田川伸一郎のブログ

埼玉県の中学校バンド

先週土曜日にお伺いした中学校バンドです。
2年ぶりの再会でした。


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このバンドを率いるのは、やる気満々の新卒3年目の男の先生です。
ご自身も音楽大学で管楽器を専攻されたということで、生徒さんたちにも、細かいご指導をされています。

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このバンドとは長いお付き合いですが、昨年度はスケジュールが合わず、一度もお伺いすることが出来ず...
今年度は、顧問の先生が気合いを入れて、かなり早い時期にご連絡をくださり、コンクールまで数回のレッスンを組むことが出来ました。

今の3年生は、1年生の時に「見学部隊」で会っていましたが、演奏を聴くのは初めてでした。
2年ぶりではありますが、このバンドの「本気度」は何も変わっていませんでした。
集中力も、向上心も抜群です。 皆が吸い取り紙のように、吸収する力も高いです。

そして、レッスンの時には、よほどの体調不良ややむを得ない家庭の緊急事情以外は、必ず全員が揃っています。
塾なども、全員が調整してくれて...つまり、部員たちの意識に加え、保護者の方々のご理解ご協力が素晴らしいのです。
小学校でも中学校でも高校でも、「塾や習い事を調整して全員で」ということは、出来そうで出来ないものです。

レッスンの日であっても、「塾で帰ります」と途中で抜ける部員がいる学校もあります。
中には、本番当日しか全員が揃わないという学校も...ゾゾッ。

この学校では、いつも全員でキラキラした眼でレッスンを受けてくれます。
エアコンのない音楽室は、夏休みには猛烈な暑さで、流れる汗を拭いながら練習に取り組みます。
今年の夏も、きっとそんな日々なのでしょう。

今回は、まだコンクール曲も決まっていない中なので、2年ぶりの音を聴き、整えていく練習でした。
基礎合奏やコラール、そして、易しい練習曲を使って、ひとつひとつ確認しながら、丁寧に進めていきました。

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私のレッスンを直接受けたメンバーはひとりもいない訳ですから、もう少し難航するかなと思ったのですが、様々な基礎練習の仕方を継続し、コラールの練習も続けてくださっていたおかげで、ひとつひとつの課題を比較的早く解消していくことが出来ました。

先生がご指導されたいことも伺い、それを分かりやすく生徒さんたちの中に落とし込んでいく道筋もアドバイスさせていただきました。

ご自身が管楽器をされていても、バンド全体に技術や音楽を教え導いていくというのは別のことです。
先生は、今、そういうことを必死で勉強されているのです。
頭で分かっていることや自分自身で出来ることを、どう噛み砕いて子どもに伝えていくか...特に、若い先生が一番悩むところです。

そういったことを悩まずに、「この子たち、全然分かってないんです!」と、何故か生徒のせいにする先生ともたまに出会います。
若い先生であってもベテランの先生であっても...「それを教えてあげるのが、先生の役割でしょう?」と言ってあげますが、日々、きっと「何で分からないの?!」と怒られているんだろうなと想像し、気の毒な生徒さんたち...と思います。

指導が巧みな先生は、何か特別な知識や技術を持っているというのではなく、「噛み砕いて教える力」が高いのだと思います。


2年ぶりに聴いた音は、生徒さんたちの意欲に支えられて、ぐんぐん良くなっていきました。
私も、3時間、本気勝負が出来ました。

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そして、このバンドで、まさかの再会が!

千葉県の大学バンドで部長をしていた学生さんが、この学校に新卒の正規教員として就職し、吹奏楽部の副顧問となっていたのでした。

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「先生になったら、吹奏楽部の顧問をしたい」と言っていた夢が新卒で叶うなんて、これは神様からのプレゼントです。
「新卒の男だし、野球部とか言われたらどうしようと思っていたんです(笑)」と。
副顧問として、出過ぎず、そして気の利いたとてもいい動きをしていました。
彼の人柄が、教育現場で生かされていることを、とてもうれしく思いました。
時間のある時には、自分の担当楽器であったチューバについて、生徒さんにアドバイスもしてあげているようです。


先生が部長をしていた時の大学レッスンの時の記事です。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-1080.html


レッスン後、昼食をいただきながら、先生方とコンクール曲について相談しました。
私も、バンドの実態から判断してアイデアは提供させていただきましたが、決めるのは顧問の先生です。

きっと先生はこのチームにぴったりの曲を選んで、暑く熱い夏のドラマをこの音楽室で作り上げていかれることと思います。

そして、生徒さんたちのキラキラした眼は、夏に向けてますます輝いていくことでしょう。

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廊下には、これまでの先輩方の数々の素晴らしい実績が掲げられていますね。
時々仰ぎ見て、プレッシャーではなく、励みとして、心に刻みながら進んでください。
一度しかない皆さんの今年の夏を、共に大汗かいて応援していきます。
頑張りましょう!


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| | 2018-04-30(Mon)20:30 [編集]


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| | 2018-05-01(Tue)11:18 [編集]