
昨日は、大阪城ホールで開催された「第37回全日本小学校バンドフェスティバル」を聴きに行って来ました。
この大会が大阪城ホールで開催されるようになってから、初めて聴きに行きました。
前に行ったのは、幕張メッセでの大会でした。

朝からたくさんのお客さんが並んでいましたが、館内は巨大空間ですから、座席にはゆとりがありました。
客席は、半分だけの使用ですが、それでも座席は多数余りがありました。
全国から選ばれた36団体の演奏演技...全くの座奏、ショースタイルの座奏、マーチングと、様々な演奏形態で、聴いているのはとて楽しかったです。
昔、見た時よりも、明らかに良くなったのは、客席のマナーでした。
昔は、演奏中でも、スポーツ観戦のごとく、通路は歩く人がおり、ドアも開いたまま、演奏中の私語もあちこちで普通に聞こえていましたが、今は、ドアも閉まり、立ち見も禁止、演奏中はシーンとして演奏に耳を傾ける雰囲気が出来ました。
昔は、優秀な団体に「グッドサウンド賞」だけで、あとは参加賞だったのが、「金・銀・銅」とシビアな評価をするコンクールに変わったこともあるのかもしれません。
そして、演奏演技のレベルも、大きく向上していました。
ショースタイルの演奏演技をする学校の演出も、とてもおしゃれで、子どもらしさもあり、とてもほほえましいものが多かったです。
マーチングのレベルもぐんと上がっていました。
もちろん、座奏の団体も...
これだけの巨大空間の中で、物怖じせず、堂々と演奏する子どもたちの姿を見ているだけでも、ジーンときました。
きっとここまで来るには、途中で涙をこぼしたこともあったんだろうな、先生も悩んだり、へこんだりして来たんだろうな、保護者の皆さんも大奮闘して来たんだろうな...と、それぞれの学校のドラマがあったであろうことを想像し、こみ上げるものがありました。
車椅子に乗ったお友達も、ふたり立派に演奏演技していました。
友達が車椅子を押して演技に参加させてあげたり、車椅子のお友達が「主役」になる場面を作ってあったり...
車椅子のお友達をどうしたら一緒に楽しく演奏演技に参加させてあげられるか、先生も仲間も一緒に考えたのでしょう。
こういうことが、特別ではなく、普通に出来ることがとても素敵です。
どの学校も、演奏後は達成感いっぱいの笑顔!
この瞬間のために、みんな頑張って来たんだよね!
こういう輝く子どもでいっぱいの素晴らしい大会を、「部活に制限をかけようと必死に動いているトップの方々」に観てもらいたいと思いました。
良いものを作り上げるには、時間がかかるに決まっています。
時間をかけるから、良いものが出来上がるのです。
時間をかけてまで、良いものを作り上げなくてもいい?
そんな必要はない?
テキトーにやっとけ?
・・・とんでもないことです。
「子ども」と「先生」の可能性を潰すな!と言いたいです。
先生も子どもも保護者も、こうしてみんなが納得して、みんなが満足して、みんなが感動しているのだから...
これからも、どんどん頑張ってもらいたい!と、どの学校にも応援のエールを送りたい気持ちでいっぱいでした。
さて、この大会の「みんなちがって、みんないい」の自由なスタイルの発表をどのように審査するのかなぁと考えていました。
簡単に言うと、「評価の観点」・「評価規準」が明確でないということです。
審査は、前半・後半の部、別々に行われます。
審査員の先生方は7名。
それぞれの先生が、Aを6校、Bを6校、Cを6校に付け、Aが4人以上付いたら金賞、Cが4人以上付いたら銅賞、それ以外は銀賞となります。
評価項目は無いので、それぞれの審査員の先生の主観で付けられるのでしょう。
「演奏はイマイチだけど、動きがいいからA」
「たくさん動いているけど、演奏がイマイチだからC(またはB)」
「動きは全く無いけれど、演奏がいいからA」
・・・
と。
プログラムに掲載されている「大会の開催趣旨」は、下記のとおりです。
この大会は、「小学校バンドが音楽表現の可能性を求め、楽しく演奏演技をしよう」というコンセプトのもと開催されており、表現のスタイルは自由です。多くのバンドに、気軽に取り組んでいただきたいと願っております。
これが、「金・銀・銅」と、シビアな評価をする大会のコンセプト?
ううむ...よく分かりません。
ちなみに、審査員の先生方にも、マーチング専門の先生はひとりも入っていません。
発表をただ見ている側には、ただただ心から楽しめる1日ですが、このコンセプトに従って、どのように審査されるのかが明確でない中、「結果」を持って帰る出場校の皆さんは、納得出来ない面も多いのでは?
まあ、その点には納得できなくてもいいし!と、出場されているのかもしれません。
先日紹介させていただいた長野市立昭和小学校、台東区立富士小学校、北斗市立上磯小学校、木古内町立木古内小学校の皆さんも、大熱演されました。
各校の子どもたちや保護者の皆さんがお声かけくださったことも、とてもうれしかったです。
学校での練習の風景を思い出して、思わず涙が溢れました。
みんなとても大きく見えました。
感動をありがとう。
また来年も大阪城ホールに足を運んでみたいと思いながら帰って来ました。
小学生バンザイ!
みんなみんな素晴らしかった!
審査結果の詳細は、下記のHPをご覧ください。
↓
全日本吹奏楽連盟
この大会が大阪城ホールで開催されるようになってから、初めて聴きに行きました。
前に行ったのは、幕張メッセでの大会でした。

朝からたくさんのお客さんが並んでいましたが、館内は巨大空間ですから、座席にはゆとりがありました。
客席は、半分だけの使用ですが、それでも座席は多数余りがありました。
全国から選ばれた36団体の演奏演技...全くの座奏、ショースタイルの座奏、マーチングと、様々な演奏形態で、聴いているのはとて楽しかったです。
昔、見た時よりも、明らかに良くなったのは、客席のマナーでした。
昔は、演奏中でも、スポーツ観戦のごとく、通路は歩く人がおり、ドアも開いたまま、演奏中の私語もあちこちで普通に聞こえていましたが、今は、ドアも閉まり、立ち見も禁止、演奏中はシーンとして演奏に耳を傾ける雰囲気が出来ました。
昔は、優秀な団体に「グッドサウンド賞」だけで、あとは参加賞だったのが、「金・銀・銅」とシビアな評価をするコンクールに変わったこともあるのかもしれません。
そして、演奏演技のレベルも、大きく向上していました。
ショースタイルの演奏演技をする学校の演出も、とてもおしゃれで、子どもらしさもあり、とてもほほえましいものが多かったです。
マーチングのレベルもぐんと上がっていました。
もちろん、座奏の団体も...
これだけの巨大空間の中で、物怖じせず、堂々と演奏する子どもたちの姿を見ているだけでも、ジーンときました。
きっとここまで来るには、途中で涙をこぼしたこともあったんだろうな、先生も悩んだり、へこんだりして来たんだろうな、保護者の皆さんも大奮闘して来たんだろうな...と、それぞれの学校のドラマがあったであろうことを想像し、こみ上げるものがありました。
車椅子に乗ったお友達も、ふたり立派に演奏演技していました。
友達が車椅子を押して演技に参加させてあげたり、車椅子のお友達が「主役」になる場面を作ってあったり...
車椅子のお友達をどうしたら一緒に楽しく演奏演技に参加させてあげられるか、先生も仲間も一緒に考えたのでしょう。
こういうことが、特別ではなく、普通に出来ることがとても素敵です。
どの学校も、演奏後は達成感いっぱいの笑顔!
この瞬間のために、みんな頑張って来たんだよね!
こういう輝く子どもでいっぱいの素晴らしい大会を、「部活に制限をかけようと必死に動いているトップの方々」に観てもらいたいと思いました。
良いものを作り上げるには、時間がかかるに決まっています。
時間をかけるから、良いものが出来上がるのです。
時間をかけてまで、良いものを作り上げなくてもいい?
そんな必要はない?
テキトーにやっとけ?
・・・とんでもないことです。
「子ども」と「先生」の可能性を潰すな!と言いたいです。
先生も子どもも保護者も、こうしてみんなが納得して、みんなが満足して、みんなが感動しているのだから...
これからも、どんどん頑張ってもらいたい!と、どの学校にも応援のエールを送りたい気持ちでいっぱいでした。
さて、この大会の「みんなちがって、みんないい」の自由なスタイルの発表をどのように審査するのかなぁと考えていました。
簡単に言うと、「評価の観点」・「評価規準」が明確でないということです。
審査は、前半・後半の部、別々に行われます。
審査員の先生方は7名。
それぞれの先生が、Aを6校、Bを6校、Cを6校に付け、Aが4人以上付いたら金賞、Cが4人以上付いたら銅賞、それ以外は銀賞となります。
評価項目は無いので、それぞれの審査員の先生の主観で付けられるのでしょう。
「演奏はイマイチだけど、動きがいいからA」
「たくさん動いているけど、演奏がイマイチだからC(またはB)」
「動きは全く無いけれど、演奏がいいからA」
・・・
と。
プログラムに掲載されている「大会の開催趣旨」は、下記のとおりです。
この大会は、「小学校バンドが音楽表現の可能性を求め、楽しく演奏演技をしよう」というコンセプトのもと開催されており、表現のスタイルは自由です。多くのバンドに、気軽に取り組んでいただきたいと願っております。
これが、「金・銀・銅」と、シビアな評価をする大会のコンセプト?
ううむ...よく分かりません。
ちなみに、審査員の先生方にも、マーチング専門の先生はひとりも入っていません。
発表をただ見ている側には、ただただ心から楽しめる1日ですが、このコンセプトに従って、どのように審査されるのかが明確でない中、「結果」を持って帰る出場校の皆さんは、納得出来ない面も多いのでは?
まあ、その点には納得できなくてもいいし!と、出場されているのかもしれません。
先日紹介させていただいた長野市立昭和小学校、台東区立富士小学校、北斗市立上磯小学校、木古内町立木古内小学校の皆さんも、大熱演されました。
各校の子どもたちや保護者の皆さんがお声かけくださったことも、とてもうれしかったです。
学校での練習の風景を思い出して、思わず涙が溢れました。
みんなとても大きく見えました。
感動をありがとう。
また来年も大阪城ホールに足を運んでみたいと思いながら帰って来ました。
小学生バンザイ!
みんなみんな素晴らしかった!
審査結果の詳細は、下記のHPをご覧ください。
↓
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