田川伸一郎のブログ

感謝の再会

昨日は、私が市川市立新浜小学校に赴任した年から2年間お世話になった校長先生と久しぶりにお会いしました。

校長先生と私は、同じ年に新浜小学校に赴任しました。
初めてお目にかかった時、校長先生は、「私ね、田川先生のファンだったの!大柏小学校の演奏会にもよく行っていつも感動していたのよ。私にとって最後の学校で田川先生とご一緒できたなんて、最高に幸せよ!田川先生が存分に力を発揮できるように、私にできることは何でもするから!よろしくね!」と、まるで友達のように気さくに話してくださいました。
新しい環境に慣れるのが苦手な私にとって、どれだけありがたいことだったか。

校長先生は、私が音楽の授業や吹奏楽部の「環境づくり」を少しずつ始めた頃から、いつも、「どう?私にできることがあったら言ってね。できることとできないことがあると思うけど、やるだけのことはやるから。」と声をかけてくださいました。

初めての部活保護者会にも出席し、私のことを「実力」以上に保護者に話してくださり、地域の会議でも「田川先生が力を発揮しやすい環境を作りたい。」と丁寧にお話ししてくださり、地域の方々からも絶大なる支援をいただける「素地」をつくってくださいました。

そんな校長先生からの熱心な働きかけもあり、保護者も地域の方々も一丸となって、吹奏楽部の育成に力を貸してくださいました。

校長先生は、私が新しい「試み」を始めようとする時、必ずと言っていいほど、「OK」のお返事をくださいました。
赴任してまもなく、ともかく子どもたちとの心の距離を縮めたいと「吹奏楽部の遠足」を企画した時も、岩井海岸の民宿での「夏合宿」を企画した時も、「あら、いいわね。私は大賛成!先生のことだから安全面もパッチリだと思うし、子どもたちのためになることは間違いないわ。楽しそうだから、私も参加しようかしら!」と、「信頼」という重い言葉も加えながら、すぐに許可してくださいました。

いつも、「何かあったら、私が何とかするから心配しないで!」と話してくださる言葉に、むしろ「絶対に何かあってはいけない。」という重い責任を感じて、私は、むしろ本当に慎重な計画を立てて実行するようにしていました。

コンクール直前の練習、私が子どもたちに「檄」を飛ばしている時も、黙ってその様子を見ておられ、「先生がこれだけ真剣にあなたたちに向き合ってくださっていて、本当に幸せね。そんな先生にしっかりついていきなさい。いい?」と、私と子どもたちの心をいっそう深くつないでくださいました。

そんな校長先生の働きかけのおかげで、新浜小学校吹奏楽部は、すくすくと大きく豊かなバンドに育っていきました。


もちろん、私や吹奏楽部のためだけではありません。
全ての先生方に、「困った親などいたら、先生方が苦しんでいないで、どんどん校長室に寄越しなさい。私が何時間でも相手するから。先生方は十分がんばってくださっているんだから、心痛めることないからね。」と話されておられました。
教室に入れない子どもを校長室で大切に相手し、ゆっくりと教室に入れるように導いていることもありました。

先生方も、何かあれば、気軽に校長先生に相談したり、愚痴をこぼしたりでき、職員室はいつも「安心感」に満ち溢れていました。
そして、持ち前のユーモアで先生方を笑わせ、いつも「笑顔」がいっぱいの職員室でした。
校長先生は、先生方ひとりひとりの「良さ」を引き出すことができる天才でした。
先生方が、皆、それぞれの「輝き」で生き生きとしていました。

全校朝会での「校長先生のお話」が「読み聞かせ」になることもよくあり、子どもたちをゆったりと座らせ、穏やかに表情豊かに、短い作品を読んでくださいました。
800名以上もいる子どもたちが、校長先生の読み聞かせに耳と心を傾け、とても温かい気持ちで1週間をスタートできました。

掃除の時間には、エプロンと三角巾でしっかり身支度をし、ご自分用の掃除用具をかかえて学校中を移動し、子どもたちと一緒に汗を流していらっしゃいました。

全校の子どもたち、先生方、保護者は、皆、校長先生のことが大好きでした。
特に、吹奏楽部のお母さんたちは、校長先生の大ファンで、いつも校長先生の周りにはお母さん方の輪ができていました。
「教師」としても「女性」としても、あこがれの存在だったようです。


2年間をご一緒させていただき、ご退職された校長先生。
その後も、吹奏楽のコンクールや演奏会には、いつも応援にいらしてくださいました。

ご退職後10年たった今も、主に読書教育や幼児教育の分野でご活躍されていらっしゃいます。
そして、私の第二の人生を応援し続けてくださっています。




先生と出会えて、私は幸せでした。
先生からいただいた「真心」はずっとずっと私の心の宝物です。
本当に本当にありがとうございました。

そして、これからもよろしくお願いいたします。

何よりも、お身体ご自愛され、いつまでも元気はつらつの校長先生でいてください。


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心から尊敬する大野多美子先生と...

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| | 2011-10-14(Fri)22:02 [編集]


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| | 2011-10-16(Sun)09:39 [編集]