田川伸一郎のブログ

さいたまスーパーアリーナから

今日の関東は、この冬一番の寒さでした。

そんな中、今日は、さいたまスーパーアリーナでおこなわれた『第39回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会』の「マーチング部門 小学生の部・中学生の部」に行って来ました。

主催は、日本マーチングバンド・バトントワーリング協会です。


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さいたまスーパーアリーナです。

小学生の部と中学生の部では、いずれも小編成の部(50名以内)と大編成の部に分かれて審査がおこなわれます。

全日本吹奏楽連盟主催の『全日本小学校バンドフェスティバル』『全日本マーチングコンテスト』の審査員は、いわゆる「音楽家」の方だけですが、今日の「マーチング部門」の審査員は、下記のとおりでした。

♪審査委員長 石原 基国
♪音楽と演奏に関する審査員  デイビット・マクグレス  熊谷 淳  内藤 淳一  平尾 信幸
♪視覚と動きに関する審査員  香畠 譲  竹村 憲夫  田中 義之  秦 和夫


各分野の専門家が、役割を分担して審査し、それを合計して総合的な評価にするというものです。

吹奏楽連盟の大会に出場している学校の先生から「マーチングの専門家に審査してもらえない!」という声を聞くことがありますが、今日の全国大会の審査は演奏・演技の両面からの審査がおこなわれました。

日常の部活動の時間がどんどん縮少されている中、この全国大会にまで進出するレベルのマーチング活動を進められていらっしゃる各学校の先生方、子どもたち、理解ある保護者・地域の皆さんには、敬意を表します。

特に、今年は、震災のために練習時間や練習場所の確保に苦労した地域もあります。
精神的にも様々なご苦労をかかえながら、よくぞここまで...

どの学校の演奏にも感動し、大きな拍手を贈りました。

以下、全く個人的な感想ですが...

小学生として群を抜いた演奏・演技・構成・演出で『美しき日本の心~美空ひばりの歌に込めて~』を発表した神奈川県横浜市立太尾小学校(指揮/米谷 学・内 和俊)に深い感銘を受けました。
細かいところにまで神経が行き渡っているご指導には、脱帽です。
途中の各ソロも皆立派でしたが、特にユーフォニアムのソロを吹いた男の子の見事な音色と表現には驚きました。

神奈川県の湘南ドルフィンズ・マーチングバンドは、学校のバンドではなく、藤沢市を中心にした色々な地域から集まった1~6年生で構成された地域・家庭・学校の連携によるバンドです。
練習は、土日だけのようですが、まるで1つの学校の子どもたちのように思えるほど、特にリズム感に一体感があり、意識の方向性が一致しているすばらしい演奏・演技でした。

一昨日応援にお伺いした東京都・中央区立日本橋中学校は、高い演奏技術と重厚なサウンド感、豊かな音楽表現に裏づけされたマーチングを発表しました。
どの学校も、様々な道具や手具、あるいは変わった衣装やパフォーマンス的な演出が満載の中、音楽と動きだけの正攻法で取り組んだことが、私には逆に爽やかな感動でした。

香川県・観音寺市立豊浜中学校は、わずか16名という少人数で、今年初めて取り組んだマーチングでいきなり全国大会出場。
初めてマーチングに取り組んだ年に、ここまでできるものなのかと感心させられました。
何もかも初めてだらけの生徒さんたちにとっては、きっと苦労の連続だったのでは。
思わず、拍手に力が入ってしまいました。

昨年・今年の2回、夏休みにレッスンに伺った大阪市立文の里中学校は、たくさんの和太鼓も使った表情豊かな発表を見せてくれました。
顧問の安藤先生の温かいお人柄が、マーチングにもにじみ出ていました。
緊張感の中にも、どこか家庭的でほのぼのとした「味」があったのです。
帰りに会った生徒さんたちは、「キャー!!! 田川せんせ~い!!!」と、大騒ぎでした。
私も、皆に再会できてとても嬉しかったです。
明日は、ディズニーランドでたくさん遊んで帰ってくださいね!

中学生の部・大編成で「最優秀賞」を受賞した秋田県・大仙市立大曲中学校は、「神籬(ひもろぎ)」というテーマで、日本人の信仰を独特の表現や演出を伴ったマーチングで表現しました。
トップバッターの出演でしたが、自信に満ち溢れた圧巻の演奏・演技でした!
演奏も演技も、とても手馴れている感じがするなと思って、小学校のページを見返してみたら、何と「大仙市立大曲小学校」も堂々の参加で、とてもスピード感のあるスリリングなマーチングを発表していました。
また、小学校小編成部門で金賞を受賞した「大仙市立花館小学校」の子どもたちも同じ大曲中学校に進学するそうです。(情報コメントをくださった方、ありがとうございました!)
小学校で身につけた「基礎力」を、中学校でこれだけ大きく花開かせられ、うらやましい限りです。
2つの小学校と進学先の中学校が、3校そろって全国大会出場とは! 
すばらしい連携教育です。

・・・・
まだまだここに書ききれない位、たくさんの「心に残る学校」がありました。

こんなにレベルの高い演奏・演技に、「金・銀・銅」を???
「銅賞」はやめてほしい...と思って聞いていた表彰式。

小学校も中学校も、「銅賞」は1校もありませんでした。
すべての学校が、金賞か銀賞を受賞しました。
よかった...
これだけの演奏演技を身につけて、全国大会にまで出て、「銅賞」の響きは重過ぎますから...

主催者側の温かいご配慮に感謝!



それにしても、管楽器はもちろん、マーチングパーカッションの技術の向上には、目覚ましいものがあります。

将来、「石川直さん」のようになるのではと思うほどの小中学生が何人もいました。


明日は、同じく「さいたまスーパーアリーナ」で、高等学校の部・一般の部が開催されます。
きっと今日以上に、熱い1日となることでしょう。

明日も、外は、とても寒そうですが...


入場券は、指定席で5000円。 高いなぁ...
でも、これだけの濃い大会の「1日券」だから仕方ないか?

こんなすごい大会なのに、客席は常に「空席」だらけでした。
小学生の部と中学生の部で、数多い「指定席」の保護者・関係者が入れ替わってしまうから、そう感じるのですね。
うむむ...

大会結果は下記HPから
http://www.japan-mba.org/taikai_index.html

感動の1日をありがとうございました!

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| | 2011-12-18(Sun)13:11 [編集]