田川伸一郎のブログ

東京都の小学校バンド

昨日の日曜日は、この時期らしい本当に爽やかで気持ちのいい1日でした。
青空と輝く太陽、カラッとした空気、涼しい風...何度も空を見上げて、深呼吸しました。

そんな爽やかな1日にぴったりの東京都の小学校3校にお伺いしました。

都内で3校...朝から夕方まで、少々慌ただしい移動でしたが、学校ではじっくりと練習に取り組みました。

この時期に、東京都の小学校からレッスン依頼を受けたことはありません。
しかも、日曜日です。

この3校は、今年は、去年までには無かった特別な目標を持って活動しているのです。
夏の「東京都小学校吹奏楽コンクール」への出場です。

別に、3校の先生が相談して吹奏楽コンクール参加を決めたのではなく、それぞれの先生がご自分の考えでお決めになったことです。
去年までは、2月の「東京都小学校管楽器演奏会」が一番の大きなステージでした。
私も、3校ともレッスンには伺っていました。

8月はじめにコンクールが開催されるということで、出場を決めた3人の先生方が相談され、「早い時期にレッスンをしてもらい、これからの練習の方向性を示唆していただきたい」とのご連絡をいただきました。

3校全てに対応できる空き日は、昨日だけでした。
でも、小学校で日曜日の練習を許可していただけるのか、家庭の理解と協力を得られて子どもたちが揃うのかということがネックでした。
しかし、3校からのお返事は、全てOK!
校長先生の許可も得られ、保護者の方々も全面的に協力してくださり、ほぼ全員の部員が出席するという「驚異の体制」を整えて、迎えてくださいました。

中学校、高校では、日曜日に部活をすることなど普通のことになっていますが、小学校ではそれほど大変なことなのです。
現職時代、吹奏楽部をバリバリ指導して来た私ですら、日曜日は完全オフでした。
朝練は毎日やっていましたが、放課後練習は本番直前以外は、週3回5時まで(冬場は4時半まで)というペースを保っていたのですから、日曜日に練習するはずはありません。

3校の先生方、子どもたちの意欲、そして、保護者の方々のご理解の熱さを感じた1日となりました。

コンクールに出場するからと言って、特別な練習パターンがある訳ではありません。
まして、「初めてコンクールに参加してみる」という先生方です。

ただ、夏の時期に1曲を「評価」されてしまうので、無理なく演奏出来る曲の選択、そして、メンバーの力や個性に応じた楽譜の工夫(編曲ではありません)、ひとりひとりの児童が自信を持って演奏出来るための日々の練習の進め方、楽曲の細かい分析の仕方、より効率的で効果的な合奏指導の進め方の計画など、先生方が先取りして勉強し、準備してあげなければならないことがたくさんあります。

子どもたちへのレッスンを通して、そういった「先生サイドの学び方・準備の仕方」を提案させていただきました。


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課外の吹奏楽団としての活動は、まだ2年目になったばかりです。
でも、先生と子どもたちの意欲、そして、保護者の方々の強い支えの元、「コンクールに挑戦してみよう!」と決心されました。
昨年度にも増して、自ら学び取ろうとする子どもたちの向学心、豊かなイメージのやり取りが出来る感性、技術のハードルに果敢に挑むたくましさ...感動しました。
そして、子どもらしくキラキラした表情には、「子どもであることの誇り」すら感じました。
この子どもたちには少しハードルが高い曲を選んでの挑戦ですが、先生も子どもたちも何も臆することなく、曲に惚れ込んで生き生きと前進していることが素晴らしいです。



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長い伝統を持つバンドですが、コンクール出場は初めてです。
私の教え子が、大ベテランの先生の後を引き継いで、昨年度から顧問をしています。
保護者の方々の「先生のやりやすいようにやってください!」との温かいお言葉を支えに歩んで来た1年でしたが、今年度はその支えもさらに力強くなり、子どもたちも先生の熱い思いをキャッチしてますます頑張り屋になり、コンクール出場に踏み切りました。
ブラスバンドのオリジナル作品に取り組んでおり、個人チェックの徹底で、5月とは思えないほど頼もしい演奏でした。
限りなく湧き出る可能性いっぱいの素晴らしい子どもたちです。
そして、子どもらしい明るさとエネルギーが大好きです。



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前任の先生の頃にコンクールに出場していたことはありますが、今の顧問の先生が再挑戦を決めて、久しぶりの出場となりました。
保護者の方々も、とても喜んで応援してくださっています。
このバンドの子どもたちは、まさに「ザ・子ども!」...いつも素のままで私に向き合ってくれます。
そして、スイッチが入った時の練習の密度や急激な向上には驚かされます。
金管バンドならではのサウンドづくりや色彩の濃淡の作り方、楽譜の読み取り方と工夫...これからの道筋をはっきり提示しましたので、先生と皆で楽しく真剣に工夫を重ねていって欲しいと思います。
それにしても、今回の演奏の「ビフォアー・アフター」はすごかったです。



駅からの送迎をしてくださったある保護者の方のお話...「私は、子どもに自信を持たせてやりたいと思って育ててきているのですが、たまたま学校にバンドがあり、こんなに熱心に指導してくださる先生がいてくださり、子どもが入部したいという気持ちになってくれ、一生懸命練習に参加していることが本当にうれしいです。日曜日にもかかわらず、練習を組んでくださり、田川先生を招いてくださり、ただただ感謝の気持ちです。今年はコンクールに出場ということですが、どんな結果になっても、子どもには良い体験になると思っています。本当にありがたいです。」

こんな温かい保護者の方がいらっしゃるから、先生も子どもたちも、思いと力を存分に発揮出来、小学校時代の素晴らしい体験や思い出、そして、教室の勉強だけでは得られない大きな大きな「生きる力」を得ることが出来るのです。


夏の「大きなチャレンジ」に向けて、先生と子どもたち、そして、保護者の方々みんなで心をひとつにしてがんばってくださいね。

自分自身への『ゴールド金賞』を目指して!


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| | 2018-05-22(Tue)19:55 [編集]