田川伸一郎のブログ

宮崎から~その1~

先週の金曜日から昨日まで、宮崎県にお伺いさせていただきました。
2週連続の九州への出張です。


昨年の夏に初めて宮崎県からのお招きをいただき、小学校5校のレッスンをさせていただきました。
そして、その際に、「来年もぜひ!」と、1年前からのご予約をいただいた今回のレッスンでした。

今回は、小学校4校と中学校2校、そして、高校1校の計7校からのお招きでした。

全国的に大雨の不安定なお天気。

福岡、佐賀、長崎には、大雨特別警報が発令され、大変な水害も起きていました。
同じ九州でも、宮崎は普通の雨でした。

昨年度も、私が宮崎にお伺いした時には、福岡は大変なことになっていました。
まったく同じ状況...テレビやネットニュースを見ながら、ドキドキしていました。

そして、昨年度以上の広い範囲で増え続ける甚大な被害。
亡くなられた方、行方不明の方々の数も、まだ結論には達せず。把握不可能とのこと。
胸が痛みます。
宮崎の先生方とも、被害に遭われた各地の方々を気遣いながらの3日間でした。


昨年は、学校間の移動距離の長さに少し疲れてしまいましたが、今年度はホールも使い、私が移動せずに、遠い学校が移動して来てくださる形を取ってくださいました。
おかげさまで、とても楽な短い移動で済みました。
ご協力くださった保護者の皆様にも感謝です。

また、この7校のレッスン予定や懇親会は、吹奏楽連盟と小管研にも事前にご紹介くださり、見学・参加自由というシステムを作ってくださいました。
レッスンを受講されない学校の先生方とも出会うことが出来、とてもうれしかったです。

コンクールに向けてのレッスンを、このように自由に見学して一緒に勉強出来るように...宮崎の先生方の心の広さが分かりました。
とても素敵な先生方の輪でした。

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合奏に至るまでの子どもたちの動きがしっかりと確立されており、全ての行動や練習メニューに無駄がなく、とてもスムーズにおこなわれていました。
先生の信念や、子どもに対する向き合い方にも、「職人技」を感じさせる導入でした。
小さい学年の子どもたちも、真剣そのもので、特にトランペットパートは6年生1人に3年生3人という編成でしたが、言われなければ「5年生かな?」と思うほどの3年生たちでした。
コンクール曲は、和声の色づけがとても美しい曲です。小学生には分かりにくい世界ですが、メジャー7thコードや9th、11thの和音の色を小学生なりに感じ取る勉強にこだわりました。
日頃の「聴く学習」の深さが分かる子どもたちの反応に驚きました。
みんな、「この曲がますます好きになりました!」と、笑顔いっぱいにレッスンのまとめをしてくれました。
さらに、この曲の良さを知って、曲と仲良しになってコンクールに向かってほしいです。


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こんなかわいい歓迎の七夕飾りも... ありがとうございました。

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私を宮崎にお招きくださり、先生方にレッスンの呼びかけをしてくださった先生の小学校です。
去年は、学校でのレッスンでしたが、今年度はホールでの練習ということで、多用している打楽器の配置もお試ししながら、バランスの調整もしていきました。
とても難しく、大人の感性を必要とする曲を選んで練習しているため、何とか楽譜を音にすることに精一杯で、まだ響きやハーモニーを味わいながら豊かに演奏する余裕はありません。
レッスンしながら、ざっくり行くかどうか考えましたが、やはり、大切な部分にこだわらない訳にはいかず、曲全体を扱うことは出来ませんでした。
ても、曲づくりの観点を、少なくとも顧問の先生は理解してくださったと思いますし、子どもたちも、「ただ難しい曲」と印象から脱出して、曲の良さをかみしめながら演奏する道筋が持てたと思います。
コンクールはゴールではありませんので、1年間かけてじっくりと向き合ってほしい曲だと思います。
次第に見えてくる音楽の景色を楽しみに歩んでいきましょう。


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部員数10数名というこの小学校のコンクール曲は、このバンドのために書いていただいたオリジナル曲です。
ひとりひとりの実態を生かして、各々の力を安心して、存分に発揮出来るように配慮が行き届いた愛情溢れる曲です。
吹奏楽でありながら、トランペットがいないという編成ですが、ソプラノサックスやフルート、クラリネット、鍵盤楽器、ピアノが大活躍し、「そういえばトランペットがいないんでしたね」と、後から気づくほど輝きに満ちたサウンドを出せていました。
小編成であればあるほど、先生の心配から、「しっかり鳴らして」という方向に進みがちですが、かえって色彩に乏しい演奏になってしまいます。
「アンサンブル」という発想に立ち返れば、大編成のような音量や音圧を求める必要ありません。
広瀬勇人先生のDVDを思い出し、繊細にバランスを工夫したり、打楽器の配置によって音響的な面白さを出せることを見出したり、場面転換を鮮やかにしたりと、とても楽しいレッスンが出来、あっと言う間に時間が経ってしまいました。
ひとりひとりの技術がとても高いチームなので、これからの音楽的な進みがとても楽しみです。


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昨年度は、顧問の先生が、「私、吹奏楽指導1年生なんです」と、少し不安げにおっしゃっていました。
それでも、ベテランの先生だけあって、とても素晴らしいご指導、教育をされていらっしゃいました。
今年度は、「2年生」なのでしょうが、この1年間の伸びの凄すごさには敬服いたしました。
「吹奏楽」というもののつかみがぐんと深くなり、サウンドの豊かさや立体感の作り方などが段違いに良くなっていました。
選曲も、とても良い曲を選ばれ、コンクール参加を通して、子どもたちが様々なスタイルの音楽様式を学び、それに合った演奏の仕方を工夫する楽しさを味わいながら、生き生きと練習していました。
子どもたちの実態に合った曲なので、無理がなく、楽しく「音楽の勉強」をすることが出来ました。
レッスンの時間と共に、ぐんぐん変わっていく演奏に、見学に来られた他校の先生がびっくりしていらっしゃいました。
良い夏を過ごしている幸せを私まで感じることが出来ました。



*引き続き、宮崎で出会った中学校、高校バンドをご紹介します。

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| | 2018-07-10(Tue)21:37 [編集]