田川伸一郎のブログ

表情豊かな音楽を...

今日は、茨城県の小学校へお伺いしてきました。
吹奏楽編成の学校です。


車で校門を入った時に聴こえてきた音楽が、あまりに優しく美しく...
何だかとても感動してしまいました。

この学校の子どもたちは、キラキラした子どもらしさと大人のような落ち着きを兼ね備えた、とてもすてきな小学生たちでした。

顧問の先生の求める「子ども像」がとても「気高い」ような気がしました。


今日のレッスンは、コンクールに向けての練習をおこないました。

初めて聴くこの学校のこの曲の演奏...

「まだやっと音を並べた段階なのです...」と、先生はおっしゃっていましたが、その割には子どもたちひとりひとりの音色やバンドのカラーが、曲にぴったり合っている感じを受けました。
逆に、曲がバンドに合っているということなのでしょうか。

レッスンの初めから、先生と子どもたちをたくさんほめたのですが、「きょとん」として...
きっと、自分たちはまだ必死に「音を並べている」だけなのでしょう。

でも、「音を並べる」という作業を、先生がきちんとテストして徹底されているそうで、音が何となくではなく、しっかり並んでいるだけでも、立派な演奏に聴こえるのでしょう。

先日の長野の先生もそうでしたが、この「個人テスト」をしっかりやってあるバンドとそうでないバンドでは、「ただ音を並べた」だけの演奏のレベルが全く違うということを痛感します。

ここまでしっかりやってあると、レッスンがとても有効な内容になります。
バンドによっては、ひとりひとりの「譜読みチェック」をすることに長い時間を使ってしまう場合もあり、とてももったいないレッスン時間になります。

小学生の場合は、「パート練習」で譜読みをさせるのは難しいと思います。
少々時間はかかっても、先生が「個人チェック」をするべきだと思います。
練習に全員がそろうことなど、全くと言っていいほどない時代なのですから、むしろ「個人チェック」をする方が、「練習の濃さ」が増します。



このバンドでは、これからの段階へのステップとして

・曲の面白さの理解(曲の背景も含む)
・表現の多様性
・フレーズのまとめ方や重心の置き方
・様々な強弱のつけ方
・曲の構成を考えた表現の工夫
・テンポの微妙な揺れ

など、やや高度な表現にチャレンジしてみました。


私なりに「教材研究」した結果考えた「アイデアの一例」としての表現の仕方に、「まだ音を並べただけ」のはずの子どもたちが、見事について来ました。

そして、音や表情が生き生きとしてきました。


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ひとりひとりが自分の「思い」を持つために「書くこと」は、とても有効です。
基本的なことをていねいに確かめながら、練習を進めていきます。



時間と共に、子どもたちの「音楽したい!」というエネルギーがどんどん高まっていきました。
顧問の先生も、とても感動していらっしゃいました。

「きちんと音を並べる」という「大基本」をこれからも大切にしながら、さらに、曲の魅力を生かした「表情豊かな音楽」を求めて進んでいってほしいと思います。


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「音楽大好き!」という気持ちが伝わってくる君たち。 
そんな君たちを、きちんと育ててくださる「信念ある先生」と一緒に、ますますすてきな「音楽の世界」をつくりあげて行ってください!

心から応援しています!


お招きいただき、ありがとうございました。


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| | 2011-07-04(Mon)20:59 [編集]


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| | 2011-07-08(Fri)21:11 [編集]