田川伸一郎のブログ

たった1回の今日

昨日は、遠方に出かけた上に、夜中までブログを書いていて、すっかり寝不足になってしまいました。
毎日、ブログを更新するから、こんなことになってしまうのです。これからは、自分の首を絞めないように、休み休みにします。
「毎日の更新を楽しみにしています!」とメールをくださった方、ごめんなさい。

寝不足も何のその、今日も「シャン」として、2つの高校バンドにお伺いしました。

午前中にお伺いした学校では、課題曲Ⅱ「オーディナリー・マーチ」を丁寧に練習しました。

しかし、このバンドでは曲練習の前の基礎合奏で、「チューニング」に対する甘さが見られ、「個人チューニングのポイント」と「心構え」を確認して、もう一度パート内でのチェック時間を取らせていただきました。
30分後、集まってきた生徒さんたちの「音程」は、別バンドのような正しさを見せていました。

合奏前の「個人チューニングの仕方の間違い」、あるいは「少しの気持ちのゆるみ」や「油断」で、バンド全体の「ピッチ」や「サウンド」は大きく崩れてしまうことを勉強できたのではないかと思います。

「たった1回の本番」で最高の演奏をするためには、日頃の練習を「たった1回の今日」だと大切にしていかなければならないと思います。
「今日を適当に流しているバンド」が、本番で最高にうまく演奏できるはずなどありません。
本当に「良いバンド」に育つはずはありません。

音楽に対して「誠実」であること。
音楽に対して「謙虚」であること。
そして、自分に対しても、他人に対しても、「誠実に」「謙虚に」向き合うこと。


「吹奏楽」というすばらしい活動を通して、そんな「心」を育ててほしいのです。
そのためにも、「たった1回の今日」を大切にしてもらいたいのです。


午後にお伺いした学校では、自由曲の練習を拝見させていただきました。

この学校の自由曲は、「太い強音」が必要とされる曲でした。そこで、ひとりずつ「太い強音」で音程の個人チェックをしてみました。
普通の音量で正しくチューニングしてあっても、「もっと大きく!」と出させると、ピッチが狂い始めます。

各自がこれからしっかり身につけていかなければならない基礎技術について確認をしました。

曲の表現では、「発音のイメージの変化」「フレーズの中の重心の位置」「楽譜に書いてない必然的な強弱」「ゆっくりの部分に推進力をつける方法」「バランスの変化による立体感の構築」などを、細かくアドバイスさせていただきました。
まだまだ必死に楽譜を音にしている段階だったかもしれませんが、昨日の小学校と同じように、「曲の命」にせまる道筋を先に提示させていただきました。
このバンドの顧問の先生は、とても「厳しい耳」と「細やかな愛情」をもって生徒さん方に向かい合っていらっしゃいます。
様々な「思い」の綴られた練習計画表を拝見し、頭が下がる思いでした。
「私などがお手伝いするまでもないのでは」とも思いました。

「先生の厳しさが好きです。」と、笑顔で話す生徒さん方。
「信頼」という堅い絆で結ばれたこのすばらしいバンドを、今後も私にできる形で支援させていただきたいと思いました。


昨日に引き続き、今日も、吹奏楽に夢をかける先生方、高校生の皆さんと共に、宝のような「たった1回の今日」を過ごさせていただきました。
つたない「アドバイス」をさせていただきながら、「生きた勉強」をさせていただいていることに心から感謝です。

今日、ある場面で思わず口に出た私の『忘れるな このひとこと』の中の一文です。

「自分のことよりも全体のことを大切にしろ。自分ひとりのことぐらい、あとでどうにでもなる。」


明日の午後は、県内の小学校バンドに伺わせていただきます。
「打楽器の指導を」とご依頼をいただきました。
明日という「たった1回の日」を大切に、小学生の皆さんに少しでも「おみやげ」を残してあげられたらと思います。

目には見えない「やる気」というおみやげを...







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