田川伸一郎のブログ

奈良県の高校バンド

4日の木曜日は、奈良県の高校バンドにお伺いしました。
先生ともバンドとも、初めての出会いでした。


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笑顔で歓迎、ありがとう!

この学校は、中学・高校一貫の共学校です。
顧問の先生は、ご自身も管楽器を演奏され、お仲間とアンサンブルコンサートも開いていらっしゃるそうです。

この学校のコンクール曲は、委嘱作曲された邦人作曲家の「新作」です。
もちろん、私も、全く存じ上げない曲です。


そこで、あえて、スコアを事前にあまり勉強せず、「聴衆として」聴かせていただくことからレッスンを始めさせていただくことにしました。

新作の場合、聴く側が「わかる」というのはとても大事なことだと思います。

作曲家の思いや意図が、聴く側に伝わってこそ、まだ誰にも知られていない新作を演奏する価値があると思います。
演奏会とは違い、コンクールでは、曲の解説や作曲の経緯を説明することもなく、「演奏」だけで聴く人に、その「作品」の内容や良さを伝えなければなりません。

レッスンでも、そのようなスタートに立って、「わかる演奏」ができるようにアドバイスさせていただきました。

参考にできる演奏の前例がない「新作」の場合には、「楽譜をよく読む」ということが大切です。

・速度記号、発想記号の理解
・強弱記号の解釈
・フレーズのまとまり
・楽曲の構成や頂点の理解
・「主役」の確保
・・・・


といったことをしっかりと読み取り、初めて聴いた人にも伝わるように演奏したいものです。

特に、「フレーズ」については、「はじめ」と「終わり」がどこからどこまでと、「聴く人の耳を引き付けて離さない」という位の「意識の持続」が必要です。
また、そのフレーズの「頂点」を見せることにもこだわりたいです。
どうしても、1小節とか短いフレーズ、もっと言うと「単音」の表現を美しくすることに力を入れ、長いフレーズのはじめから終わりまでの「線」が見えなくなってしまう場合もあります。

また、「副次的旋律」が大きすぎて、「主役」が見えなくなると、雑然としてしまいます。


このバンドのレッスンでは、とても意欲的な生徒さんたちと共に、特に「フレーズの運び」について研究しました。

「旋律線」を手で表したり、フレーズの「頂点」や「重心」をさぐったり...
フレーズの中の細かい音符を省いて演奏し、大きな流れをつかんでから、細かい音符を加えるという方法も取り入れました。
「発想記号」を、たくさんの語彙で言い換えたり、身体で表現したりして、共通理解しました。

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「フレーズ」の表現に、「音楽的な主張」の積極性が加わると、他のパートから立体的に浮き上がって聴こえるようになりました。

初めて聴いた曲なのに、とても親近感が沸き、すばらしい曲だと感じられるようになりました。

「わかるように演奏する」ことの大切さとその方法を、皆で共有することができました。


この作品のすばらしさを、初めて聴くたくさんの方々に伝えていってほしいと思います。


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「コンクール初演」、楽しみですね!

最高の演奏になりますように!
お祈りしております。

お招きいただき、ありがとうございました!




この記事は、大阪のホテルからアップさせていただきました。
大阪では、中学校2校、高校1校の皆さんと一緒に学ばせていただきました。

レッスンの様子は、帰宅後、アップさせていただきます!






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| | 2011-08-06(Sat)18:48 [編集]


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| | 2011-08-06(Sat)21:59 [編集]


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| | 2011-08-07(Sun)20:20 [編集]


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| | 2011-08-11(Thu)21:21 [編集]