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田川伸一郎のブログ

全日本吹奏楽コンクール中学校・高等学校の部

この土日は、名古屋国際会議場で開催された「第66回全日本吹奏楽コンクール・中学校・高等学校の部」に行って来ました。

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中学校の部は、毎年聴いていましたが、高等学校の部はチケットの抽選に一度も当たらず...。
今回は、後半の部だけ知り合いから譲っていただくことが出来、名古屋国際会議場での高校の部を初めて聴くことが出来ました。

ただただ感動の2日間でした。

このステージにたどり着くまでの各学校の長い道のり、日々のドラマ、先生方の葛藤は、想像以上のものだと思います。

そして、全国大会に出場出来ると決まってからの行程づくり、練習会場の確保、そして、膨大な経費をどうするか...
午前の早い時間に出場する団体は、夜中からの練習に身体を慣れさせるために事前から起床時間を夜中にする学校もあると聞きます。

それだけの価値がある12分間です。
一生の思い出に残る12分間です。

この12分間にかけた青春のドラマを思うと、どの学校のどの先生、メンバーにも拍手を贈りたくなります。
そして、そのステージを支えた「メンバー外の部員」、保護者の方々、地域の方々...スポットは当たらなくても、一校一校の演奏にはたくさんの人々の思いが込められています。

閉会式での「指揮者賞」では、「〇〇せんせ~い、ありがとう~!」「愛してる~!」と生徒たちのラブコール合戦(笑)
練習では、たくさん怒られてきただろうに、自分たちをここまで連れて来てくれた先生が、みんな大好きなんだなぁと微笑ましくなります。

中学校では、思いの外、課題曲Ⅲ「ワルツ」が多く(30校中9校も!)、とてもうれしかったです。
先生が曲づくりや指揮に苦労されることを分かっていながら、果敢にチャレンジし、それぞれの先生・学校の個性溢れる「ワルツ」を作り上げ、全国大会まで駒を進めたことは賞賛に値します。
もちろん、他の課題曲も苦労は同様ではありますが、「ワルツ」については、「曲は素晴らしいけど、自分が教えられない、振れない」と避けて通られた先生もたくさんいらっしゃると思うのです。

また、山口県・防府市立桑山中学校は、わずか25名での出場。
小編成での上位大会(東日本学校吹奏楽大会のような)がないので、目指すは全国大会と25名で大編成部門に挑戦され、ひとりひとりの演奏技術の高さと、小編成だから出来るすっきりしたサウンドづくりに大成功して全国大会出場、そして、見事「ゴールド金賞」まで受賞されました。
多くの小編成バンドに希望を与えたことと思います。

9月のレッスンでもお伺いした富山県・高岡市立芳野中学校は、先生として全国大会初出場の大門尚先生の指揮の元、あのレッスンから大きく大きく成長した姿と演奏を披露してくださいました。
前顧問の橘恭幸先生と共に聴かせていただきましたが、演奏後、橘先生も感極まっておられました。
大門先生も部員たちも、号泣。 みんなよくやったね!  
銀賞をいただきました。
明日の火曜日から試験で、名古屋への移動中も勉強していたとか...
そして、今週末は『オータムコンサート』です。
地域の方々にも、たくさんの感動を伝えてください。


初めて聴いた高校の部では、圧倒的なテクニックと豪華なサウンド、メッセージ力高い演奏の連続に、始終、ため息ばかりでした。
普門館で開催されていた頃は、全国大会と言えども、まだ差がはっきりしていた記憶がありますが、ここまでみんな上手になると、審査員の先生方の「好み」で結果が決まるのではと思うほどでした。

全く個人的な感想ですが、東海大学付属札幌高等学校の透き通ったサウンドと、始終ホールにキラキラ輝く「倍音の星」、全くナチュラルな音楽表現から伝わる「清潔な歌」に涙が出るほど感動しました。
このバンドには、小中学校時代に北海道の各地でレッスンしたことがある生徒さんも数名おり、ロビーで、「○○小学校・○○中学校で教えていただきました!」と声をかけてくれる生徒さんとの再会にも感激しました。


そして、前日の練習からご一緒させていただいた北斗市立上磯中学校の皆さんも、堂々の演奏で終えることが出来ました。
毎年のことですが、前日の練習でぐっと向上し、そして、本番では、さらに新しい演奏を聴かせてくださるところが中学生離れしています。
「練習どおりに演奏」ではなく、「本番でしか出来ないライブ感ある演奏」が出来るのです。
最終チューニング室で、中條先生は、「みんな、指揮を良く見てね!本番は、また変えると思うから」と話されるそうです。
なので、先生も部員たちも全員「暗譜」で臨みます。
直前の練習と違う指揮、違うテンポ、感情の移り変え...先生との堅い絆によって、部員たちは、見事について行きます。
その緊張感が、生き生きとした音楽の生命力を生み出します。
今年は特にすごかったです...

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北海道代表 北斗市立上磯中学校吹奏楽部 (指揮:中條淳也先生)
本番のステージで最高の「ワルツ」と「ブリュッセル・レクイエム」が完成しましたね。
感動で、身体と心が震えました。
4年連続、5回目の全国大会金賞受賞、おめでとうございました。


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1年間、部の中心になってきた3年生の皆さんです。
上磯小学校、久根別小学校、谷川小学校からのお付き合いは、最長7年。
小学校3年生から中学校3年生までずっと一緒に勉強出来た部員もたくさんいます。
これでお別れとなりますが、それぞれの道で自分らしく輝いてくださいね。
吹奏楽部で学んだたくさんのことを勇気の根っこにして...



高校の部の客席で、おとなりに座っていたおばあちゃんが、並んでいた方(部員お母さん?)に素朴で、端的な質問をしていました。

「ねえ、どうして中学生も、高校生も、大学生も、大人も、同じ曲をやるの? 課題曲って、みんな同じよねぇ。中学生と大人が同じ曲、出来なきゃダメなのかねぇ。」

はっ! そう言えば、昔は、中学校の部の課題曲と、高校生以上の課題曲は別でした。
そうですよねぇ。 おばあちゃん、いいこと言ってくれます。

もうひとつ、言ってました。

「みんな、こんなに上手なのに、まだ金銀銅に分けなきゃいけないのかねぇ...。みんなに金賞あげたいねぇ。」

まさに同感です!


2日間、青空にも恵まれ、感動でいっぱいの全国大会になりました。(去年は台風で大変でした。)

運営してくださった関係各位のご尽力に心から感謝申し上げます。


中学校の部の曲目と審査結果はこちらをご覧ください。
 ↓

全日本吹奏楽コンクール・中学校の部

高等学校の部の曲目と審査結果はこちらをご覧ください。
 ↓

全日本吹奏楽コンクール・高等学校の部

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| | 2018-10-23(Tue)21:47 [編集]


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| | 2018-10-25(Thu)10:26 [編集]