田川伸一郎のブログ

北海道教育大学釧路校 定期演奏会

12月10日、私が客演指揮をさせていただいた『北海道教育大学釧路校交響吹奏楽部第36回定期演奏会』が盛大におこなわれました。

会場は、釧路市生涯学習センターまなぼっと弊舞大ホールでした。

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《プログラム》

<第1部>  指揮:笹本裕一・田川伸一郎(☆)
♪マーチ『マーキュリー』
♪絵のない絵本
♪組曲『惑星」より 木星
♪夢のような庭 (☆)
♪シャンパン・ギャロップ (☆)

<第2部> OBバンドステージ  指揮:小澤千尋(元本学教授)
♪歌劇『アイーダ』より
♪アルメニアンダンス・パートⅠ

<第3部>  学生指揮による
♪プラウドメアリー
♪ディスコ・パーティー
♪江
♪マルマルモリモリ
♪オリエンタルウィンド
♪X’masメドレー

<アンコール>
♪宝島
♪木かげの散歩道



前日の夜は、ホールリハーサルでした。
当日午前は、照明などの仕込み。午後からリハーサル、そして、18時から本番でした。

OBバンドステージに出演したのは、約60名ほどのOBの方々でした。
最年長は、小学校で校長先生をされていらっしゃる方でした。
多くの方々が教員でいらっしゃいますが、何と全国各地から集まられていらっしゃいました。
私にも感じよくあいさつをしてくださいました。
中には、
「田川先生、私、千葉県の船橋市の小学校に勤めているんですよ。」
「田川先生、僕は茨城県の小学校出身なんですが、小学校時代に先生にご指導にいらしていただいたことがあるんです。先生が幸町第三小学校におられた頃です。今は、岡山で教師をしていますが。」
というような驚く出会いも...

この演奏会のために、全国から集まって来られるOBの皆さんの様子に、このバンドの「心のハーモニー」を感じずにはいられませんでした。
OBバンドの指揮は、10年以上にわたり、この大学で教鞭を取られ、このバンドを指導されてこられた小澤千尋先生でした。
小澤先生は、ホルンがご専門でいらっしゃいます。


いよいよ開演です!

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本番直前、念入りにチューニングです。       準備完了の打楽器パートです。

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笹本先生の指揮で第1部の3曲の演奏です。   小澤先生の指揮でOB演奏です。

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私の指揮で...皆、キラキラした顔と音で演奏してくれました。  涙が出そうでした...

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第3部は、学生2人による指揮で、楽しいポップスステージが繰り広げられました。

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今年はやっぱり『マルマルモリモリ』ですね!    4年生が全員「スタンドソロ」を務めました。

この日に至るまでの学生さんたちの練習や準備を見てきた私にとっては、全ての瞬間が「感動」でした。
リハーサルから本番終了まで、私自身が大ホールでの定期演奏会をしてきた時と同じ緊張感の中にいました。

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常任指揮者の笹本裕一先生、OBバンドを指揮された小澤千尋先生と共に。

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この写真は、リハーサルがすべて終わったタイミングに撮影しました。
様々な困難を乗り越えて、本番を迎えられることになった喜びでみんなパワーいっぱいでした。



約2時間半の定期演奏会は、お客様の温かい拍手に支えられて、感動的に終わりました。
どの学生も、音楽の喜びや感動、そしてやり遂げた達成感で、本当に「いい顔」をしていました。

終演後は、各係に分かれて、大急ぎで撤収作業です。
綿密な計画のおかげもあり、見事な動きでした。
速かった!

夜の9時半から、現役・OB合同の「大打ち上げ会」がありました。
パートごとに、現役とOBが交流を深めます。

100名以上の大宴会!
すごい盛り上がりでした。
「未成年の学生は、飲酒してはいけません!」としっかり幹事さんから。

私も、皆と共に夜中まで楽しませていただきました。

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楽しい学生さんたちです! (彼、酔い潰れているわけではありませんので!)

盛り上がるだけでなく、学生さんたちと、たくさんたくさんお話しをしました。
自分の様々な思いや夢を話してくださった学生さん。
涙を流して、感謝を伝えてくれた学生さん。
皆、素敵な人たちばかりでした。

一夜明けて、ホテルの17階でひとり朝食を食べ、釧路の海を見ながらコーヒーを飲んでいたら、涙が溢れてきました。
初めてこのバンドにお伺いした5月から今日までの様々な場面や学生さんたちひとりひとりの顔が浮かんで来ました。
フルートからパーカッションまで、ひとりひとりの名前をもう一度心の中で呼んでみました。
私という人間との出会いを、とても大切にしながらこのステージを共にしてくれた大好きなこの学生さんたちの名前を...


フライトまでの時間を使って、指揮者の笹本先生が、「タンチョウ鶴」と「摩周湖」を見せたいとドライブに連れて行ってくださいました。

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鶴居村にある「鶴見台」からです。冬の間だけ餌付けをしているので、タンチョウ鶴が集まっています。

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摩周湖上に着いた時には、雪でした。
しかし、しばらく待っていたら、晴れ間が出て、摩周湖がうっすらと見えました。


空港に着くと、クタクタに疲れているはずの学生さんたちが、わざわざ見送りに来てくれていました。
本当に温かい学生さんたちです。
みんな、ありがとう!

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4年生の皆さんとは、これで本当にお別れです。
でも、多くの学生が「先生」になるこの大学です。
いつかきっとどこかの学校、講習会で、「田川先生、釧教大でお世話になった○○です!先生になって、バンド指導しています!」と、再会できる日が来ることを信じています。

1~3年生の皆さんとは、また一緒に練習できる機会があるかもしれません。
その日には、ますます成長した姿を見せてもらえることを楽しみにしています。



若者は、いつの時代も、「今の若者は...」と言われて育って来ました。
私が若い頃にも、「今の若者は...」と言われました。
もちろん、今も、あちこちで、「今の若者は...」という話を耳にします。

しかし、私は、この学生たちに、「今の若者は...」とは言えません。

目的を持って熱心に勉学に励む姿。
自分の夢に一途に向かう姿。
他人の立場を考え、大切にして付き合う姿。
細かい気づかいや気配りをしながら、人に接する姿。
礼儀正しく、言葉づかいを選んで目上の人と会話する姿。
大人以上のていねいさで、電話できること。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-327.html
何事にも言い訳をせず、こつこつと努力する姿。
社会に出る直前の自分の「大人としての足りなさ」を謙虚に反省し、伸びようとする姿。
人の「思い」をわかる心...
「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に言える心...

こんな学生さんたちと接していると、とても清々しい気持ちになります。
きっとすばらしい「社会人」、すぱらしい「先生」になっていけると信じます。



北海道教育大学釧路校交響吹奏楽部の皆さん、笹本裕一先生...
半年間、本当に本当にありがとうございました。

今後のますますのご発展をお祈りいたしております。




帰宅後、4年生から届いたメールです。

田川先生、5月から昨日まで本当にありがとうございました。

本番は本当に楽しく演奏することができました。
それはただ先生が僕たちに優しく楽しくレッスンをしてくださっただけではなく、音楽や活動の「本質」に目を向けさせてくださったからだと思います。

先生の「本質」を大事にするレッスンを受けさせていただいたおかげで、僕たちは先生の指揮してくださった曲だけでなく、他の曲も、いや定演すべての「質」を上げたいと思うようになり、努力することができたように思います。

僕にとって13年間の吹奏楽人生の幕引きが今回の演奏会で、先生と演奏できてよかったと心から思います。
本当はここで吹奏楽からキッパリ卒業するつもりでしたが、来春からの生活を考えると、どうやら定年まで吹奏楽に関わり続けることになりそうです。
今度は演奏者としてではなく、指導する人間として、子どもたちに音楽の楽しさも練習の厳しさも、その上に立った「人に聴かせる」喜びも伝えていきたいと思います。

今度は、僕が自分の勤める学校に田川先生をお招きして、子どもたちと一緒にまたたくさんのことを勉強させていただきたいです。
それが、今の僕の夢です。

田川先生との出会いを通して、人のつながりは本当に不思議で、素敵なものだということを強く感じた半年間でした。
本来ならばまずお会いできないような先生と、最東端の大学バンドがつながるという奇跡を目の当たりにできて幸せです。

またいつか必ずお会いしたいです!
楽しい時間を本当にありがとうございました!



夜中に届いていた2年生からのメールです。

5月からのコンクールレッスンからはじまり、定期演奏会まで本当にありがとうございました。
「将来、小学校で吹奏楽を教えたい」という夢を中学生の頃から持つ僕にとって、田川先生との出会いは本当に誇らしいことでした。
音楽性はもちろん、指導法や、子どもとの関係作り、教育観……たくさんの糧をいただきました。
「子どもの可能性に線を引かない。」という言葉、とてもギクッとしました。
小学校での実習や、吹奏楽指導ボランティアで、子どもだからといって妥協する場面が多くありました。
それは本当に子どものためになったのだろうかと考えました。そして深く反省しました。
子どもが、「自分ってこんなことできるんだ。」「努力ってすごい。」「音楽って楽しい。」と思える経験をさせられるような教師になりたいです。

まだまだ、田川先生から学びたいことがたくさんあります。そのためにも毎日成長していきます。

また田川先生とお会いしたいです。
本当にありがとうございました。



5月~出会いの日
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-244.html
8月~北海道吹奏楽コンクールに向けて
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-287.html
11月~定演に向けての再会
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-331.html
12月~あと1週間
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-336.html


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