本に戻って、タンギングを明快にしてリズムや音形を揃えること、バランスを整えることで、すっきりした演奏にすることが出来ました。
自由曲では、色彩感や立体感を増すための様々な工夫をし、曲の魅力が最大限に伝わる演奏を目指して練習しました。
コンクールまでの1週間にこなしてほしい課題も置いて来ました。きっと全力でクリアーして本番を迎えてくれると信じています。


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先生ともバンドとも、全く初めての出会いをさせていただいた中学校です。
顧問の先生は、笑顔が優しい、とても謙虚で勉強家な方です。
生徒さんたちも、活発で前向き、とても素直で良い練習の雰囲気を作っていました。
ドラマ性のある曲を演奏していますので、楽譜に書かれた記号だけでなく、楽譜の行間から読み取れる作曲者の思いを感じ取って表現する勉強をしました。
初めての私のレッスンに、先生は目が点?だったようですが、とても喜んでくださり、私もうれしかったです。
今後もよろしくお願いいたします。



オホーツクで伺った学校は、7校ともとてもレベルが高く、子どもたちの集中力や忍耐力、向上心には目を見張りました。
特に小学校では、幼い2年生や3年生の子どもたちも、長い時間のレッスンにも態度を崩すことなく、しかも、ちゃんと「戦力」として活躍している姿に感心するばかりでした。

全て、顧問の先生方の日頃からのご指導の賜物です。

学校間の移動距離が長く、身体はかなり疲れた3日間でしたが、最後の最後まで「音楽」が出来た喜びは大きかったです。
そんな「時」をくださった先生方と子どもたちに心から感謝しています。

お招きくださり、ありがとうございました。



コンクールに向けての週末の地方レッスンも、今回のオホーツクで終わりました。

何と、9週間連続の地方出張でした。

各地で出会った先生方の温かさ、子どもたちのキラキラした姿に支えられて、身体を壊すこともなく乗り越えることが出来ました。

まだまだ暑い中でのレッスンは続きます。

8月10日まで...がんばります。

みなさまも、暑さに負けず...

良いひと夏を!


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| | 2017-07-31(Mon)11:58 [編集]